ふり向くたび

　　　　竹秋や振り向くたびに友消ゆる　　　ひよどり　一平

　　　　（たけあきやふりむくたびにともきゆる）

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　この季節の竹の葉は黄ばみかかっている。三月から四月にかけて地中の筍を育てるため、葉が黄ばんでしまうらしい。

　その状態を捉え、俳句では「竹の秋」、「竹秋」という季語がある。。

　そんな季節は、誰もが故郷や過ぎ去った頃を振り返ったりするのではなかろうか。