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萬福寺3 特別拝観 法堂、東方丈、松隠堂、三門楼上(宇治散策11)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/4d/cc28d89f0ac2aad515129d2971774b82.jpg)
写真は、松隠堂から見た開山堂
法堂
2013年3/9の福利厚生倶楽部での特別拝観や、2014/7/26の「そうだ 京都、行こう」のツアーで内部に入りました。
床が敷瓦なのは他の法堂と同じですが、内部は正面に須弥壇があるだけです。
天井に蟠龍図はなく、須弥壇上に龍図がありました。
東方丈
次に法堂の右手にある東方丈(とうほうじょう)です。
11月第1週の連休に行われている個展で内部に入りました。
入った右手は臨済宗の方丈様式と同じ手前3間、奥に3間の6間構造です。
元来は襖や壁に池大雅の“五百羅漢図”等が描かれていましたが、現在は京都国立博物館に預けられているそうです。
奥の中央には、住持が寝起きする甘露堂があります。
また入って左手には方丈前庭があります。
白砂の枯山水庭園で、石組みが17個、そして庭園中央やや右に椿とモクレンが植えられています。
またここに続いて最奥側にも庭園があり、石組みが多くその背後の紅葉がきれいです。
方丈裏の庭園は池泉式庭園です。
中央に池があり、周囲にはもみじ、松や孟宗竹などが植えられていました。
西方丈
そして法堂の左手にあるのが西方丈(さいほうじょう)です。
ここは2014/10/22~10/28の手しごと回廊の会場になっていました。
玄関から入って右手に大きな広間がありますが、逆に言うとそれだけです。
法堂側には枯山水の庭園、裏側にも奥半分に松などの植栽のある庭園がありますが、いずれもそれほど凝った造りではありませんでした。
松隠堂
さらに開山堂横にあるのが松隠堂です。
ここは隠元禅師の隠居所だったそうです。
玄関を入り右手に進みます。
ここも東方丈と同じ手前3間、奥に3間の6間構造です。
あまり余計なものはないシンプルなお部屋ですが、奥の2間は書院造で襖絵も見事なものでした。
書院に面した裏庭は立石が配された枯山水庭園です。
正面の前庭は白砂の小さな枯山水ですが、背景に開山堂が見えます。
松隠堂は2014年秋の非公開文化財特別公開でも公開されました。
この際は三門より外にある参道途中の正面から入りました。
玄関を入ると右手に新しい庭園が出来ていました。
三門が借景になっています。
そして松隠堂に繋がります。
三門の楼上が、2014/7/26の「そうだ 京都、行こう」のツアーや、2014年秋の非公開文化財特別公開で公開されました。
楼上の中は見事に何もないです。
現在は大雄王殿にある十八羅漢像が以前にあったそうですが、黄檗宗の三門楼上には基本的には何もありません。
縁からの境内の眺めが見事です。
コメント ( 23 ) | Trackback ( )
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達磨さんという根っこは一緒でしょうけど。
2級のほうさま、第三部は松竹では全日売り切れです(助六ですからね)。他のプレイガイドも難しいでしょうね。一幕見席(天井桟敷の人々の世界(笑)を体験できます)も熾烈な争い間違いなしです。またの機会をお待ちください。。。
本日拝観してきました。
しかし、時間がなく軽くしか見れなかったのです
週末にもう一回行く予定です。
あと、十念寺の北隣の阿弥陀寺で
6/2信長忌があり本堂内特別拝観(1000円)
宝物展示があります。
興味がある方は、下記本編を参照してください。
ちなみに今年は日曜日です。
http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka/e/2c5e2897812e94ca3727995fe90ab16f
まだ昨年の話かという感じです(笑)
萬福寺のご投稿、ありがとうございます。
スーメタさまもコメントされていますが、この寺は異空間そのものですね。また、拝観したいと思いました。
