クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-03 No.6-2

2006年03月08日 17時57分50秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VC-3447222 \2080
グリーグ:
交響的舞曲集Op.64
2つの悲しき旋律Op.34
ノルウェー舞曲Op.35
ホルベルク組曲Op.40
エストニア国立交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
今、最高のグリーグを聞かせる名コンビによる最新録音ノルウェーを代表する
作曲家グリーグの作品は多くが民謡をベースにし音楽史上重要な位置をしめて
います。前作「ペール・ギュント」(VC-5457222)で絶賛されたヤルヴィとエ
ストニアSOのコンビによるグリーグの代表的管弦楽作品の新録音の登場です。

●VIRGIN DE VIRGIN
VBD-3499232 2枚組 \1450
ブリテン:
セレナードOp.31
ノクチュルヌOp.60
イリュミナシオンOp.18
ノアの洪水Op.59*
マーティン・ヒル(テナー)、
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
リチャード・ヒコックス指揮
*パスコ、マックスウェル他、

VBD-3499332 2枚組 \1450
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番Op.38
チェロ・ソナタ第2番Op.99
7つの歌(モルク編)
ユハニ・ラガースペッツ(ピアノ)
グリーグ:チェロ・ソナタOp.36
間奏曲
シベリウス:2つの小品Op.77
4つの小品Op.78
マリンコニアOp.20
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
トゥルルス・モルク(チェロ)

VBD-3499532 2枚組 \1450
ロッシーニ:200周年ガラ
ヴォイト、ホーン、フォン・シュターデ、ブレイク、メリット、
ハンプソン、ラメイ
ニュー・ヨーク・コンサート合唱団、
セント・ルーカス管弦楽団
ロジャー・ノリントン指揮

VBD-3499432 2枚組 \1450
ドヴォルザーク:序曲、交響詩集
チェコ・フィルハーモニックO、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニックO
リボール・ペシェク指揮

VBD-3499132 2枚組 \1450
ヤナーチェク&ニールセン:ピアノ作品集
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

●VERITAS X 2
VBD-3499632 2枚組 \1450
バッハ:平均率クラフィーア曲集第1巻
ボブ・ヴァン・アスペレン(ハープシコード)

VBD-3499932 2枚組 \1450
モンテヴェルディ:聖マリア・デッラ・サルーテの祭りの
ヨゼフ・コーンウェル(テナー)、リチャード・ウィストライク(バス)
タヴァナー・コンソート合唱団&プレイヤーズ、
アンドルー・パロット指揮

VBD-3500032 2枚組 \1450
スサート:12の舞曲集
モーリー:舞曲集-トマス・モーリーのコンソート・レッスンズ第1巻からの
プレトリウス:舞曲集-テルプシコーレより
マイネリオ:5つの舞曲集
グアミ:8声のカンツォーネ
ラッピ:ラ・ネグローナ
プリオリ:12声のカンツォーナ・プリマ
マイネリオ:5つの舞曲集
アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン
デイヴィド・マンロウ指揮

VBD-3499732 2枚組 \1450
バンショワ:歌曲集(17曲)
イェアン・ドゥ・レスキュレル:バラッド、ヴィレレとロンドー(20曲)
アンサンブル・ジル・バンショワ
ドミニク・ヴェラール指揮

VBD-3499832 2枚組 \1450
メンデルスゾーン:
交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」
シューマン:
交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
交響曲第4番ニ短調Op.120
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、
ロジャー・ノリントン指揮




<メキシコ州立交響楽団>
752435 18129 4枚組 \5400
パリのエンリケ・バティス 2005ライヴ
CD1
ビゼー:交響曲第1番 ハ長調
CD2
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
チャベス:サラバンダ
シエラ:ファンダンゴ
マルケス:ダンソン第2番(アンコール)
ヒメネス:ルイス・アロンソの婚礼(アンコール)
エルガー:威風堂々(アンコール)
CD3
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
CD4
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ Op.34
ピアソラ:忘却
ラヴェル:ツィガーヌ
ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ ホ短調
モンカージョ:ウアパンゴ
レブエルタス:センセマヤ(アンコール)
ポンセ:エストレリータ(アンコール)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番-前奏曲(アンコール)
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
フィロメーナ・モレッティ(ギター)
マーク・ゼルツァー(ピアノ)
録音:
CD1,2:2005年3月5日、
CD3,4:2005年3月6日、
パリ、ライヴ
2005年3月5日と6日、パリのモガドール劇場での二晩のコンサートを収録した
4枚組。大小の有名無名の様々な曲が演奏されている。中でもシエラのファン
ダンゴ、ヒメネスのルイス・アロンソの婚礼の強烈な熱気は有無を言わせず興
奮へと引きずり込まれてしまう。そしてアンコールの最後、何故か「威風堂
々」、聴衆のヴォルテージも頂点になっている。また「若書きの才気溌剌」と
いうイメージを覆す、妙にギシギシ、ギラギラしたビゼーの交響曲も個性的で
ある。

752435 18134 2枚組 \2700
「ワルシャワのエンリケ・バティス2003ライヴ」
ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ ホ短調
ヴィエニアフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調
サラサーテ:ナバラ Op.33
チャベス:交響曲第2番「インディア」
レブエルタス:センセマヤ、
ポンセ:エストレリータ
マルケス:ダンソン第2番、
モンカージョ:ウアパンゴ
ヒメネス:ルイス・アロンソの婚礼 (アンコール)
エルガー:威風堂々(アンコール)
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
ワジム・ブロツキ(ブロドスキー)(ヴァイオリン)
マリア・マホフスカ(ヴァイオリン)
録音:2003年10月1日
ワルシャワ・ライヴ
2003年10月1日、ワルシャワの国立フィルハーモニー・ホールでのライヴ録音。
ポーランドだけに、お国もののヴィエニアフスキを、キエフ生まれポーランド
在住の名ヴァイオリニスト、ワジム・ブロツキが弾くという、バティスには珍
しいレパートリーもある(見事なサポート振り)。とはいえ、やはり本領は、
チャベス、レブエルタス、ポンセ、マルケス、モンカージョ、ヒメネスといっ
たラテン系の作曲家。2つのヴァイオリン・ソロのためのサラサーテの「ナバ
ラ」では、ライヴならではのヒートアップが楽しい。

752435 18136 2枚組 \2700
「マドリッドのエンリケ・バティス 2003ライヴ」
ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ ホ短調
チャベス:交響曲第2番「インディア」
アルフテル:ヴァイオリン協奏曲
ジラン:声とともに(アンコール ヴァイオリンのみ)
ファリャ:「スペインの庭の夜」
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.492(アンコール ピアノのみ)
アルフテル:ハバネラ(アンコール ピアノのみ)
レブエルタス:センセマヤ、
モンカージョ:ウアパンゴ
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
ギジェルモ・ゴンザレス(ピアノ)
録音:2003年9月30日
マドリッド、ライヴ
スペイン、マドリッドの国立音楽堂での2003年9月30日の演奏会ライヴ録音。南
米もしくはスペイン系の音楽が中心になっており、そのラテン気質がライヴと
いうことで見事に浮き上がっている。ことにチャベスの「インディア」交響曲
のノリノリ感は実に楽しい。アルフテルの陽気なヴァイオリン協奏曲でヴァイ
オリン・ソロを受け持っているのは、パトリツィア・コパチンスカヤ。1977年、
モルダヴィア生まれ、ウィーンとベルンで学び、以後数年で世界的に注目され
るヴァイオリニストになった。2004年4月にNHK交響楽団に招かれ、非常に好評
を博している。ギジェルモ・ゴンザレスは、カナリア諸島のテネリフェ島出身
のピアニスト。





<BMC>
BMCCD109 \1980
シューベルト:交響曲第7(9)番「ザ・グレート」
アルベルト・シモン指揮
フランツ・リスト音楽院管弦楽団、
録音:1979年3月4日ライヴ
1979年3月にハンガリー・ラジオが放送用のライヴとして録音したものですが音
質も極めて優秀。何よりその演奏の質が素晴らしい。冒頭のホルンのソロはた
っぷり時間をとって、しかもヴィヴィラートを全くかけず歌われ、その悠然た
る構えはまるでブルックナーを聴いているようです。それ以外もゆっくりとし
た巨匠テンポと重量感でこれまでの「グレート」のイメージを覆します。アル
プスの孤高の峰を思わせるこの曲に相応しい名盤の久々の登場です。

BMCCD116 \1980
「NEW MUSIC STUDIO-1970年代のハンガリーの現代作曲家による合作作品集」
ゾルタン・イェネイ/ラースロー・シャーリ/ラースロー・ヴィドフスキー:
アンディスターブド-室内オーケストラのための(1974)
バルナバス・デゥカイ:変わってゆく月へ
ペーター・エトヴェシュ/ゾルタン・イェネイ/ゾルタン・コチシュ/ラースロ
ー・シャーリ/ラースロー・ヴィドフスキー:
クルタークへのオマージュ(1975)
アンサンブル・オブ・ニューミュージック・スタジオ
アンドラーシュ・ウィルヘイム指揮
アウアー弦楽四重奏団&ショモギ弦楽四重奏団
録音:1974年ハンガリー・ラジオ・ライヴ 2005年 1986年
フンガロトン原盤
エトヴェシュを始め現代ハンガリーを代表する作曲家たちが70年代に共同制作
した作品。「アンディスターブド」は雨だれのような点描的な音が延々ただひ
たすら40分近く続き、「変わってゆく月へ」は二つの弦楽四重奏があたかも月
の満ち欠けを表すかのような静かで調性的な7分半ほどの作品。「クルターク
へのオマージュ」はエレキ・ギターやらピアノやら様々な楽器を音響的に変調
して作り上げたサウンド・オブジェともコラージュともいえる30分にわたる大
作。

BMCCD117 \1980
シュトックハウゼン:
3群のオーケストラのためのグルッペン(1955-57)
オーケストラのためのプンクテ(1952/62)
アルトゥール・タマヨ、ペーター・エトヴェシュ、ジャック・
メルシェ指揮 ケルン放送交響楽団
ペーター・エトヴェシュ指揮 ケルン放送交響楽団
録音:1997年 2004年
昨年来日して再び楽壇の話題を呼んだ帝王シュトックハウゼンの50年代の傑作
を2曲。特にグルッペン(グループ/群)は3人の指揮者、3つのオーケストラを
必要とする大作で前衛音楽バブルの時代を代表する曲として忘れることが出来
ません。近年クセナキスで定評があるタマヨ、それにエトヴェシュが共演して
いるのも話題のひとつです。

