ついつい

先日、とある薬局で薬を待っていました。

最近は薬局ばかりに通っていますね。

薬を待つ人の為に、大型ＴＶがあります。
客はそれを見ながらじっとしているのです。

薬局の方がそんな客の一人に、カウンターで
渡すのではなく、ＴＶの前まで「出張」
サービスが良いですね。
客の足がご不自由なのかもしれません。

薬などの説明が終わって客のほうも愛想で
何か喋ろうとされました。

（大き目の薬局でも人が少ないと嫌でも
　こちらの耳に入ってくるのです）

ＴＶをさして「大変なニュースじゃね。
さっきから流れとるよ。４人も死んどって」

私は後ろで座っていましたがＴＶは見えます。
そこには「４人死傷」となっています。

○
「おばさん、４人が死んどるんじゃのうて
　けが人も含めて４人なんですよ。
　失礼ですがちょっと聞こえたもので、すみません」

・・・と今までの私なら要らん一言。

私と何の関係もない方でも、正しい事は正しく！

もちろん実際は何も知らない顔をしてました。
相手が気を悪くされてはいけません。

本当は言うべきなのでしょうが。

●
似た事が会社であったらどうでしょう。

少なくとも塾のような正確なことを伝えるべき処では
間違った知識は正しておかねばなりません。

「○○先生、それは間違いです。教科書に合わせていても
　本当は違うぞと知っておいて欲しいですね。
　場合によって、そう学校で習ってるけどジツは・・」

けれど嫌われる元です。
かといって「ちょっと」と別室に呼ぶのも変ですしね
結局、満座の中で恥をかかす、ことになります。

わたしはそれが多すぎたようです。
ムカデみたいに嫌われていました。
↑今、思うとね。

「ふん、知ったかぶり」
「威張りたいだけよ」
「あのドヤ顔」

トップにいたときは板挟みでした。
途中でもめて進学コース３Aにした後は
少なくなったと思います。

「自分の生徒」を通せばよいので他の講師には
距離をおけましたからからね。

おっと、会議では嫌われていました。

「塾ってサ、～であるべきじゃない？
　金もうけでそこを外しちゃいけないヨ。
　損をしていなきゃ儲けなんか要らないんだよ
　・・分かる？」