やっと少し分かって来たのに

2013-10-20 17:27:49 | 塾あれこれ
就職をしたのが昭和47年、石油ショックの前年です。

のんびりした時代で、総務の人が保険会社の
オバチャンを事務所へ引き入れ、新入社員の処へ
連れてきます。

生命保険の勧誘ですね。
確か55歳で満期になるものでした。

結構な保険料を支払いますが、万一のために
結婚もしていないのに親を受取人にする
保険に入らされてしまいました。

それが、結果ではありますがカスみたいなものだと
知るには30年生きなければなりません。

途中、親戚やら年長者から生命保険の弱点、
つまり死ななきゃモウケにはならない
当たり前の話です。
万一のときの安心を買うワケですから
貯金みたいに沢山戻ることはありません。

55を過ぎて死亡率も上がり始め
万一という心配をする時期には
若くして入った保険は終了しています。

戦後日本の数十年を掛けて、やっとそういうもんだと
分かったわけです。
バカだったかな。

(アベノミクスでインフレ=掛けた金の価値がダダ下がり)

国家の保険にしても「~にはよいけれど」という
条件が分かってきたのも最近です。
(遅かりき?)

私に子供がいればそういうことを話してやり
「よく考えるのですよ」と伝えられるのですが。

ま、国民的な認識が出来始めたころには
またシステムが変えられます。

今度はTPP後の生活を心配しなければなりませんね。

まったく違う文化に襲われそうで、またつい騙される
のではないか、という危惧があります。

皆が催眠術を掛けられると、私も、引っ掛かりそうです。
「これが米国風な生き残り術です」なんて
TVのコメンテーターから、学者から、政治家・官僚
みなで大合唱してると、つい、載せられますよねー。


とある日本人の学者が、今は米国の大学で研究をしてる
そうなのですが、ご専門に関係することで一言、
「米国は、知的レベルの高い層は、健康に気を付け
 ミネラルウオーターを飲み、スポーツジムに通い
 添加物の入らない物を食べている、
 知的レベルが低いと甘味料一杯のドリンクと
 ファストフードで不健康なデブになっている」
なんてことを仰っています。

どういう研究なのか、知的レベルとは何か、
例えば統計の裏付けがあるのか、
メタボの私としては知的レベルまで疑われると
穏やかでは済みませんねえ。

でも、アメリカ社会の一面を覗いている話かも
しれないですね。

オッサンがメタボでふらふら歩いていると
ケーベツされたりする世の中がもうそこまで来ています。

医者にかかっても、保険でも、もしかすると乗物まで
差別を受けるかもしれませんね。
貧乏で知的レベルが低い私は生きにくい・・・

やまと文化が懐かしいですな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