タイトル----行くに径に由らず。第1981号 26.05.30(金)
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行くに径(こみち)に由らず。『論語』
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大道を真っ直ぐ進むがよい。それは、よしまわり道に見えても、平らで正しい。これに反し、近道とも見え、変化の魅力をもっていても、小道はやがて行きどまりがくる。
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【コメント】
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昨夜は木場啓師範が稽古にきました。二部の指導を頼んだら、それはそれは導きの巧みさに舌をまきました。特別支援学級のお兄ちゃんを、褒めながら、指導する様は達人の域でした。
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『天保おすわり事件』(第37号)
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それだけに轉封の臺命をもれ承るや、日夜憂慮、三度の食事もろくろく咽喉に通らない程であった。「御主家の大事、ひいては御領内のお百姓二十萬人の死活問題だ。いかなる犠牲を拂っても、是非お沙汰やみを願はねばならぬ。」
さうは決心したものの、事は重大、一人の微力ではどうする事もできぬ。少くも志を同じうする者が、百人二百人の協力を得なければ、目的の貫徹はおぼつかない。
といって、うっかり口をすべらして、川越の間者の耳にでも入ったら大変だ。壁に耳あり、障子に眼あり、スパイはいつの世も警戒せねばならぬ。
「まず誰に相談したものかなあ。」
それが一番の悩みであった。
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短歌の紹介
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己とは一体どういう者なるか
人とは何か世の中何か 6780 人間学のすすめ 157
自己何ぞ社会は何ぞ神何ぞ
心で悟る智慧というなり 6781 人間学のすすめ 157