ダイダイ

2010-01-09 15:19:43 | 塾あれこれ
正月前、カミサンがスーパーで橙を安く買いました。
一袋に大き目の橙が3つ入って100円未満。

お飾り用の橙のハネモノでしょう。
二袋で2カップの果汁がとれポンズを作りました。

市販品を買うことを思えば、はるかに美味くて
安いものができます。

果汁の酸味、醤油、甘み、旨み、と香り
このバランスで出来ます。
一定期間は寝かせたいですね。

ですから料理によればポンズより単純に
果汁+醤油、などのほうが良い場合もあります。

ポンズの果汁にはカボスとかスダチ、ユズ
それぞれに好みの方がおられるでしょうが
私はダイダイが良いですね。
子供の頃からの味だから、でしょう。


クレヨンか絵の具にダイダイ色というのがありました。

朱色っぽいイメージですね。

ところが、私はダイダイというと、もう少し黄色い
ものを思い浮かべてしまいます。

ダイダイ色と結びつかない!
間違った観念ですが、どうしても瞬間、黄色がかった
ものが浮かび、それから修正します。

先日もカミサンにこんな話をしたら
近所の正月飾りを見に行けば、と指摘をされました。
ん~、そうなんだけど固定観念は・・


手元に少々古い『色の手帖』という本があります。

塾で授業をするときに、色の説明が難しいので
ときおり利用しておりました。

それによると、確かに赤いような茶色いような。
橙色=オレンジ色として
5YR6.5/13というマンセル値が表示してあります。

その隣に橙黄色が載せてあり、実は私のダイダイは
こちらに近いのです。
マンセル値は10YR7.5/9.7
かなり黄色がつよくなります。

なぜ?

多分、熟したダイダイが食卓に上らなかった所為
でしょうね。


『手帖』に載っている文例
漱石「橙色の日が浪から出る」

そう言われても・・
と、つぶやくのであります。