妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

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こんなお酒を飲みました - 日本酒編 BY2015

2015年04月04日 | お酒

お酒って、日本酒も、自然の恵みだから、

たとえ、同じ蔵元さんの作品(絶対に商品って言いたくない)でも、

造った歳、時期によって、味は様々に変わるはず、

飲む人の、体調、気持ちによっても、時々移ろっていくもの、

私の、次の週末夜会のお伴を選ぶ参考のために、

ツイッターで流れて見失ってしまうつぶやきより、

時代遅れのブログで、残しておきたいと思って作った。

まさしく備忘録、そのものです。

お気に入りの酒屋さん、居酒屋に行った時の

偉そうに語っている、「おっさん」の

聞き苦しい蘊蓄話そのものなのです。

とここまで書いて保存したら、

「日本酒編 BY2014」を消してしまいました。

まあ、仕方ないです。

さてさて、

立春初搾りを境に、年度を変えて。

私の今年の備忘録の始まりです。

 

ちょっと、立ち止まって考えてみると、

金曜日と土曜日、それぞれに四合瓶を空にする、

つまりは、合計で八合。一日当たり1.14合。

ふと、考える。

晩酌をすれば、一日、一合で足りる訳がない、、

さわされど、その二晩で、

肝臓に負担をかけ過ぎではないかと、

最低でも四日、普通に、五日は、完全休肝日。

いったい、どちらが良いのかと、考えながら、

酒屋さんへ、足が向いてしまう。

そして、選んだのは、

 

合名会社 栗林酒造店 : 秋田県仙北郡

純米吟醸 春霞 酒こまち 無濾過生

アルコール分 : 16度

原材料米    : 秋田酒こまち 100%、米麹(国産米) 

酵母       :亀山酵母 (蔵付分離)

精米歩合    : 50%

製造年月日  : 27年 1月

 

澄んだお酒、香りが立たない、

喉越しも軽いと思ったのは、第一印象。

でも、意外に、水が硬い感じがする。

味は淡麗、いわゆる辛口なのだけど、

水の感触が、ちょっと独特な感じ、

確かめようと思って、もう一度飲んでみると、

口の中に広がる、典型的、、古典的な日本酒。

結局、今晩も、空けてしまうのかもしれない。

 

閑話休題

呑み過ぎないようにする。、

祖父さんの遺訓、「呑んでも、飲まれるな」

結局はこれに尽きるのだけど、

どうしたって、飲まれて、記憶が途切れることが多い昨今

こんな素敵なサイトを見つけました。

良いこと書いてあるな、、、

これを肴に、飲んでいます。

 


ようやく、一人の時間、

冷蔵庫から出して、時間を置いておくのが最近の飲み方、

瓶にうっすらを汗をかいている。

もう冬が終わり、春になった証拠かも、

そう、私、「春か?」の季節。

寝静まった深夜、一人飲むお酒は、

 

青木酒造株式会社 : 新潟県南魚沼市

鶴齢 特別純米 美山錦 (写真の一番左)

アルコール分 : 17度未満

原材料米    : 美山錦 (国産) 100% 米麹 (国産米) 

精米歩合    : 55%

製造年月日  : 14.11 (蔵出年月2014.12)

 

澄んだ色、クセがなく、呑み易いお酒。

淡麗辛口が新潟のお酒を象徴するなら、

たぶん、典型的な越後のお酒。

 


好きな人と二人で、居酒屋へ、

大好きな「新政」 定番の「NO.6」を選ぶと、

美味しいと、好きな味だって、

でも、家で飲むのとは、違う味だったのは、

きっと、温度の違いかな?

