新防衛大臣

2012-06-12 11:00:05 | 塾あれこれ
TVによく出ていたら大臣になりやすい
ということは考えるまでもなくヘンですよね。

TVの井戸端会議じゃなく国を率いるのですから。
結局、官僚がいるからアタマはどうでもよいのだ・・?

政治判断、政治ショーはときおり散りばめても
大きな流れはハナから決まっているのです。

よってどうせならTVに出ている方がバカな国民は
喜ぶだろうという話になる。
大臣になりたい政治家は「受ける」話をばかりし
芸能事務所に入り、ファッションや化粧にまで気を使います。

地味なことではダメですから、過激な競争になります。

そしてその自分の発言に捉われてしまう、
一見過激であり国民に受けそうながら実は大したことはない
そんなネタを探すことに必死になるのです。

選挙目当てでお笑い芸人を叩くとかね。
「国民の注意を喚起するため」なのだそうです。


今回のオスプレイも似た感じがしますね。

とにかく国の言う通りにしろ、素人=国民は黙ってろ、と。
なぜなら軍事は国家機密だらけである。

それを言えば、外交だって経済戦略だって、国家機密だらけ
農業だって安保と関係しますし、どれもみな「国民は黙ってろ」
消費税だって原発だってジツは「お前ら黙ってろ、ワシが決めた」
・・・なのですが、新防衛大臣にも(信念)がおありのようです。

とりあえず手をつけられるものはないか?

前の防衛大臣が政治判断で見送ったオスプレイの岩国陸揚は
ちょうどよいじゃないか、となったのでしょう。
蒸し返しました。

米政府・米軍はうるさいし、二週間程度なら落ちないだろうし
(まあ事故は起こらないだろう)という馬鹿さ加減です。

新大臣は「沖縄は黙ってろ、多くの民の声なき声が聞こえる」

それって密約をした佐藤栄作と同じ発想じゃん。

言うにこと欠いて「岩国に二週間おけば沖縄の不安が減る」

耳を疑いましたね。本気か?
バカにしとるのか?
これくらいしか言うことがないということなのかなあ。

それによって沖縄配備に反対している人がどう思うか
そんなことはどうでもよいようです。
配備は決まっているのですから。


官僚上がりの広島県知事や市長の及び腰はどうです・・
山口の方がより地元ですからまだマトモですが
弱腰になりかけているようです。
圧力があるのでしょうねえ。


それにしてもアメリカの軍事的要請は強いようですね。
根っこは軍事産業からの要請でしょうけれど。

唯々諾々とアメリカの後をついてゆくのが国家百年の計に
なるのか、と素人の私は「バカなことを考え」ています。


追記(6/14)

オスプレイに関しては、やはり運用の提示が米軍から
なされているようで、早い話が日本中に米軍が展開し
将来は世界中に販売したい、ということのようです。

聞く耳なし、という理由が分かりますね。

こういう軍事的新製品、長期の販売戦略は出来上っている
ので、これからも次々と話が持ち込まれてくるでしょう。
防衛庁や外務省の官僚、旧来の政治家はそれらのお先棒を
担ぎこそすれ、防波堤になる事はありません。


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