お転婆に教わる

2017-01-07 10:33:59 | 塾あれこれ
「お転婆」・・死語ですね。

勤め人時代の後輩がそれでした。

仕事は{ふつー}にしか出来ないのに
面白そうなことがあると飛び込み
そして誰かれとなく「教えて」まわる
そのエネルギーたるや大変なものでした。
同姓に好かれてた。

「おい、仕事中だろ」と言っても聞く耳なしに
飛び出していきます。
私の指揮監督権など、どこへやら。


その彼女が「知らないんですか」と言った
24時間テレビのごく最初のころです。
あんな昔からやってたのですね。

生中継が御徒町で行われる・・のだそうで
そうなると誰も止められません。
彼女自身でも。

スタッフの持つ台本を後ろから覗いた、と
言うのです。
目の付け処が素人とは違いますね。

TVクルーが「町の声」を訊くシーンで
お婆さんが登場、話す内容はごく常識的なもの
なのですが、番組の台本通りなんだそうで
お転婆ちゃんも「びっくりした」

やらせ、というか、仕込みというか
そのことを視聴者に伝えません。
それは一種の詐欺ではないか?

今はそんなことはしない、のかもしれません。

けれどもTVなるものに今でも不信感が
ある私です。


スタジオに数十人の視聴者を集め、
番組を盛り上げるものが大ハヤリですね。

受けたら笑ってくれます。

それを見ている茶の間の人間が
TVの笑い声に乗せられるのですね。
波長を合わせて?ノっているのでしょう。

そこまでは未だ良いとして
スタジオの反応だけでは足りないと
笑い声を編集時に増やしているのです。

拍手とか驚きの「ええ~!」とか。

1960年代には米国のTVでやっていましたから
古臭い手法です。

今でも続いてるのですから強力なのでしょう。

バラエティ番組のリハーサル手法も不思議です。

MCが「初めて聞いた」風に笑っています。
それって何度目?と私はシラケてしまいます。


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