タイトル---人の言は須く容れて之を択ぶべし。第1317号 24.7.29(日)
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人の言は須く容れて之を択ぶべし。拒むべからず。又惑う可からず。
(『言志録』36章)
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他人のいうことは、一応、聴きいれてからよしあしを選択すべきである。始めから、断ってはいけない。また、その言によって惑ってはいけない(しっかりした自分の考えがなければいけない)。
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〔コメント〕 これについて次の短歌を詠みました。
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人の言ひとまず聞きて選ぶべし 悪けば名誉与え退け 881
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また、歌人・美麗様から次の短歌が寄せられました。--修身教授録 第一部 第19講--「松陰先生の片鱗」より---
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至剛至優思いやり深く慈悲心が 剛さを覆う優の魂
自らの道を求めて柱を得 壁土初めて意味を成す也
学ぶ子を慈悲心もって見送られ 学ぶ子明日もまた学ばさる
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暑い夏です。ご自分が主人公となり、日々をお過ごしになりませんか。その事が慶びにつながります。健康と長生きに資するとは中村天風師の訓戒です。そのとおりだと存じます。人様を称え、自らもよろこぶ、この生き方をすれば間違いないと存じます。上手下手は関係ないと思っています。