BMCCD118 \1980
ストラヴィンスキー:
春の祭典、マヴラ
ペーター・エトヴェシュ指揮
ユンゲ・ドイチュ・フィル
エーテボリ交響楽団
M.フォントシュ(S)、リュドミラ・シェムチュク(MS)、パアシキヴィ(MS)、
ヴァレリー・ゼルキン(T)
録音:2004年 2003年
現代音楽の巨匠的作曲家ペーター・エトヴェシュは指揮者としても当BMCにいく
つか録音していますが、とうとう真打ち的録音の登場。ユンゲ・ドイチュ・
フィルを指揮した春の祭典ではブーレーズに比肩するほどの知的なアプローチ
を見せますが、さすがハンガリー人の血が騒ぐのか、それだけでは終わりませ
ん。知的に設計されたドラマがクライマックスの「生贄の踊り」にむかって、
じわじわと盛り上がってゆく様は圧巻。「マヴラ」は新古典主義期の佳作です
が、エトヴェシュのドラマ作りの才能が遺憾なく発揮された演奏。薬味の効い
た冷笑的な音楽がエトヴェシュの芸風にぴったり。

BMCCD123 \1980
クルターク:ヤテコク(ゲーム)第一部/第二部
ガボール・チャローグ(P)全曲、
アンドラーシュ・ケメネス、マルタ・クルターク、ジェルジ・クルターク、
ハ・ノイ・ビット(ピアニーノ)他
録音:2003‐2005年ハンガリー・ラジオ
クルタークの複数のピアノのための作品。クラスター、点描的音形、さまざま
な音の身振りが対話するように交わされる。二部からなり、それぞれのセクショ
ンがさらに細かく分割され標題ともたんなる指示とも詩ともとれるタイトルが
付けられている。

BMCCD125 \1980
バルトーク:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(原典版)
2つのヴァイオリンのための44のデュオ
バルナバシュ・ケレメン(Vn)
バルナバシュ・ケレメン、カタリン・コカシュ(Vn) 録音:2005年
20世紀ヴァイオリン音楽の傑作を2題。
バルナバシュ・ケレメンは1978年ハンガリー生まれで第7回国際モーツァルト・
コンクールで優勝している。カタリン・コカシュは1978年生まれ。彼女はクル
ターク、ティボール・ヴァルガ、レオン・フライシャーらのマスタークラスを
受講している。ヨーロッパで数々の賞を受賞し2003年にはニューヨーク・カー
ネギー・ホールでのリサイタルを成功させた。

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06-03 No.5-1

2006年03月07日 18時10分37秒 | Weblog
<naive>
V 5036 2枚組 \3960
バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョを作曲者が編曲)
フォーレ:チェロと管弦楽のためのエレジー
モーツァルト:「魔笛」-ああ、愛の喜びは露と消え
パーセル:「アーサー王」-なんという力だ
グルック:バレエ音楽「ドン・ファン」-幽霊と復讐の女神達の踊り
ヴィヴァルディ:ニシ・ドミヌス RV608から
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467から
モーツァルト:レクイエム K626-ラクリモーザ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.18-6から
デュサパン:「ラ・メランコリア」から
ドビュッシー:前奏曲集第1巻-雪の上の足跡
グラッペリ:レ・ヴァルスーズ
ヘンデル:「リナルド」-私を泣かせてください
シューマン:「クライスレリアーナ」 Op.16から
バッハ(メンデルスゾーン編):マタイ受難曲-憐れみ給え
ポルポラ:「ポリフェモ」-いと高きジョーヴェ
シベリウス:悲しいワルツ Op.44-1
ダウランド:溢れよ、わが涙
ショパン:前奏曲 Op.28-4から
モンテヴェルディ:「ニンファの嘆き」から
マーラー(ジェラール・ペソン編):交響曲第5番-アダージェット
リスト:悲しみのゴンドラ
グラス:ヴァイオリン協奏曲-第2楽章
チャイコフスキー:子守歌 Op.16-1
ロランス・エキルベイ(指)アクサンチュス室内合唱団
アンヌ・ガスティネル(Vc) 
エマニュエル・クリヴィヌ(指)リヨン国立管弦楽団
サンドリーヌ・ピオ(S) 
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック管弦楽団
スティーヴン・ヴァーコー(Br) 
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)イル・ジャルディーノ・アルモニコ
サラ・ミンガルド(A),
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
ファジル・サイ(P) ハワード・グリフィス(指)チューリヒ室内管弦楽団
クリストフ・シュペリング(指)
ダス・ノイエ・オーケストラ,コルス・ムジクス・ケルン
モザイク四重奏団
ナン・クリスティ(S) セシル・エロワ(Ms) 
ティモシー・グリーセン(CT) マーティン・ヒル(T) 
デイヴィッド・ロバートソン(指)リヨン国立管弦楽団
ノエル・リー(P)
ロラン・コルシカ(Vn) ジャン=エフラム・バヴゼ(P)
マリア・バーヨ(S) 
スキップ・センペ(指)カプリッチョ・ストラヴァガンテ
ロラン・カバッソ(P)
アンゲラ・カジミエルツシュク(S) 
クリストフ・シュペリング(指)ダス・ノイエ・オルケスター
エヴァ・マラス=ゴドレフスカ(S) 
デレク・リー・レイギン(CT) クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
ヨルマ・パヌラ(指)トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
ジェラール・レーヌ(CT) アンサンブル・オルランド・ギボンズ
グレゴリー・ソコロフ(P)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
ロランス・エキルベイ(指)アクサンチュス室内合唱団
アンヌ・ガスティネル(Vc) ピエール=ロラン・エマール(P)
アデーレ・アンソニー(Vn) 湯浅卓雄(指)アルスター管弦楽団
リーナ・ムクルチャン(A) エフゲニー・タリスマン(P)
曲目、演奏者リストを見ればもう一目瞭然!現在、世界中でもっとも元気の良
いCDレーベルの一つ、naiveが誇る音源をふんだんに使った2枚組コンピレーショ
ンです(一部ライセンスによる他社音源も含まれます)。コンピレーションと
いっても、そこはフランスのとんがったセンスの持ち主たち、選曲が実にユニ
ーク、単なる名曲選となっていないのがさすがです。

V 5041 \1980
バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョを作曲者が編曲)
フォーレ:チェロと管弦楽のためのエレジー
ヘンデル:「リナルド」-私を泣かせてください
アルビノーニ:アダージョ ト短調
シューマン:「クライスレリアーナ」 Op.16から
ポルポラ:「ポリフェモ」-いと高きジョーヴェ
グルック:バレエ音楽「ドン・ファン」-幽霊と復讐の女神達の踊り
ヴィヴァルディ:ニシ・ドミヌス RV608から
ショパン:前奏曲 Op.28-4から
モンテヴェルディ:「ニンファの嘆き」から
モーツァルト:レクイエム K626-ラクリモーザ
モーツァルト:「魔笛」-ああ、愛の喜びは露と消え
ロランス・エキルベイ(指)アクサンチュス室内合唱団
アンヌ・ガスティネル(Vc) 
エマニュエル・クリヴィヌ(指)リヨン国立管弦楽団
マリア・バーヨ(S) スキップ・センペ(指)カプリッチョ・ストラヴァガンテ
カロル・トイチュ(指)ヴロスラウ・レオポルディヌム室内管弦楽団
ロラン・カバッソ(P)
エヴァ・マラス=ゴドレフスカ(S) デレク・リー・レイギン(CT) 
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)イル・ジャルディーノ・アルモニコ
・サラ・ミンガルド(A),
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
グレゴリー・ソコロフ(P)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
クリストフ・シュペリング(指)
ノイエ・オーケストラ,コーラス・ムジクス・ケルン
サンドリーヌ・ピオ(S) 
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック管弦楽団
こちらは上記2枚組みV 5036から、さらに半分の12曲を絞り込んだもの。ジャ
ケットまで同じ絵を用いています。

V 5037 2枚組 \2180
シベリウス:私の心の歌,恋人,夢,歌いつぶした声
ラウタヴァーラ:喜びながらぼくらは踊る,夏の夜,初めての悲歌
クーラ:日の出,もう長いこと花が咲いているリンゴの木,私の恋人は美しい,
わが子をトゥオネラに,おやすみ
ステーンハンマル:
3つの合唱曲(9月,後宮の庭で,ああ、もしも孫息子がいたなら)
ヴィカンデル:スズランの王様,春の晩
アルヴェーン:私たちの牧場で,晩
ニーステッド:おお、十字架よ
イェアシル:わたしの好きな谷
サンドストレム:2つの合唱曲
ヴェーレ:ペトラルカの歌第126番
エリク・エリクソン(指)アクサンチュス合唱団
録音:1999年1月,2001年9月
合唱の神様、エリク・エリクソンが、今や大人気のアクサンチュス合唱団を
指揮した録音。半分は、「スオミ~20世紀フィンランドの合唱曲集」と題され
たアルバム(V 4924)から(ただしマンテュヤルヴィの「偽りの陽光」が外され
ています)。もう半分は、他社から出ていた「スカンジナヴィアの合唱音楽」
というアルバムから。全24トラック、1時間半超たっぷりと、名作揃いの北欧
合唱音楽の極上演奏を楽しめる上に、価格は何と1枚分!これはうれしい内容
です。日本全国の合唱マニアに得丸印!