肴が美味しくて、目の前に好きな人の笑顔があって、

大好きなお酒を、二人でシェアして、

ちょっとだけ、愚痴を、、、

そんな楽しい時間の翌日は、

居残り「酒精」も、すぐに居場所へと戻ってくれる。

 

そして、今晩は、いつもの一人家飲み、

再び、

合名会社 森本仙右衛門(もりもとせんうえもん)商店 : 三重県伊賀市

黒松翁 大吟醸古酒 平成17酒造産

アルコール分 : 18度以上19度未満(18.3%)

原材料名    : 米 (三重県伊賀産 山田錦100%)、米麹、醸造アルコール

精米歩合    : 35%

日本酒度    :+3.0

酸度       :1.4

アミノ酸     :1.6

製造年月日  : 26.10

少し残しておいたのを、冷蔵庫で保存、

常温で試してみたいから、早めに冷蔵庫から救出、

ちょうど室温と同じくらいの温度。

平成17年からのお酒にとって、数か月なんて、小さいもの。

でも、飲む時の温度は微妙に変化があって、

常温にしたことで、甘さが、それも、ちょっとだけ蜂蜜に近い

ラベルには、常温蔵とだけ、瓶詰したのが平成26年10月

どんな場所でお休みしたのか定かでないけど、

少しばかりの木の香りが漂い、

一か月遅れのクッキーの味を引き立ててくれるのです。

何年過ぎても、吟醸酒は、名脇役なのです。


昨夜は外飲みで、焼酎三昧、

帰宅後ちょっとした事故があったけど、

今朝起きてみると、

問題は、焼酎の「精」の居残りだけ、

それ以外は、至って元気。

結局、「石頭」は、中身だけじゃなかった事を、再確認。

で、今宵も、お酒に手が伸びる夜。

 

株式会社 あさ開 : 岩手県盛岡市

阿左開 木桶仕込み 特別純米酒

アルコール分 : 16度以上17度未満

原材料名    : 米 (国産)、米麹 (国産米) 

精米歩合    : 50%

製造年月日  : 14.12

 

ほんのりとコハク色。というか、日本酒の色。

ほんのり漂う酵母の香り、少し甘めの、やさしい味わい。

ちょっと、寝かせすぎたかなって、思ったけど、

味に、喉越しに優しさを感じる。

ナッツ、チーズ、そしてチョコ、定番のおつまみ。

口のなかに残る、それぞれのおつまみの味を、

上手にリセットしていくれる。

深夜の一人飲みじゃなくって、

美味しい、お肴と共に飲むお酒。

 

追記

時間が経つにつれて

思いの他、濃厚な味へ、変わっている


お店の方には、「運が良ければ」なんて、

味気ないことを言ってしまいましたが、

縁あって、手元に届きました。

立春朝搾り。

お店の方が、秋田まで出向いて、お手伝いしたとのこと、

本来の予約には間に合わなかったけど、

無理をお願いして、分けた頂いた大切なお酒。

 

新政酒造株式会社 : 秋田県秋田市

新政 純米 生酒 平成二十七年乙羊(きのとひつじ)二月四日 

アルコール分 : 15度

原材料名    : 米 (秋田県産)、米麹 (秋田県産米) あきた酒こまち(酒米)100%

精米歩合    : 掛米 60%、麹米 40%、

製造年月日  : 27.2

 

香りは、薄く、あっさりとした味。

注いだグラスに、うっすらと泡が着くのは、

酵母がまだ生きているから?

若いお酒だと、、口の中で暴れることもあるけど、

上品な甘さが、、舌の上を流れていく。

新政さんのお酒の特徴が、しっかりと感じらる。

立春の日から、もう一カ月近く、、

ひょっとしたら、熟成が進んでいるのかもしれないけど、

でも、一番の飲みごろの時期かもしれない。

 


なぜか、引き続き、日本酒の気分、

金曜日が近づいて来ると、

日本酒の味が恋しくなるのです、

で、今日は、多分初めて取り上げるお酒かも、

八百新酒造株式会社 : 山口県岩国市

純米 無濾過 雁木 槽出(ふなで)あらばしり 

アルコール分 : 17度以上18度未満

原材料名    : 米 (国産 山田錦)、米麹 (国産)

精米歩合    : 60%

製造年月日  : 15.2

 

軽い飲み応え、

ふんわりと口の中に広がるお酒の香り、

ちょうどよい、辛さ。ピリ辛?

