kan-haru blog 2011 京急蒲田高架駅の仕上げに活動のクレーン 更新動画を追加Ⅱ版2014.8.19
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京急蒲田高架駅橋周辺では、第1京浜国道の拡張整備が進んでおり、横断歩道橋の一部の工事でエレベータの設置工事がお行なわれています。
横断歩道橋のエレベータ設置工事(左・中・右0904写真拡大)
第5工区工事
・京急蒲田第6~9踏切間旧下り線線路跡工事
前回記述時には、京急蒲田第6踏切跡から同第9踏切間の旧下り線線路跡の工事は、傾斜高架橋の築造が進み、蒲田消防署から北方では高架橋に掛けられた工事網が殆ど外されてきました。
傾斜高架橋観測場所矢視図
9月4日に見ると、同第6踏切跡上の矢視図まる1の北側完成3階高架橋部と南側の築造の傾斜高架橋部間に、接続橋が架設されていました。
第6踏切跡上の傾斜高架橋に接続橋架設(左・中・右0904写真拡大)
同第6踏切南とヤード北外にある2つの築造傾斜高架橋(矢視図まる1と2) 間には、接続橋が架設されています。また、ヤード北外の傾斜高架橋とヤード内の傾斜高架橋(矢視図まる3)間には、工事網が掛けられて接続橋の架設工事が行なわれています。
第6踏切跡南からヤード北間の傾斜高架橋築造(左:第6踏切跡南からヤード北の傾斜高架橋、中:ヤード北方の傾斜高架橋、右:ヤード内北側傾斜高架橋0904)
ヤード内の傾斜高架橋(矢視図まる3)とヤード南外側の傾斜高架橋(矢視図まる4)間も、工事網が掛けられて接続橋の架設工事を行っています。
ヤード内周辺の傾斜高架橋築造(左・中:ヤード内傾斜高架橋と南外高架橋間は接続橋工事中、右:ヤード南外傾斜高架橋0904)
ヤード南外傾斜高架橋とネッツトヨタ東京北側の傾斜高架橋間(矢視図まる4)の築造工事では、まだ接続橋の架設工事は行なわれていません。また、ネッツトヨタ東京裏側の傾斜高架橋と同第8踏切跡北側高架橋(矢視図まる5の北方)間の築造は、工事網が掛けられて接続橋の架設工事を行っています。
ネッツトヨタ東京附近の傾斜高架橋(左・中:ネッツトヨタ東京北側の傾斜高架橋、右:ネッツ東京裏側の傾斜高架橋と第8踏切北側高架橋0904)
同第8踏切跡の北側高架橋と南側架橋間(矢視図まる5)の築造工事では、まだ接続橋の架設工事は行なわれていません。
第8踏切跡上の傾斜高架橋(左:第8踏切跡北側傾斜高架橋、中:第8踏切上の接続橋築造は未着手、右:第8踏切跡南側傾斜高架橋0904)
同第8踏切跡の南側高架橋(矢視図まる5の南方)は蒲田消防署裏の北方になります。同消防署裏の南方にも高架橋(矢視図まる6の北方)が築造され、工事網が掛けられて工事中です。消防署裏の2つの高架橋間には、工事網が掛けられて接続橋の架設工事が行なわれています。
蒲田消防署裏の傾斜高架橋築造(左:第8踏切跡南側傾斜高架橋、中:蒲田消防署裏の高架橋間は接続橋工事中、右:消防署裏南側の高架橋0904)
同消防署南外側の高架橋(矢視図まる6の北方)築造は、消防署裏南と路地を挟んで南の2つの高架橋間には、まだ接続橋の架設工事は行なわれていません。
消防署南外側の高架橋築造(左・、中・、右0904写真拡大)
同第9踏切の高架橋築造は、踏切南北の高架橋間にはまだ接続橋の架設工事は行なわれていません。
第9踏切の高架橋築造(左:第9踏切北の高架橋築造、中:第9踏切上の高架橋築造、右:第9踏切南の高架橋築造0904)
京急蒲田第9踏切から第6踏切間付近までを、9月4日に上り線普通列車先頭車両から旧下り線線路跡上に築造の下り線本高架橋の築造工事現景を撮影しました。
京急蒲田第6-9踏切間周辺の下り線高架橋築造現場(110904).wmv
[クリックすると、京急蒲田第6-9踏切間の下り線および上り線高架橋築造現場を先頭車窓からの前進風景が見られます]
動画をご覧頂けない方は、「京急蒲田第6-9踏切間周辺の下り線高架橋築造現場(110904).wmv」(←をクリック)すると別画面で掲示されている動画でご覧いただけます。Ⅱ版2014.8.19
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・毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(9月分掲Indexへ)
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・大森町駅下り線ホーム高架工事
前々回の第19回その3では、大森町駅下り線在来ホームの取壊しがほぼ終了したところまでを記述しました。今回は、下り線在来ホームが撤去されたので、工事は下り線高架ホームの階段、エレベータとエスカレータの設置工事へと進みます。

下り線高架ホーム工事塀の取り付けが始まる(左・中・右0802写真拡大)
下り線高架ホームの駅設備据え付け工事の環境は、上り線のそれに比べ周囲環境が厳しく、工事機械や機材を搬入するヤードが、大森町商店街通りに面しており通行人が多く、商用車が通過します。さらに、階段の設置場所が区道と接触しており、工事が厄介な条件にあります。ヤードからの工事機材の搬入は、高架ホーム直下の運用下り線線路に接した、幅の狭いところでの工事なので、工事の順序は一番奥の場所の階段据え付けから行い、エレベータ、エスカレータの順の手順となります。

下り線高架ホーム工事塀の取り付けが進む(左・中・右0805写真拡大)
8月の工事工程のお知らせ案内を見ると、月遅れのお盆は14日から21日まで工事がお休みです。お盆前に大森町駅下り線ホーム高架工事は、高架ホームの駅設備据え付け工事の準備工事が、ピッチを上げて進行していました。

月遅れ盆前の準備工事が進展する(左・中:工事車が入って準備工事が始まる、右:ホーム床開口部はエスカレータ取付窓0806)
お盆休みが開けて下り線ホーム高架準備工事は、中小のクレーン車を稼働させて進めています。

中小のクレーン車を稼働して準備工事が進展(左・中・右0830写真拡大)
秋の工事は台風の影響が免れません。台風12号が本土を狙っているため、旧中央改札前に設けた囲い枠の撤去が行われました。9月3日には、台風が四国上陸となり関東では風の影響がなくなり、下り線ホーム高架準備の工事が再開されました。