V 5039 2枚組 \3960
R.シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op.117-1
ブラームス:バラード ト短調 Op.118-3
シェーンベルク:「浄められた夜」から
マーラー:交響曲第5番-アダージェット
マーラー:交響曲第6番-スケルツォ
J.シュトラウス(シェーンベルク編):
「南国のバラ」(ピアノ、ハーモニウムと弦楽四重奏のため)
ツェムリンスキー:「フィレンツェの悲劇」序曲
ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
マーラー(クリュトゥス・ゴットヴァルト編):「私はこの世に捨てられて」
シェーンベルク:弦楽四重奏曲 ニ長調-第1楽章
R.シュトラウス:「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
シュレーカー:
低声のための歌曲集-鉛のように暗闇が重々しく沈む,あなたはとても美しい
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番 Op.10
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111-アダージョ
マーラー(シェーンベルク編):「さすらう若者の歌」
ベルク:シューマンの主題による5つの変奏曲
ベルク:ヴァイオリンとピアノのための主題と5つの変奏曲
アラン・ロンバール(指)ボルドー=アキテーヌ国立管弦楽団
アルディッティ四重奏団
アンドレア・ボナッタ(P)
アルディッティ四重奏団,トマス・カクシュカ(Va),
ヴァランタン・エルベン(Cb)
ベルナルト・ハイティンク(指)フランス国立管弦楽団
アルディッティ四重奏団,ルイーズ・ベセット(P),
ホーコン・オーストビュ(ハルモニウム)
アルマン・ジョルダン(指)フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
アルディッティ四重奏団
ロランス・エキルベイ(指)アクサンチュス室内合唱団
アンナ・ホルロイド(Ms),
アモーリ・デュ・クローセル(指)カメラータ・ヴェルサイユ
ドーン・アップショウ(S),アルディッティ四重奏団
アンヌ・ガスティネル(Vc),ピエール=ロラン・エマール(P)
ダノワ四重奏団,セルジュ・コロ(Va)
アルディッティ四重奏団,マルク・マルデ(Cb),
ジャン=リュック・シェニョー(Br),
ミシェル・モラゲス(Fl),ポール・メイエ(Cl),
ホーコン・オーストビュ(ハルモニウム),ルイーズ・ベセット(P)
アーヴィン・アルディッティ(Vn),ステファン・リトウィン(P)
naiveというと古楽というイメージが強いかもしれませんが、実は後期ロマン
派のカタログも充実しています。だからこそ出来たこのコンピレーション。
ブラームス,R.シュトラウス,マーラーから、ツェムリンスキー、シュレ
ーカー、さらには新ウィーン楽派のシェーンベルク、ベルク、ウェーベルン
まで網羅。演奏家は、20世紀初頭の音楽を得意とするアルディッティ四重奏
団を中心に、アラン・ロンバール、アルマン・ジョルダン、さらに巨匠ベル
ナルト・ハイティンク、ソリストにはドーン・アップショウ、合唱団にはア
クサンチュス室内合唱団という豪華な面々です。クリムト的官能美をたっぷ
りと楽しめます。

OP 30417 \1980
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 第1集
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV208 「モグール」
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV332
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV234 「不安」
ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV199 「疑い」
ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV362 「狩」
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV270 「休息」
エンリコ・オノーフリ(Vn,指)アカデミア・モンティス・レガリス
長年イル・ジャルディーノ・アルモニコのソロ・ヴァイオリニストとして活
躍しているエンリコ・オノーフリ、いよいよ指揮も兼ねて本格的なソロ活動
に乗り出しました!そしてna夫eレーベルの看板とも言うべき、ヴィヴァルディ
・エディションのヴァイオリン協奏曲シリーズを担当!さすがは有名古楽団体
をリードしてきた人物、見事にヴィヴァルディのエネルギーを迸らせていま
す!日本でのヴィヴァルディ人気がうなぎ昇りの昨今、またまた刺激的な企
画の登場には、身震いするほどうれしくなります!

OP 30415 \1980
ヴィヴァルディ:バスのためのアリア集
「エジプトの戦場のアルミーダ」 RV699-A、
「ティート・マンリオ」 RV738-A、「怒りのオルランド」 RVAnh84、
「セミラーミデ」RV733、「ファルナーチェ」RV711-D、
「シルヴィア」RV734、「アデライーデ」RV695、
「オリンピアーデ」 RV725、からのアリア,序曲、
弦楽のための協奏曲 ロ長調 RV162
ロレンツォ・レガッツォ(Bs)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
録音:2005年5月
ヴィヴァルディ・エディションで、協奏曲と並ぶ華がオペラのシリーズ。こ
のCDは、バスのためのアリア集です。これが単なるアリア集ではなくて、内
容が非常に凝っています。というのも、「ティート・マンリオ」、「オリン
ピアーデ」、「ファルナーチェ」以外は、全て部分的にしか楽譜が残ってい
ないものばかりで、つまり復活の可能性が低いものだからです。そうした作
品でも、アリアが素晴らしいのはもちろん!歌うはロレンツォ・レガッツォ、
日本でもロッシーニのバス役を歌って人気の高い人。美しく朗々とした声と、
鮮やかな装飾歌唱では当代ピカイチ。あらゆるタイプのアリアも、いずれも
非の打ち所のない歌唱を聞かせてくれます。そして今やもっともヴィヴァル
ディで信頼の置ける、アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノが
バック。完璧です!





<Dynamic>
CDS 501 3枚組 \5550
ロッシーニ:「ビアンカとファッリエーロ」
ダニエラ・バルチェッローナ(Ms ファッリエーロ),
マリア・バーヨ(S ビアンカ),フランチェスコ・メーリ(T コンタレーノ)
カルロ・レポーレ(Bs カペッリオ),ほか
レナート・パルンボ(指)ガリシア交響楽団
録音:2005年8月,ペーザロ
Dynamicがロッシーニ音楽祭のライヴ録音をついにリリース!2005年話題を呼
んだロッシーニの珍しい傑作「ビアンカとファッリエーロ」です。この作品
は、1819年暮にスカラ座で初演されたもの、ことにファッリエーロ役がメッ
ゾの至難の役で、なかなか上演ができないことから、幻の傑作と言われてい
ます。ロッシーニ音楽祭でも、1986、89年に続いてのようやく3回目の上演。
それを可能にしたのが、今がまさに旬のメッゾソプラノ、ダニエラ・バルチェ
ッローナです。またスペインの名ソプラノ、マリア・バーヨがヒロインビア
ンカ役。1980年生まれという若さで大抜擢され絶賛されたイタリア期待のテ
ノール、フランチェスコ・メーリ、夏のベッリーニ大劇場来日公演にも参加
するイタリアの実力派バス、カルロ・レポーレと、この音楽祭の底力を感じ
させるもの。指揮は、クリスチャン・ティーレマンの後任としてベルリン・
ドイッチュオパーの音楽監督就任したレナート・パルンボ。
なお、ちょっと先になりますが、DVDの発売も予定されています。

DYNDVD 33487(DVD-Video) 2枚組 \4160
ALL REGIONS
NTSC
LINEAR PCM 2.0,
DOLBY DIGITAL 5.1 COLOUR
16:9 164m
字幕:英独仏伊西
マスネ:「ラオールの王」
ジュゼッペ・ジパーリ(T アリム),アナ・マリア・サンチェス(S シタ),
ウラディミール・ストヤノフ(Br シンディア),
リッカルド・ザネッラート(Bs チムール),他
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)フェニーチェ劇場管弦楽団,合唱団
演出:アルノ・ベルナール
収録:2004年12月
一足先にCD(CDS 487 2CD)で発売されていた、マスネの隠れた名作「ラオー
ルの王」、映像の登場です。マスネの初期、1877年にパリで初演され、マス
ネの出世作となった作品です。ラオールの王アリムと、尼僧シタの悲恋の物
語。インドが舞台なので、当然エキゾティックな舞台効果が生きるオペラで、
ここでも気鋭の演出家、アルノ・ベルナールによる美しい舞台が映えていま
す。また、今は亡きヴィオッティの指揮姿が見られることも今となっては貴
重。CDでもかなり評判となった演奏ですので、ぜひ映像もお楽しみください!

CDS 510 2枚組 \1350
ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」
カルメラ・レミージョ(S マリア・ストゥアルダ),
ソーニャ・ガナッシ(Ms エリザベッタ),
ジョセフ・カレヤ(T レスター),
リッカルド・ザネッラート(Bs タルボ),他
ファブリツィオ・マリア・カルミナーティ(指)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ管弦楽団,ロンバルト合唱団
録音:2001年ベルガモ
CD(CDS 407)で発売された「マリア・ストゥアルダ」が、カタログ付特価で
限定発売です!クリティカルエディションによる初録音、レミージョ、ガナッ
シ、カレヤ、ザネッラートと豪華なキャストと話題になったこのCD、まだお
聞きになったことがないなら、ぜひお勧めです!

CDS 507 \1850
シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.121
幻想小曲集 Op.73
ファブリツィオ・フォン・アルクス(Vn)
ブルーノ・カニーノ(P)
録音:2005年1月
シューマンのヴァイオリン・ソナタ2曲と、幻想小曲集という、ドイツロマン
派ど真ん中のCD。ヴァイオリンのファブリツィオ・フォン・アルクスは、ナ
ポリに生まれ、伝統あるサン・ピエトロ・マイエッラ音楽院を卒業。さらに
フランコ・グッリやサルヴァトーレ・アッカルドらに学んだ、まさにイタリ
アのヴァイオリニスト。そしてピアノはイタリアの巨匠、ブルーノ・カニー
ノ。ちょっと異色ですが、独伊の精神融合が非常にいい結果となっている演
奏です。





<MIRARE>
MIR 011 \2280
テレマン(1685-1759):
組曲ト長調「ふしだらな女」
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調
ターフェル・ムジーク(食卓の音楽)第1集
ヴァイオリンとトランペットのための協奏曲 ニ長調
ダニエル・キュイエール(指)アンサンブル・ストラディヴァリア
超実力派アンサンブル・ストラディヴァリアは、ダニエル・キュイエールによ
って'87年創設されたフランス随一のバロック・アンサンブル。挑発的な表現
から柔らかな表現まで変幻自在の音楽性を持っています。聴く楽しみと演奏す
る楽しみ両方を味わうことの出来るテレマンの世界を、古楽界の名手たちが華
麗に表現しています。個人技が極めて高いこのアンサンブルは鮮烈な音楽とえ
もいわれぬ巧妙さに溢れています。
*2006年ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン出演予定

MIR 013 \2280
ハイドン:弦楽四重奏作品64-5<ひばり>、作品33-1、作品76-1
エボニー四重奏団
[P.COLOMBET(Vn) G.LE MAGADURE(Vn) M.HERZOG(Va) R.MERLIN(Vc)]
国立ブローニュ音楽院の4人の学生によって1999年に創立されたエボニー・カ
ルテット(平均の23才!?)の1stアルバム。パリ国立高等音楽院でイザイ・カ
ルテットに師事、フランスで最も有望な弦楽四重奏団のうちの1つです。彼ら
の演奏は、ハイドンの音楽性を保ちつつ革新的で野心に溢れた演奏を展開し
ています。<ひばり>は、第1楽章で第1ヴァイオリンが最初に弾き始める流麗
な旋律、充実したソナタ形式。非常に繊細な和音の使い方は、円熟期のハイド
ンならではと言えます。ハイドンの作品への真摯な姿勢、若さみなぎる活力の
あるアルバムに仕上がっています。

MIR 9920 \2280
D.スカルラッティ: チェンバロ・ソナタ集 Vol.2
ピエール・アンタイ(Cemb)

