「ねえ、ワタル吐かなかった?」修学旅行から帰った翌朝(GW初日)早く、ワタルの野球仲間のお母さんから電話がかかってきました。
「そうなんだわ」と答える私に、「他にもいるよ。病院連れて行ったほうがいい。」そう言われて驚いて、急いで病院に走りました。
修学旅行から帰ってきて、夕食をしっかり食べなかったのは疲れているからだろうと思っていました。
サホのバスケットの練習の帰宅を待たずに寝てしまったのは、前夜の夜更かしのせいだと思っていました。
ところが22:00位からお腹が痛いと起きだし、吐き気がするといってゴロゴロし、とうとう23:00くらいから、下痢と嘔吐が始まりました。その回数は4回。朝7:00まで繰り返しました。
振り返れば、その嘔吐の仕方はトイレに駆け込む時間の余裕がないほどに激しく、ひどく苦しんでいました。
ですが、はなから私はそんなに疲れるまで遊んできたんだと思い込んでいたので、
明日から野球の試合が続くから早く体調を戻さなくちゃいけないねなどと話していたのです。
病院に行く前に、とりあえず嘔吐と下痢が複数いるということで担任に連絡をし、病院でそのことを強くいいました。
ならば検便と点滴をしておこうということになりました。午前中いっぱいの点滴は、
その後小児科の先生からもう一本しておいたほうがいいということで夕方まで延長。
ワタルは一日点滴で、ひたすら眠り続けました。
病院で「他にもいるって、どれだけいるのですか?」と聞かれました。
とっさに頭の中では「みんな」という気がしたのですが、冷静になって勘定すると朝の段階では学年約60人のうちの8人くらい。なんともいえない気もしてきました。
ところが「8人くらいですが」というと、病院はすぐに「保健所に報告します」と言ってくれました。
学校は朝から先生方が集まり情報を集め、対応を始めてくださっていました。
子どもたちもその後不調を訴える子が増え、20人近くがワタルと同じような症状になったことを知りました。
昼頃、保健所から連絡があり、休日なので一人なんですという担当の方に、発症人数を告げると、すぐに対応しなくてはならないと電話が切れました。
晩には学校・保健所から子どもたち全員に食べもの調査・検便が届けられ、翌朝学校に提出。
一日経って、今回の食中毒はノロウィルスと判明しました。発症から3日目のことでした。
さて、ノロウィルスといわれてもよく分からないので、インターネットで調べてみると、
かなり感染の強いものとのこと。今更そんなこといわれてもというくらい一緒にしていた様々な生活用品を
とりあえず気をつけてみることにしました。
それにしても、今回の食中毒事件で非常に勉強になったのは、噂というのは非常に早いスピードをもって
広がるということ。根も葉もない話もどんどん広がっていきます。
そして何人中何人というデータよりも先に、これはちょっと普通の状態ではないという目の前の感覚は
案外信頼できるのではないかと思ったことです。
その部分で周囲がかなり迅速に動けたこと、それがやや判明しにくいと思われる食中毒を早急に突き止めたように思います。
発症から3日目、下痢や嘔吐は止まったワタルは、それでも時々襲ってくる腹痛にじっと耐えています。
GW前半はそんなてんやわんやの日々でした。
学校からのアンケートに「今まで体験したことのない気持ち悪さだった」と答えるワタルに、
そんな痛みだと知らずに可哀想だったなという思いがしました。
そして食べもの調査で、全て完食していたワタルの項目をよく見ると、
朝食時にはコーヒーも飲んでいたことを知り、
いつのまにか大人になっていたんだと可笑しくもなりました。
本当にたくさんたくさんのお見舞いの言葉をいただきありがとうございます。
「そうなんだわ」と答える私に、「他にもいるよ。病院連れて行ったほうがいい。」そう言われて驚いて、急いで病院に走りました。
修学旅行から帰ってきて、夕食をしっかり食べなかったのは疲れているからだろうと思っていました。
サホのバスケットの練習の帰宅を待たずに寝てしまったのは、前夜の夜更かしのせいだと思っていました。
