JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

年中刀魚???

2006年08月18日 | a-c

ほんとうにここ数日蒸し暑くて、体中ベタベタしちゃって、いやな感じです。
昨晩も休み明け初日にもかかわらず、ついつい暑さに負けて涼しいところでビールをいただいてまいりました。その結果がまたしても午前様です。(笑)
今日も今日とて、湧き上がる汗は乾くどころか流れるばかり、会う人会う人合い言葉のように「暑い暑い」の連発であります。
九州・四国地方では台風が猛威を振るっているようで、ブログ仲間のおさかなさんのことが少し心配です。


靄がかかっているのがわかります?

さすがに夕刻4時を過ぎれば、海岸縁には涼しい風でも吹くだろうと、港に立ち寄ってみました。
海には靄がかかり、暑さはいっこうに衰えを知りません。
「ムムムムム、あれが全て湿気となって押し寄せてくるのか!!!!」
なんだか、違う意味でゾゾッとしてしましたけど。
「あ~あ、また今夜も寝苦しそうだ」


これが秋刀魚船です。

それでも、港を少しの間プラプラしていると、漁港に秋刀魚船が幾艘も碇泊しています。
どうしてそれが秋刀魚船だとわかるかといえば、前後左右にカバーに包まれた灯り竿が付いているからです。
秋刀魚の捕り方は、昨年「興奮を呼ぶ赤」という記事で紹介していますので、興味のある方は見てくださいね。

そういえば、昨晩も秋刀魚の刺身をいただいてきました。この時期さすがに地場の秋刀魚はあがっておりませんので、北海道沖か?三陸沖か?
「大将、この前も食べさせてもらったけど、地元であがってない秋刀魚なのに刺身で大丈夫なんだね。」
「今は、生きの良いまま入ってきますからね」

秋刀魚の刺身は昔から食べていますが、ぞくに「秋刀魚は虫が多い」なんて言われ、鮮度がすぐに落ちるうえに、あたると半端じゃない苦しみを味わうことになります。
それが、今や地場であがる前にいただけるのですから、流通・保存技術の進歩には驚かされてしまいます。
そのうち、イチゴのように年中秋刀魚の刺身を食べられるようになったりして・・・・
なんだか、ありがたみがなくなっちゃいますね。秋刀魚も「秋刀魚」じゃなくて「年中刀魚」と書かなくちゃいけなくなったりしてね。そんなことはなんとしても止めて欲しいものですけど

早く、地場の秋刀魚の刺身が食べられる、涼しい季節がやってこないかとぁ~~~
あー!また、暑いことを思い出してしまった!!!!

さて、今日の一枚は、ブルース、ブルースしたギター、ハーブ・エリスです。
エリスといえば、オスカー・ピーターソン・トリオを支えた白人ギタリストですが、白人とは思えない、じつにブルージーな演奏を聴かせてくれています。
全曲がブルース・ナンバー、太く引き締まった音色がよく合ってるんですよね。彼の最高傑作と言ってよい一枚だと思います。

NOTHING BUT THE BLUES / HERB ELLIS
1957年10月11日録音
HERB ELLIS(g) ROY ELDRIDGE(tp) STAN GETZ(ts) RAY BROWN(b) STAN LEVEY(ds)
1.PAP'S BLUES
2.BIG RED'S BOOGIE WOOGIE
3.TIN ROOF BLUES
4.SOFT WINDS
5.ROYAL GARDEN BLUES
6.PATTI CAKE
7.BLUES FOR JANET
8.BLUE FOR JUNIOR

追伸、
さる8月8日、デューク・ジョーダン(84歳)が、この世を去りました。
67camperさんのところで、「FLIGHT TO DENMARK」とともに記事にされていますので、よろしければご覧になって下さい。
私が愛するジャズメンが、また一人いってしまいました。心よりご冥福をお祈りいたします。