JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

おまけ

2006年08月03日 | p-r

今日は朝から夏空が広がり、まさに梅雨明け夏本番であります。
煙草、ガソリンと、我がお財布を直撃する値上げが相次ぎ、この上、天候不順で数少ない趣味、料理の食材まで値上がったらどうしようかと思っていましたが、暑さが戻ってくれば、水害の影響程度で済むのではないかと、少し胸をなで下ろしております。(主婦のような意見ですが・・・笑)

先日、
「バブさんジャズ詳しいんですよね。ビル・エバンスって知ってます?」
ジャズなどとうてい関係なさそうな同僚が、こんなことを訊いてきました。

何処かで、ベスト盤なのか、録音したものなのかわからないのですが、「ワルツ・フォー・デビー」を耳にして、ひどく気に入ったらしく・・・・・、じゃなくて、彼女がひどく気に入ったらしく、
「あの曲が入っているCDって、なんて題名ですか?」
「エバンスのワルツ・フォー・デビーは、結構あるけど、一番ポピュラーなのは、そのまんま、ワルツ・フォー・デビーっていうライブ盤かな・・・、たぶんその時聴いたのも、それだと思うよ。」
「あっ?そのまんまの題名なんすか」

優しい彼は、彼女に買ってあげるそうで、できれば、あと2枚ほど同類CDを教えて欲しいと言います。「PORTRAIT IN JAZZ」と、ドン・フリードマンの「CIRCLE WALTZ」を勧めてあげましたが、よかったのかな?????

すると、今日になって
「バブさん、どうもありがとうございました。○○も喜んでくれました。」
と、ポストカードを差し出されました。
CDにおまけで付いてきたポストカードだそうで
「僕、興味ないんで、バブさん、よかったらもらってやってください。」

ビニール袋の中には、マイルスを筆頭に、ロリンズ、モンク、エバンス、M.J.Q、計5枚組のポストカードが入っていました。

同僚にはまったく関係のない話ですが、
「おい!なんでコルトレーンが入ってないんだよ!!!!
M.J.Qっていうのが納得いかない、かりにM.J.Qなら、クリフォード-ローチ、ジャズ・メッセンジャーズも必要だろう?
普通に考えたら、M.J.Qのかわりに、コルトレーンでしょ」
と、訳のわからないことを心で叫んでおりました。(笑)
ひょっとして、おまけだけに、食玩のようにシークレットでコルトレーンがあったりして・・・そんなわきゃないでしょ!

ともかく、
「ありがとうな、でもエバンスは彼女にあげてもいいんじゃないの?」
「大丈夫です。もう一組もらったので、○○にはそれをあげましたから」

ところで、
大変ありがたくいただきましたが、このポストカード、どのように活用いたしましょうか? う~~~~~~~ん・・・・・・・、来年のカレンダーにでも使わせていただきましょう。

さて、今日の一枚は、ポストカードを見ていて、思い出したように聴きたくなったロリンズです。
このアルバムは題名のごとく、チャリー・パーカーに捧げられた一枚。パーカーが好んで演奏したスタンダードをメドレーで7曲演奏するA面が、なんとも素敵です。
パーカーに捧げると言いつつ、B面1曲目のワルツ「KIDS KNOW」は、突然亡くなった、クリフォード・ブラウンへの追悼を込めたロリンズのオリジナルで、このアルバムに収められているということは、パーカー同様、ロリンズにとってクリフォードが、いかに大切な人であったのかがわかるような気がして、私は興味深く思っています。

ROLLINS PLAYS FOR BIRD / SONNY ROLLINS
1956年10月5日録音
SONNY ROLLINS(ts) KENNY DORHAM(tp) WADE LEGGE(p) GEORGE MORROW(b) MAX ROACH(ds)
1.Medlay : I REMEMBER YOU~MY MELANCHOLY BABY~OLD FOLKS~THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME~JUST FRIENDS~MY LITTLE SUEDE SHOES~STAR EYES
2.KIDS KNOW
3.I'VE GROWN ACCUSTOMED TO YOUR FACE