タイトル----人に与えては徳に感ずることを求めざれ。第2098号 26.09.24(水)
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人に与えては徳に感ずることを求めざれ、怨みなきは便(すなわ)ち是れ徳なり。『菜根譚』
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人に恩恵を施して、その恩恵に感謝することを期待するな。与えて、それで怨み受けなければ、それがすなわち施した恩恵の報いであると考えて満足するがよい。
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【コメント】
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『菜根譚』を購入したのが30数年前でした。読み、筆写し、録音したりしてきたため、本はボロボロになっています。それでも肌身離さず持ち歩いています。仲間30名にも贈呈してきました。でも私ほど愛着は持っていないみたいです。
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書物に愛着を持つということは、本と一体となるということだと私は考えています。
それは歴史的偉人・哲人が学んで収斂してきた人生の奥義を、私ども学ぶ意欲のある後輩に指し示してくれているのだと思います。
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『臥牛先生遺教抄』 (第38回)
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三十八、率(おおむ)ね才気のある者は、弱きを助けて強きに反抗せんとの思い、出ずるものなり。是れよろしからず。弱きも強きもなきものにて、必ず正しきものを助くるものなり。
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『論語』 38
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子曰はく、人にして信なくば、其の可なるを知らず、大車輗 (げい)なく、小車軏(げつ)なくば、其れ何を以て之を行(や)らんや。
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〔訳〕 孔子が言うには、
①人に信がなかったら、人と人が信頼する基盤がなく、なんともならないものである。
②もし牛車に輗がなく、馬車に軏がなかったら、どうして車を進ませることができようか。信はかの大車の輗や小車の軏のようなものである。
③輗と軏がなければ、大車小車を運行させるこができないように、人は信がなければ何事も行うこともできないのである。
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短歌の紹介
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人の世は君と私の信頼で
大きく啓くその字「人」なり 6925 博庵語録
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