秋の工事は台風の影響を受ける(左・中:台風の接近で旧中央改札の囲い枠を撤去0901、右:台風がそれ下り線ホーム高架準備工事0903)
下り線仮高架橋築造工
・内川から北方周辺の仮高架橋工事
第20回その1記述時点では、7月末に新P18橋脚の基礎工事が土台部鉄骨枠組みと橋脚柱下部の鉄骨枠組みの築造が進んでいました。
8月5日に見ると、新P18橋脚の基礎工事の土台部鉄骨枠にコンクリート打ちの準備を進めていました。

新P18橋脚の土台部鉄骨枠にコンクリート打ちの準備(左・中・右0805写真拡大)
同21日には、土台部鉄骨枠にコンクリートが打たれました。

新P18橋脚の土台部鉄骨枠にコンクリートが打たれる(左・中・右0821写真拡大)
9月3日に見に行くと、新P18橋脚の基礎工事の橋脚柱下部の鉄骨枠組みに、コンクリート打ちの準備が行われていました。

新P18橋脚の基礎工事の橋脚柱下部にコンクリート打ちの準備(左・中・右0903写真拡大)
また、新P17橋脚の基礎工事部には、橋脚柱下部の鉄骨枠組みが築造されていました。

新P17橋脚の基礎工事部に橋脚柱下部の鉄骨枠組みが築造(左・中・右0903写真拡大)
・内川南岸周辺の仮高架橋工事
9月3日に内川南岸の仮高架橋工事現場を見ると、不透明の工事シートが掛けられているため、工事状況が見えません。しかし、下り線走行列車の車窓から見ると、北岸の新P18橋脚の基礎工事と同様に進行しているようです。

内川南岸橋梁橋脚の基礎工事現場(左・中・右0903写真拡大)
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第8工区
・糀谷高架駅橋下の工事
前回には、糀谷高架駅橋下では地中の整理工事が行なわれており、7月23日に見ると、西側に建立の高架駅橋柱を中心にして溝が掘られ、高架橋柱間の強化工事を進めていました。

糀谷駅高架橋柱間の強化工事1(左・中・右0723写真拡大)
8月6日には、建立の高架橋柱の周囲や、高架橋柱間に溝を掘り高架橋の強化工事が進展していました。

下り線高架橋3脚目の橋脚が建立糀谷駅高架橋柱間の強化工事2(左・中・右・左・中・右0806写真拡大)
・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切西側構内)
前回には、糀谷第1踏切西側構内の下り線高架橋築造工事は、踏切から建立橋脚2脚目の梁桁上にクレーン台が据え付けられていました。
7月5日に見ると、糀谷第1踏切西側構内の下り線高架橋築造は、3脚目の橋脚が建立され、縦梁桁が築造されていました。

踏切西側構内下り線高架橋3脚目の橋脚が建立(左・中・右0705写真拡大)
同19日には踏切西側構内の下り線高架橋は、ホーム縦梁とともにホーム台骨組みが付けられています。

踏切西側構内下り線高架橋にホーム桁枠組が付く(左・中・右0719写真拡大)
同23日に見ると、踏切西側構内の下り線高架橋築造の2橋脚目のクレーン塔の上に工事用のクレーンが取付られていましたので、新たに8月10日にクレーンを中心とした周辺から工事クレーンを撮影しました。

下り線高架橋築造用の工事クレーン(左上・中上・右上・左下・中左下・中右下・右下0810写真拡大)
8月6日に見ると、踏切西側構内の下り線2スパーンの高架橋上には、床板が敷かれました。

踏切西側構内2スパンの下り線高架橋には床板が付く(左・中・右写真拡大)
同6、10日には、踏切西側構内の下り線高架橋の上で工事が行われていました。

踏切西側構内の下り線高架橋の上の工事(左0806・中・右0810写真拡大)
・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切東側傾斜高架橋)
前回記述時には、第1踏切東側では下り線高架橋築造の橋脚柱の基礎工事が行われていました。7月1日には、踏切東側では下り線高架橋築造の橋脚柱の建立工事が行われていました。

糀谷第1踏切東で高架橋脚柱の建立工事(左・中・右写真拡大)
8月6日に見ると、踏切東側では下り線高架橋築造の橋脚柱の建立工事は、工事覆いがとられて、橋脚柱が現れました。踏切から4脚目以東の橋脚柱では、高架橋の築造工事が開始しているようです。

踏切東側では下り線高架橋築造の橋脚柱が姿を見せる(左・中・右写真拡大)
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kan-haru blog 2011 第9踏切から北方の高架橋を見る[左から仮下り運用線路、上り線運用高架橋、下り線築造中高架橋]
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第5工区工事
・京急蒲田第6~9踏切間旧下り線線路跡工事
前回記述時には、京急蒲田第6踏切跡から同第9踏切間の旧下り線線路跡の工事は、工事網で被って傾斜高架橋の築造が進んでおり、蒲田消防署南側に接する突き当り路地の南側の高架橋では、唯一工事網が外されていました。
8月2日に見ると高架橋の築造現場では、かなりの高架橋で工事網が外されてきました。同第6踏切跡南側の高架橋では工事網が外され、3階高の高架橋が姿を現しています。
築造が進む京急蒲田第6踏切南の傾斜高架橋(左・中・右0802写真拡大)
第6踏切跡から高架橋下を見ると、北側では高架橋下の整理工事が行われ、南側では下り傾斜高架橋の築造工事が進んでいます。
第6踏切跡から南北の側高架橋下の工事現場を見る(左・中:第6踏切跡から北側高架橋下を見る、右:第6踏切跡から南側高架橋下を見る0802)
第6踏切跡から南にある蒲田ヤードから築造中の傾斜高架橋を見ると、ヤードの南に見える高架橋はまだ工事網が付けられたままです。
蒲田ヤードから築造高架橋を見る(左・中・右0802写真拡大)
蒲田ヤードの南縁の路地を入ると突き当りに見える左側の高架橋は、ヤード入り口から見えた工事網が付いた高架橋で、その左の高架橋は工事網が外されています。路地を戻り、第1京浜国道の隙間から除ける高架橋も工事網が外されており、高架橋間の連絡橋部には工事網がみられます。その南の第8踏切跡北側の高架橋までは、工事網が外されています。
京急蒲田ヤード南から第8踏切間の高架橋(左:京急蒲田ヤード南路地先の高架橋、中:第1京浜国道から覗いて見た高架橋、右:第8踏切跡北側の高架橋0802)
第8踏切跡道路の南側には蒲田消防署があり、消防署南側路地までの高架橋には、工事網が付けられています。
消防署裏の築造高架橋(左:第8踏切南消防署裏の高架橋、中:消防署の南側路地から見た消防署裏高架橋、右消防署裏南端部の高架橋:0802
第8踏切跡から高架橋築造工事を見ると、下り線本傾斜高架橋の高さは上り線運用高架橋と高さは殆ど同じになります。図中のまる1は下り線本傾斜高架橋で、まる2は現在運用中の上り線高架橋で、まる3は現在運用中の下り線仮高架橋です。
第8踏切から見た高架橋築造工事)(左・中・右0802写真拡大)
蒲田消防署南側路地先突き当りの南方の高架橋は、前回記述時時点では工事網が外されていました。その先の第9踏切北側の高架橋までは、今回には工事網は外されています。
消防署南路地の南方から第9踏切跡間高架橋)(左:消防署南路地の南方の高架橋、中:ヤード脇路地先の高架橋、右:0802)
京急蒲田第5踏切から第9踏切間付近までを、8月2日に下り線および上り線普通列車先頭車両から旧下り線線路跡の下り線本高架橋の築造工事現景を撮影しました。
京急蒲田第5-9踏切間高架橋築造現場110802.wmv
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第19回では、大森町駅在来下り線駅舎・ホームの取壊しを記述したので、今号では内川下り線高架橋の工事を見ておきます。
下り線仮高架橋築造工事
・内川から北方周辺の仮高架橋工事
第17回その1記述時点では、橋脚台P-18の基礎工事では4脚の橋脚柱のライナーに、橋脚鋼材を埋め込み、その穴にコンクリートの打ち込みを行っていました。
6月22日に見ると、橋脚台P-18の基礎工事はコンクリートの打ち込みを継続して行なわれていました。

