子供の頃、「ツクシ誰の子、スギナの子」と唄った覚えがある。
それ以外の言葉は思い浮かばないし、節回しもはっきり覚えていない。
ツクシはスギナの子供だ。
秋になるとスギナは枯れた姿になる。しかし、その後も地下茎や根は地下で生きている。
春を待って、その根や地下茎から、胞子をつける特別な胞子茎が動き始める。それがツクシだ。
上の写真は、ツクシ(つまり胞子茎)が現れ、周囲にスギナも芽を出したところ。
日数が立てばツクシが枯れ、スギナが残る。
そのスギナは、今、来春の活動に備え、精一杯の活動中。畑地であろうと土手であろうと、目立たぬようにしながら、努力しているのだ。
呼ばれてもそっぽ向くなりつくしんぼ ひよどり
呼ばずとも控へてをりしすぎなかな ひよどり
これは私の好き勝手なイメージ。
さしずめわが家にあっては、孫娘と老爺の関係だろうか。
別館として、写真俳句ブログ「いのちの囁き」を開いております。
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しかし今、貪百姓をやっている立場から見ると、繁殖力旺盛でこんな厄介な雑草はありません。地下茎は地下20cm前後の深さに蔓延り、人手で絶やす事は容易ではなく、濃い除草剤に頼るしかありません。
風流心の乏しい私には敵です、ムードを壊してゴメンナサイ。
ツクシとスギナはいとこ同士のようなものと思ってました
なるほどお孫ちゃんとヒヨじいちゃんのようなものなんだー
よーくわかります
畑のスギナは始末に負えません、エンピで深く掘り抜いてます。
先日のNHK天皇皇后両陛下素顔の50年で、つくしを皇后が「酢味噌で食べると美味しい」ととか言いつつ、採ってるシーンがありました。
すぎなに 守られて立つ つくし いい風景ですねえ。 めったに 孫達と会えない私にわ 羨ましくほほえましい 「写真句」です。
ご苦労のほど、仲間たちの話から、多少は知っているつもりです。
あの繁殖力、勢力には参るようですね。
かく言う私も、ツクシが可愛いので、ついスギナにも話が及びます。
すぎなは皆さんと同じように
厄介な草です。
根をとってもとっても絶えないので、共存することに気にしないことにしてます。
「いのちの囁き」のほうでも、スギナは嫌われ者です。
幸いにも、わが家はドクダミは繁茂しますが、スギナと格闘はしていません。
畑のスギナにはみなさんがご苦労されているようですね。
確かに強い草らしい。
子供の頃、畑仕事でのスギナについて、まったく覚えておりません。
だからノーテンキなのです。
どんなに嫌われようと、ツクシを守ろうとしているスギナ。
しかし、農作業には大敵です。
双方の顔を立てるわけにはいきませんね。
なるほど共存共栄ですか。
よほどおおらかでないと、そんな気持ちにはなれないでしょうね。
ご健闘をお祈りしますよ。