憲法を考える日ですか

2013-05-03 14:30:40 | 塾あれこれ
一年に一回だけ考えると言うのがまずヘンですね。

十年前くらいは、右と左がそれぞれ「決起大会」を
開いたというニュースが流れるだけで
ただのお休み日でしたから、昨今、憲法意識が
高まってきた事は悪いものではありません。

特に憲法改正を長~く主張してきた自民党には
追い風が吹いていることになります。

司法・立法・行政という国家を推進する機関に対し
(勝手をさせない重し)としての憲法が、いかに
政治家や役人にとって煩わしいか、彼らが
自由・勝手をやりたいかの証明にもなります。

できれば戦前の憲法に戻したい、なんてヤカラも
いそうな空気がします。

「今の憲法があるから、水俣でうるさいんだ」
「核武装も出来ないんだ」 ・・・なんてね。


憲法の何をどのように変えるかをはっきりとさせないで
「憲法改正に賛成ですか」という問いが成り立つ
オソマツな国です。
大変、残念なことながら。

また、憲法は変えないで行政の実態は、ほぼ「いかようにも」
変えられる国です。

ここが欧米諸国との大きな違いでしょう。

これで気安く憲法を変えられたら、どんな自由を
役人に与えることになるか。
その分、庶民から自由が減ります。

たとえば、現行憲法下で、今の環境行政です。

4/16最高裁で行政が否定されたのに、そうではないと強弁し
大臣は溝口さんにだけは面会もしないとか。
石原のやりそうなことですが、この省の体質でもあります。

人や環境を守るための省庁ではなく、環境に関することで
国民をどう従わせるか、そのための省庁・政治家なのです。

気安く憲法をいじるなど、もっての他ですね。

もちろん不足していることもあります。
それこそ2/3以上の賛成で発議できるようなことを
改正すればよろしい。
個別の話です。

憲法論議より、国の政治を国民投票する
欧米のやり方を考えるべきでしょう。

たとえばTPP賛成か反対か
原発をどうする・・・など山積みですね。

政治家にワクをはめることになりますから
誰も、マスメディアも言いません。

つまり、とても大事なことだと分かります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