JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

なるほど彼女の曲か

2006年08月23日 | a-c

最近どうにも気になっていたのが、宮崎アニメ「ゲド戦記」の挿入歌。
 ♪ 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる ・・・・・・
    ・・・・・ 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを ♪
あの「テルーの唄」ってやつです。
どこからともなく聞こえてきて、どうにも耳に残って、だけどフルバージョンは聴いたことがない・・・・・ じつに消化不良のようでした。

さすがにおじさん一人で「ゲド戦記」を見に行くわけにもいかないでしょ、話はしてみるものですね。社の女の子に「気になって気になって」というと、CDを持ってきてくれたんですよ。
「へぇ~~、テルーの唄一曲しか入っていないCDなんてあるんだね」

「ふむふむ、作詞は宮崎吾朗氏でありますか。父にも劣らぬ才をお持ちのようだ。じつに素敵な詞を書かれるなぁ」などと感心し、作曲者名に
「谷山浩子???????はて?どこかできいたような???・・・・・・う~ん思い出せない・・・・・・・・・」
さっそくネットで調べてみました。
ピーーン!!!!
「まっくら森の歌」を作られ歌われた方ではありませんか。
今となっては、NHKの「みんなのうた」など見るときもほとんどありませんんが、何故かこの「まっくら森の歌」は、私の脳裏にへばりついて離れない曲なのであります。

     まっくら森の歌

   光の中で 見えないものが
   やみの中に うかんで見える
   まっくら森の やみの中では
   きのうはあした まっくら クライ クライ

   さかなは空に 小鳥は水に
   タマゴがはねて 鏡が歌う
   まっくら森は 不思議なところ
   朝からずっと まっくら クライ クライ

   耳をすませば 何も聞こえず
   時計を見れば さかさままわり
   まっくら森は 心の迷路
   はやいはおそい まっくら クライ クライ

   どこにあるか みんな知ってる
   どこにあるか  誰も知らない
   まっくら森は うごきつづける
   近くて遠い まっくら クライ クライ
   近くて遠い まっくら クライ クライ


ご存じない方は、こちらで「みんなのうた」の映像とともにお聴きいただけますので、ぜひともご試聴あれ、サビの部分が私には、なんとも心地よく響く旋律なのであります。
いやぁ、彼女の作曲であれば、私が気になってしようがなかったのもうなずけます。「テルーの唄」の旋律も、じつに心に響きます。
私の心に響く曲は、ジャズだけではないのですよ(笑)

なんだかとても良い気分なので、調子にのって先日公園で撮ってきた花の写真を載せちゃいます。(まったく関係はありませんが、ははははははは・・・・)
蓮の花がとても綺麗だったのですが、私はその他のちっちゃな花がお気に入りです。









さて、今日の一枚は、ジーン・アモンズ、ソニー・スティット、二人がオルガン・トリオをバックになんとも心地よいディオを聴かせる一枚です。
とか言いながら、昔、私はこのアルバムがあまり好きではありませんでした。面白味がないというか、あたりまえすぎるというか・・・・・
若かったんですね、私も(笑)
いつ頃からだったでしょう、気分良く一人酒をしている時に、けっこう聴くようになっていました。「JOHN BROWN'S BODY」あたりまで聴くと、一人で踊ってたりしますから、笑ってしまいます。(他人には、とても見せられた姿ではありません。)

疲れず、楽しく、酒を勧めてくれる、さすがに「テルーの唄」とか「まっくら森の歌」とは、かけ離れた世界ではありますが、これもまた、私お気に入りの旋律なのです。

BOSS TENORS IN ORBIT !
1962年2月18日録音
GENE AMMONS(ts) SONNY STITT(ts,as) DONPATTERSON(org) PAUL WEEDEN(g) BILLY JAMES(ds)
1.LONG AGO AND FAR AWAY
2.WALKIN'
3.WHY WAS I BORN ?
4.JOHN BROWN'S BODY
5.BYE-BYE, BLACKBIRD