勉強してあげるから解き方教えて・・・

2006-09-08 23:07:20 | 剥落
昨日の続きから。

覚えこむには練習量だけではなく、記憶することの
インパクトの強さも関係します。
昨日はあまり触れていませんでしたが、各先生方も
授業で工夫されているところで、大事なことですが
文の流れもあり、あまり触れていませんでした。

さて、練習について若干追加しておきます。

万一、教える側に勘違いがあったり、教わる側が
間違えていたりしてはいけないことです。

教える側が授業を端折ってしまったりして、練習に
重点をかけすぎ、それだけで教えたツモリになる
という場合があると思います。
これは「教えない」とは言いません。

現実に、生徒の中には基本から説明しようとすると
「理屈はいらないから、やり方は?」
なんていう子がいますよね。
応用問題が解ける解けない以前に、取り組む気持も
なさそうです。
「解き方を教えてくれたら、やってあげる!?」

③記憶を保持する
これも、覚えこむと重なっています。

いったん記憶しただけのものは、あっと言う間に消え
てゆきます。以前読んだ本では20分で三分の一になる
と書いてありました。
残った三分の一も更に時間と共に消えて行くのですが
消え去る前に覚えなおせば、次第に下降線が緩やかに
なってゆくのだそうです。
時間がたっても忘れ難くなるのですね。
繰り返して行くうちに下降線をたどらなくなり100%
忘れなくなります。
練習して覚えるのは、覚えきるまでの刺激を続けると
いうことでした。


一夜漬けは、上記の100%に届く前に下降線がひどく
ならないうちにテストをうけるのです。
一定の数字はとれますが、完全に覚えきっていない
ことが多いので、いつの間にか忘れてしまいます。

(明日へ続きます)9.8