橋脚台P-18の基礎工事(左・中・右0625写真拡大)
7月に入ると橋脚台P-18の基礎工事は、下り線高架橋の内川橋梁の北岸橋脚台として、徐々に築造が進んできました。

橋脚台P-18築造の基礎工事の進捗を見る(左上・中上:7月5日時点の橋脚台P-18築造工事状況、右上・左下:7月15日時点の橋脚台P-18築造工事状況、中下・右下:8月5日時点の橋脚台P-18築造工事状況)
ここで、現在内川北岸仮下り線高架橋築造工事は、新橋脚台P-18の基礎工事を行っていますが、内川北岸仮下り線高架橋工事構造をおさらいして見ておきます。

内川北岸仮下り線高架橋工事構造説明図
7月30日に、平和島第2架道橋下から展望した仮下り線高架橋築造現場を撮影しましたので、現時点の工事築造状況を下り線高架橋工事構造説明図と対比して確認しておきます。

内川北岸仮下り線高架橋築造工事状況(左上:平和島第2架道から仮下り線高架橋築造工事現場を展望する、中上:最初に見えるのは新P16橋脚土台、右上:新P16橋脚土台の先に見えるのはP16・17橋脚、左下:その先に見えるのは新P17橋脚土台、中下:その先に見えるのはP18橋脚、右下:その先に見えるのは新P18橋脚の基礎工事)
・内川南岸周辺の仮高架橋工事
前回には、旧上り内川南岸橋梁橋脚南方から平和島第5踏切北側高架橋の北方の下り線仮高架橋築造工事現場では、高架橋脚柱建立のため基礎工事が進められています。
南岸周辺の仮高架橋工事現場の状況を、上り線仮高架橋を運行の列車内からの写真撮影で見ます。

走行列車から見た南岸橋脚台の基礎工事(左:7月7日撮影、中:7月14日撮影、右:8月5日撮影)
内川南岸橋梁橋脚の基礎工事場を、平和島第5踏切と内川北岸から見ました。

内川南岸橋梁橋脚の基礎工事場を見る(左:7月15日撮影、中・右:8月5日撮影)
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・大森町駅在来下り線駅舎・ホームの取壊し(3)
前回には、連日の昼夜作業により下り線ホームの取壊しは、ホーム板の撤去がホーム中央部まで進み、ホーム土台梁組の解体やトイレの撤去も済んでいました。
7月23日に見るとホーム板の撤去の進捗は、ホーム幅全体の撤去の残りはホーム南端部の僅かな個所のみとなり、線路際のホーム板の除去残りはホーム南部までとなりました。

下りホーム取壊しの昼夜間連続の工事が続く(左上:下りホーム取壊しは連日の昼夜間工事で進む、中上・右上:ホーム板剥しも残りわずか、左下:、中下:、右下:ホーム土台桁枠の取壊しも進む0723)
同25日には、ホーム板はホーム南端部の線路際の板が残るのみで、ホーム台枠の取壊し除去を進めていました。

ホーム土台枠の取壊し(左・中・右0725写真拡大)
同28日には旧下り線ホーム南端部から中央部にかけては、線路側のホーム土台柱を短く切断し、その土台柱に工事用隠し塀の取り付け用の棒柱が付けられました。また、下り線ホーム北端部では、ホーム土台枠組みを撤去して、地底部の平滑化を進めています。

下り線ホームの取壊しがほぼ終わり高架ホーム工事の準備(左:線路際ホームの土台柱を短くし工事囲い塀の柱を建てる、中:、右:線路際のホーム土台柱を除去し地面の平滑化工事0728)
同29日にも終電後に線路・道路両用工事車が登場して、ホームの夜間取壊し工事が行われ、取壊しの終局間近かとなりました。

終局に近ずく下り線ホーム取壊し(左・中:線路・道路両用工事車が登場して夜間工事を行う、右:下り線ホームの取壊しは終局に近ずく0729)
・大森町駅旧下り線ホーム取壊しの全工事現場
下り線ホーム取壊しの工事が終局に進み、これ以降の工事は下り線高架ホームの完成工事に進みます。高架ホームの工事は、階段、エスカレータおよびエレベータの取り付け工事が行なわれます。下り線高架ホームの工事は、同上り線側の工事と異なり、大森町駅東側の狭い仮ヤードから工事資材を搬入することになり、仮ヤードの隣接の東側では商店街通りの道幅拡幅のため、商店を取壊した跡に建替えの商店の建設が始められるところであり、工事の進行には制限が存在します。階段やエスカレータの工事資材の搬入は、夜間に行われるものと考えられます。また、線路からの搬入も考えられ工事で関心があります。
なお、工事が開始されると線路脇には、白色の工事塀が掛けられるため見えなくなります。そこで、旧下り線ホーム取壊しの全工事現場の姿を、仮設下り線ホームからビデオで撮影しておきました。
大森町旧下り線ホーム取壊し工事現場.wmv
[大森町旧下り線ホーム取壊し工事現場の動画は、画面のボタンを押すとみられます。]
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・大森町駅在来下り線駅舎・ホームの取壊し(2)
前回までの大森町駅在来下り線駅舎・ホームは、昼夜間工事により屋根板と側壁板が取壊されて外されました。京急の予定によると、大森町駅在来下り線駅舎・ホームの取壊し工事は、7月11日から29日までの期間は昼夜間工事となっています。
7月16日の深夜に工事現場見ると、新下り線ホームの照明灯を点灯して、旧下り線ホームの取壊し工事を行っていました。

