微妙な話でもあります。
受験生、12月になってあわてても遅い!
既に離陸していなければなりません。
これからは高度を次第に上げて安全運行にまで
もってゆくのです。
そういう意味では11月が重要な月でした。
人に先んずるという意味でも。
広島では中学受験も高校受験も同じ11月が
キーの月になります。
まあ、ガッカリついでに言いますと
受験学年になってからでは手遅れということもあり、
夏が天王山だったとも言え、
秋の運動会が済んだら切り替えてないと・・
いろいろ言えますが、まあ
11月がラストチャンスでした。
○
もちろん、今までに蓄積があれば別です。
秘められていた能力がバツグンであれば別です。
これから猛烈な集中力を出せれば別です。
が、そんな人はそう多くいるものではありません。
通常、大人は「過去を振り返るより少しでも
先を見て可能性を高めよう」とプラス思考の
話ばかりします。
これからやって通る子もいるんだ、ってね。
12月中旬に初めて塾というものに来た中3の子で
県内一番の難関高に通ったこともあります。
話を持ちかけられて、いったん断りました。
他にもいくつか似たケースはあります。
進学塾を辞めて現在の形態にしてからでも
この時期に進学塾で志望難関高はムリと言われ
それから通った子もいます。
おっと宣伝に聞こえますか?
もうシンドイから嫌ですので、やりたくありません。
したがって宣伝ではありません。
とにかく可能性がまったくないわけではありません。
どこか良い塾に行けば通してくれるかも。
ただ、現実は厳しいものです。
やらせようという側は、教育的配慮とか営業的欲望
とかで「今からでもやりようでは間に合います」
って言いますけれどもね。
ウソを言ってるわけではありませんが可能性が
何%とは言いませんよね。
小さいのです。
合格可能性が10%の人が死ぬ気で頑張って
力を2倍に伸ばしたとしましょう。
20%・・なかなかタイヘンですよね。
○
可能性が見込めない子は次に頑張ればよいのです。
ただね、では今回はやらない、じゃ先へ行っても
似たことをやってしまいます。
今回ぶつかって、散華して
次への準備になるというものです。
繰り返しますが、可能性を上げるためには
人に先んじて、高校受験なら中1、中2段階で
態勢を作っておかないと、
これからあわてるんじゃ、ほぼムリ!