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06-03 No.5-2

2006年03月07日 18時06分17秒 | Weblog
<HUNGAROTON>
HCD 32331 \1980
ハンス・ケスラー(1853-1926):
ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのためのトリオ組曲イ短調(1922)
同:ピアノ五重奏曲ヘ長調(1913)
エマヌエル・モール(1863-1931):チェロ・ソナタ第2番Op.55
デイヴィド・フリューヴィルト、クリストフ・エーレンフェルナー(Vn)
ジェヌヴィエーヴ・シュトロッサー(Va) ペーテル・サボー(Vc) 
ジュジャ・コラール(P)
録音:2004年8月6-11日フンガロトン・スタジオ
ドイツに生まれたケスラーはレーガーのいとこ。のちにブダペスト音楽院で作
曲の教師を務め、弟子にはバルトーク、コダーイらがいます。親友エルネー・
ドホナーニに献呈されたトリオ組曲は、ピアノ五重奏ともども、傾倒していた
ブラームスの影響が濃厚です。
一方、モールは生地ハンガリーからヨーロッパ、アメリカへと活躍の場を広げ
た作曲家・ピアニスト・発明家。名ソプラノ、リリー・レーマンの伴奏者とし
て知られ、作曲家としてはカザルス、イザイ、クライスラー、フレッシュら
錚々たる顔ぶれから絶大な人気を集め、とくにカザルスは彼の大ファンでした。
1900年ごろで書かれたチェロ・ソナタは後期ロマン派をはっきりと感じさせる
美しい作品。すべて世界初録音です。

HCD 32387 \1980
ゴルトマルク:ピアノ作品全集第1巻
性格的小品集:前奏曲 / 練習曲 / 即興曲 / 苦境 / 朝に / 嵐の夜 / 夢枕の
姿 / 楽しい遍歴に
アラベラ,移り気な女 メルヘン 嘆き 出会い 焦燥-ノヴェレッテ 
(ピアノ小品変ニ長調) ハンガリー幻想曲 (ピアノ小品ニ短調)
ティハメール・フラヴァチェク(P)
録音:2005年8月17-19日、9月26-29日フンガロトン・スタジオ
オペラ、なかでもヴァイオリン協奏曲で知られるハンガリーのカール(カーロ
イ)・ゴルトマルク。ヴァイオリン奏者であったためピアノ作品の存在は意外
で貴重です。記録によると教師を務めていたほどの腕前にもかかわらず、ピア
ノ作品に関心が向かうようになったのはようやく70歳を過ぎてから。その理由
としては、20歳の頃に独習した楽器に対する演奏の知識が不足していたこと、
さらにヴァイオリニストとしての活動とオペラ作品が成功した時期と重なって
いたことなどが考えられています。ところが、晩年に書かれた性格的小品集
(1903-1909)を聴いてまずビックリ!このまま知られずにおくのは惜しい、
じつに素敵な作品ぞろいです。

HCD 32296 \1980
ポール・ボノー(1918-95):
アルト・サキソフォンとピアノのための組曲
ワルツ形式による2つのカプリス
ジャズのエスプリによる協奏的小品
ポール・クレストン(1906-85):
アルト・サキソフォンとピアノのための組曲
アルト・サキソフォンとピアノのための狂詩曲Op.108b
アルト・サキソフォンとピアノのための協奏曲
シャーンドル・リゴー(アルトSax)
バルバラ・ランチャリチョヴァー(P)
録音:2004年11月25-27日フンガロトン・スタジオ
映画や劇伴などの実用音楽を数多く書いたフランスのボノー。その作風はジャ
ズや軽音楽の影響だけでなく、はっきりと純音楽の要素もみせています。一方、
ほとんど独学で作曲を学び、リズムありきの音楽でアメリカを代表する人気作
曲家にまでなったクレストン。このふたりが残したサキソフォンの貴重なレパ
ートリーを、1999年以来のデュオによる優れた演奏で。

HCD 32363 \1980
クシェネク(クルシェネク)(1900-91):
「クラリネットつきの室内楽作品集」
木管五重奏とパーカッションのためのアルプバッハ五重奏曲Op.180(1962)
無伴奏クラリネットのためのモノローグOp.157(1956)
フルートとクラリネットのためのソナチネOp.92./2b(1942)
クラリネットとピアノのための小組曲Op.28(1924)
フルートとクラリネットのためのインヴェンションOp.127a(1951)
ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲Op.108(1946)
クラリネットと弦楽のための組曲Op.148a(1955)
チャバ・クレニャーン(Cl)ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl)
べーラ・ホルヴァート(Ob)アッティラ・ヤンコー(Fg)
ガーボル・ビジャーク(Hrn)ラースロー・テメシュケジ(Perc.)
ペーテル・ショモジ(Vn)イルディコー・Cs・ナジ(P)
弦楽オーケストラ
録音:2005年1月15-19日フンガロトン・スタジオ
シュレーカーの弟子で19世紀最後の年に生まれたクシェネクは、ナチによって
退廃音楽家のレッテルを貼られた作曲家。生涯にわたり、新古典主義、無調、
十二音音楽、セリー主義、ジャズ、偶然性の音楽、電子音楽といった20世紀の
音楽史に起こった多彩な様式を膨大な作品のなかで網羅するという類まれな活
動を展開しました。ここではおもに無調や十二音のクラリネット音楽を、ハン
ガリーの名手クレニャーンが鮮やかに吹いて聴かせます。




<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 051102 \2180
ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):
ヴァイオリンとバッソコンティヌオのためのソナタ集-リュリ氏のトンボー 他
アマンディ-ヌ・ベイェ(バロック・Vn)
「四大元素」でお馴染みのジャン=フェリ・ルベル。音楽家一族に生まれ、
リュリに師事した後、宮廷音楽家として活躍。彼の作品は、斬新な響きで同時
代の人々を驚嘆させました。
ルベルの才能が最も反映されているのは室内楽作品で、このアルバムに収録さ
れている「リュリ氏のトンボー」もその一つです。亡くなって間もない師に捧
げられた作品(トンボー=死者に捧げられる曲)。典雅的な作風による美しい作
品集を、アマンディ-ヌ・ベイェは音楽を注意深く描き出し流麗な音楽に仕上
げています。またアマンディ-ヌ・ベイェは、2007年ZIG-ZAG Territoiresか
らバッハ:ヴァイオリン協奏曲を録音予定。

ZZT 051101 \2180
ロベール・ド・ヴィゼ(1655頃-1732):テオルボ組曲
パスカル・モンテイエ(テオルボ)  アマンディ-ヌ・ベイェ(バロック・Vn)
アメリ・ミッシェル(Fl)  マリアンヌ・ミュラー(‘ヴィオラ・ダ・ガンバ)
このアルバムでテオルボを演奏しているパスカル・モンテイエ。数々の有名古
楽アンサンブルにも参加しているフランスのリュート奏者。そしてこれが彼の
ZIG-ZAGでの最後の録音となります。そして最後の録音の曲目に選んだのは、
彼の象徴的作品とも言えるロベール・ド・ヴィゼ。ヴィゼはフランスのギタ
ー&リュート奏者兼作曲家。ルイ14世の宮廷に伺候して一目置かれる存在と
なり、王の身近でギターを演奏し、王のギター教師も務めていたこともあっ
たとか…。テオルボは大型のリュートのような楽器で暖かみのある優しい音
色。モンテイエの豊かな音量で奏でられるヴィゼの音楽は物凄い求心力があ
ります。
パスカル・モンテイエその他の録音
J.S.バッハ:組曲第4.5.6番(ZZT 020901)
ピッチニーニ: リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻
(ZZT 040201)




<FUGA LIBERA>
FUG 513 \1850
ラフマニノフ:トランスクリプション集
バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV.1006-プレリュード,
ガヴォット,ジーグ
シューベルトの「美しき水車小屋の娘」-どこへ
ビゼーの「アルルの女」第1組曲-メヌエット
メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」-スケルツォ
ムソルグスキーの「ソロチンスクの市」-ゴパック
チャイコフスキーの6つの歌-子守歌
リムスキー=コルサコフの熊蜂の飛行
クライスラーの愛の悲しみ,愛の喜び
(以上、すべてラフマニノフ編)
6つの歌 Op.48
12の歌 Op.21
エカテリーナ・メシェーチナ(P)
録音:2005年5月
ピアノの王者、ラフマニノフの作品は多々ありますが、その中で異彩を放って
いるのが、一連のトランスクリプション作品。古今の有名曲を手がけています。
もちろん、単なる編曲ではなく、ラフマニノフらしく作り変えられていますの
で、原曲がどう変貌しているのかという興味だけでなく、純粋に音楽としても
ラフマニノフの濃厚な味が楽しめます。
エカテリーナ・メシェーチナは1978年生まれのロシアのピアニスト。1980年代
の終りから1990年代にかけて数多くのコンクールで入賞、2004年のアメリカ合
衆国国際ピアノコンクールで優勝しています。既に大変に完成されたピアニス
トで、世界中を飛び回っています。日本でもこれから人気に火がつく人でしょ
う。

FUG 601 \1850
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079
ヘット・コレクティーフ
録音:2005年8月1,2、3日
バッハ晩年の傑作「音楽の捧げもの」のCDですが、タイトルに“再訪
revisited”という言葉がくっついているように、単なる演奏ではありません。
まず楽器編成が奇抜。鍵盤楽器(ピアノ,小型オルガン,チェンバロ), ヴァ
イオリン,チェロ,フルート、と個々までならモダンでもありえますが、さら
にバスフルート,アルトフルート,ピッコロ,クラリネット,バスクラリネッ
トとなると、これはだいぶバッハっぽくない。「音楽の捧げもの」といえばリ
アリゼーションの妙も楽しみで、これもかなりユニークです。演奏そのものも
当然かーなり個性的。決してお茶らけているわけではなく、真摯な演奏から、
確信的過激さまで幅があります。注目は、フルート、ヴァイオリン、バスクラ
リネット、チェロが全て悲鳴のような唸りをあげて歪まくるトラック15の4声の
カノン、これは強烈!!その後に来るオーソドックスな6声のリチェルカーレ
がしみじみと美しく聞こえてきます。「音楽の捧げもの」は山ほど聞いて、最
近刺激がない、という方向け。





★SIMAX旧譜カタログのご紹介 各1枚 \2180

PSC 1201
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調、
クロード・ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調
ヴェルターヴォ弦楽四重奏団