旧下り線ホームの取壊しの夜間工事(左・中・右0716写真拡大)
翌17日に仮下り線ホームから旧下り線ホームの取壊し状況を見ると、大森町第1踏切側のホーム南部の5本の柱には屋根用の梁が残っていますが、その北側の柱は垂直柱に柱間の連結梁が付いた状態までに分解されました。また、旧ホーム最北端部のホーム板の一部が取り外されていました。

旧下り線ホームの取壊し工事が進む1(左上:ホーム南端部の柱には屋根梁が残る、中上・右上:ホーム中間部では柱と連結梁のみとなる、左下・中下:ホーム北部では柵柱のみとなる、右下:ホーム最北端部ではホーム板が剥し始められる0717)
大森町駅の旧下り線ホーム取壊し工事は、連日・連夜にわたる工事が続き、19日には線路・道路両用の工事車が登場して作業が行われ、その工事車の照明を使用して工事を実施のため、新下り線ホームの照明灯を消灯して行われました。

ホーム取壊し連日の夜間工事(左・中:線路・道路両用工事運搬車、右:連日のホーム取壊しの夜間工事0719)
19日の日中に下り線ホームの取壊し状況を見ると、ホームの付帯物が徐々に撤去されています。

ホームの付帯物は徐々に撤去される(左:南端部の柱は連結梁付きの3本柱のみとなる、中:傾斜出口通路は取壊される、右:トイレの建屋はまだ残る0719)
また、同日には旧下り線ホーム北端部を見ると、ホーム板の取り外しが進んでおり、先端部ではホーム土台枠となっています。線路際のホーム板の取外しは夜間工事しか行えませんが、線路から離れたホーム板は昼間工事でも行えます。

ホーム先端部ではホーム板の取外しが進む(左上・中上:ホーム板の取外しは茶色ビル付近まで進む、右上:白色ビル付近では線路際ホーム板を残すのみ、左下・中下・右下:赤色ビルの先端ではホーム土台枠のみとなる0719)
7月21日に見ると、旧下り線ホームのホーム板の撤去はホーム中央部まで進みました。

ホーム板の取外しはホーム中央部まで進む(左・中・右0721写真拡大)
また既に、トイレの撤去作業やホーム土台、ホームの柵柱なども取り除かれており、旧下り線ホームの解体工事は昼夜兼行でかなり進んでいます。

旧下り線ホームの撤去作業が進む(左:ホーム柱の撤去作業、中:いつの間にか旧トイレが撤去されていました、右:ホーム土台の前後連結枠と柵柱も撤去されています0721)
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・ サブ・カテゴリー別Index : 高架化全工区下り線工事2011年版 へ
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第1工区工事
・大森町駅在来下り線駅舎・ホームの取壊し
前回の記述では、大森町駅在来下り線ホームが仮設ホームに移設して、下り線駅舎・ホームが戦後の営業再開以来59年目にして閉鎖されました。
7月4日に見ると、在来下り線ホームの運行列車の後尾車掌室の停車付近のホーム上に、ドアー開開禁止のマークが付いていました。

閉鎖の大森町駅在来下り線ホーム(左:向かい側在来下り線閉鎖ホーム、中・右:在来下り線閉鎖ホームのドア開閉禁止マーク0704)
同5日の在来下り線ホームでは、ホームおよび駅舎の取壊しの準備を行っていました。

在来下り線閉鎖ホームの取り壊し準備(左・中・右0705写真拡大)
同7,8日には、在来下り線ホームの東側壁面の取壊し準備が行われました。

在来下り線ホーム取壊し準備[東側壁面](左:在来下り線ホーム取壊し準備[仮ヤード]0707、中:在来下り線ホーム取壊し準備[東側壁面]0707、右:在来下り線ホーム取壊し準備[東側外壁面]0708)
同9日には在来下り線ホームの東側壁面に取壊し工事用の足場が組まれ、同12日には足場に工事用防音の天幕が張られました。

下り線ホーム東側外壁面取壊し準備](左:ホーム東側外壁面取壊しの足場組立0709、中:ホーム東側外壁面取壊しの足場組立完了0709、右:ホーム東側外壁面足場に防音膜を張り付け0712)
終電後の14日深夜には、電車運行時中では取壊しが出来ない個所のホームの取壊しを、電車運行が終わった終電後に取壊し工事を行っていました。

終電後深夜の下り線ホームの取壊し工事(左上・中上・右上・左下・中下・右下0714写真拡大)
14日の日中に見ると、昼夜兼行の在来下り線ホームの取壊しの工事は、下りホームの側壁板と屋根板のほとんどが取り外されました。

在来下り線ホームの屋根板と側壁板が取り外される(左上・中上・右上・左下・中下・右下0714写真拡大)
また、大森町駅舎の屋根や側壁板も壊されました。

在駅舎の屋根や側板が取り壊される(左・中・右0714写真拡大)
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・毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(7月分掲Indexへ)
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大森町高架駅工事(続)
・上りホームに臨時改札口開設
大森町駅構内踏切が2007年3月29日に閉鎖されたため、翌日の朝の通勤時間帯には大森町第1踏切は、通勤客により大変な混雑で人の流れが滞りましたので、踏切の混雑緩和を期待して同5月21日月曜日の午前7~9時から、上りホームの中間に臨時改札口が開設され土日を除いての利用が開始されました。しかし、朝の通勤客の流れの大半は、第1京浜国道側から第1踏切をわたり、西口改札口から上りホームに進む客のため、午前8時過ぎの臨時改札口はがら空きの状態です。

上りホームの混雑緩和のため臨時改札口開設
・下り線線路の移設
大森町高架駅橋築造のため、在来線路を第1京浜国道側へ1.5mの移動が必要となり、既にその1で記述の改札機とスロープなどの移動は行われており、同年5月26日に下り側線路の移設が行われました。線路の移設により出札機を、1952年(昭和27年)12月に大森町駅として営業再開した時に建てられた駅舎の出札機の場所に戻され、踏切警報機も移動(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第6回)」参照)されました。

下り線線路の移設による東口改札口の改造(左:東口改札口通路の幅員縮幅、中:出札機移動、右:踏切警報機移動)
下り線路の移動は、同年5月26日の終電通過後に行われ、ホームおよびホーム屋根の削り取が行われました。

