朝日新聞の経済コラムに給与体系の話が載っていました。
小さなスペースなので論旨が粗くなるとは思いますが
いかにも今の日本らしい非論理が展開されており
どうにも残念でした。
広島版で6/3『経済気象台』というコラムに
乗せられた一文です。
文中に、はっきりとは書いておられないのですが
残業代ゼロに対する反対論を批判されてるようですね。
「業績・職責手当の大小よりも、残業時間の多少によって
給与額の大半が決まることになってしまう今の労働法制には
大きな違和感を覚える」
ほんとか?
今時、残業で大半が決まる?
と、思いますが、世間がどうか知らない私には
正面きった反論もしにくい、上記の書き方ですね。
給料は基本給その他が中心ではないですかね。
(もちろんタクシー運転のような実績重視の給与も
あるとは思いますが)
上記コラムニストは古色蒼然たる投下労働価値説に
イメージとしてひっぱられているのではないかしらん。
もちろん、時間だけで労働を評価するのは愚。
しかし「労働の質」なるものを給与で評価して
より良い未来社会を、というのも非現実的でしょう。
どうやって「質」を数値化するのですか?
示された数字が働く人の「質」ですか?
また、金でなければ評価ではないというのも
いかにもアメリカ的で問題は多く残ります。
(そもそも安倍首相の発想が日本の米国下請化でした)
○
新入社員の時は給料は横並びです。
その条件でも人は良い仕事をしようとします。
もちろん皆がみなそうではありませんが。
給与が多い「から」質の良い仕事をするわけでは
ありません。
一種の自己実現としてより良い仕事をするのです。
良い仕事をしていれば、評価が高まり
職責も給与も上昇する、・・この認識で
みんな仕事をしてきました。
投下した労働の質と量の割に評価は小さいのが
多くの場合でしょうけれど、だからといって
手抜きなどはしません。
そういう状況の中で、残業をするときには
割増があるという話です。
確かに、定時内で出来るものを引きのばして
残業代稼ぎなんてヤカラもいるでしょう。
しかしそれはシステムの問題であると言うより
運用の問題ですね。
あるいはモラルの問題。
人事評価で結局損をするのです。
○
残業すれば働き手自身の出費も多くなります。
残業の割増ではカバーできないでしょう。
働く側からは当然すぎる残業代を
ゆくゆくはなくしてしまおうという試みを
政府が提唱しています。
40代なかばくらいで燃え尽きる人間が出始め
退社してゆけば企業は儲けです。
○
よりよい働き手に対する評価、待遇と
残業代とはまったく別次元の話です。
多分、書いた人間が意識しての論理の錯誤
こんなものがまかり通るようでは・・
小さなスペースなので論旨が粗くなるとは思いますが
いかにも今の日本らしい非論理が展開されており
どうにも残念でした。
広島版で6/3『経済気象台』というコラムに
乗せられた一文です。
文中に、はっきりとは書いておられないのですが
残業代ゼロに対する反対論を批判されてるようですね。
「業績・職責手当の大小よりも、残業時間の多少によって
給与額の大半が決まることになってしまう今の労働法制には
大きな違和感を覚える」
ほんとか?
今時、残業で大半が決まる?
と、思いますが、世間がどうか知らない私には
正面きった反論もしにくい、上記の書き方ですね。
給料は基本給その他が中心ではないですかね。
(もちろんタクシー運転のような実績重視の給与も
あるとは思いますが)
上記コラムニストは古色蒼然たる投下労働価値説に
イメージとしてひっぱられているのではないかしらん。
もちろん、時間だけで労働を評価するのは愚。
しかし「労働の質」なるものを給与で評価して
より良い未来社会を、というのも非現実的でしょう。
どうやって「質」を数値化するのですか?
示された数字が働く人の「質」ですか?
また、金でなければ評価ではないというのも
いかにもアメリカ的で問題は多く残ります。
(そもそも安倍首相の発想が日本の米国下請化でした)
○
新入社員の時は給料は横並びです。
その条件でも人は良い仕事をしようとします。
もちろん皆がみなそうではありませんが。
給与が多い「から」質の良い仕事をするわけでは
ありません。
一種の自己実現としてより良い仕事をするのです。
良い仕事をしていれば、評価が高まり
職責も給与も上昇する、・・この認識で
みんな仕事をしてきました。
投下した労働の質と量の割に評価は小さいのが
多くの場合でしょうけれど、だからといって
手抜きなどはしません。
そういう状況の中で、残業をするときには
割増があるという話です。
確かに、定時内で出来るものを引きのばして
残業代稼ぎなんてヤカラもいるでしょう。
しかしそれはシステムの問題であると言うより
運用の問題ですね。
あるいはモラルの問題。
人事評価で結局損をするのです。
○
残業すれば働き手自身の出費も多くなります。
残業の割増ではカバーできないでしょう。
働く側からは当然すぎる残業代を
ゆくゆくはなくしてしまおうという試みを
政府が提唱しています。
40代なかばくらいで燃え尽きる人間が出始め
退社してゆけば企業は儲けです。
○
よりよい働き手に対する評価、待遇と
残業代とはまったく別次元の話です。
多分、書いた人間が意識しての論理の錯誤
こんなものがまかり通るようでは・・
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