PSC 1202
ゲイル・トヴェイト:名誉もち歓迎す、フォーレ:五月、
ウ ィリアム・ロイ:この小さなバラ:
ロジャー・クウィルター:真紅の花びらがまどろめば、愛の哲学、
シューベルト:君こそわが憩い、万霊節の日のための連祷、
アイヴズ:追憶、ベルク:ナイチンゲール、
バーバー:この輝く夜に、きっと、ブリテン:サリーの園、
リヒァルト・シュトラウス:献呈Op.10-1,ホルスト:夜明け、
ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV435 (第9-第16変奏)、
パーセル:ディドの別れ
エルグ(Vo)、グレーテ・ヘレ・ラスムセン(Pf),
ヘルゲ・ハフスゴール・スンネ(サウンドデザイン)

PSC 1203
《ピエ・カンツィオーネス》と中世スカンディナヴィアの教会と学校の音楽
われらの主にして救世主イエス・キリストの生誕の歌、
人間という状態のはかなさとみじめさ、春の歌、学校生活、
わが心は燃え上がり(修道院の写本から)
オスロ・プロ・ムシカ・アンティカ、ハンス・ウーラヴ・ゴーセット(指)

PSC 1207
ヨハン・ハルヴォルセン (1864-1935):劇音楽〈フォッセグリム〉、
ノルウェーからシオドア・ローズヴェルトへの挨拶
アルヴェ・モーエン・ベルグセット (ハリングフェレ、Vn,Vo)、
オイヴィン・ブルンク(Tn) ペール・ヴォレスタード(Br)、
オースヒル・シーリ・レフスダール(Sp) 
ヨアキム・セバスチャン・シェスブ(Boy Sp)
ギンヌンガガップCho、ラトヴィア国立交響楽団、テリエ・ミケルセン(指)

PSC 1208
ウィンドバンドのための音楽
パーシー・グレインジャー(1882-1961):
岸辺のモリー、リンカンシャーの花束、アイルランドの旋律、羊飼いのヘイ
フローラン・シュミット:ディオニュソスの祭
ホルスト:組曲第1番、組曲第2番
ノルウェー国軍音楽隊、アイヴィン・オードラン(指)

PSC 1209
シェル・モルク・カールセン(b.1947):聖ヨハネ受難曲(1992)
マグネ・スクレーデ(Tn)、イーカ・レッパネン(Br)、
ニョル・スパルボ(Bs)、トゥール・グロン(Org)、
ベルゲン大聖堂合唱団、マグナル・マンゲルスネス(指)

PSC 1210
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ 変ロ長調 K378/317d、
フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番、
プロコフィエフ:5つの旋律、
ルトスワフスキ:パルティータ
マリアンネ・トルセン(Vn) ホーヴァル・ギムセ(Pf)

PSC 1211
ヨーゼフ・ハイドン:ピアノ、フルートとチェロのための三重奏曲
ト長調 HobXV/15、ニ長調 HobXV/16、ヘ長調 HobXV/17
ムジカ・ドメスティカ ブレンダ・ブルーエット (Pf)、
パウル・ヴァールベルグ (Fl)、トルライフ・ホルム (Vc)
 
PSC 1214
ルードヴィーグ・マティアス・リンデマン (1812-1887):オルガン作品集
コラール「わが終わりの近きをだれぞ知らん」による変奏曲、
戴冠式行進曲、B-A-C-H の名による3つのフーガ、
コラール「ただ愛する神の摂理にまかす者」による変奏曲
コーレ・ノールストーガ(Org)[オスロ大聖堂の主オルガン]

PSC 1215
ロベルト・シューマン:謝肉祭、クライスレリアーナ、アラベスク
シーグル・スロッテブレク(Pf)

PSC 1216
悲歌
ジョージ・クラム:4つの夜想曲、武満徹:悲歌、
メシアン:主題と変奏、ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ
グリーグ:ヴァイオリンソナタ第3番
トロン・セーヴェルー(Vn) アイナル・ロッティンゲン(Pf)

PSC 1219
スクラッチ-打楽器のためのノルウェー音楽
ロルフ・ヴァリン(b.1957):スクラッチ、
ロブ・ウェアリング(b.1956):Sikot・Suk
ヘンリク・ヘルステニウス(b.1963):時の5つの痕跡 II、
トゥーマス・ニルソン/DJバラバス:ノー・イリュージョン
SISU パーカッションアンサンブル

PSC 1220
ヨハン・ヘンリク・フライトホフ (1713-1767):室内楽作品集
ノルウェー・バロック管弦楽団ソロイスツ

PSC 1224
北国の歓び
マーティン・レース(1702-1766 デンマーク):
変奏曲つきアレグロ ト長調
「ヤーコプ・メストマッヒァーの音楽帳 組曲 
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):ソナタ ニ長調 ソナタ ホ短調
ユーハン・アグレル(1701-1765):ソナタ第6番 ト短調
「ヘルツベルクのの音楽帳」 組曲 イ短調
フランチェスコ・ルッフォ:組曲 ヘ長調
北欧バロック四重奏団
ハンス・ウーラヴ・ゴルセット(Fl) ケレン・ブルース(ヴィオラダガンバ)
ヴェーガルド・ルンド(バロックギター、テオルボ) 
ウルバン・ヴェステルルンド(ハープシコード)

PSC 1225
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ピアノ作品集
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)

PSC 1226
トマス・テレフセン(1823-1874):室内楽作品集
ヴァイオリンソナタ Op.19(1855) チェロソナタ Op.21(1855) 
ピアノ三重奏曲 Op.36(1861)
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P) オイスタイン・ビルケラン(Vc)
アトレ・スポンベルグ(Vn)

PSC 1228 3枚組
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ピアノ作品全集
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)

PSC 1229
ビャーネ・ブルースター(1895-1978):ヴァイオリンのための作品集
悪魔の組曲(1946)
ヴァイオリンソナタ第3番(1956)
お伽噺組曲(1932)
自然と妖怪、他
ソルヴェ・シーゲルラン(Vn) ラース・アネルス・トムテル(Va)

PSC 1230 2枚組
ヤルマル・ボルグストレム (1864-1925):
オペラ〈リーモルのトゥーラ〉 Op.7(1894)
ランディ・ステーネ(メッツォソプラノ) ハーラル・ビョルコイ(Tn)
トロン・ハルスタイン・モーエ(Br) オドビョルン・テンフョルド(Bs)
テリエ・ボイェ・ハンセン(指)トロンハイム交響楽団
ヤルマル・ボルグストレム (1864-1925) は、ピアノと管弦楽のための交響詩
〈ハムレット〉や交響詩〈思考〉() で知られるノルウェーの作曲家。

PSC 1231
(森の夕べの魅惑) - ドイツ語の詩によるノルウェー歌曲集
ルードヴィーグ・イルゲンス=イェンセン (1894-1969):
歌曲集〈日本の春〉Op.2
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868)、
アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907)、
オット・ヴィンテル=イェルム (1837-1931)の作品
イサ・カタリナ・ゲリンケ(Sp) スヴァイヌング・ビェラン(P)

PSC 1240
ジャン・シベリウス(1865-1957):
7つの歌 Op.13 7つの歌Op.17 から 6つの歌 Op.36
5つの歌 Op.37 6つの歌 Op.50 から
J・L・ルーネベリの詩による6つの歌 Op.90 から
ランディ・ステーネ (メッツォソプラノ) ホーヴァル・ギムセ (P)

PSC 1241 2枚組
クヌート・ニューステット(b.1915):交響曲〈ヨハネの黙示録〉
モナ・ユールスルード(Sp) ジェイムズ・ギルクリスト(Tn)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団・合唱団 
アリル・レンメルハイト(指)

PSC 1246
イサイ・ドブロウエン(1891-1953):ピアノ協奏曲 Op.20
青春ソナタ Op.5b ソナタ・スカツカ Op.5a ソナタ第2番 Op.10
ヨルン・フォスハイム(P) 
サンクトペテルブルク・フィルハーモニア・アカデミー管弦楽団
アレクサンドル・ドミトリーエフ(指)

PSC 1250
クロード・ドビュッシー:ピアノOp.全集 第1集
映像 版画 3つのピアノの小品
映像 第1巻 映像 第2巻
ホーコン・アウストボー(P)

PSC 1252
再訪 - ダブルベースのための作品集
アストル・ピアソラ(ダン・ステュッフェ 編曲)
ヨン・ペルセン (b.1941)、ジャチント・シェルシ (1905-1988)、
テッポ・ハウタ=アホ (b.1941)、ギスレ・クヴェルンドク (b.1967)、
イアニス・クセナキス (1922-2001)、ポール・ラムジエ (b.1937)、
エウセビウス再訪 (シューマン回想)の作品
ダン・ステュッフェ (ダブルベース) アンネ・ヴェーディング(Fl)
オイスタイン・ビルケラン(Vc) ゴンサロ・モレーノ(P)





<DIVOX>
DIVOXレーベル2006年カタログ付きでカルミニョーラとバンキーニの名盤3タ
イトルを価格を下げて発売いたします!