下り線路東方に1.5m移動(左:線路移動前、中:踏切北方の移動線路、右:踏切南方の移動線路)
・上り線線路の移設
上り線路の移動は、同年6月19日の終電通過後に行われ、ホームおよびホーム屋根の拡幅(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第8回)」参照)が行われました。

上り線路東方に1.5m移動(左:線路移動前、中:踏切北方の移動線路、右:踏切南方の移動線路)
上り線線路の移設が終了した後、通勤時に混雑していた大森町第1踏切道路の踏切部の北側の幅員が拡幅(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第9回)」参照)され、やっと通勤客の流れがスムースとなり混雑が収まりました。

踏切部の北側の幅員が拡幅され混雑が収まる(左:踏切道拡幅前、中・右:踏切道拡幅後)
・大森町高架駅築造工事
在来の大森町地上駅の諸改造が済み高架駅築造の準備が整いましたので、それまで平和島第5踏切南側から進められていた高架橋築造工事の工事機が南下して、同年10月からは工事機が大森町駅ホーム上で高架駅築造工事が開始(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第10回)」参照)されます。

大森町駅の高架駅の築造工事が始まる(左:大森町駅北方に築造された高架橋、中・右:大森町ホーム上の高架駅築造工事の1号工事機)
同年11月には、上り線大森町駅の西口は、上り線路が東方に移動したため東側にスペースが生じ、そこに出札機を移動して改札機も横1列に並べて設置(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第11回その1)」参照)しました。

大森町駅西口の改造(左:線路移動で出札機右側に空きスペースができる、中:出札機を空きスペースに移動、右:出札機移動のスペースに改札機3台を並べて設置)
列車を運行しながらの高架橋の築造は、2台が組になった工事機により工事を分担して行われます。2007年10月には1号工事機は大森町駅ホーム上で基礎工事が始まり、2号工事機は大森町駅北方で高架橋の築造工事(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第11回その2)」参照)が行われています。

高架橋築造の1・2号工事機(左:高架橋築造は2組の工事機により分担工事、中・右:2号工事機は大森町駅北方で高架橋の築造工事)
工事機の分担は、先頭の1号工事機は高架橋橋柱の埋め込み穴を掘り込み、穴にライナーを挿入してその中に基礎杭鉄筋筒枠を入れ、コンクリート打ち込みの基礎杭築造工事を行います。後続の2号工事機は、高架橋柱を建立して桁架設で高架橋の骨格築造に、スラブ・地覆い築造(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 梅屋敷駅付近(第5回)」参照)が行われます。

1・2号工事機械の工事作業役割分担
2008年1月16日には、1号工事機は大森町駅ホーム北端で基礎杭工事を行い、2号工事機は大森町駅北方で高架橋の築造工事(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第12回)」参照)が行われています。

高架橋築造の1・2号工事機(左:1・2号工事機により大森町高架駅橋築造工事開始、中・右:大森町駅北方で高架橋築造中の2号工事機)
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高架化工事に伴い、6月19日に在来下り線地上ホームが旧上り線線路上に設置した仮設ホームに移設し旧下り線改札口が閉鎖され、5月に閉鎖された旧上り線改札口と共に、戦災で焼けてから1952年(昭和27年)に大森町駅として再開以来の改札口は幕を閉じました。

閉鎖された旧大森町駅上下改札口(左:閉鎖された大森町駅上り改札口0514、中・右:閉鎖された大森町駅下り改札口0619)
・京急の品川―川崎間開通
京急の前身の大師電気鉄道は、六郷橋と川崎大師間(2.0km)の営業を、1899年(明治32年)1月21日に開始しました。

六郷橋ー川崎大師間営業の大師電気鉄道(京浜急行80年の歩みから)
社名を京浜電気鉄道に変更し、1901年(明治34年)2月1日に六郷橋と大森停車場間(7.2km)の営業が開始され、軌道は六郷川を渡り旧東海道上は併用軌道で北上し、八幡(現大森海岸)で左折し専用軌道で大森停車場(「大森町界隈あれこれ 京急歴史(1) 大森海岸と大森間に電車が走る(その1)」参照) まで開通しました。

八幡(大森海岸)と大森停車場間に1901年営業の専用線路(京浜急行80年の歩みから)
旧東海道上の併用軌道は、道幅の狭いところは拡幅し、大部分が単線軌道であったが、道幅の広いところでは道路の中央部に敷設され、狭いところでは山側に敷設されたようです。
翌1902年(明治35年)6月28日に、蒲田と稲荷橋(穴守)間(3.0km)の営業を開始し、同年9月1日に六郷橋と川崎間(1.0km)の営業を開始しました。1904年(明治37年)5月8日に大森海岸と八ッ山橋(品川) 間(4.3km)の営業を開始し、同時に大森海岸と学校裏(平和島)間を専用軌道で敷設しました。また、1906年(明治39年)8月には、大森海岸と品川間の複線工事が竣工しました。同年10月1日には、梅屋敷と山谷の間から学校裏付近間および、雑色と川崎間の専用軌道が開通しました。大森山谷と六郷土手間が専用軌道で開通したのは、1923年大正12年4月1日です。さらに、1910年(明治43年)8月には蒲田と稲荷橋(穴守)間の複線工事が竣工しました。

1901年開通の大森停留場のループ線(京浜急行80年の歩みから)
・大森町駅の歴史
1906年(明治39年)には、山谷駅は現存の位置にありましたが、戦前の1935年(昭和10年)代までは、ホームの場所は上り線が踏切の南側にあり、下り線は現在地(踏切北側)にありました。ホームの場所が上下線共踏切の北側にあった戦時中の1945年(昭和20年)4月15日に、大森山谷駅は戦災で焼失し閉鎖となり、戦後1949年(昭和24年)6月30日に大森山谷駅は一旦廃止となりました。

戦災で焼失し閉鎖の大森山谷駅(京浜急行80年の歩みから)
戦後の復興が進み、1952年(昭和27年)12月15日に、東口の下り線を改札として上り線には構内踏切を通路とした大森町駅としての営業を再開しました。

大森町駅としての営業を再開したモダンな駅舎(京浜急行80年の歩みから)
1982年(昭和57年)3月には、6輌編成停車ホームに伸延しました。1984年(昭和59年)12月には、再開時に建設された下り線駅舎がモダンな駅舎として改築されました。その後、通勤客の急増により上り線側に臨時改札口を設置されましたが、1998年(平成10年)秋に終日営業の西口が設けられました。
・大森町高架駅工事
京急の高架化工事は、第Ⅰ期が蒲田駅構内において平成12年から着工を開始し、平成20年の第Ⅱ期工事では平和島~梅屋敷間上り本線仮線工事が施工されます。大森町高架駅工事の変遷を追ってみます。
大森町高架駅の工事は、2007年3月28日に大森町駅利用者にとり馴染みの深い駅売店が、高架化工事のため閉鎖(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第1回)」参照)されました。

