JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

『藪入り』が『やぶ蛇』に

2006年08月12日 | j-l

今日からお盆休みです。県外ナンバーが俄然増えてまいりました。
今晩は中学時代の同級生が飲み会を予定しているそうで、お誘いのメールが届きました。
「少人数だから安心して来て」
はははははは、私が大人数の宴会を嫌うことをよく御存じです。
そこまで気を遣っていただいたのでは、出席しないわけにもいかず、
「伺わせていただきます。」と返事をしたものの、昨晩も友人S君と、したたかに飲んでしまったわけで・・・・・・
「今日はいい加減なところで切り上げなよ」と家人にも釘を刺されてしまいました。
ところがどっこい、そうはいかないのが辛いところです。(笑)

『お盆』の正式名称は『盂蘭盆会(うらぼんえ)』といって、サンスクリット語の『ウラバンナ(逆さづり)』に漢字をあてたものだそうで、「逆さまにつり下げられるほどの苦しみにあっている人を、救う法要」なのだとか、これが日本では、先祖に感謝する先祖崇拝の心と合体したのだそうであります。
先日の弁天様もそうですが、日本人はどうも合体がお好きなようです。(変な意味に取らないように)

お釈迦様の弟子、目蓮尊者(もくれんそんじゃ)がある日、神通力で亡き自分の母親が、餓鬼道に落ちて逆さづりにされ苦しんでいることを知りました。
そこで、お釈迦様に相談すると
「夏の修行が終った、15日に僧侶を招いて、供物をささげ供養すれば母を救うことができるだろう。」と答えられたのだそうで
目連尊者はこれに従がったところ、その功徳で母親は無事に極楽往生を遂げることができたのだとか。
まぁ、死んだ母親を極楽往生に導いた、このあたりが先祖崇拝に合致したのでしょうね。

さて、今日は『藪入り』、昔なら丁稚さんの年に2回だけの大切なお休みです。いつも会えない家族と過ごす、大切な時でもあったのですね。私もしっかり家族と過ごす時間を・・・・・・・・・・!?
ごめんなさい、正月同様、酒と過ごす時間のほうが長くなりそうであります。調子いいことを言うと、『藪入り』ならぬ『やぶ蛇』になってしまいそうなので、口には出さずにおきましょう。

今日の一枚は、盲目の白人サックス奏者、エリック・クロスにしてみました。
いわゆる、チャリー・パーカーの流れをくむ主流派といわれるサックス奏者で、詩情溢れる透明感に満ちた彼のサックスを、お好きな方も多いのではないでしょうか。
「コンシャスネス」と並ぶ、プレスティッジ時代の傑作です。

SKY SHADOW / ERIC KLOSS
1968年録音
ERIC KLOSS(ts,as) PAT MARTINO(g) JAKI BYARD(p) BOB CRANSHAW(b) JACK DeJOHNETTE (ds)
1.IN A COUNTRY SOUL GARDEN
2.SKY SHADOWS
3.THE GIRL WITH THE FALL IN HER HAIR
4.I'LL GIVE YOU EVERYTHING
5.JANUARY'S CHILD