味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

述べて作らず。

2012-06-28 13:35:09 | ブログ

タイトル---述べて作らず。第1288号 24.6.28(木)

 『論語』第148を紹介します。

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 子曰く、述べて作らず、信じて古を好む。竊(ひそ)かに老彭(ろうほう)に比す(述而第七)

 

 〔意訳〕 自分は昔の教えを伝えてこれを説明するばかりで、独断で創作はしていない。信念を以て古の道を好む点については、内心ひそかに昔、殷の時代に老彭という賢人があって、古人の言ったことを伝えてこれを述べ深く信じ篤く好んだが、わしは竊かに自らこの老彭に比してこのようにしているのである。

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〔コメント〕 我こそは教育界の重鎮だ、と威張っていた御仁が本を出版したことがありました。その御仁、元を取らねば損だとして、強引に売り歩いたものです。末尾に「稚拙な文章で」と書いていましたが、まさしく稚拙そのものでした。今回紹介した天下の孔子様は誠に控え目。小人に限って威張るということなのでしょうか。拙歌を。

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 黒帯よみっともないぜ風邪引くな 暑い寒いは修行のうちだ (誠玉6)

 如月の十七日はペスタロチ 人類教育父の命日 359

 晩年の水戸光圀卿の集まりは 節約精神汁会命名 360

 ペスタロチ精神(こころ)学べよ教育に 捧げる君は民族の父 361

 先哲も経験をせぬ真精神 幼き子らに継承をせよ 362

 偉大なる人物巨大情熱が 生涯滾り続けたる人 364 

 ペスタロチ学校教師五十三 齢奉公無給なりしと 365

 教育者魂洗礼ペスタロチ 偉大さ学べ情熱学べ (修身教授録)366

 暁で学ぶ若手の師範君 菜根譚の一条覚ゆ 367

 殷の世の老彭の賢敬信し 好みて孔子人に継ぐなり (『論語』)369

 大学の致知格物は善の明 身を誠にす大本の訓  (大学) 372 

 人民は平素よりよく心用い 政府処置見て深切に告げ (学問のすすめ)375

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一日の意味

2012-06-27 17:15:12 | ブログ

タイトル---一日の意味。第1287号 24.6.27(水)

 『修身教授録』のこの項には、人生の極めて大事な要件が述べられています。概してかねがね私が、弟子たちに話している事柄と符号するのです。一部引いてみます。

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 つまり人間というものは、ある意味では常に逆境に処する際の心の準備をしていなくてはいけないのです。----逆境に処する心構えというものを、もう一つ突きつめますと、結局は死の問題となるわけです。---真の大往生を遂げようとすれば、まず今日一日の大安眠を得なければならぬでしょう。---死というものを、一生にただ一度だけのものとして考えていてはいけないと思うのです。それというのも実は死は小刻みに日夜刻々とわれわれに迫りつつあるからです。

---学問というものは、ただ実行という土の上に立って、初めてその意義を持つわけで、これ孔子が「行って余力あれば文を学ぶ」と言われたゆえんでしょう。

 学問に対する態度として、私には、古今を通じてこれほど痛切な教えはないと思います。

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〔コメント〕 今朝の学問館で80回になりました。日々、新たなる感慨を抱きて学んでいます。拙歌を。

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民主党改革忘れ消費税 批判すべきや我れ悩むなり(誠玉5)

他人の事良いの悪いの言う前に 己の心省みるなん(美鳳3)

辛苦嘗め自ら自己の欠点を 除き得る事真の成長(翔翔4) 

武の道で魂魄鍛え技磨き 磨きた精神全発揮せよ

人生の逆境さりげなく超え ゆく根性道修めたる人

逆境に処する心の構えとは 死の問題となるも怯えず

今日の日の寸時も無駄にするなかれ 死は小刻みに近づけばなり

行って余力ありせば文学べ これ人生の至楽なるなり

孔子言う礼に合わず道由らば 天我を棄つ我も同じぞ

無用の費省かず税を上げるとは 天怒るなり人怒れよと

呂藍言う入るを量りて出る制す これ役人へ戒めの言

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批評的態度というもの。

2012-06-26 15:52:14 | ブログ

タイトル---批評的態度というもの。第1286号 24.6.26(火)

 私のブログは、OCN、ココログ、アメーバの3つを交互に書くようにしています。今日の学問館で79回となりました。最近、稚拙な和歌を書いていますが、荘内の先生方、修正の箇所はご指摘戴きたいと存じます。若手師範の申し出により始めた学問館は日々順調に開催されています。森信三著『修身教授録』に日本の四代古典が紹介されていますが、荘内南洲会の先生方はご存知だったのでしょうか。『南洲翁遺訓』『貞観政要』『海舟座談』『氷川清話』、それに『楽翁公遺書』を数えたら、日本の五大古典だと紹介されています。