大森町駅売店の閉鎖(左:閉鎖前の駅売店、右:閉鎖後の駅売店070328)
翌29日には、大森町駅の上りと下り線を結ぶ構内踏切を閉鎖して乗り降りは、上りと下りのそれぞれの改札口から入・出場することになりました。

大森町駅構内踏切の撤去(左:大森町駅構内踏切、中・右:撤去された構内踏切070329)
上り(西口)改札口は、3列横並び配置の改札機が現在の位置からホーム寄りに2m移動され、出札機も移設されます。

上り(西口)改札口の改札機・出札機の移動(左:改札機の移動、右:出札機の移動070329)
また、下り(東口)の改札口の3列横並びの改札機の移動は、閉鎖の駅売店跡に約半分のスペースに縮小した仮駅事務所を設けて、取り壊した元の駅事務所とトイレの跡の後ろ側に、ホームへ上がる石段とスロープを新設し、駅入り口から9m後退した場所に移設(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第3回)」参照)されました。

下り(東口)の改札口の仮駅事務所・改札機などの移動(左:トイレ・駅事務所の取壊し、中:仮駅事務所の移動、右:改札機の移動070329)
大森町駅構内踏切の撤去後は、大森町第1踏切の通路幅が半減状態になったため、朝の通勤・通学のラッシュ時の混雑がかなりひどい(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第4回)」参照)ものとなり、踏切が閉まると渡るのに時間がかかり、トラックがくると通勤客が通れず、踏切が開いてもなかなか吐けない状態となりましたので、京急側では上りホーム側に臨時改札口が開設することになりました。

通勤時に大混雑の大森町第1踏切通路(左:踏切が閉じるとすぐに人が溜まる、中:トラックがくると人のいる場所がない、右:踏切が開いてもなかなか吐けない)
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第1工区工事(続)
・大森町駅在来下り線駅舎・ホームの移設・閉鎖
2011年(平成23年)6月19日には、大森町駅在来下り線ホームが仮設ホームに移設して、下り線駅舎・ホームが閉鎖されました。下り線改札口と駅舎の閉鎖は、戦後の営業再開以来59年目でのことであり、駅開業以来110年目の出来事です。
在来下り線ホームの仮設ホームは、同19日始発列車からの使用にあわせて準備が進められ、同17日には仮設ホームには駅名板などが取り付けられました。

移設に備える下り線ホーム(左:移設前日の新旧ホーム0618、中・右:移設準備が整った下り線仮設ホーム0617)
下りホーム移設前日の、終電後に撤去される駅舎・事務室、改札機を見納めてしておきました。

移設当日の下りホーム改札口(左:移設当日の下りホーム改札口、中:移設当日の下り駅舎事務室、右:移設前の下り線改札機0618)
下りホーム移設前最後の、終電車の到着風景です。

移設前最後の下りホーム風景(左:移設前の終電を待つ下りホーム、中:移設前最後の終電到着の下りホーム、右:最後の終電降車客が下り改札を出る0618)
終電車が通過した後には、待機していた多数の作業員が分担して、下りホームの移設工事を行い、大森町駅の改札は商店街通りの西側の、高架駅改札口と共通となりました。

終電通過後の下り線ホーム移設工事開始(左上・中上・右上・左下・中下・右下0619写真拡大)
同19日を迎え、それまで59年間にわたり開いていた下り線側の駅舎は幕をとじました。

59年の歴史の幕を閉じた下り線改札口(左・中・右0619写真拡大)
また、戦災で営業停止された下り線ホームは、戦前から運用されていました。

閉鎖された下り線ホーム(左・中・右写真拡大)
下りホーム移設後の大森町駅改札口は、5月13日に開設した上り高架駅ホームの改札口(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第16回その1)」参照)と共用で、出札機が計3台、改札機が計5台と共に駅舎事務所が移設されました。

下り線ホーム移設後の大森町駅新改札口(左:大森町駅新改札口の増設された出札機、中:大森町駅新改札口横の駅舎事務室、右:大森町駅新改札口の増設された改札機0619)
大森町駅新改札口を入ると、上り線高架ホームへは直進して、エスカレータ、エレベータまたは階段で昇ります。下り線ホームへは改札口から右に曲がり、左手のスロープを上るとホームです。

大森町駅新改札口からホームへの通路(左:改札機を入り上りホームへは直進し、下りホームへは右に曲がる、中:下りホームへの通路は右に曲がり左のスロープを進む、右:スロープを上ると右側が下り線ホーム0619)
旧上り線地上線路上に移設された下り線ホームは、ゆったりとしており使い易いようですが、電力節約により薄暗いのは止むお得ません。

移設後の新下り線ホーム(左:移設後の新下り線ホーム、中:快速列車が通過の新下り線ホーム、右:普通列車到着の新下り線ホーム0619)
6月19日に下り線ホームが移設されましたので、平和島駅から大森町駅間を普通列車に乗り、大森町駅の新下り線ホームで下車する模様を撮影しました。
平和島ー大森町(地上線路)(下りホーム移設).wmv
[クリックすると、普通列車で平和島駅を発車し大森町駅の移設された下り新ホームに到着し、ホームに下車して発車列車を見送るまでの模様が見られます]
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第8工区
・糀谷高架駅橋下の工事
前回には、糀谷高架駅橋下では地中の基礎工事が行なわれており、6月14日に見ると高架橋下の整理工事が行われていました。

高架駅橋下の整理工事(左・中・右0614写真拡大)
・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切西側構内)
5月20日に糀谷第1踏切脇に、1本目の下り線高架橋築造の横梁付きの橋脚柱が建立されました。同30日には、橋脚柱が2本建立され縦横の梁が組まれていました。

橋脚柱2本が建立し縦・横梁が組まれる(左上・中上・右上・左下・中下・右下0530写真拡大)
6月18日に見ると、糀谷第1踏切西側構内の下り線高架橋築造工事用のクレーンが設置されていました。

橋脚柱梁上に高架橋築造工事用のクレーンを設置1(左・中・右0619写真拡大)
工事クレーンの設置は、同構内に建立された2本目の橋脚柱の梁の上に設置されています。

橋脚柱梁上に高架橋築造工事用のクレーンを設置2(左・中・右0618写真拡大)
・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切東側傾斜高架橋)
前回記述時には、第1踏切東側では下り線高架橋築造の基礎工事が行われていました。
5月30日に見ると、第1踏切東側では高架橋脚柱の建立のため、深く土堀して準備が進められていました。橋脚柱の建立のところには、ライナーが埋め込まれています。

