わたしの初任給

2011-06-08 21:51:17 | 塾あれこれ
昭和47年に就職しました。
当時、大卒の初任給は5万円ほどでしたか。
友達の話では、ほぼそのようだったと記憶しています。
公務員も同程度だったようですね。

私の初任給は4万7千円、3千円ばかりの安さが気後れし
友達に言うのが少し恥ずかしかった。
もちろん会社の規模により給料外の差も大きいですから
3千円なんて気にする必要もなかったのです。

当時は(今も?)大きな会社と小さな処では天と地の
差がありました。

大会社で勤まり、順調に給与が伸びるのが一番かも
知れません。

小さくても入社後のガンバリで給与が伸びたり、
小さいゆえのやりがいがあったり、有能な人には
給料以外の意味が大きい中小企業です。

ただし私のようなナマケ者では冴えない話になります。
中小企業は退職金も少ないし・・


中小企業とはいえ初めて月給を頂戴した時はアルバイトに
比べずっと大きなお金を頂き、有り難かったですね。

さっそく父母に送金しました。たしか1万円。

ずいぶん後になって知ったのですが
私の名義で貯金をしてくれていました。
(家族の名義での預金が可能だった時代です)

仕送りを続けていればエライのでしょうが
すぐに自分の小遣いが不足気味になって頓挫です。


20世紀末ごろには大卒初任給が20万に届いたでしょうか。
それ以後デフレもあって初任給は上がりませんね。

考えようによれば第一次石油ショックのころの5万円と
現在の20万円の価値が同じと言えます。

5万円をそのまま貯金して年利5%で運用すると
20万円を超えるのにほぼ30年かかります。

極端なインフレがなかったから良いようなものの
年利5%の上手な運用をしつづけても30年たって
価値が上がっていないのですね。
(下がっていないだけよいのかも)

だったら貯金などせず、有効に利用して
例えば勉強に使って30年の間その知識を有効利用する
ほうがよほど上手い運用になるのです。

でも、現在の若者は貯金がお好きなようです。
なぜなのか、良く分かりませんね。

もちろん無駄遣いをしない貯金にも一理ありますが
これからひどいインフレが来ようという時代に
貯金するかなあ。


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