JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

団扇片手に夏の蕎麦

2006年08月10日 | m-o

今日の昼食は久しぶりに日本蕎麦を食べてきました。そこそこお気に入りのそば屋さんなのですが、最近は蕎麦も高価になって、ランチにいつも蕎麦というわけにもいきません。
スポーツ新聞を読みながら、天ざるを待っていると、
「お~、BGMはジャズではないの」

そういえば、最近、BGMにジャズをながすお店が多くなったような気がしませんか?
これは嬉しいことではあるものの、「なんとかの、なんとかだ」とか、いちいち聴きながら考えてしまったり、知らぬ間に足でリズムを取ってたりするのは、少々困りものです。(笑)

それはともかく、夏のざる蕎麦はいいですね。
蕎麦ちょこには、少なめのめんつゆ、薬味を入れて、蕎麦の先をちょんと付けて、ズズーっと、
私は、蕎麦を食べるのが異様に早い人で、そばつゆもほとんど減らさずに、ざる一枚をあっという間に食べてしまいます。あとは、そば湯をさしてつゆを飲み干すと、
「かーっ!旨かった」
これが休日であれば、蕎麦掻きで日本酒を一杯いただいてから、ざる一枚、となるのですが、今日はそういうわけにもいかず、天麩羅でごまかしたというしだいです。

私は未だに、昼間っからそば屋で飲んでるオヤジにあこがれています。あと何年かしたら、シミとシワだらけの顔で、杖でもつきながらそば屋ののれんをくぐり、チビチビ酒を飲んで、いい加減な時間に、ざるを一枚空けると、「ごちそさん」の言葉を残して帰るなんていいじゃないですか。
そのためにも、昔ながらの粋なそば屋には、それまでがんばって続けていて欲しいものです。

ジャズしか聴かないように思われがちな私ですが、学生時代からずっとアルバムを買い続けている日本のポップ・ミュージシャンがいます。
サザンオールスターズがそれであります。
今日は、蕎麦を食べた後、さっそく新曲「DIRTY OLD MAN ~さらば夏よ~」のCDを買ってきました。
「こちらのシールがクジになっています。角の三角をはがしてくださいね」
はははははは、団扇が当たりました。
「あれ?そういえば前回も団扇じゃなかったっけ??????」
やっぱりそうでした、それでは記念写真・・・・・パシャ!

さて、今日の一枚は、ドド・マーマローサです。
1940年代中期、チャリー・パーカーの共演者として活躍していたマーマローサ、ダイアルにのこる録音などで何度も聴いているはずなのですが、正直あまり印象はありませんでした。
そんな彼が、長年蓄積したものを一気にはき出したような、迫力ある演奏を聴かせてくれるのがこのアルバムです。
昨日紹介した、フィニアスのようなテクがあるわけでもなく、ずば抜けた特徴があるわけでもない、だけどなんだかとてもいいんです。
一曲目の彼のオリジナル「MELLOW MOOD」を、ぜひ聴いてみてください。ピアノ・トリオの中でも、特筆に値する一枚だと私は思っています。

DODO'S BACK ! / DODO MARMAROSA
1961年5月9,10日録音
DODO MARMAROSA(p) RICHARD EVANS(b) MARSHALL THOMPSON(ds)
1.MELLOW MOOD
2.COTTAGE FOR SALE
3.APRIL PLAYED THE FIDDLE
4.EVERYTHING HAPPENS TO ME
5.ON GREEN DOLPHIN STREET
6.WHY DO I LOVE YOU ?
7.I THOUGHT ABOUT YOU
8.ME AND MY SHADOW
9.TRACY'S BLUES
10.YOU CALL IT MADNESS