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正確な回数は覚えていませんが、あと数回は
放送があると思います。
先日、吉田秀和さんが亡くなられました。
彼の音楽紹介番組の一つがFMの『名曲の楽しみ』
最近はずっと一人の作曲家をとりあげて体系的に
紹介をされていました。
一人の作曲家をこう聞くのかと勉強になります。
それも彼が亡くなられて永久に中断・・・?
生前4月に録音されていたものを今放送しているのですが
失礼ながら死の近づいている高齢のお方とは思えないのです。
なんだか勇気づけられます。
○
最愛の奥様を亡くされて元気がない時もありました。
世界的な惨事につよく落胆し「今、救いはBACHのみ」と
仰ったこともありました。
名言ですね。
いくつものことを思い出すと亡くなられた気がしません。
むしろこちらが元気になる。
頭でそう思うのではなく「気」が反応するのは音楽だから?
○
私はクラシックが好きですが、まったくの素人聴き。
有名な曲であればよく、新しさなど不要です。
新しい解釈だね、面白い演奏だ、なんてのは苦手です。
古くはグレン・グールド、
近年の巨匠ではマルタ・アルゲリッチなど
こういう「吉田さんが誉める人」が実は分からない・・・
聴いた人ではアルフレッド・ブレンデルなどが好きですが
吉田さんは彼を認めない。
でも、吉田さんは勉強になります。
文章も素晴らしい。
ずっと朝日新聞を購読していたのは加藤周一と吉田秀和が
定期的に寄稿していたから、といえばオオゲサか?
今はそういう文筆家がほぼおられません。
強いていえば月刊誌「マザーネイチャーズ」以来気になってる
池澤夏樹くらいでしょうか。
先のお二人と比べると、まだまだスケールが違いますよね。
○
同じころフィッシャーディースカウも亡くなりました。
中学高校の頃音楽の清原先生に教えられた彼の『冬の旅』
これは私の音楽好きの原点の一つです。
幾度聴いたことでしょう。
清原先生もお好きでしたのでしょう、
私たちクソガキに『冬の旅』を何曲か教えていただきました。
今でも頭には残っていますが、歌うにはノドがついてきません。
清原先生、多くの教え子の中で、すくなくともここに一人
クラシックを好きにしていただいた人間がおります。
いまだに恩恵を被っています。
何十年もたってやっと「ああ、先生の教えが生きている」と
分かるのですね。
当時超有名だったダークダックスよりもボニージャックスだ
なんて言われていました。(教えじゃなくて思い出ですが)
私にとっては吉田秀和さんと同じくらいの重さの先生でした。
放送があると思います。
先日、吉田秀和さんが亡くなられました。
彼の音楽紹介番組の一つがFMの『名曲の楽しみ』
最近はずっと一人の作曲家をとりあげて体系的に
紹介をされていました。
一人の作曲家をこう聞くのかと勉強になります。
それも彼が亡くなられて永久に中断・・・?
生前4月に録音されていたものを今放送しているのですが
失礼ながら死の近づいている高齢のお方とは思えないのです。
なんだか勇気づけられます。
○
最愛の奥様を亡くされて元気がない時もありました。
世界的な惨事につよく落胆し「今、救いはBACHのみ」と
仰ったこともありました。
名言ですね。
いくつものことを思い出すと亡くなられた気がしません。
むしろこちらが元気になる。
頭でそう思うのではなく「気」が反応するのは音楽だから?
○
私はクラシックが好きですが、まったくの素人聴き。
有名な曲であればよく、新しさなど不要です。
新しい解釈だね、面白い演奏だ、なんてのは苦手です。
古くはグレン・グールド、
近年の巨匠ではマルタ・アルゲリッチなど
こういう「吉田さんが誉める人」が実は分からない・・・
聴いた人ではアルフレッド・ブレンデルなどが好きですが
吉田さんは彼を認めない。
でも、吉田さんは勉強になります。
文章も素晴らしい。
ずっと朝日新聞を購読していたのは加藤周一と吉田秀和が
定期的に寄稿していたから、といえばオオゲサか?
今はそういう文筆家がほぼおられません。
強いていえば月刊誌「マザーネイチャーズ」以来気になってる
池澤夏樹くらいでしょうか。
先のお二人と比べると、まだまだスケールが違いますよね。
○
同じころフィッシャーディースカウも亡くなりました。
中学高校の頃音楽の清原先生に教えられた彼の『冬の旅』
これは私の音楽好きの原点の一つです。
幾度聴いたことでしょう。
清原先生もお好きでしたのでしょう、
私たちクソガキに『冬の旅』を何曲か教えていただきました。
今でも頭には残っていますが、歌うにはノドがついてきません。
清原先生、多くの教え子の中で、すくなくともここに一人
クラシックを好きにしていただいた人間がおります。
いまだに恩恵を被っています。
何十年もたってやっと「ああ、先生の教えが生きている」と
分かるのですね。
当時超有名だったダークダックスよりもボニージャックスだ
なんて言われていました。(教えじゃなくて思い出ですが)
私にとっては吉田秀和さんと同じくらいの重さの先生でした。
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