 私は『楽翁公遺書』を除く書籍は20年前から所蔵しており、数回読んだ記憶がありました。今回特に拝読し直し、その素晴らしさに感動の念を禁じえない思いです。たまたま自己主張の強い男が、臆面もなく『南洲翁遺訓』を新しく編纂するのだと発表しましたが、福島で古典を教えている先生に関係資料を送付したら、こんなもの読む人はいませんよ、とにべもなく無視してくださいました。天下の森信三先生が、あの世で厳しく叱責しておられることでしょう。

 24日の南洲会では、編纂事件に対して、役員は何の措置もとらなかったのか、という指摘がありました。このことは専門委員の方が理事会・評議員会合同の会議を開催するよう申し入れたのですが、館長が開催するような事をいったらしいのですが、逃げまくって不問に付したということです。荘内南洲会の皆様は、その事実は記憶に留めていて欲しいと思います。

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 「批評的態度というもの」のところは、稚拙な和歌でご紹介し、末尾のを一部引いてみます。和歌は私をはじめ素人だけのものでございます。学問館関係者がそれぞれ提供してくださっています。名前は歌人名です。

〈戦後の教育では、---土台づくりを閑却して、一挙に批判力の賛成が可能であると考えたところに、一つの重大な手落ちがあったと言えるであろう。正しい批判力が、社会の進歩のためにいかに重要かは、改めて言うを要しないが、それだけにわれわれは、今後改めて、根本の土台づくりとしての情操の啓倍からやり直さねばなるまい。〉

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意志根気ねばりなくては何ならん 励めはげめよ修身の道 (誠玉4)

油切れ胸突き八丁富士登頂 ねばり出すこそ最後の秘訣 (翔翔3)

資師相承下級の教師に甘んじて 真眼追究(もと)む文武両道 (翫習3)

哲学は知識経験連関し 矛盾するなく統一の学問(がく)  325

批評家の短所指摘の口舌は 益するものなし自己を害(そこな)う 326

哲学の無き国家再建は 土台情操啓倍が要 330

士君子は官を欺く恥ずべきを 知り法守る上策を執る (学問のすすめ) 333

博く文学びて之を約するに 礼以てせば畔かざるなり 335

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敬について。

2012-06-24 13:39:51 | ブログ

タイトル---敬について。第1284号 24.6.24(日)

 連日、暁の学問館で学んでいます。楽しい限り、嬉しい限りです。『修身教授録』は「敬」についてでした。一部引いてみます。

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〈----しかるに今それを神仏、すなわち絶大な人格として仰ぐとなると、そこに初めて宇宙的生命は、有限なるわれわれ自身の内へ流れ込んでくるのです。〉

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〔コメント〕 私が30年以上の長きに亘り、新興宗教を研究したり、書籍で学んで修得した事象と同じ見解を森先生も述べておられます。これは多くの漢籍でも紹介されている事柄なのに多くの学者諸氏は何を考えているのでしょう。『生命の暗号』にしても然りです。本を書いても売れない教授たちが、あれは宗教の論理だなどと嘘ぶいているくだりは、まさしく学者馬鹿ということでしょう。詮無いことですから、ここでやめて拙歌を。学問館で学んでいるご夫妻も和歌をよせてくださいました。2時間で20首詠みました。

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  我が心人の道なる徳学び 

          至福の時だ文武の館  (〇〇誠玉)

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 こんなにも身近な地にて学べるは 

          ありがたきかな人の道をば(〇〇美鳳)

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 内面の敬の心の現れは 

          礼というもの真の姿ぞ

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 己より優れたるもの学びとる 

          資師相承(ししそうじょう)も敬の顕れ

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 謙虚なる精神(こころ)で己(おのれ)空しゅうし 

          智を吸収すこれが敬なり

 

 

 

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読書は学問の術なり。

2012-06-21 13:20:16 | ブログ

タイトル---読書は学問の術なり。第1281号 24.06.21(木)

 今朝の学問館は74回目でした。標題の文言が今朝学んだ『学問のすすめ』にありました。引いてみます。

〈そもそも人の有力は、ただ読書のみに由って得べきものに非ず。読書は学問の術なり、学問は事をなすの術なり。実地に接して事に慣るるに非ざれば、決して有力を生ずべからず。〉

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〔コメント〕 要は甘えのないしっかりした人間たれよ、ということでしょう。拙歌を。

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   孟子反殿(しんがり)つとめ誇るなく 

            馬の所為だと功辞するなり

 

  学もなく己修める知らぬ者  

            偉さ求める心忘れず

  それ人は読書学問術学び 

            実践を経て力有せよ

 

 

 

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