高架橋橋脚柱建立の基礎工事(左・中・右0530写真拡大)
また、同日には1本の高架橋脚柱が建立され、2本目の橋脚柱の建立のため足場が築かれています。6月3日には、3本の高架橋脚柱が建立されています。

橋脚柱の建立が始まる(左:1本目の橋脚柱が建立され2本目の足場が組まれる0530、中・右:3本目の橋脚柱が建立される0603)
同14日に見ると、3本建立の高架橋脚柱は傾斜高架橋の背丈に合わされています。

3本の高架橋脚柱が勢ぞろい(左:高架橋脚柱の建立の基礎工事が進む、中・右:3本建立の高架橋脚柱の丈が延びる0614)
同19日に見ると、建立の高架橋脚柱の下部にはコンクリート打ちが行われていました。

建立の高架橋脚柱の下部にコンクリート打ちが行われる(左・中・右写真拡大)
・下り線高架橋盛土部築造工事
前回の記述では盛土部築造工事は開始されており、5月20日から6月19日までの間に走行列車から撮影により見て、高架橋盛土部築造の工事の進展を観察しました。

下り線高架橋盛土部築造工事(左上[0520]・中上[0530]・右上[0603]・左下[0614]・中下・右下[0619]写真拡大)
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第3、4工区工事
・京急蒲田高架駅設備工事
高架駅橋の2階下部の駅コンコース階の床桁枠の組立工事は、前回記述時から見ると殆ど進展がないようです。

コンコース階床桁枠の組立工事(左・中・右0614写真拡大)
第5工区工事
・京急蒲田第2~5元踏切間旧下り線線路跡工事
6月14日に見ると、京急蒲田第2~5元踏切間旧下り線線路跡の工事は、高架橋の橋柱間の補強の地下梁の工事が継続して続けられています。

高架橋の橋柱間補強の地下梁の工事(左上・中上・右上・左下・中下・右下0615写真拡大)
・京急蒲田第6~9踏切間旧下り線線路跡工事
京急蒲田第6~9踏切間では、元第6踏切の高架橋が3階の高さで、第9踏切の高架橋が2階の高さであり、下り線用の傾斜高架橋の築造工事が進められています。京急蒲田ヤード南端部では高架橋の高さは徐々に低くなっています。

京急蒲田第6踏切跡南方の下り線高架橋築造工事(左:第6踏切跡南側下り線高架橋築造工事、中:京急蒲田ヤード中央部下り線高架橋築造工事、右:京急蒲田ヤード南部下り線高架橋築造工事0615)
6月15日に見ると、蒲田ヤード南の下り線高架橋築造工事現場から京急蒲田元第8踏切付近の傾斜高架橋では、作業員が多数工事にかかっていました。元第8踏切跡付近での下り線傾斜高架橋の高さは、上り線の2階高架橋の高さとの差はあまりなくなっています。

ヤード南方から元第8踏切間の下り線高架橋築造工事(左:ヤード南方の下り線高架橋築造工事、中:ヤードと第8踏切間の下り線高架橋築造工事、右:元第8踏切跡南北の下り線高架橋築造工事0615)
元第8踏切跡南側の築造中の高架橋は、蒲田消防署の西北に接しています。その南側の消防署西南に接した高架橋の工事は、前回にはまだ橋脚柱が建ち始めたところで遅れていましたが、15日に見ると、足場が築かれ、高架橋の築造が進んできました。

蒲田消防署に接する下り線高架橋の築造工事(左:元第8踏切跡南の下り線高架橋築造工事、中・右:元第8踏切跡南高架橋のその南方の高架橋築造工事0615)
同日には、蒲田消防署南側に接する突き当り路地の南側の高架橋の築造工事は、足場と工事覆いが外され、京急蒲田第6~9踏切間で最も早く高架橋の姿がお目見えしました。この高架橋は、上り線高架橋とほぼ同じ高さとなっています。

消防署南側行き止まり道路先に最も早く姿を見せた下り高架橋(左・中・右0615写真拡大)
同日の京急蒲田第9踏切から見た、下り線高架橋築造の工事は進展しています。

第9踏切から見た下り線高架橋工事(左・中・右0615写真拡大)
京急蒲田第9踏切付近から第6踏切付近までを、6月15日に上り線列車に乗り旧下り線線路跡の下り線高架橋の築造工事現景を撮影しました。
京急蒲田第9-6踏切間110615.wmv
[クリックすると、京急蒲田第6-9踏切間周辺の下り線高架橋築造現場を先頭車窓からの前進風景を見られます]
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第1工区工事
前回の記述時には、大森町駅西口改札口が西寄りの仮設の改札口に移設しました。
大森町駅下り線高架ホームの工事準備
・大森町駅下り線仮設ホームに移設
大森町駅下り線高架ホームの階段、エスカレータおよびエレベータの据え付け工事には、地上下り線在来ホームと駅舎の撤去が必要となり、これまでに旧上り線線路跡に下り線大森町駅仮設ホームの工事を行っていました。6月に入り、下り線大森町駅仮設ホームの工事は仕上げ段階で、地上下り線ホームとしての移設は間もなくです。

地上下り線仮設ホームの工事完了間近か(左[0531]・中[0603]・右[0614]写真拡大)
6月14日に見ると、同19日始発列車から大森町駅下りホームの移設のお知らせが掲示されていました。それによると、旧上り線線路跡に仮設したホームを下りホーム(図ピンク部)として使用し、これまで、1952年(昭和27年)営業再開して以来の在来下りホームと現駅事務室(図黄部)は、撤去され姿を消します。新たな下りホームの改札は、前回記述の西口改札から移設の新改札口(図グレー部)と共用し、下りホームへは改札を入り右に曲がりスロープを昇ります。なお、新駅事務室は改札口の西側に新たに仮設(図グレー部)されました。

大森町駅下りホームの移設のお知らせ
大森町第1踏切から見た、移設の新大森町駅下りホーム(左側)と撤去が予定される在来下りホーム(右側)。

移設の大森町駅下り線新ホーム(左:移設の新大森町駅下りホームへの通路、中:移設下りホーム[左]と在来ホーム[右]、右:移設の下り線ホーム0615)
・上り線高架ホームエスカレータの運用開始
大森町駅の上り線高架ホームエスカレータの工事は5月に完成し、6月に入り運用開始されましたが、電力節電のため12時から15時までの間は運転が停止となります。

