味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

任為ること重し。之に任ずること重しと雖も

2020-10-31 10:49:42 | ブログ
第4293号 令和2年10月31日(土)

 貞観政要--------------

 任為ること重し。之に任ずること重しと雖も、之を信ずること未だ篤からず。之を信ずること篤からざれば、則ち人或は自ら疑ふ。頁595

 (訳)その任務は極めて重いものでございます。しかし任務は重いけれども、その人を信用することが強くありません。信用することが強くなければ、人は信用されていないかと疑うものがあります。人に疑いを持つものがあれば、一時しのぎの心をいだくようになります。頁595
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 家内が入院するということで帰郷した娘は明日上京致します。家内は火曜日退院するとのことになりました。人間健康ほどありがたいことはないと通説に感じた次第です。

ひそかに在朝の群臣を観るに、

2020-10-30 17:23:47 | ブログ
第4292号 令和2年10月30日(金)

 貞観政要---------------

 ひそかに在朝の群臣を観るに、樞機の寄に當る者は、或は地、秦晉に隣り、或は業、経綸に預り、並びに事を立て功を立て、皆、一時の選にして、之を衡軸に處く。頁595

 (訳)慎んで朝廷に居る多くの臣下たちを観察いたしまするに、重要な政務を委任されている者は、あるものは帝室と姻戚関係にあり、あるものは国家を治める政策に参画しており、皆、当時の選ばれた人材で、重要な官職に居ります。頁594
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 生協に入院している家内は来週初めに退院するとのことです。

君の臣を視ること土芥の如くなれば、

2020-10-29 10:49:11 | ブログ
第4291号 令和2年10月29日(木)

 貞観政要---------------

 君の臣を視ること土芥の如くなれば、臣の君を視ることこうしゅうの如くす、と。臣の君に事ふること二志有ること無しと雖も、去就の節に至りては、尚ほ恩の薄厚に縁る。然れば則ち人の上為る者、安んぞ以て下に禮無かる可けんや。頁594

 (訳)また君主が臣下を土やごみのように見なして踏みつけにすると、臣下もまた君主をあだかたきのように恨み憎むものです』と。臣下が君主に仕えるには二つの心があるのではないけれども、君主の恩の厚薄によって、去ると去らないとの二つの心が生じるものであります。ですから君主というものは、臣下に対して無礼であってはならないものでございます。頁595
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 連日青年たちの押し入り強盗が報道されています。警察当局は高齢者の方々の住居など見回りを徹底して欲しいと存じます。そして車両の速度違反の取り締まりも強化して欲しいものです。私は一日置きに鹿児島健康スポ-ツランドに行っているのですが、軽車両と大型トラックの速度違反が目立ちます。これらの取り締まりの強化もして欲しいものです。

 平和と繁栄と自由を満喫している日本ですが、自由であるとは言っても、そこには人間のモラルがなければなりません。お互い心したいものです。

孟子曰く、君の臣を視ること手足の如くなれば、

2020-10-28 12:11:56 | ブログ
第4290号 令和2年10月28日(水)

 貞観政要-----------------

 孟子曰く、君の臣を視ること手足の如くなれば、臣の君を視ること腹心の如くす。君の臣を視ること犬馬の如くなれば、臣の君を視ること国人の如くす。頁594

 (訳)孟子はこのように言っております、『人君が臣下を自分の手や足のように大切に扱えば、臣下はその恩義に感じて君主を自分の腹や心・胸のように大切に思います。君主が臣下を飼い犬や馬のように考えて追い使うだけで礼遇する気持ちがないと、臣下もまた君子をただ路行く人のように見て恩義を感じなくなります。』頁594
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 今日も自転車でのあおり運転男の素行が報道されました。この男は以前から同様のことを繰り返していたというのですから、厳しく対処し刑務所への収監もしていいのではないかと思います。20歳の青年が70歳の高齢者に暴行を加えるということは放任すべきではないと思います。

 また今日の国会では立憲民主党の安住氏がビジョン無き菅内閣だから、我々は積極的にあるべき社会像をめざして攻めて行くといっています。思うに菅内閣は各テ-マごとにきめ細かく取組みだしていると思います。仮に民主党などが天下をとれば日本は崩壊するのです。

 今の日本社会のだらしなさは当時の社会党野党の責任なのです。

社稷の為めに亡ぐれば、則ち之に亡ぐ。

2020-10-27 12:44:28 | ブログ
第4289号 令和2年10月27日(火)

 貞観政要-------------

 社稷の為めに亡ぐれば、則ち之に亡ぐ。若し己が為めに死し、己が為めに亡ぐれば、其の親ぢつに非ざれば、誰か敢て之に任ぜん、と。門啓きて入り、しかばねを股に枕せしめて哭し、與ちて三たび踊りて出づ、と。頁593

 (訳)主君が国家のために国から逃げ去ったならば、主君と共に逃げる。もし、主君が自分のために死に、自分のために亡命したならば、そのお気に入りの人でないならば、主君の禍いに当たることはない」と。門が開いたので崔氏の宮の内に入り、斉公の死体を自分の股の上に枕させて哭を行い、立ちあがって三度踊りあがる礼をして崔氏の宮から出た』。頁593
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 18、19歳の3人組の青年たちが、宅配会社の社員を装って室内に入り、住人に暴行を加え現金を奪い去ったとのことです。そしてベトナム出身の青年たち13人が非違行為をしているとのことです。平和と繁栄を謳歌している日本ですが、労働団体の賃上げ交渉も強引な圧力ではないのだろうか。

 今話題になっている自転車のあおり運転をするヒョッコリ運転男の運転についても厳しくただして欲しいと思います。












 少年3人強盗