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妙心寺19 特別拝観14 大雄院(太秦・花園散策24)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/75/4d29fafc890f16e79469e8159f90977e.jpg)
写真は、書院の前庭
桂春院の手前にあります(簡易地図)。
通常は非公開ですが、電話(075-463-6538)で予約して都合が合えば拝観が可能です。
また2017年の京の冬の旅で特別公開がありました。
表門を入り前庭を通って正面の唐破風門を経て玄関から入ります。
廊下を左へ進むと客殿(本堂)です。
客殿の襖絵は柴田是真(江戸末期から明治初期に活躍した蒔絵師)のものです。
この柴田是真は、
・海外で人気があり、作品の多くが海外に流出している
・主に江戸を拠点にしていたため、国内にあった作品もほとんどが東京大空襲で焼けた
ので現存するものはここにしかないそうです。
客殿の内陣中央には、本尊の釈迦如来像がお祀りされていました。
客殿の前庭はきれいな枯山水庭園です。
客殿の廊下を進んだ右手には書院があります。
こちらの襖絵は、円山応挙門人の土岐済美(ときざいみ)の山水図です。
特別公開時には床の間に楊柳観音図と十一面観音図の掛け軸が掛けられていました。
書院の前庭は池泉回遊式庭園になっており、奥の客殿の庭園と連続しています。
また書院の裏手には古い東司(便所)がありました。
また先代の住職は農学部を出て蚕の研究をされており、平面に繭を作る蚕を交配されたそうです。
この蚕から造られた蚕繭紙(さんけんし)が特別拝観にさらに廊下を進んだ先に展示されていました。
さらに廊下を進んだ客殿の裏側には中庭を挟んで庫裏の客間(6畳)がありました。
この横を通り、客殿を1周して玄関に戻ってきました。
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コメント ( 5 ) | Trackback ( )
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僕が大雄院を予約したときには
予約ができませんでした。
どのように予約して予約成功したかを
教えてください。
よろしくおねがいします。
最初から「拝観予約をしたいのですが」というと、元々拝観可が前提ではないところでは、心証が悪いです。
そこで、「すいませんが、近々特別拝観などをされるご予定はないでしょうか?」と聞きました。
すると住職さんが、「それなら予定を合わせていらっしゃい。」とおっしゃりました。
このあたりのこちらの出方の問題ではないでしょうか。
来年も同じ時期にあるみたいなので、是非覚えていて参加したいものです。
※それにしてもツイッターでの告示が1日だけって…
定点観察していても1日だけでは気づきにくいです。
大雄院本堂に於いて参加費:500円
一日20筆限定で達磨絵の限定御朱印がいただけるそうです。