JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

美人三姉妹

2006年08月02日 | m-o

ついに我が地方も、梅雨が明けたそうであります。最高気温は今日も25度を下回りましたが、明日は27度ほどになるとか、まだ低いと思われるかもしれません、でも、我が地方はこれで平年並み、夏はじつに過ごしやすい地域です。

今日の昼食は、久しぶりに海岸近くのお店でラーメンを食べてきました。ついでといっては、御利益も半減てしまうかもしれませんけど、素敵な女性との出会いをお願いしようかと、お店にほど近い弁才天を、お参りしてきました。



沼を有したこの弁才天は、歴史は古いものの社もさほどでもなく、ただ沼の鯉がパクパク餌を食べる様子を見たり、あわよくばご対面ができるやもしれぬ、沼の主、大鰻を探すために、幾人かの子供ずれが沼に餌をまいておりました。

弁天(弁才天)さんは、同じ七福神の大黒さん、恵比寿さん同様、ふたつの神様の合体系であります。弁天さんは、本来、インドのヒンズー教の川の神、ブラフマン(梵天)の妻とも娘ともいわれ、財宝の神、美の神、音楽・芸能の神とされています。
この弁才天が、日本に入ってきて、水の神、農業神としても崇められ、それが仏神習合によって、日本の八百万(やおよろず)の神の一人、宗像三神の女神イチキシマヒメと合体!日本中に信仰が広がったものだそうです。

宗像三神は、美人三姉妹の女神で、古事記によると、アマテラス大神とスサノオ尊が高天原で誓約(簡単にいえば占いです)をしたときに、アマテラスがスサノオの剣をかみ砕いて吹き出した霧の中から生まれた神で、アマテラスから、玄界灘に降って海の守護神となるよう命じたという、そんな神様です。
『美人三姉妹』のなかでも、弁天様と同一化したイチキシマヒメは、特に美しい神だそうで、
「あやかりたい、あやかりたい」
よくよく、祈ってまいりました。

それにしても、『三姉妹』とか、『未亡人』とか、響きだけで、美しい女性をイメージしてしまいませんか?
・・・・・・・・・・これは、まさにオヤジ臭プンプンの中年男丸出しの意見ですね。(笑)

さて、今日の一枚は、『海』『美人』から、このアルバム・ジャケットを思い浮かべてしまいました。
私、ストリングス系は、あまり好まないんですよ。特にウエスのこれは、正直、ターンテーブルにほとんど乗らない一枚です。
「なんで、そんなの紹介すんだよ!」と怒られそうですが、頭に浮かんじゃったんだからしょうがないじゃないですか。(きっぱり、開き直り!)
しいて言えば、2曲目「SUN DOWN」が、一番好きですね。そういえば昔、本多俊夫氏がやっていたラジオ番組のテーマに使われていた曲です。3曲目の「OH, YOU CRAZY MOON」や5曲目「WITHOUT YOU」も悪くはないんだけど、どうもバックに流れる音が・・・・・・
6曲目の「WINDS OF BARCELONA」あたりは、どうにも、私は許せません。
「MR. WALKER」も、プアー・パララ、チャッチャッ・チャーと入る管の音が、なぜかダメ、私のレコードのB面は、ほぼ処女に近い状態です。

なんだか、今日の紹介は無茶苦茶ですね。でもこれはあくまで、私の思うことで、皆さんはこんな私に惑わされず、ぜひともお聴きになって下さい。

CALIFORNIA DREAMING / WES MONTGOMERY
1966年9月14~16日録音
WES MONTGOMERY(g) HERBIE HANCOCK(p) その他、DON SAVESKY 指揮によるオーケストラ
1.CALIFORNIA DREAMING
2.SUN DOWN
3.OH, YOU CRAZY MOON
4.MORE, MORE, AMOR
5.WITHOUT YOU
6.WINDS OF BARCELONA
7.SUNNY
8.GREEN PEPPERS
9.MR. WALKER
10.SOUTH OF THE BORDER