梅咲くや老人にふと遠い思慕 ひよどり 一平
(うめさくやろうじんにふととおいしぼ)
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咲いた紅梅を見た折、やや反射的に、「そう言えば、あの娘はその後どうしたかなァ」と、かなり遠い昔を思い出したりする。
遠い昔のことであるから、心にはなんの動揺もなく、狼狽することもない。
「あの娘と言ったって、既に古希は過ぎているはず」と、米寿近い私は渋い顔。
果たしてこんな俳句が通用するかどうか。米寿近いからこそ臆面もなくアップするのかもしれない。
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前触れなしに遠来の友。しかも夫妻揃ってのご入来だ。
この友が現れるとひと騒動なのだが、今度はそんなこともなかった。
やれやれ・・・・・。
梅咲くや前触れなしに友夫妻 ひよどり 一平
(うめさくやまえぶれなしにともふさい)
[梅咲くや前触れなしに友夫婦」
過去を思い出すのは「回想法」ということでとても良いことですって。
前触れナシは困りますよね。
電話の一つも欲しいものです。
これには困ります。
この夫婦は何処へでも前触れなしで出没するらしいです。