新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

老残

2013年06月21日 16時14分26秒 | インポート

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 久しぶりに、ある句会(一樹会)に参加した。

 はじめてお会いする人もいた。勢いづいてきた句会の雰囲気を感じた。

 句会終了後は、例によって二次会。つまり飲み会となる。

 酒量や塩分の摂取に制限のある私にとって、気兼ねせずに参加できる酒席だ。

 「酒は一合を限度」とか、「塩分は控え目」なんぞと言いながら、チビリチビリと呑む酒は味気ない。同席の人たちにとっても、気に障る存在ではなかろうか。

 元来、おつまみにはあまり欲がなく、「鰯の丸干し」とか「胡瓜の浅漬け」でもあれば、大満足の私ではあった。だから、おつまみはどうでもよかった。むしろ、気を使ってオーダーしてくれる幹事には、とても申し訳なく感じている。

 しかし、酒量の制限は辛い。もともとが日本酒党の私にとって、一合の酒で我慢するのは大変なことなのだ。

 幸いにもこの会は、酒の無理強いをしない。実のところ、私にとって、無理強いをされない酒席は、とても味気なく淋しいものなのだが、現在の体調から言えば、この上なくありがたいのだ。

 当然のことながら、老いるにつれて酒席の数は激減してきたが、それでもまだまだ「無理強いする」仲間は多い。そんな飲み会からは、自然に遠のいてしまった。

 まして、カウンターに突っ伏しながら、女将さんを口説こうとしていたあのころの元気はすでにない。

 老残を持て余しゐる端居かな  鵯 一平

 老いるとは無残なものだ。淋しいかぎりではないか。

 それにしても、俳句は一向に上達しない。

 そろそろ「投げどきかなァ…?」と、思案している昨今だ。

 

 

 

 

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言葉に鈍感

2013年06月16日 19時42分02秒 | 身辺雑記

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 沖縄は梅雨が明けたそうだ。

 そんな報道を聞きながら、「関東はいつ……?」と聞きたくなるほど、かなり暑い一日だった。

 そんな明け暮れのせいか、微妙な季節感を感じる能力が欠けてしまった。

 桜が散ったら夏。なにしろ暑いのだから仕方がない。

 すっかり開き直ってしまったのだ。

 それにしても、殺人事件が多いですねえ。

 DV、ストーカーの果てに、あっさり殺してしまう。

 困った風潮です。

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因果は巡り

2013年06月13日 20時34分41秒 | 身辺雑記

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 今日は朝から雨。台風が洋上で停滞しているとか。

 日本プロ野球の統一球が、内緒の内に変わっていたのだそうだ。

 だから、今年の打球はよく飛ぶらしい。

 ひどい話ですね~

 選手や監督などの関係者は、すでに知っていたのでしょうか?

 選手の成績に重大な影響を及ぼす「ボール」を、こっそり変更していたのだとすると、とんでもない話だと思いますがね~

 ボールは選手に重大な影響を及ぼすはず。つまり、収入や選手生命にもかかわって来るでしょうに……。

 にもかかわらず、コミッショナーの加藤良三氏は、

 「昨日まで知りませんでした。でも、これは不祥事とは思いませんよ」だって。だから辞任は考えないのだそうだ。

 柔道の上村春樹氏にしても、野球の加藤良三氏にしても、「責任の意味」をどのように思っているのでしょうか。

 呆れてモノが言えません。

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明け暮れ

2013年06月12日 11時34分01秒 | 写真俳句・エッセー

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 ここのところ数日、比較的多忙な明け暮れであった。

 とりわけ、若い人たちとのゴルフコンペは、ほとんどが初対面の人たちだったので、気苦労も多かった。しかし、みなさんが老兵の私に気遣ってくれたので、なんとか投げ出さずにラウンドすることができた。感謝、感謝。入賞賞品までいただいた上に、入賞者の特権として、カラオケを歌わせてもらった。疲れはしたが、とても気分のいい一日だった。