法堂内部、東方丈、松隠堂は、特別拝観だったとありますが、一般の人がこれらを拝観する機会はありそうですか。
法堂にて、座禅体験が1000円で出来ます。
20分程度らしいです。僕らは40分ぐらいしました(笑 大変なんですよ!)。
東方丈はかつての非公開文化財特別公開で、斎堂と共に公開されたことがあるそうです。
松隠堂は、なかなか見つからないですね。
多くが重文です。書はあくまでも雄大です。
萬福寺を訪ねると、これら額や聯を見るのも、大きな楽しみです。
松隠堂、法堂内部、東方丈等に茶席が
設けられますので内部に入れますよ。
松隠堂、法堂、東方丈等に茶席が設けられるのですか。
是非、行きたいです。
煎茶道など全然知りませんが、隠元が伝えたものなのですね。
明様式の美術、建築、印刷、書体(明朝体)、そして普茶料理。
隠元が伝えたものは、インゲン豆だけではなかったのですね。
情報ありがとうございます。
来年の楽しみとします。
10月の月見の煎茶会でも確か東方丈などが
使われるはずです。
11月には、萬福寺芸術祭があるので、
その時にこのあたりの建物が使われるかも
しれません。
多くの人が来られていました。9割は女性。それも多くはお茶をなさっている方とお見受けました。
ごんぎつねさまにもお会いしました。
ありがとうございました。
萬福寺の異空間の魅力をたっぷり楽しみました。
売茶翁の掛け軸もよかったです。
こちらこそ、ありがとうございます。
今回は西方丈もあるので是非見てみたいです。
●「萬福寺 手しごと回廊」
・平成26年10月22日(水)~28日(火)9:00~17:00(受け付けは16:30まで)
・入場料: 拝観料に同じ。拝観受付所にて拝観料をお支払いください。各開催会場では入場料はいただきません。
・会場:萬福寺境内 松隠堂・西方丈・東方丈(いずれも国指定重要文化財)
http://www.obakusan.or.jp/tesigoto/index.html
なお以下のイベントでも西方丈、東方丈、法堂等に入れるようです。
●「月見の煎茶会」
・平成26年10月4日(土)14:30~19:00<献茶式;18:00(方円流)>
・会場:萬福寺境内:西方丈、東方丈、法堂、有声軒など
・茶席券:前売り:3,500円(茶席3席分・入山券付き。)当日券:枚数限定
http://www.obakusan.or.jp/tukimi/index.html
また面白い情報を教えて頂き、ありがとうございます。
今年は西方丈もありですか。
しかしこうなるとその直後の非公開文化財での松隠堂の価値が(笑)。
萬福寺、松隠堂、西方丈、東方丈を訪れました。
陽気が良かったせいか、フルオープンでした。
松隠堂の三つのお庭は良かったです。開山堂の方の門も開いていて、書院を外から見れました。
東方丈のお庭も枯山水、池泉ともに良かったです。池泉の築山は富士山のイメージでしょうか。枯山水の続き北側の方は前回見逃していたのか、今回見られて良かったです。
西方丈は今回訪問の主目的だったせいか、期待値が高かったのですが、、、残念でした。
西方丈・・・今まであまりイベントで使われなかった理由が分かったような気がしました。
要は何もないんですね(笑)。
また拝観報告で御紹介する予定です。
西方丈は松戸在住さま、amadeusさまのおっしゃるとおり、ヨガの会・煎茶会の会場確保の数合わせでしか拝観できないので予想はしていましたが、悪い方に的中してしまいましたね。
居合わせた僧侶の方も、もう少し庭を手入れしないといけないなあとおっしゃられていましたね。
ただ、西庭に左から梅・松・竹(隠元和尚が宗から持ち帰った孟宗竹)を見つけたので、少し満足して帰りました。
2015年11月6日(金)~11月12日(木)、
10時~17時、最終日は15時まで、
松隠堂、東方丈、西方丈が会場です。
http://www.iwasali-masao.com/dl/1511exhibition_pamphlet.pdf
今年ももうそんな時期でしたね。
情報ありがとうございます。
松戸在住さまにはまた、今後の件で連絡しますね!