でも、いわゆる唐辛子とかそんな辛さではない

喉越しは、水みたいに爽やかなんだけど、

きちんと、味が残っている。

だから、好みのタイプのお酒、

というより、ストライクゾーンど真ん中。

そう、

お酒が自然に、体に入って行く、タイプのお酒

無濾過だから、

ちょいと、明日まで寝かせてみましょうか、、

 


お酒の品揃えの豊富なお店は、

お通しと一緒に、割水が、洋風にいえば、チェイサーなのだけど、

饗されるものです。

もちろん、家飲みのときも、必須アイテム。

ましてや、平成17酒造産を飲むなら、、

合名会社 森本仙右衛門(もりもとせんうえもん)商店 : 三重県伊賀市

黒松翁 大吟醸古酒 平成17酒造産

 

アルコール分 : 18度以上19度未満(18.3%)

原材料名    : 米 (三重県伊賀産 山田錦100%)、米麹、醸造アルコール

精米歩合    : 35%

日本酒度    :+3.0

酸度       :1.4

アミノ酸     :1.6

製造年月日  : 26.10

 

コハク色が、眠っていた年月を感じさせます。

平成17年の大吟醸を、10年近く、常温の倉の中で、寝かせ、

去年の10月に瓶詰め。

古酒を試している蔵元。

相変わらず、手元の酒は、サイトでの記載はないけれど。

不思議なお酒。

日本酒の香りは消え、木の香り。

ラベルにある、まったりとか、はちみつのような甘さはないけど、

喉の奥で、甘さが残っている。

昨日、今日と、続けて吟醸酒を飲んでみて、

ひょっとしたら、純米酒と吟醸酒の違いに目覚めたかもしれない、

古酒として、年輪を味わえるのだけど、

でも、このお酒は、肴の、料理の味を殺さず、

それを際立ててくれる、凄いお酒だと思う。


なぜか、日本酒が恋しい日が続いています。

えらんだのは、青森は陸奥のお酒

八戸酒造株式会社 : 青森県八戸市

陸奥八仙 ピンクラベル 吟醸生酒 

アルコール分 : 16度

原材料名    : 米 (麹米 : 華吹雪 - 青森県産 掛米 : まっしぐら - 青森県産)

            醸造アルコール

精米歩合    : 麹米 55% 掛米 60%

製造年月日  : 2015年1月 (醸造年度 2014年度 (26BY)

 

最初に口にふくむと、微かな甘みが、、

何回か飲んでいるうちに、特徴の無さに戸惑う、

でも、肴を摘み、口にすると、その味いつもより際立っている。

そして、もう一口。

口の中から、その味が流れ、次の肴を待つ準備。

すべてがリセットされ、最初の甘さが甦るのは、

飲み頃の温度になったからか、

お酒を飲むためのお酒ではなく、

食事をアシストしてくれるお酒。


年が明けると、ちらほらと新酒が出回り始める、

待ちわびていたお酒。

若波酒造合名会社 : 福岡県大川市

若波 純米酒 生酒

アルコール分 : 16度

原材料名    : 米 (国産) 米麹 (国産米) 

精米歩合    :65%

製造年月日  : 15.2.

 

去年、品のある酸味って書いた記憶がある。

それが、若波の特徴だって、

酸味の美味しさを教えてくれたお酒。

でも、今年のは、まずは、甘さ、

酸味は、抑えられているというより、

ほとんど感じない。

「ほんわか」とした、優しい甘さ。

今年も、美味しいお酒を造っていただいて感謝です。

 


新年最初のお酒は、

諸橋酒造 : 新潟県長岡市

越乃景虎 純米 しぼりたて 生原酒

アルコール分 : 17度以上 18度未満

原材料名    : 米 (国産)

米麹       : (国産 米) 

精米歩合    :65%

製造年月日  : 27.01

 

最初の口にふくむと、麹なのかな、甘さが心地よい

さっぱりとした、嫌みのない甘さ。

ラベルには、黄金色ってあるけど、

実際は、澄んだ、透明なお酒。

少しばかり、クセの強いチーズの

それを流してくれるくらいに、強い個性をもったお酒。

さくっと、喉を落ちていくのだけど、

口の中に漂う残り香が、その個性の証。

越後のお酒は、「淡麗」なんていうけど、

この子は、少なくとも「淡く」なんて言葉は似合わない。

でも「麗」ならば、相応しいと思うのです。



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