JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

『おこた』復活に障害が

2007年11月20日 | p-r

ここ二,三日、天気予報の全国地図には雪マークがどっと増え、挨拶は必ず「急に寒くなっちゃいましたね。」であります。もう11月も後半なんですから寒いのはあたりまえ、いかに今までが暖かすぎたかということなのでしょうが、それでも寒いものは寒い。
昨夜も11時過ぎに煙草の買い置きがないことに気が付き、残り3本
「寝るまでに2本は必要だろ・・・朝起きて1本、食後に1本・・・たんねぇじゃん」
と思いながらも、歩いて2分のコンビニまで買いに行く気にはなりませんでした。(笑)


庭に暖かそうな花でもないかと探してみたのですが・・・・

これだけ寒くなれば、やはり恋しいのは『おこた』でありましょうか?
私は5,6年前にコタツ生活を捨ててしまいましたが、燃料の値上げを思うと、火を入れなくとも暖かさを確保してくれる『おこた』、今年は復活させようかとも考えています。

「臭い足、こっちに伸ばさないでよぉ~~~」
「靴下、く・つ・し・た脱がせてくれよぉ」

「なんだよ、足引っ込めろよぉ」
「冷たいから、ちょっとだけ暖めてよ」

こんな事も、遠~~~~い昔に有ったとか無かったとか(笑)

  コタツみかんにお茶に座布団。
  猫にテレビに座椅子に半纏。
  冒険小説、週刊誌。
  耳かき、孫の手、肘枕。
  うたた寝、干し柿、豆大福。
  お汁粉、紫蘇の実、長電話。
  鍋焼きうどんに・・・・・・・・・

と書かれていたのは平野恵理子さんでしたでしょうか。
『おこた』に入ると、どうにも根っこが生えてしまって、手の届くところに全てがないと過ごせなくなってしまうような気がしてしまうものです。
いやいや、贅沢は言いません。

  コタツさきいかに熱燗に座布団。
  猫にジャズに座椅子に半纏。
  新聞に単行本。
  耳かき、孫の手、抱き枕。
  うたた寝、バーボン、柿の種。
  ・・・・・・う~~~~ん、湯豆腐!
   

ははははははは、まさにこれが我が家で『おこた』復活の最大の障害になっているのかもしれません。

さて、今日の一枚は、ジェローム・リチャードソンです。
近くに彼がいれば、私はコタツに入りっぱなしでもいいかなってくらい、器用でマルチなジェロームですが、器用貧乏というか、過小評価もはなはだしい彼でもあります。

ライオネル・ハンプトン、アール・ハインズのバンドで腕を磨き、ニューヨークに出てきてからは自己のバンドを組んだものの、ラッキー・ミリンダー、クーティー・ウイリアムス、チコ・ハミルトンのグループに参加。クインシー・ジョーンズのバンドに参加したのは1960年、途中、自己バンドを挟んで、1966年サド=メル・オーケストラ結成に参加。
以前、お話ししたことがあったと思いますが、サド=メル・オーケストラ初来日時には中心メンバーでありました。

こうしてみると、ほんと活躍はしてるんですよねぇ・・・・・なのにわりと知られていないジャズメンだったりもします。何故なんでしょう????????
アルト・テナー、バリトン・サックス、フルートそれにピッコロまでこなすということが、逆に「何プレヤー?」みたいに感じてしまうからなのでしょうか?
たしかに、リーダー・アルバムもそう多くありませんしね。

私が持っているのは、今日のアルバムとそれに「GOING TO THE MOVIES」の二枚です。同じくニュージャズに吹き込んだ「ROAMIN' WITH RICHARDSON」もぜひとも欲しいアルバムなのですが、未だ手元にはありません。後は全てサブ、
でもどれもいい味を出しているんです。(もちろんサブも含めて)
もっと、知られても良いプレイヤーだと私は思います。

そんな中、今日のアルバムは、フルートがメインのアルバムになります。(テナーも聴けますよ。)
彼の魅力をじゅうぶんに味わえる一枚だと思いますので、よくご存じでない方は、ぜひともお聴きいただきたい一枚です。


MIDIGHT OIL / JIMMY CLEVELAND
1958年10月10日録音
JIMMY CLEVELAND(tb) JEROME RICHARDSON(fl,ts) KENNY BURRELL(g) HANK JONES(p) JOE BENJAMIN(b) CHARLIE PERSIP(ds)

1.MINORALLY
2.WAY IN BLUES
3.DELERIOUS TRIMMINGS
4.CARAVAN
5.LYRIC