ところが22:00位からお腹が痛いと起きだし、吐き気がするといってゴロゴロし、とうとう23:00くらいから、下痢と嘔吐が始まりました。その回数は4回。朝7:00まで繰り返しました。
振り返れば、その嘔吐の仕方はトイレに駆け込む時間の余裕がないほどに激しく、ひどく苦しんでいました。
ですが、はなから私はそんなに疲れるまで遊んできたんだと思い込んでいたので、
明日から野球の試合が続くから早く体調を戻さなくちゃいけないねなどと話していたのです。
病院に行く前に、とりあえず嘔吐と下痢が複数いるということで担任に連絡をし、病院でそのことを強くいいました。
ならば検便と点滴をしておこうということになりました。午前中いっぱいの点滴は、
その後小児科の先生からもう一本しておいたほうがいいということで夕方まで延長。
ワタルは一日点滴で、ひたすら眠り続けました。
病院で「他にもいるって、どれだけいるのですか?」と聞かれました。
とっさに頭の中では「みんな」という気がしたのですが、冷静になって勘定すると朝の段階では学年約60人のうちの8人くらい。なんともいえない気もしてきました。
ところが「8人くらいですが」というと、病院はすぐに「保健所に報告します」と言ってくれました。
学校は朝から先生方が集まり情報を集め、対応を始めてくださっていました。
子どもたちもその後不調を訴える子が増え、20人近くがワタルと同じような症状になったことを知りました。
昼頃、保健所から連絡があり、休日なので一人なんですという担当の方に、発症人数を告げると、すぐに対応しなくてはならないと電話が切れました。
晩には学校・保健所から子どもたち全員に食べもの調査・検便が届けられ、翌朝学校に提出。
一日経って、今回の食中毒はノロウィルスと判明しました。発症から3日目のことでした。
さて、ノロウィルスといわれてもよく分からないので、インターネットで調べてみると、
かなり感染の強いものとのこと。今更そんなこといわれてもというくらい一緒にしていた様々な生活用品を
とりあえず気をつけてみることにしました。
それにしても、今回の食中毒事件で非常に勉強になったのは、噂というのは非常に早いスピードをもって
広がるということ。根も葉もない話もどんどん広がっていきます。
そして何人中何人というデータよりも先に、これはちょっと普通の状態ではないという目の前の感覚は
案外信頼できるのではないかと思ったことです。
その部分で周囲がかなり迅速に動けたこと、それがやや判明しにくいと思われる食中毒を早急に突き止めたように思います。
発症から3日目、下痢や嘔吐は止まったワタルは、それでも時々襲ってくる腹痛にじっと耐えています。
GW前半はそんなてんやわんやの日々でした。
学校からのアンケートに「今まで体験したことのない気持ち悪さだった」と答えるワタルに、
そんな痛みだと知らずに可哀想だったなという思いがしました。
そして食べもの調査で、全て完食していたワタルの項目をよく見ると、
朝食時にはコーヒーも飲んでいたことを知り、
いつのまにか大人になっていたんだと可笑しくもなりました。
本当にたくさんたくさんのお見舞いの言葉をいただきありがとうございます。
ベストで臨めないことを可哀想に思っています。
元気が出るかなと思って試合に行く時に、「帰りに『プロチ』(プロ野球カード入りチップス)買ってあげるよ」といっても無反応なのには驚きました。
自分のカード作るくらいに熱を入れていますから。
でも 根性ある!とにかくやりきったもん。
あとは日にち薬だと思いますが、一日も早く 完全復帰できる事を願っています。
少しほっそりとしてしまって、便通が上手くできないのか、お腹が張っています。
健康第一というのは、こういうことになって初めて思いますね。
そして、頻回の下痢・嘔吐、一日中の点滴にもよく耐えたと思います。大人でもこんな状態ではヘロヘロだと思います。
子供のそういう姿をみると、切に変わってあげたいと思いますよね。お大事にしてくださいね。
ワタルは今日、ようやくいい顔で野球に出かけました。
ホッとしたからか、こっちがバテバテヘロヘロになっています。