運用が開始された上り線高架ホームエスカレータ(左・中・右0610写真拡大)
下り線仮高架橋築造工事
・内川から北方周辺の仮高架橋工事
前回には、内川北岸の橋梁橋脚の基礎工事が行われており、その新橋脚台P-18は4脚の橋脚で構成されています。
5月31日に橋脚台P-18の基礎工事を見ると、クレーン車を稼働して橋脚鉄柱の埋め込み穴にライナーの挿入が行われたようです。

新橋脚台P-18の基礎工事1(左・中・右0531写真拡大)
6月14日に橋脚台P-18の基礎工事を見ると、工事機を稼働してライナーの挿入と橋脚鋼材の埋め込みの工事を行っていました。

新橋脚台P-18の基礎工事2(左上・中上・右上・左下:新橋脚台P-18の基礎工事、中下・右下:ライナーと橋脚鋼材)
同15日には橋脚台P-18の基礎工事現場には、ミキサー車が次々と来て橋脚鋼材の埋め込み場所にコンクリートの打ち込みが行われていました。

新橋脚台P-18のコンクリート打ち込み工事(左・中・右写真拡大)
・内川南岸周辺の仮高架橋工事
前回には、旧上り内川南岸橋梁橋脚南方から平和島第5踏切北側高架橋の北方の下り線仮高架橋築造工事現場では、高架橋脚柱建立のため基礎工事が進められています。
5月31日にはクレーン車を稼働して基礎工事が行われ、6月14日には工事車により橋脚柱建立の基礎工事が進められているようです。

内川南岸の仮高架橋築造基礎工事(左・中:0531、右:工事車を駆動して高架橋脚柱の建立準備工事0614)
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第5工区(続)
・京急蒲田第6~9踏切間旧下り線線路跡工事ビデオ特集
京急蒲田第9踏切付近から第6踏切付近までを、上り線列車に乗り旧下り線線路跡の下り線高架橋の築造工事2景を撮影しました。その1は、上り線普通列車の先頭車両から京急蒲田駅方向に進む前進画面(5月13日撮影)であり、その2は、蒲田駅方向に進む上り線普通列車の後尾車両から工事現場の後進画面(5月21日撮影)で撮影したものです。
京急蒲田第6-9踏切間周辺の下り線高架橋築造現場(5月13、21日).wmv
[クリックすると、京急蒲田第6-9踏切間周辺の下り線高架橋築造現場を先頭車窓からの前進風景と後尾車窓からの後進風景で見られます]
第6工区
・雑色高架駅の下り線ホーム工事
雑色高架駅の下り線ホーム工事の工程は、エスカレータ、エレベータおよび階段の据え付け工事が行われる予定です。

工事を待つ下り高架ホーム(左:右側下りホームにエスカレ―タの設置工事待ち、中:右側下りホームにエレベ―タの設置工事待ち、右:左側下りホームに階段の設置工事待ち0520)
下り線高架ホームの工事のためには、地上の旧上り線線路跡上に仮下り線ホームを設置して、現用の下り線ホームと駅舎を移設して撤去する必要があり、その工事の準備が今後着手されます。また、雑色駅での節電対策は、ホーム照明灯の消灯とエスカレータの停止が行われていますが、エスカレータの運転は、平日のラッシュ時の午前7時から9時を除いた時間と、土日と祝日は終日停止されています。

雑色高架下のホーム工事(左・中:旧上り線線路跡に仮下りホームを設置し在来駅舎・ホームの移設撤去、右:エスカレータの停止案内0520)
・六郷附近の下り線仮高架橋築造工事
下り線仮高架橋築造工事は、雑色第4踏切南方の旧上り線傾斜高架橋付近で、橋脚柱建立の基礎工事が長期に継続して行われています。

下り線仮高架橋築造工事現場(左[0513]・中・右[0520]写真拡大)
<ビデオ特集>
5月20日に、下り普通列車に乗り先頭車両から、雑色第4踏切附近から雑色第5ガード附近までの下り線仮高架橋築造現場を撮影したビデオです。
雑色第4踏切南方の下り線仮高架橋築造現場0520.wmv
[クリックすると、雑色第4踏切先の下り線高架橋築造現場を先頭車窓からの前進風景が見られます]
第8工区
・糀谷高架駅橋下の工事
5月17日に見ると糀谷高架駅橋下東端部では、地中の基礎工事が行なわれ、同20日には工事は西方に移動して行われていました。

高架駅橋下の地中基礎工事(左・中:高架駅橋下東端部での地中基礎工事0517、右:高架駅橋下の基礎工事は西方に移動する0520)
・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切西側構内)
5月13日に見ると、糀谷第1踏切西側構内に黒粉砂を搬入して、平らにならして固めていました。同17日には、踏切西側構内の平滑固定化が終了し、20日には作業枠の削が外されていました。同時に、糀谷第1踏切西側脇には、下り線高架橋築造の最初の橋脚柱と桁梁が建立されていました。

糀谷第1踏切西側構内の工事が進む(左上・中上・右上:黒粉砂を搬入し平滑固着作業0513、左下:平滑固着作業が終了し作業枠の削を撤去、中下・右下:下り線高架橋築造の最初の橋脚柱が建立する0520)
・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切東側傾斜高架橋)
糀谷第1踏切東側傾斜高架橋の築造準備工事は、5月13日に見ると盛土部から糀谷第1踏切東側まで、連日して基礎工事が行われています。

糀谷第1踏切東側傾斜高架橋の基礎工事は進む(左:盛土部の基礎工事、中:傾斜高架橋部の基礎工事0513、右:傾斜高架橋部の基礎工事0520)
<ビデオ特集>
5月20日に、糀谷第1踏切西側脇に初の橋脚柱が建立された下り線高架橋築造工事現場のビデを2方向から撮影しました。その1は、糀谷駅から品川方面発の下りエアポート列車に乗り先頭車両から工事現場を見たもので、その2は大鳥居駅から横浜方面行きのりエアポート列車に乗り先頭車両から工事現場を見た工事現場の映像です。
糀谷第1-2踏切間周辺の下り線高架橋築造現場0520.wmv
[クリックすると、糀谷駅と糀谷第2踏切間周辺の下り線高架橋築造現場を糀谷駅発と糀谷着のエアポートライナー列車の先頭車窓からの2風景を見られます]
第1工区
<ビデオ特集>
内川から北方周辺の下り線仮高架橋工事の新橋脚台P-18の基礎工事(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第16回その2)」参照)を静止画と間違えてビデオ撮影したもので、非常に短時間ですが貴重な映像記録です。
内川北岸下り線仮高架橋橋脚台基礎工事0521.wmv
[クリックすると、内川北岸下り線仮高架橋橋脚台築造の地中の基礎工事を見られます]
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