CDX50004 \1280
「ジュビリー-イタリア・バロックの珍しい弦楽合奏曲」
ステッファーニ(1654-1728):「運命の勝利」組曲/
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲「聖母被昇天のために」、「不安」、
「パドヴァの聖アントニウスの聖なる舌の祝日のために」、「夏」
カステッロ(1678-1741):弦楽のためのソナタ第15番/
メルーラ(1594/95-1665):4声の半音階的カプリッチョ/
レグレンツィ(1626-1690):シンフォニア(2声のオラトリオの序曲)
ウッチェリーニ(1603-1680):ベルガマスクによるアリア
スカラーニ(16世紀):3声のソナタ第15番
ヴィタリ(1632-1692):4声のカプリッチョ
マリーニ(1597-1665):「モニカ」によるソナタ
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)、
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

CDX50209 \1280
コンチェルト・ストラヴァガンテ(ヴァイオリンのための協奏曲集)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲RV581、RV277、
RV180、RV551、RV128
ファリーナ(1600~1649):カプリッチョ・ストラヴァガンテ
ジュリアーノ・カルミニョーラ(vn)、
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

CDX70006 \1280
ヴィヴァルディ:「昼と夜」 (フルートのための協奏曲集)
協奏曲イ短調RV108/協奏曲op.10-6.RV437/
フルート協奏曲ト長調RV443/ 協奏曲<ごしきひわ>op.10-3.RV428/
協奏曲<夜>op.10no.2RV439
コンラート・シュタインマン(bfl)、
キアーラ・バンキーニ(vn)、
アンサンブル415のメンバー




<東京交響楽団自主制作CD>
TSOCD002 \1800
東京交響楽団創立60周年記念ライヴ
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調WAB.108(ノヴァーク版第2稿)
ユベール・スダーン指揮(東京交響楽団音楽監督)
東京交響楽団 2005年11月12日 サントリーホールでのライヴ録音
東京交響楽団創立60周年記念として演奏された記念すべきライヴのCDが発売
されます。全体的にゆっくりとしたテンポによりオーケストラの温かくも美し
い調和を生かし一音一音おろそかにせず緊張感を保ち紡ぎ出される音が深く心
に残る名演奏です。

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06-03 No.4

2006年03月06日 19時05分17秒 | Weblog
<ARBITER>
ARB148 \1980
アーノルト・ロゼ-First Violin of Vienna
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(1909.10.4)
ナルディーニ:ラルゲット、ロンド(1910.11.7)
ショパン:ピアノ協奏曲作品11よりロマンツァ、夜想曲作品9-2(1910.11.7)
サラサーテ:スペインの踊り(1909.5)
スヴェントセン:ロマンス(1909.5)
ポッパー:夜想曲(1909.10)
エルンスト:オテロ・ファンタジー(1909.10)
ケルビーニ:弦楽四重奏曲第1番よりスケルツォ(1923-25)
ボッケリーニ:五重奏曲よりメヌエット(1923-25)*
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番よりアダージョ(1929.5.29)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲作品130よりalla danza tedesca(1923-25)*
モーツァルト:弦楽四重奏曲K.465よりメヌエット(1923-25)*
ベートーヴェン:ロマンス作品50(1909.5)*
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲よりアンダンテ(1910.11.7)
ゴールドマルク:ヴァイオリン協奏曲よりアレグロ・モデラート(1910.11.7)
シモネッティ:マドリガル(1909.10.4)
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ(1909.10.4)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲作品18-4よりアレグロ(1928.4.3)*
J.S.バッハ:G線上のアリア(1928.4.3)*
ベートーヴェン:「アテネの廃墟」より序曲(1936.5.23)**
アーノルト・ロゼ(Vn)
ロゼ弦楽四重奏団*
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アーノルト・ロゼ**(ムジークフェラインザール)
録音:1909-1936年、ウィーン モノラル
マーラーの義弟としても知られるアーノルト・ロゼの演奏が聴ける貴重盤!
マーラーの妹、ユスティーネを妻とし、マーラー指揮下の1881年からナチスに
よって追放される1938年までウィーン・フィル(ウィーン宮廷歌劇場)のコン
サートマスターを務めたアーノルト・ロゼ。現在、ロゼ四重奏団を率いての室
内楽が稀に録音として入手できるのみで、名前は知っていても実際の演奏を聴
いたことがある人は限られているのではないでしょうか?また、彼の娘アルマ
(やはりヴァイオリニスト)は、アウシュヴィツで少女だけのオーケストラを
創設指揮し、多くの人命を救ったことでも知られています。
彼の1900年代初頭のソロを多く含むレコーディングを集めた、大変貴重な音源
がつまったアルバムの登場です。純粋にヴァイオリン奏法として、現代とはか
なり違ったスタイルが確立されていた時代の演奏を聴くに、これほど適当な
ヴァイオリニストも無いかもしれません。ソロに加えロゼ四重奏団の演奏、そ
して、ボーナス・トラックという訳ではないのですが、なんと彼がウィーン
フィルを振った「アテネの廃墟」も収録。





<TELARC>
CD80647 \2080
SACD60647(SACD-Hybrid) \3350
ロサンジェルス・ギター・カルテット Spin
1. Turn to the Sea
2. Hidden Realm of Light
3. Spin
4. Freaky Dancer
5. Quiccan
6. Catwalk
Night Furniture
7. Pillow Pretending
8. Chair with Hands for Feet
9. Shadowed Credenza
10. Did You See the Moon Last Night?
11. Stairs
Solstice Poem
12. Theme
13. Variation I
14. Variation II
15. Variation III
16. Epilogue
17. Stirfry
18. Bonus Track: Turn to the Sea (composer's cut)
LAGQ (ロサンジェルス・ギター・カルテット)
録音:2005年3月、カリフォルニア
LAGQのテラーク3rdアルバム!メンバーのひとり、アンドリュー・ヨーク作品
をフィーチャーした一枚。世界一といっていいギター・カルテットとして、
ラテンもの(CD80593)、クロスオーヴァーもの(CD80598)とテラークよりリリー
スしてきたLAGQ。前作の「ギター・ヒーローズ」は2005年のベスト・クラ
シカル・クロスオーヴァー部門で、グラミー賞まで獲得し、多いにその名を世
界中に知らしめました。
今回は、メンバーのアンドリュー・ヨークの作品がフィーチャーされ、彼の作
品名(彼の友人の詩)からアルバム・タイトルをとり、またアルバムのコンセ
プトとした一枚。ほとんどが、LAGQのために作曲された作品で構成されていま
すが、単なる、ギター・カルテットの現代作品を集めただけのアルバムではな
く、LAGQというプリズムを通して見える音楽世界を画期的に表現したものです。

CD80654 \2080
SACD60654(SACD-Hybrid) \3350
メシアン:おお聖餐!
タヴァナー(Tavener):アテネの歌
ヴォーン=ウィリアムズ:ミサ ト短調
デュリュフレ:グレゴリアの旋律による4つのモテット 作品10
コープランド:4つのモテット 作品20
タリス:おお聖餐
アトランタ交響楽団室内合唱団
指揮:ノーマン・マッケンジー
録音:2005年6月19-21日、聖フィリイプ・エピスコパル聖堂、アトランタ
現代作曲家による宗教合唱曲を集めた非常に美しいアルバム。現代といって
も、伝統と格式を必要とする宗教儀式に基づいた作品だけあり、聴きやすい
ものばかりで、最終トラックに収められたタリスの16世紀の音楽へと繋がっ
てもなんの違和感もありません。2曲目のタヴァナーは、イギリスの16世紀の
作曲家タヴァナーとは違う現代作曲家。(16世紀の作曲家Tavernerと1文字違
い。しかしどちらもファースト・ネームはジョン)

CD80664 \2080
SACD60664(SACD-Hybrid) \3350
カンゼル/スター・ウォーズ、ハリー・ポッター、ロード・オブ・ザ・リング
音楽集
Star Wars
1. Main Theme from Episode IV: A New Hope
2. Princess Leia from Episode IV: A New Hope
3. Cantina Band from Episode IV: A New Hope
4. The Imperial March from Episode V: The Empire Strikes Back
5. Yoda's Theme from from Episode V: The Empire Strikes Back
6. Luke and Leia from Episode VI: Return of the Jedi
7. Duel of the Fates from Episode I: The Phantom Menace
8. Anakin's Theme from Episode I: The Phantom Menace
9. Across the Stars from Episode II: Attack of the Clones
10. Battle of the Heroes from Episode III: The Revenge of the Sith
Harry Potter
11. Harry's Wondrous World from Harry Potter and the Sorcerer's Stone
12. The Chamber of Secrets from Harry Potter and the Chamber of Secrets
13. Aunt Marge's Waltz from Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
The Lord of the Rings Trilogy
14. May It Be & Themes from The Fellowship of the Ring
15. The Hornburg from The Two Towers
16. The Ride of the Rohirrim from The Return of the King
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
カンゼルの最新作は、超メガ・ヒット三作の音楽集!
この映画を観た人を合計したら、世界で何万人になるのか検討もつかない超メ
ガ・ヒット三作の音楽を集めた、カンゼルの最新作です。どれも現代の大スペ
クタクル映画といってよく、もちろんサラウンド付のSACDでも同時発売。

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80168 \1350
カンゼル/ハリウッド・グレイテスト・ヒッツ Vol.1
1. 20世紀フォックス映画のファンファーレ
2. 「海賊ブラッド」序曲
3. 「風と共に去りぬ」タラのテーマ
4. 「ベン・ハー」競技者のパレード
5. 「栄光への脱出」テーマ
6. 「ドクトル・ジバゴ」ララのテーマ
7. 「アラビアのロレンス」テーマ
8. 「ロミオとジュリエット」愛のテーマ
9. 「007/ゴールドフィンガー」テーマ
10. 「ある愛の詩」テーマ
11. 「避暑地の出来事」テーマ(夏の日の恋)
12. 「ジョーズ」テーマ
13. 「おもいでの夏」テーマ
14. 「ロッキー」テーマ
15. 「愛と追憶の日々」テーマ
16. 「愛と哀しみの果て」メイン・テーマ
17. 「炎のランナー」テーマ
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル

CD80297 \1350
モーツァルト:
弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K.387
弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421
クリーヴランド弦楽四重奏団

CD80326 \1350
ブラームス:
愛の歌(18曲のワルツ) 作品52
新しい愛の歌(15曲のワルツ) 作品65
7つの夕べの歌(作品62,64,112,42,92,103より)
ロバート・ショウ・フェスティヴァル・シンガーズ
指揮:ロバート・ショウ

