タイトル----天を怨まず、人をとがめず。第1967号 26.05.16(金)
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天を怨まず、人をとがめず。『論語』
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事、志とちがい、世にいれられないけれども、わたしはなすべきことをしているのだから、天をうらみもしないし、人をとがめもしない。
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【コメント】
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このような境地に達することができれば最高ではないでしょうか。何事も、人の所為ではなく、自らが歩いてきた結果の所産であるということです。
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天風師を学んで後、運が悪いのは自分が蒔いた種が悪いのだ、誠心誠意すれば天が認めてくれるのだと思うようになりました。
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昨夜は子どもたちに75歳の老人青年のフットワークを見せました。我ながらよく訓練をしてきたものだと思うことでした。
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蚊が泣くような小さな声で返事をする子どもに、大きな声で返事をしなさいと厳しく諭してあげました。
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大人になってから、仕事をする際、危険が伴うような場合、先輩の主任とか責任者は、こういうことが危ないぞと教えてくれます。その時、蚊の泣くような小さな返事をしても、注意した人には聞こえないのです。
折角注意したのに、聞こえているのか、聞こえていないのか、それが分からないのです。大きな声で返事をすれば、俺が言ったことは聞こえているのだなと安心するのです。
それが安全作業にもつながるし、生命の安全にもつながるのです。
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『天保おすわり事件』(第23回)
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一 一
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轉封の臺命は、當の酒井家にさへ、青天の霹靂であった。況や三百諸侯に於てをやだ。
おそらく事前に之を知って居たのは、「大御所様」の家斉と、松平大和守斉典と、外二三の老中共に過ぎなかったであらう。
それだけに、投げた石は小さくとも、四方にひろがる波紋は大きかったのである。
その波紋の一つに、こんなのがある。
川越の松平大和守の本家に、松平越後守といふ大名がある。此の人から、老中太田備後守と脇坂中務大輔にあて、左の意味の詰問的伺書が出てゐける。
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短歌の紹介
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すてきなり酒田の美女の理子さまは
心行い人の範なり 6763 味園語録
激戦で潰乱するも榊原
伴の屍背負いて退いた 6764 『臥牛 菅実秀』