暇で、ヒマで

2013-12-29 16:55:27 | 辞め塾通信
何年も前の話です。
うちうちの会合で、とある塾のベテラン先生が
「我が近況」を話されました。

「生徒が来る時間までの間が長~い。
 暇でヒマでしょーがないんじゃが、皆さん、どう?」

個人塾の経営者ばかりでしたが、先輩の言に
みな口を濁したまま、結果、「問いかけ」は
スルーされてしまった。
まさか「あくび指南」も勧められないしね。

件の先生は半分ホンネ、半分冗談だったのでしょう。
全部が冗談でシャベリでコケただけかもしれません。
あるいはシニカルな仰りかただったのかも。


世の中には何かを修業しながら生計のために塾の講師
という話も聞きますね。

のちに偉い作家になったとか。
山口塾でも弁護士になって評価を挙げた人もおられた。

アルバイトって片手間って部分がありませんかね。
自分の全てを仕事に注ぐわけではなく
心のメインは他にある。

偉くなった先生は
「オレは能力があるからヘッポコ専業よりましだった」と
思われているかもしれません。

少なくともアルバイトの時間はそれなりに真剣だったと。

私はひがみっぽいですから
「へー、自分の全てを注ぎこまなくて大丈夫なんだ。
 さすが偉くなる人は違うね」

世間の評価も「専業」の負けでしょう。

とするとクダンの先輩先生はご自分がなすべきことを
しておられない、ということになります。
本業はバイト式で大丈夫なのだから。
(ヒマで何もしないというのも悪いことじゃないけど)

「趣味は無いんですか」「仕事はいくらでもあるでしょう」
「もっと勉強なさっては」・・・

失礼な奴がいたら言ってたかもしれませんね。

私?

さすがにそこまではぶしつけじゃない。


今年は我が塾も「辞め」に入っていますから
生徒数も少ないですね。

精神的、体力的に楽になっているハズです。

ところがあんまりそうではないのですね。
よほど能力がないと見えます。

生徒が何人いても一人しかいなくても
教室の電気は同じですね。

それと似ているかもしれません。

子供が一人しかいなくても、五人いても
親ごさんの子育てはどちらも大変ですね。

同じように塾生がたとえ一人になっても
四六時中、気になっていますね。

もちろんお笑い番組をみてアホになってる時間も
ありますけれど。

ヒマでヒマで、という境地には達しようもないかな。


生徒の方から見たらどうなんでしょうね。

「ヒマ」タイプのほうが余裕がありそうに見えるかも
しれませんね。


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