味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

人の善を道うことを楽しむ。

2014-05-25 17:38:34 | ブログ

タイトル----人の善を道うことを楽しむ。第1976号 26.05.25(日)

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 人の善を道(い)うことを楽しむ。『論語』(季氏)

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 益になる楽しみには三つあるが、その一つ。人の善言善行をほめて、世の中にも知らせることは楽しみである。

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 【コメント】

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 昨日は暁の学問館に始まり、空手道指導、朝食は正午でした。学問館の前、枕崎へ走ってきました。そして現在懸案の問題に取り組み、夕方はいつもの通り空手道指導をしました。要は前へ前へと進むことだと思います。学問館では『幻の講話』第二巻・十一講、『人間学のすすめ』を資料とし、詩吟をおけいこしました。

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 学問館に初めて来た小学一年生が、『南洲翁遺訓』第一章を暗誦しました。私が教えていない子どもが、自分で覚え暗誦するのは半世紀指導してきた中ではじめてでした。

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 竹ノ内兄弟が二部に来るようになり、二人を懇切丁寧に指導しました。今時珍しいとっても真面目なお二人です。お休みをする時など、父上様が必ず電話連絡をしてくださいます。

 こういう細かい動作を天が観ているのです。私にはわかるのです。

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 先ほど荘内の久松理子先生のブログを拝見させて戴きました。なんと素的でしょう。その思いをメールで伝えました。曰く、

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〈理子先生のブログは最高ですね。このブログを見た人は心が豊かになることでしょう。自然、人物、お料理のお写真などバラエティに富み、心が豊かになり、生きる楽しみが湧いてきますね。

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 物騒な戦略で争い事をエスカレートしている中国、ロシヤの偉い先生方にもお見せしたら、心が和んでお考えが変わらないでしょうか。〉

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 理子先生のブログにあった短歌です。私は稚拙な短歌を詠んでいるのですが、理子先生もやりましょうよ、と呼びかけたのです。理子先生の短歌は、

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 短歌なのダメだと思ってはダメだやの

                味園先生心の師なり  理子語録

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 短歌に東北弁があるところがすばらしいと思いました。

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 理子様の短歌(うた)読み心ホロリとす

        隣の美女にお勺どうぞと  6770 博庵語録

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 2月28日、荘内南洲会旅行団の一人として鹿児島を訪問された際、準備作業すべてをしていた私が、お若い女性・理子先生を私の隣に座って貰うべく指名したのでした。そのお蔭で心が通い合いメール等のやりとりをしている次第です。

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 『天保おすわり事件』(第32回)

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 聖運動は期せずして、八方に広がった。荘内はその頃、最上川を境にして北を川北、南を川南と呼んでゐた。

 川南で、此の運動の中心となった人物は、田川郡西郷村馬町の庄屋書役本間辰之助、鶴岡の町人加茂屋文治の両人で、川北では、飽海群江地村玉龍寺の住職文隣和尚遊佐郷の石垣兵蔵等であった。

 川北も川南も、お百姓が主で、僅かに酒田や鶴岡の町人の一部と、僧侶や神職が、知識階級を代表して参加したぐらゐのもので、苟も藩から祿をいただいてゐた士分以上のものは、一人もそれに参加してゐなかったが、かくれたるシンパとして、陰に陽に彼等の聖運動を支持し、援助した事はかくれもない事実である。

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