 昨晩は、先々週に行われたゴルフコンペの反省会。あまりアルコールを飲むわけには行かなかったが、楽しい時間を持つことができた。

 もっとも、反省会に参集するまえに、時間つぶしという理由を作って、カラオケに興じた。

 健康上の理由によって、主治医から、「お酒は一日に一合まで!」と厳命されている身として、酒席に出るのは気が重い。正直のところ、好きな酒を一合でストップするのは難しいのだ。幸いにも仲間たちが注がないでくれるので、いまのところ、なんとか節酒が守られている。

 空梅雨が続いていたが、昨日あたりから雨っぽくなっている。今、音を立てて降っている。農家にとっては慈雨に違いない。

 佳きことの二ひら三ひら四葩かな 鵯 一平

    *四葩(よひら)は紫陽花の別称。

 時折、「このごろ、ブログをアップしていませんねえ」と言われたりする。

 私としては、どうやら億劫になってきたのだ。

 しかし、時々は気にかけて下さる方もいらっしゃるらしいので、その嬉しさを張り合いにして、出来るだけブログの更新につとめようと思う。

 

 

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ニッポンよ!

2013年06月03日 20時34分52秒 | インポート

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「ニッポンは右傾化している!」

 国外はおろか国内からも、そんな意見が出ている。

 本当にそうだろうか?

 私の眼には、依然として、「東京裁判史観」から抜け出せないでいる「腑抜けなニッポン」が気になって仕方がない。

「村山談話」や「河野談話」の見直しをするとかしないとか・・・?

 敗戦国日本が国際社会に復帰する過程で、「東京裁判」が開かれ、その審判結果を受け入れざるを得なかった。そのことは、現段階においては否定しがたい現実だ。

 東京裁判は「事後法」によって裁かれた「戦勝国による見せしめ裁判」ではあった。

 しかし今、それを言い立てても始まるまい。首相や市長が力んでみても、国民の意識が追いついていないのだ。決して、「国民の認識不足」を責めてはいけない。

 外に向かって勇ましくラッパを吹く前に、国民の「認識」や「意識」を変えなければダメなのだ。

 一夜にして10万人が殺された「東京大空襲」や、一瞬にして幾万の民間人を焼き殺した『原爆投下」を、日本人はどのように受け止めているのか?

「日本が侵略者だったのだから、国民が虐殺されても仕方がなかったのだ」

 アメリカや中国や韓国の人々がそのように思っているのは仕方がないにしても、多くの日本人も、そのように思い込んでいる。アメリカやその外の国のキャンペーンにすっかり乗せられているのが日本人なのだ。

 GHQの占領政策や東京裁判によって、日本人は洗脳されてしまった。その尻馬に乗った「自虐的教育」によって、「右傾化」どころか、「蛸壺」から一歩も出ていない。

 私たちの年代の老人たちですら、「明治時代以降の歴史はちゃんと教えて貰えなかった」なんぞと言って恥じない。情けないではないか。自らがどうして勉強しないのか。

 つまり大方の日本人は、右や左を別として、とにかく「お勉強」すらしていない!

 「日本人から観た歴史認識」について、しっかり教育をしないと、安倍さんが何を訴えようとしても、マスコミにたたかれて終わりだ。

 まずは「歴史認識の国民的論議」がなければ、この国は立ち直れない。

 安倍首相が掲げている「日本を取り戻そう!」は大賛成だ。

 しかし、急がないで欲しい。「国民的な理解」に意を注いで欲しい。そこから始めないと、愚かな「反日的マスコミ」の「愚かな利敵キャンペーン」を張られて、「第一次安倍内閣」のテツを踏むことになるのではないか。

 まして、「どっちに付けば当選できるか?」しか頭にない議員がほとんどなのだ。

「侵略」の論議にしても、「慰安婦」の論議にしても、言えば言うほど日本が不利になってしまう。つまり、国際社会からの誤解が深まるだけだ。

 日本の溶けゆくばかり炎天下  鵯 一平

 もっとも私の意見なんぞは、「軍国主義亡者の妄言」としか思われまいが・・・。  

   

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