タイトル----言語を慎みて以て其の徳を養う。第2094号 26.09.20(土)
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言語を慎みて以て其の徳を養い、飲食を節して以て其の体を養う。『近思録』
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日常において、ことばを慎み、わずかの失言もないようにして徳を養い、また飲食をつつしみ、すこしでも度を過ごさないように注意して、身体を養う。この平凡なことが実は徳を保ち、健康を保つ要道である。
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【コメント】
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長い人生における大事な要諦であります。冷静に考えれば分かり切ったことなのですが、ついうっかり日常の忙しさに気をとられて忘れることもあるものです。
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それと併せて中村天風師が訓戒する、「怒らず、懼れず、悲しまず」も健康を維持するためには大事な要諦なのです。
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今朝の学問館は3歳女児、小学一年男子、小学二年女子と集まりました。みんなが来る前に『書経』『孝経』の今まで読んだところを復習しました。『孝経』の、「孝は徳の本なり。」(21.08.10.第73号)、「孝とは、人の高行なり。」(21.08.29.第120号)は過去ブログで紹介しています。
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『孝経』、諸侯章 第三 「子曰く、上に居て驕らざれば、高くして危ふからず」の所を小学一年男子・正田宗一郎君に解説してお話しました。とにかく素晴らしいお子様ですので、見上げる星のごとく人々から崇められること間違いないと確信していますので、『孝経』を通じて帝王学を教えている所です。
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保護者に、素直さと、学修意欲と、継続する意地とがあればいいのですが、多くは分からないことも嵩じて飽きっぽいのです。子どもに対してモウヨカガホラと親が言ってしまうのです。そこに来て佳那子譲のご両親は英邁という言葉がピッタリのご両親なのです。
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『臥牛先生遺教抄』 (第34回)
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三十四、朋友に交わるに、根本一つを切磋し枝葉は人々にて宜し。大徳に違わぬ事は人に因って異なるものと思うべし。
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『論語』 34
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三十四、子張祿を干(もと)むるを学ぶ。子曰く、多く聞きて疑はしきを闕(か)き、慎んで其の餘を言へば則ち尤(とが)め寡(すくな) し。多く見て殆きを闕き、慎んで其の餘を行へば則ち悔寡し。言尤め寡く、行ひ悔寡ければ、祿其の中にあり。
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〔訳〕 ①子張は学に従事していたが、仕えて祿位を求めるにはどうしたらよいかと問うた。
②孔子は次のように答えた。なるべく多くのことを聞き、多くのものを見て見聞を広めたうえで、その中の疑わしくて自信のないことや、危険なことを取り除いて、残りの確かなことだけを慎重に言えば失言が少なく、人から咎め立てされることも少ない。
③なるべく多く見て其の中で疑わしい事はとりのけ、残りの確かな事だけを慎重に行えば後悔することも少なくなろう。
④このように、言うことに失言がすくなく、することに後悔が少なければ、祿位はそのこと自体に存するもので、求めなくても自然に士官俸祿は得られるようになるものである。
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短歌の紹介
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真面目さで効率の善き仕事せば
仕事自ずと舞い込んでくる 6920 博庵語録
勤勉で継続努力して行けば
確かな我に我見入るなり 6921 博庵語録
atqiybens
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