味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

吉田正・記念オーケストラを拝聴。

2012-09-30 09:39:14 | ブログ

タイトル---吉田 正・記念オケストラを拝聴。第1374号 24.9030(日)

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 吉田 正記念オーケストラ

    ~情熱のタンゴオーケストラ~   

 昨日、谷山サザンホールで開演された「吉田 正」記念オーケストラを拝聴しました。行く気になったのはサブタイトル「~情熱のタンゴコンサート~」となっていたからです。会場には私同様、髪が薄くかつ白髪まじりの、昔日を彷彿とさせる往年の名優たちが席を占めていました。

 指揮者は大沢可直(おおさわよしなお)氏、62歳でした。プロフィールによると、

〈-----2001年に吉田正記念オーケストラの初代音楽監督に就任。クラシックの指揮者として初めて「歌謡交響曲」という新たな芸術作品を創り出しオーケストラの大衆化を命題に反響を巻き起こし新たな文化を導入したことで話題を呼び、指揮では繊細で流麗な音楽表現と重厚な音楽性を併せ持ち、「音楽界のきみまろ」と言われるトークは笑い・涙を誘うことでも有名で多才な才能を兼ね揃えていることから、ファンが急増している。〉

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 カタログにあるプロフィールより転載しましたが、これを読んだだけで、雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか。演奏を聞き、まさしく「繊細で流麗な音楽表現と重厚な音楽性」を堪能させて戴きました。

 半世紀前、社交ダンスを愛好していた金持ちの若手青年事業主の集いに誘われて仲間入りしました。貧乏暮らしで金を持たない私は、毎晩の飲み会の後片付けを担当しました。飲み食いした後を綺麗に掃除し、お茶碗を洗うのが好きで得意であったため、特に気にいられたものです。

 当時はタンゴ、ワルツ、ジルバー、マンボ、ジャズ等々畳一畳ほどの大型バッフルから唸りを生じる低音と高音に酔いしれたものです。その当時から買い求めたレコード盤300枚は今も健在て、家内が外出した時などはボリュームを一杯あげて、タンゴ、クラシック等を聴くことを楽しみにしています。

 今回の大沢さんが指揮するオーケストラは当時を彷彿とさせる大変素晴らしいものでした。中でも名場面は、森博幸鹿児島市長を言葉巧みにステージに誘い、オーケストラをバックに「寒い朝」を熱唱した歌の共演でした。森市長の歌のうまさに感心し、笑いと感動を演出した驚きのステージでした。

 二時間の短時間の演奏等々でしたが、指揮者の肺腑から出づる言々は、今の日本人が忘却している大和の国を象徴する、おだやかな愛国心であると読み取りました。

 普通、愛国心と云うと、ヒステリックな一面のみが強調される嫌いがありますが、そうではないのです。各々自分が大事であるように、家庭が大事であり、そして国が大事である筈です。その国家観念は自国と自分を大事にすると同時に、外国の人々をも大事にしなければならないと思うのです。決して争いごとを起こしてはならないと考えます。

 半世紀に亘って空手道と漢籍の言葉等々を子どもたちに教えてきましたが、上に書いた「人との協調」も訓戒・指導し、併せて勤勉性を培うこと、勤労意欲の大切なことも基本方針として教えて参りました。

 曲目の一覧によると、【第一部】 80日間世界一周、パりの空の下、禁じられた遊び、慕情、日本の行進曲、中山晋平メドレーでした。

 【第二部】 カミニート、好きだった、ジェラシー、奥様お手をどうぞ、霧子のタンゴ、ラ・クンパルシータ、夜霧の第二国道、フランク永井メドレー、異国の丘でした。

 最後に一同で合唱した異国の丘は、歴史を縦断的に追憶し、かつ不幸な戦争に参加し、極寒のシベリヤの地で捕虜という悲惨な局面に遭遇した人々の想像を絶する苦境・苦悩を思い偲ぶことができたことでした。

 「戦争と平和」は一言で表現できるものではありませんが、二度とない人生、この世に生を得た者として、平和的でありながら、盤石な国家観念を培養することが要諦だと信じます。そのことがひいては、人生を謳歌することにつながると確信するからです。

 願わくば、中山晋平メドレーにあるような童謡なども学校教育で取り上げて貰いたいものです。郷愁を思わせる歌の精神への貯蔵は、子どもたちを素直に育てると同時に、家庭を守る、国を守る気概の培養に繋がるものと思うのです。そういう心の豊かさがあれば、現今話題となっている子どもたちのいじめ、そして自殺等の防止にもなると確信いたします。

 素晴らしい演奏会に参加する機会に恵まれ欣快この上もなく存じています。当日、お世話下さったサザンホールの職員の方々の濃やかなお心遣いにも感動した次第です。有り難う存じました。

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小利を見るなかれ。

2012-09-26 17:12:36 | ブログ

タイトル---小利を見るなかれ。第1371号 24.90.26(水)

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 子夏政を問う。子曰く、速やかならんことを欲するなかれ。小利を見るなかれ。『論語』319

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 子夏が孔子に政を行う道を聞いた。孔子が言うには、政を行うには効果の速やかにあらわれることを欲してはならない。又眼前の小さな利益を見てはならない。