CD80347 \1350
グラズノフ:
バレエ音楽「四季」 作品67,67-a
バレエの情景 作品52
ミネソタ管弦楽団
指揮:エド・デ・ワールト

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06-03 No.3-1

2006年03月06日 18時36分13秒 | Weblog
★HPのアナログ盤コーナー、更新しました★

<Channel Classics>
CCSSA 23306(SACD-Hybrid) \2080
イン・ラブ....-ブリテン諸島のポップソングと民謡集 ――
J・レノン&P・マッカートニー(G・アイヴス編曲):ミッシェル
B・ジョエル(T・クレイマー編曲):ララバイ
J・レノン&P・マッカートニー(D・ランスウィック編曲):ブラックバード
B・ジョエル(B・チルコット編曲):
そして今は(ソロ:ピーター・ダイクストラ)
J・レノン&P・マッカートニー(P・グリットン編曲):
ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
BLOF(T・クレイマー編曲):
Misschien Niet De Eeuwigheid、Omarm、Dansen Aan Zee
アイルランド民謡(P・ナイト編曲):
ロンドンデリーの歌(ソロ:ピーター・ダイクストラ)
イギリス民謡(G・ラングフォード編曲):樫とトネリコ
アイルランド民謡(P・ローソン編曲):
モリー・マローン(ソロ:ベンジャミン・バッカー)
スコットランド民謡(R・ヴォーン=ウィリアムズ編曲):
雌羊を呼べ(ソロ:アルベルトゥス・デ・ヨンク)
イギリス民謡(R・ヴォーン=ウィリアムズ編曲):
きじばと(ソロ:ピーター・ダイクストラ)
J・レノン&P・マッカートニー(P・グリットン編曲):ヘイ・ジュード
J・レノン&P・マッカートニー(B・チルコット編曲):
恋に落ちたら(ソロ:ロベルト・クイゼンガ)
B・セイガー&T・ワイン(P・ローソン編曲):
恋はごきげん(ソロ:ピーター・ダイクストラ)
J・レノン&P・マッカートニー(P・グリットン編曲):
アンド・アイ・ラヴ・ハー
ピーター・ダイクストラ(指揮)、ジェンツ
In Love..../Dijkstra(con)、The Gents
2005年に行われた来日公演の大成功と、デュリュフレの「レクイエム
」(CCSSA 22405)の大反響によって一躍大ブレイクとなったオランダの男声
ア・カペラ・グループ“ジェンツ”。リリース第4弾となる待望の最新作は、
ジェンツが実際にコンサートでのレパートリーとしているブリテン諸島(イ
ギリス)の民謡や、イギリスのポップスといった小品を集めた作品集。
今回の収録は実際にコンサートへ足を運び、演奏を聴いた多くのファンから
寄せられたレコーディングのリクエストにジェンツが応える形で行われたと
いう!ちなみにヴォーン・ウィリアムズの編曲によるイギリス民謡やビート
ルズの作品は2005年の来日公演時にも歌われており、美しきハーモニーで聴
衆を魅了したことは記憶に新しい。
「紳士たち」という意味を持つ“ジェンツ”は、オランダ最高峰の少年合唱
団「ローデン聖歌隊」に所属していた16人のメンバーによって1999年に結成。
天才ボーイ・ソプラノとして名を馳せ、現在は合唱指揮者として絶大な評価
を獲得しているピーター・ダイクストラをリーダーとする男声ア・カペラ・
アンサンブルである。
ブレイクの要因の1つでもあるメンバーの甘いルックスもさることながら、
なんといっても群を抜く見事なハーモニーと歌唱力は圧巻の一言。2006年10
月-11月に再び予定されている来日公演と併せて今回のリリースが大きな反響
を呼ぶことは間違いない!






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06-03 No.3-2

2006年03月06日 18時35分48秒 | Weblog
<Timpani>
1C 1100 \2180
悲劇女優-Timpani 2006年カタログ付き完全限定盤 ――
アンリ・デュパルク(1848-1933):
旅への誘い、ミニョンのロマンス、悲しき歌-〔1C 1054より〕
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
前奏曲、詩篇第114番、詩篇第137番-〔1C 1052より〕
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
嘆きと絶望Op.38より-〔1C 1040より〕、愛の詩Op.48より-〔1C 1091より〕
ジョゼフ=ギイ・ロパルツ(1864-1955):
歌劇《故郷》より-〔2C 2065より〕
ミレイユ・デランシュ(ソプラノ)、
フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)、
デイヴィッド・シャローン(指揮)、ジャン=イヴ・オッソンス(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック、他
初回完全限定!Timpaniファン必携のカラー・カタログ封入盤!
Timpaniの中心アーティストの1人であるミレイユ・デランシュの既発売タイ
トルから音源を集めたベスト盤にTimpaniの2006年版カラーカタログを封入し
た初回完全限定盤。
ミレイユ・デランシュはストラスブールでピアノ、オルガン、サクソフォー
ン、そして声楽と多数の専攻を学んだソプラノ奏者。これまでにドホナーニ、
シャイー、ミンコフスキといった巨匠やトップクラスのオーケストラとの共
演も数多い。クセナキスの管弦楽作品集、ロパルツの交響曲全集など根強い
人気を誇るフランスの老舗Timpani。これまでのリリースが網羅されているカ
ラーカタログはファン必携!





<Tactus>
TC 602802 \2080
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):
聖母マリアのオラトリオ、オラトリオ《ヨナ》
ガブリエレ・ミケーリ(指揮)、コンプレッソ・プロ・ムジカ・フィレンツェ
17世紀のイタリアで最も活躍した作曲家の一人であるカリッシミは、膨大な数
の声楽曲を残している。中でも特に重要とされるのはオラトリオであり、その
美しき様式美はドイツ、フランスの作曲家にも多大な影響を与えた。ここに収
録されている2曲はカリッシミのオラトリオの真髄を十分に堪能できる作品で
ある。

TC 590301 \2080
ダリオ・カステッロ (16世紀-17世紀):
1声-4声のソナーテ・コンチェルターテ集 全10曲
ダニエラ・ドルチ(指揮)、ムジカ・フィオリータ
カステッロはイタリアの作曲家、管楽器奏者として活躍したとされているが、
彼の生い立ちに関する資料はほとんど残されていない。彼が残した作品は2巻
(全29曲)のソナタが出版されており、ここに収録の作品はそのうちの一部。
イタリア・レーベルならではの貴重な録音である。

TC 751805 \2080
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):
6つのフルート四重奏曲集(第1番-第6番)
マリオ・カルボッタ(フルート)、
エラスムス四重奏団のメンバー[ジャンバティスタ・ピアネッツォーラ(ヴァ
イオリン)、マウリッツィオ・スキアーヴォ(ヴィオラ)、クラウディオ・
フリゲリオ(チェロ)]
ロッラはイタリアのヴァイオリニスト、ヴィオラ奏者、作曲家。卓越した技
巧を持つロッラは、演奏者としてだけでなくミラノ音楽院でヴァイオリンと
ヴィオラの主任としても活躍した。また多作な作曲家であったがそのほとん
どは手稿譜でしか残されておらず、現在この作品が演奏される機会はあまり
無い。

TC 651801 \2080
ルドヴィコ・アントニオ・ロンカッリ(1654-1713):
スペイン・ギターによるカプリッチョ・アルモニコ集――
組曲第1番、第2番、第3番、第4番、第7番、第8番
ジャコモ・パリンベッリ(ギター)
ロンカッリはイタリアのギター奏者、作曲家、伯爵。作曲家としてのロンカッ
リの作品はここに収録の《スペイン・ギターによるカプリッチョ・アルモニコ
集》が唯一とされる。この作品はイタリア式のギター・タブラチュアで書かれ
たものでソナタまたは組曲が9曲収められている。このCDにはその中から組曲
を6曲収録。いずれも5-7楽章で書かれており、イタリア・バロック期のギタ
ー作品を知るうえで極めて重要な作品といえる。

TC 711603 \2080
G・B・ペルゴレージ:スターバト・マーテル
ベッティナ・ルボルトーネ(ソプラノ)、
キアラステラ・オノラティ(コントラアルト)、
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指揮)、
ベネデット・マルチェッロ室内管弦楽団
18世紀イタリアが生んだ偉大な作曲家ペルゴレージの代表作を本場イタリア
のアーティストが熱演。





<Centaur>
CRC 2767 \1880
アメリカン・ホライゾンズ――
L・バーンスタイン(ブロックス・デ・ヴェッター=スミス編曲):
フルート・ソナタ(世界初録音)
エルディン・バートン(1913-1981):ソナチネ
エイミー・ビーチ(ブロックス・デ・ヴェッター=スミス改訂):
フルート・ソナタ イ短調op.34
S・バーバー:カンツォーネ
ネーザン・ザルマン (1950-):フォルラーナとスケルツォ(世界初録音)
マイク・ガーソン(1945-):ニュー・イングランド(世界初録音)
ブロックス・デ・ヴェッター=スミス(フルート)、
ウルリッヒ・コーエラ(ピアノ)
20世紀アメリカ作曲家たちのフルート作品集。注目すべきはバーンスタイン
が初期のころに発表したクラリネット・ソナタのフルート編曲版(世界初録
音)。この作品の編曲者であり、演奏者でもあるヴェッター=スミスは、フル
ート奏者としてのみならずミュンヘン音楽大学、ケルン音楽大学、リスボン
音楽院などで教鞭を執る実力者。バーンスタインの作品だけでなく、フルー
ト作品の名作といわれるバートンのソナチネが収録されていることもフルー
ト・ファンには興味深いところ。

CRC 2755 \1880
アンバー・ウェーヴス――
レベッカ・クラーク(1886-1979):ヴィオラ・ソナタ
アラン・シュルマン(1915-2002):ヴィオラとピアノのための主題と変奏曲
イーズリー・ブラックウッド(1933-):ヴィオラ・ソナタ第1番
グラツァー・デュオ[ロバート・グラツァー(va)、
ギルダ・グラツァー(p)]
現代アメリカの名ヴィオラ作品を収録。シュルマンはNBC交響楽団のチェリス
トとしてトスカニーニ指揮の下で活躍したこともある演奏家&作曲家。演奏
家として活躍する傍ら、ヒンデミットやフォイアマン等に作曲を学んだ。
《主題と変奏曲》は彼の代表作のひとつで、アメリカでの人気は高い。
グラツァー・デュオはアメリカで最も評価の高いヴィオラ&ピアノ・デュオ
のひとつ。ロバート・グラツァーはヴィオラの名手であったウィリアム・プ
リムロースの下で研鑽を積んだ。

CRC 2726 \1880
グリーグ:ピアノ作品集第3巻――
2つのノルウェー民謡による即興曲op.29、バラードop.24、6つのノルウェー
の山の歌、アルバムの綴り、2つの悲しき旋律op.34、2つの旋律op.53、人々
の生活の情景op.19、他
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
1998年の‘ロン・テイボー・コンクール’で優勝、2001年の‘ヴァン・クラ
イバーン国際ピアノ・コンクール’で銀メダルを獲得するなど世界的な賞を
得ているポンパ=バルディは、録音のみならず世界各国で演奏活動も精力的
に行っており、2004年にはベルリン交響楽団とともに来日公演を果たしてい
る。

CRC 2759 \1880
フランスとアメリカのフルート独奏作品集――
チャールズ・デラニー:パンへの賛歌、エアー・ウィズ・ヴァリエーションズ
シンシア・フォリオ:アルカ・サクラ
A・オネゲル:牝山羊の踊り
ステファニー・レア:ソレース
C・ドビュッシー:パンの笛
キャサリン・フーヴァー:ココペリ、ウィンター・スピリッツ
ウジューヌ・ボザ:イメージop.38
ロバート・ムチンスキー:3つの前奏曲op.18 ほか
ステファニー・レア(フルート)
ステファニー・レアはマーレイ州立大学で教鞭を執る女流フルーティスト。
ソリストとしては、日本を含む世界各国の主要都市でコンサート、マスター
・クラスを行っている。

