寒鴉疎んぜられて啼きにけり ひよどり 一平
(かんがらすうとんぜられてなきにけり)
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上野の公園でのこと。
階段を下りて行く私を見て、突然、嘴の太い鴉が啼いた。
私を警戒して啼いたのだろうか。
老身に鞭を打って、よろよろ歩いている私に対し、どんな意趣があったのだろうか。
私を咎めて啼いたのではあるまいが、私の身にとってみれば、気分のよいものではなかった。
さればとて、石を以って追う気分にはなれなかった。なんとも不気味なヤツだった。
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カラスを嫌いではない私です。
さりとて、間近に寄って話し込むほどではないですが。
たぶん、カラスは、ひよどり様にお気をつけてと言ったのでは?
きっと興味しんしんか、ひょっとしたら心配をしてくれていろのかもしれません。
私としても、心安く付き合えるようになればいいのかもしれないですね。