おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
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5つのパン

2019-11-22 09:53:55 | 信仰 聖書
昨日は、TCUの秋学期の最終日、
チャペルタイムは廣瀬理事長でした。
いつもながら、とても教えられました。

テキストはマルコ6:35~42
五つのパンと二匹の魚の個所でした。
このストーリー四福音書すべてに記されています。
イエスさまの生涯を記すときにこのストーリーは、
なくてはならないエピソードだったことがわかります。

先生は「5つ」というところに注目しました。
なぜ5つだったのでしょう。
これは先生の意見ですが…と前置きをしながら、
5つという数字は、聖書の中では、
人が差し出せる精一杯、を表していると説明。

弟子たちが大勢の群衆が集まっている中で、
やっと集めた5つのパン。
5タラントのたとえ。
5回結婚し離婚したサマリヤの女。
「私の知性で5つ言葉を語りたい」と言ったパウロ。
そして、旧約ではゴリアテと対峙するために、
5つの小石を準備したダビデ。

神の国は心の中だけのことではない。
イエス様は「あなたがたで何か食べ物を」とおっしゃった。
彼らの実際の必要に応えなさいと。

弟子たちはイエスさまのおっしゃることを理解し、
すぐに無理だとは言わないで、
そこにいる人の数を数えます。
そしてこの人たちに食べ物を与えると
いくらかかるか計算します。
そしてイエスさまに報告。
200デナリかかりますと。

するとイエスさまから次の指示。
「パンはいくつありますか。
行って見て来なさい。」

弟子たちはどうせだめだろうとは言わなかった。
彼らはイエスさまの指示に従い、
「行って見て来た」のでした。
イエスさまがそういわれるのであれば、
とにかくやってみる。
そんな弟子たちの姿勢に教えられます。

そしてイエスさまから次の指示。
「皆を組に分けて青草の上に座らせる。」
人々は、弟子たちに聞くでしょう。
何か起こるんだ。
食べ物はあるのか。
もし、何も起こらなかったら
暴動になるかもしれないその状況の中で、
弟子たちは、
主がそういわれるならと群衆を説き伏せ動かしていく。
これは、弟子たちの信仰です。
「こうしたらこうなる」とは言えない、
その状況の中で従うのは信仰です。

イエスさまはなぜ弟子たちに、
「食べさせなさい」
「行って見て来なさい」
「座らせなさい」
とおっしゃたのでしょうか。

イエスさまは私たちを神のみわざに参与させたかったのです。
イエスさまの言われる通りして、
イエスさま、わたしはあなたのことばに従ってここまでしました。
あなたは一体何をしてくださいますか?
そして、イエスさまがなさるみわざ見て、
ともに喜び、賛美するのです。


神の国は心の中だけにあるわけではない。
イエスさまは、権威あるお方。
この世界を治めご支配されるお方。
だから私たちはその世界に出て行って、
主の言われた通りすれば、
必ず主のみわざを見ることができる。
そして私たちはそれを見て喜び、
主を賛美することができるのです。
アーメン

そして主は、その偉大なみわざに、
私たちを参加させようとしていてくださる。
私たちの持てるもの精一杯を差し出して、
共に参加するように招いていらっしゃる。
私の「5つのパン」は何だろう。
いつも精一杯をささげているか。
そんなことを問われた説教でした。

感謝主!!   


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