昨日、久しぶりに高崎市へ行った。紅葉撮影が主な目的だった。
まずは観音山へ。久しぶりに観音様の慈顔を拝見できたが、見るべきほどの紅葉はなかった。
次は洞窟観音へ廻った。
人力で掘削された約400メートルの地中観音霊場とのこと。
高崎田町の呉服商として財をなした故山田徳蔵氏が、大正8年から80歳で生涯を閉じる昭和39年に到るまで、私財を投じて作られたものらしい。
時間をかけて参拝し、当時の状況などについて勉強をすべきだったのだが、太陽光線の行方が気になり、洞窟観音と同時に築造された明園の紅葉撮影に向かった。
まことに不信心なこと。観音様は次回にゆっくり参拝することにしたい。
明園はさほど広くない庭園だが、四季それぞれで楽しめそうな感じ。とにかく今は、紅葉が見事だった。
しかも、太陽の光がほどよく廻ってくれたので、撮影を十分に楽しむことができた。
降り積もった紅葉落葉にも風情があった。
立ち入り禁止を設けて管理してあり、私のような撮影目的の者にとって、踏まれていない落葉はまことにありがたい。、
是非とも榛名神社へ行きたい思いがあったので、そこそこに引き上げた。
それだけにまだまだ心残り。近いうちにもう一度来たいと思っている。
満開の桜は身を狂わす感じがする。
その点、見頃の紅葉は、来し方をしみじみ思わされてしまうかもしれない。
桜は心を昂奮させ、紅葉は心を鎮めるのだろうか。
榛名神社と榛名湖は明日。