JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ブルースを一曲

2007年11月28日 | v-x

山々の装いも晩秋から初冬へと移り変わり、寒空のもと土に埋もれた幼い姉妹も発見されました。
「大人の事情があったにせよ、なにも子供に手をかけなくとも」
誰しもがそう思わずにはいられない痛ましい事件になってしまいましたね。人間をいったい何が狂気への道へと誘うのでしょうか?

今日は早い帰宅だったのですが、母が『会津みしらず柿』を幾つか知り合いに届けて欲しいと言うので出かけることに。ならばついでにと『ヤナイ珈琲』にまわることにしました。
というのも先日、珈琲を買いに立ち寄ったとき、ジャニス・ジョプリンの話が出まして、
「ヤナイさんはブルースが好きなんですよね。ジャニスの古い録音を聴いたことあります?」
てなことから、
「今度、録音して持ってきますよ」
と約束したので、映画「ジャニス」に合わせて発売になった2枚組のアルバムと、ブルース系のアルバム3枚をCDに焼いておいたからです。

「バブさん、さっそくかけていいかなぁ」とBUDDY GUYを選択
ヤナイさんがいれてくれたプロの珈琲をいただきながら、
「こんなんで乗ってくれる女の子と知り合いたいねぇ」(なんじゃそりゃ...笑)
美味しい珈琲とブルース談義、短時間ではありましたが楽しい時間でした。

「バブさん、これもってって」
たかだか、4つのアルバムを録音して持っていっただけなのに、珈琲を3袋もいただいてしまいました。かえってご迷惑だったかな?

その流れで、帰ってきてもブルースを聴きながら一杯始めてしまいました。
「カ~~~~~旨ぇ」(大笑)

さて、今日の一枚ですが、ボーカルもの、ミリー・ヴァーノンです。
というのも
ソニー・ボーイ・ウイリアムスの「CROSS MY HEATR」を聴いていたら、何故か「ST.JAMES INFIRMARY(セントジェームス医院)が聴きたくなってしまったのであります。

じつを言うと私には、ブルースを聴いていると、いい加減な歌詞でいっしょに歌い出してしまうという悪い癖がありまして、もちろん人前では抑えているのですが、自宅となれば歌い放題。
今日も、
「いい加減にして、風呂はいっちゃってよ!」
と言われるまで乗りまくりでした。

こうしてステージは、エコーの効いた風呂場へ・・・・・・
まだ、頭の中では、
 ♪ ジャッカ ジャッカ ジャッカ ジャッカ ジャジャジー ♪
とリズムが刻まれ、歌い出したのが
 ♪ 近寄らないでよ 私の側に
   だって私は今罪に溺れてるからさ
   おごってよ誰か ジンを一杯さ・・・・ ♪
という、浅川マキの「ジンハウス・ブルース」だったのであります。
そして、同じ浅川マキがらみで
 ♪ 今日はあのこの 亡骸に
   会いに来たのさ セントジェームス医院・・・・ ♪
「セントジェームス医院」へと、バブ・オン・ステージは続いたのでありまして。(笑)

そんでね、「風呂あがりに浅川マキもねえだろう」てんで、今日のアルバムですよ。(いやぁ、ここまで話が長かった)

唯一このアルバムを残し姿を消したミリー・ヴァーノン、『向田邦子の愛聴盤』と新聞でも紹介されたりして、注目を集めたアルバムでもあります。
クールでありながら味のある「ST.JAMES INFIRMARY」は、夜のバーボンに良くあう一曲です。


INTRODUCING / MILI VERNON
1956年2月録音
MILI VERNON(vo) RUDY BRAFF(tp) DAVE McKENNA(p) WYATT REUTHER(b) JIMMY RANEY(g) JO JONES(ds)

1.WEEP FOR THE BOY
2.MOMENT'S LIKE THIS
3.SPRING IS HERE
4.ST.JAMES INFIRMARY
5.MY SHIP
6.THIS YEARS KISSES
7.MOON RAY
8.EVERYTHING BUT YOU
9.EVERY TIME
10.BLUE RAIN
11.I DON'T KNOW WHAT KIND PF BLUES I'VE GOT
12.I GUESS I'LL HAVE TO HANG MY TEARS OUT TO DRY

追伸、
ドラマーでもあるレガートさんより、相互リンクのお申し出をいただき、先ほどブックマークに登録いたしました。
「ジャズ ドラマー ドラムソロ」に、みなさんも遊びにいらして下さいね。