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〔コメント〕 仰せのとおりです。現政権に代わってこれほど滅茶苦茶になると誰が予想したでしょう。これも前政権が、胡坐をかいていたからなのです。元女外務大臣にしても、老人元大蔵大臣にしても、自分らのしていたことをかなぐりすてて現政権に来たのです。恥も外聞もない人たちとある記者がいいましたが、そうなのでしょうか。

 明日の予定   『菜根譚』『知命立命』『五輪書』『貞観政要』『南洲翁遺訓に学ぶ』です。

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眼前の小利を追えば後世を 

        利する大事を為すこと出来ぬ 1418

翔王も誠玉男児心意気 

        学問館で学び勤しむ  行けど、チェストー 1400

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『酔古堂剣掃』の学修。

2012-09-24 13:09:35 | ブログ

タイトル---『酔古堂剣掃』の学修。第1369号 24.09.24(月)

 

 今日の日本はまさに穢国悪世です。どう贔き目にみても汚れた国であり、悪い世の中です。その穢国悪世を捨てないで、穢国であればあるほど、悪世であればあるほど、菩薩にすればこれ以上の悲しみはない。いわゆる大悲の至極なのであります。この悲という字に「願」をつけると「悲願」となる。楽願ではいかんので、悲願ということが一番尊い。菩薩の悲願こそが大悲の至極なのであります。(安岡正篤著『酔古堂剣掃』)

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 〔コメント〕 冷静に読んで今の世の中をいいあてているようです。政治の世界でトップ同士が約束をしたやに報じられても、約束を果たさない、これは国民を愚弄していることなのです。前も悪かったが益々悪くなった、という人が多いです。残りが一年近くあるからといい、したい放題して国は墜落するでしょう。支持率が下がったということは国民が、即刻退陣しなさいということなのです。国民を愚弄し続けた場合、さてどうなるでしょう。

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 今朝の学問館で当該書籍を始めて学修しました。15年前購入し、何回となく読んだのですが、またまた感慨新たなるものがあります。学人が言うには素晴らしいとのことです。

 今日は南洲翁の命日です。そこで『南洲翁遺訓』も学修しました。『菜根譚』『努力論』『運命を拓く』等々です。西郷隆盛を学ぶということは、幅広く読まなければ、『南洲翁遺訓』一冊だけ読んでも西郷隆盛はわからないのです。幅広く他の文献と同時に学んでほしいものです。

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志を得ずば野に降り独り行く気概  

          富貴貧苦も志を変せざる 1384

三十章多くの人は覚えおり 

          真なる理解幾人ぞある 1386

南洲は命名誉もいらぬ言う 

          気概受け継ぐ男児孫たれ 1388

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 明日の学問館

 『学問のすすめ』、『酔古堂剣掃』、『努力論』、『言志録』、『貞観政要』、『南洲翁遺訓に学ぶ』等々を学修します。勿論、詩吟も。

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酒は穀気の精なり。

2012-09-21 19:55:59 | ブログ

タイトル---酒は穀気の精なり。第1366号 24.9.21(金)

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 酒は穀気の精なり。微しく飲めば以て生を養う可し。『言志録』54

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 酒は穀物の気の精である。これを少し飲めば養生によい。だから酒はだれ止めというし、百薬の長というのでしょう。

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焼酎は穀物気の精これ飲めば 

        養生よきて健やかなりき  1346

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富貴貧賤。

2012-09-18 12:57:42 | ブログ

タイトル---富貴貧賤。第1363号 24.09.18(火曜)

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 寺田一清編『二宮尊徳一日一言』、9月15日をご紹介致します。

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 富貴貧賤

 富貴を好み貧賤を悪むは人の情なり。然れども富貴貧賤は天にあらず、地にあらず、又国家にあらず、唯唯人々の一心にあるのみ。身を修め人を治むる者は富貴を得、懶惰にして人に治めらるる者は貧賤を免れず。(語録三三三)

【略解】 富貴貧賤は、ただ人々の一心にありという一語こそまさに痛切な戒めである。

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〔コメント〕 今朝の学問館で161回になりました。森信三著『幻の講話』も連日拝読し、心が洗われています。素晴らしい本です。お買い求めお読みになりませんか。

 上の尊徳翁の言葉もいいですが、要は日々生きていくことが出来、人生の意義を噛みしめることが出来れば、それでいいではありませんか。今、テレビのニュースを見たら、中国のデモの風景が、大きく映し出されました。政府は尖閣諸島付近に海上自衛隊を派遣したとか報道していました。出来るものなら、穏やかに、大人の視点に立って事を進めて欲しいものです。テレビに出演していた男が中国を敵に回すと経済問題で困るということを言いました。尤もですが、経済、経済で競争し、奪い合いして来た結果がこういうことです。

 近くの金物店の社長が数年前、中国に進出する企業に対して、「あの連中は、やがて裸で帰ってくることになるからみていなさい」と言ったことがありました。同感でした。国内の事は国内で済ませるべきだと私は考えています。一番のガンは労働組合の賃上げだと私は思っています。これに対して国民は怒って然るべきだと思うのです。

 公務員は給料は高いのに「生活ができない」というのです。それでは民間の人たちはどうなるのですか。戦争をしたくなければ国内の事は国内で、家族のことは家族で処理する方が危険が少ないのです。老人の私には関係ないことかも知れませんが。

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上位者が義と信好み尽くすなら 

       下は敬服情(まごころ)用う 1302

喜屋武の心技阿南君技を研ぐ 

       範士生き様生閉じるまで 皇刀 1305

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