新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

疎んぜられて

2022年01月31日 12時46分23秒 | 写真と俳句

    寒鴉疎んぜられて啼きにけり     ひよどり 一平

   (かんがらすうとんぜられてなきにけり)

    ・・・・・・・

 上野の公園でのこと。

 階段を下りて行く私を見て、突然、嘴の太い鴉が啼いた。

 私を警戒して啼いたのだろうか。

 老身に鞭を打って、よろよろ歩いている私に対し、どんな意趣があったのだろうか。

 私を咎めて啼いたのではあるまいが、私の身にとってみれば、気分のよいものではなかった。

 さればとて、石を以って追う気分にはなれなかった。なんとも不気味なヤツだった。

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2 コメント

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Unknown (太郎ママ)
2022-02-01 08:58:47
[寒鴉疎んぜられて啼きにけり]

カラスを嫌いではない私です。
さりとて、間近に寄って話し込むほどではないですが。
たぶん、カラスは、ひよどり様にお気をつけてと言ったのでは?
返信する
太郎ママさんへ (ひよどり)
2022-02-03 19:38:39
正直な話、私を相手にしてくれるのはカラスくらいです。
きっと興味しんしんか、ひょっとしたら心配をしてくれていろのかもしれません。
私としても、心安く付き合えるようになればいいのかもしれないですね。
返信する

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