クレームがついた

2011-05-23 18:21:51 | 塾あれこれ
「どうせ。ガサツで悪かったですね。」

テニスのリターン・エースみたいなのが飛んできます。

「いや、それは誤解です。
 特定の個人に向けた発言ではないので・・」

「いいえ、あきらかな中傷。
 だれが読んでも同じことを思うでしょう。」

これ以上の押し問答は事態を複雑かつ危険に陥れますので
謝るべし、と長年の経験が指示してきます。

「私の発言で不快に思われる方がおられるとすれば
 まことに遺憾であります」


「この際、ついでですから言いますがね・・」

え~、まだあんの・・
と思っても、そんな表情をしてはいけません。
神妙に!大人しく!

「へ、何でございましょう」

以下、まとめますと

「アアタのブログはいろいろ欠点はあるが、中でも
 貧乏の連呼が良くない。わざとらしいので止めなさい」

(でも事実なんだから)

「たとえ事実でも、そこにアグラをかいたような、
 居直ったような書き方はよろしくありません。
 たとえ少数でも読んでいただく方に申し訳ありません。」

(サラリーマンの平均年収よりずいぶん下で・・)

「毎晩、ビールを飲んで、なに言ってますか」

まあね、比較の問題ですから、昔よりぜーたくなのは
間違いありません。

お金持ちになれなかったヒガミで書いてるようなところも
確かにありますからねえ。
名もなく貧しく美しく・・とはなかなか生きられません。

ただ気分的に少し楽なのは、昔の貧しさの記憶があります
から、これからそこへ戻っても何とかなるか、という
おぼろげな(根拠はないけれど)気分があります。

ご飯に梅干という日の丸弁当は確かにありました。

梅干のストックを続ける私にはその記憶が刷りこまれ
習性の如くなっているのでしょう。
また梅干作りの季節がやってきます。


五所監督『煙突の見える場所』
昨日TVで見ました。

昔見た時は若気の到りか、さっぱり分かりませんでしたが
その時よりは細かな演出、特に演技指導に目がゆきました。

話もセットも昔の貧乏な日本を活写していますね。

ただそれだけというか、ドラマは弱く感じられました。
当時の大人は下敷とする現実が身近だったので
弱くても省略されていても大丈夫だったのでしょう。

さすがに今では気分が乗りませんね。
急にタッチがぐんと暗くなったりして追いてゆけない。。

素人考えで恐縮ですが、どうせなら喜劇タッチで貫き
田中春夫のところ位だけを暗くしていたらとも思います。

それでも自殺しかけるところはどうしましょう?
今の感覚ではオオゲサな話ですよね。
(現代の目で言うのは良くないのではありますが)


私は小津の『長屋紳士録』のほうが好きですね。
邦画ベスト100に『煙突・・』は選ばない。


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