CRC 2768/69 2枚組 \3760
J・S・バッハ:6つのパルティータ
ヴィクトリア・ドンディッシュ(ピアノ)
ドンディッシュはモスクワ生まれの女流鍵盤奏者。なんと6歳から作曲をはじ
めたという才女で、1975年に自作曲でモスクワ・デビュー。1976年にアメリ
カのジュリアード音楽院に入学し、鍵盤奏法と作曲法を学んだ後、数多くの
コンクールで入賞。ソリストとしてアメリカ、ヨーロッパを中心に演奏活動
を行っている。




<NMA>
NMA 5(SACD-Hybrid) \2850
期待 ――
A・シェーンベルク:4つの歌Op.2
R・シュトラウス:
5つの歌Op.39より-ひそやかな歌、若い魔女の歌、解き放たれた心
R・ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩
H・ヴォルフ:4つのミニョンの歌
M・レーガー:素朴な歌Op.76より
ソルヴェイグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
2004年サイトウキネン・フェスティヴァルで「ヴォツェック」の公演にマリー
役として登場し、話題を集めたノルウェーのソプラノ奏者クリンゲルボルン
の最新作。
今回の新譜ではこれまでのグリーグやイェンセンなどのレパートリーから路
線を一転。シュトラウス、ワーグナー、シェーンベルクなどを取り上げる。
ハイペリオンなどでも活躍中のピアニスト、マルコム・マルティヌーとのコ
ンビも健在。SACD Hybridの高音質でのリリースもポイントである。





<2L>
2L 32SACD(SACD-Hybrid) \2850
ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
クリスマス変奏曲-クリスマス・キャロルによる即興変奏曲
ヴォルフガング・プラッゲ(ピアノ)
北欧の愛唱歌として親しまれている旋律をプラッゲが変奏曲として仕上げたユ
ニークなタイトル。作曲家自らのピアノで温かみを感じる演奏を聴かせてくれ
ている。





<NGMF>
NGMF 108 \2180
E・グリーグ:《十字軍の兵士シグール》より 凱旋行進曲
ヨハン・S.スヴェンセン(1840-1911):ヴァイオリンのためのロマンス
ロバート・ジェイガー(1939-):シンフォニア・ノビリッシマ
D・ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲よりワルツ第2番
P・グレアム:ゲールフォース/他 全12曲
アンヤ・オベール・バン(ヴァイオリン)、
シェル・マッティンセン(指揮)、ノルウェー近衛兵バンド
ノルウェーの名門吹奏楽団が2005年に行った録音。ご当地物であるグリーグか
らアメリカの作曲家ジェイガーの名曲まで世界中の幅広い作品を収録。





<Caprice>
CAP 21752 \2180
イン・コンサート ――
ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-):
ソプラノ、バリトンと混声合唱のための《Canticum Calamitatis Maritimae》
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942-):
混声合唱のためのモテット《すべての国よ、主を賛美せよ》
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):
ソプラノ、アルト、テノール、バスと混声合唱のための《大聖堂》
ヤン・サンドストレム(1954-):
メゾソプラノ、混声合唱と打楽器のための《太陽の息子たち》
ボー・ホルテン(1948-):混声合唱と打楽器のための《静かな夜》
ビョルン・アンドル・ドラーゲ(1959-):混声合唱のための《嘆きの歌》
スヴェン・アリーン(1951-):混声合唱のための《私には夢がある》
アンデシュ・オストラン(打楽器)、マークス・レオソン(打楽器)
エーリク・ヴェストベリ(指揮)、バレンツ室内合唱団
バレンツ室内合唱団は2003年10月のバレンツ国際合唱音楽センター創設にあわ
せてノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアから集められた24名の
奏者によって結成された合唱団。創設以来指揮者をつとめるヴェストベリは合
唱の神様エリク・エリクソンの下で学んだ実力者である。

CAP 21738 \2180
ブー・ニルソン(1937-):ぼくらは明日、会うことに
ベザレル・アローニ(ニルセン編曲):わたしを刻みつけてください
スヴェン=エーリク・ベック(1919-1994):
こんにちは空よ、こんにちは太陽よ
ペア・ネアゴー(1932-):友情、大地は子供のように、夕暮れの国Op.10
カール=エーリク・ヴェーリン(1934-1992):嘆き
エシル・ヘムベリ:(1938-2004):命
フレードリク・オステルリング(1966-):ソネット17番
アルフレード・ヤンソン(1937-):ソネット76番、海辺に生まれた我らは
エルランド・フォン・コック(1910-):春はじめての日
クロード・ロヨラ・アルゲーン(1920-1990):Caelestis urbs Jerusalem
ニーナ・オーケルブルム・ニルセン:シル・ハシリム - ソロモンの雅歌
アッラン・ペッテション(1911-1980):冬の歌
カーリン・レーンクヴィスト(1957-):夜が平穏を与えてくれると
グンナル・エーリクソン(指揮)、リルケ・アンサンブル 
リルケ・アンサンブルは、ヨーテボリを本拠に活動するスウェーデンのヴォー
カルアンサンブルである。今回の新譜は2004年にCaprice Recordsを擁するス
ウェーデン・コンサート協会と、フォレニングス貯蓄銀行がスポンサーとな
る "最優秀合唱団賞" の選出を記念して制作されたアルバム。





<New World>
80637-2 \2080
ベン・ジョンストン(1926-):弦楽四重奏曲第2番-第4番、第9番、沈黙
ケプラー弦楽四重奏団
ダリウス・ミヨー、ハリー・パーチ、ジョン・ケージに師事した現代アメリカ
の作曲家ベン・ジョンストンの弦楽四重奏曲選集。演奏のケプラー弦楽四重奏
団は2002年4月にジョンストンの弦楽四重奏曲第10番の世界初演を行ったまさ
にスペシャリスト。





<Immortal>
IMM 960007(DVD-Video) \2450
サンクト・ペテルブルクのヴィルトゥオーソ ――
W・A・モーツァルト:
セレナード第6番ニ長調K.239《セレナータ・ノットゥルナ》、ディヴェルティ
メント変ロ短調
S・バーバー:アダージョ
ウラディーミル・アルトシューラー(指揮)、
オーケストラ・デ・カマラ・デ・ロス・ホーベネス
ロシア人指揮者ウラディーミル・アルトシューラーが、若手演奏家で結成され
たオーケストラ・デ・カマラ・デ・ロス・ホーベネスを指揮して弦楽合奏の定
番作品を収録。(NTSC/収録時間約58分)





<Gala>
GL 100.767 2枚組 \2300
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:
歌劇《カプレーティとモンテッキ》(録音:1977年10月8日)
アグネス・バルツァ(ソプラノ)、
ジュゼッペ・パターネ(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

GL 100.769 2枚組 \2300
G・プッチーニ:歌劇《西部の娘》(ドイツ語版/録音:1958年12月)
ゲルダ・シャイラー(ソプラノ)、
ルドルフ・モラルト(指揮)、ウィーン放送管弦楽団、他

GL 100.776 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》(ブルガリア語版/録音:1968年5月28日)
ストヤン・ポポフ・アリア集
ストヤン・ポポフ(テノール)、
ルスラン・ライチェフ(指揮)、ブルガリア国立放送管弦楽団&合唱団、他

GL 100.777 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《椿姫》(ロシア語版)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ)、
アレクサンドル・オルロフ指揮(指揮)、
ソヴィエト国立交響楽団&合唱団、他
Verdi:La Traviata/Orlov(con)、State Symphony Orchestra


★Ponto・Gala・Audiophile モーツァルト・トップ10特別セール
下記モーツァルト関連10タイトルを締切日までのご注文分に限り特別価格で
ご提供させていただきます。
※ご注文締切日:3月8日

<Ponto>
PO-1025 3枚組 \2450
W・A・モーツァルト:
歌劇《フィガロの結婚》(録音:1963年10月23日、東京)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、ワルター・ベリー(バス)、
カール・ベーム(指揮)、ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団&合唱団、他

<Audiophile>
APL 101.562 \800
W・A・モーツァルト:
交響曲第40番ト短調/G・マーラー:交響曲第4番ト長調
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ブルーノ・ワルター(指揮)、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団

APL 101.553 \800
W・A・モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
G・マーラー:交響曲第4番ト長調
マリア・シュターダー(ソプラノ)、
オットー・クレンペラー(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

APL 101.547 \800
W・A・モーツァルト:交響曲第25番ト短調
G・マーラー:さすらう若人の歌
M・デ・ファリャ:交響的印象《スペインの庭の夜》
B・バルトーク:ヴィオラ協奏曲
オットー・クレンペラー(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
Mozart:Symphony No.25/Klemperer(con)、Concertgeboworkest

<Gala>
GL 100.709 2枚組 \1750
W・A・モーツァルト:歌劇《皇帝ティートの慈悲》(録音:1955年12月)
ニコライ・ゲッタ(テノール)、
ヨゼフ・カイルベルト(指揮)、ケルン放送管弦楽団&合唱団

GL 100.602 3枚組 \2400
W・A・モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》(録音:1953年7月27日)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団   

GL 100.601 3枚組 \2400
W・A・モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》(録音:1957年7月20日)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
カール・ベーム(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他

GL 100.503 2枚組 \2400
W・A・モーツァルト:
歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》(録音:1962年8月8日
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ヘルマン・プライ(バリトン)、
カール・ベーム(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他

GL 100.502 2枚組 \1750
W・A・モーツァルト:歌劇《魔笛》(録音:1959年)
レオポルド・シモノー(テノール)、
ジョージ・セル(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他

GL 100.501 2枚組 \1750
W・A・モーツァルト:歌劇《後宮からの逃走》(録音:1945年)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ルドルフ・モラルト(指揮)、ORF交響楽団、ウィーン放送合唱団、他

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06-03 N0.2-1

2006年03月03日 14時15分16秒 | Weblog
★CAPRICCIOボックスセールのご案内★
下記の特別価格によるセールを行います。
締切:2006年3月6日
(締切をすぎたご注文はお受けでいませんのでご注意下さい)
入荷予定:3月下旬以降

49368 10枚組 \4050
モーツァルト:セレナード&ディヴェルティメント集
ヴェーグ(指揮)、
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ

49404 14枚組 \4050
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集/ショルンスハイム(p)

49288 13枚組 \4050
モーツァルト:交響曲全集
グラーフ(指揮)、ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団

49383 10枚組 \4850
リート集-シューマン、ブラームス、リスト、マーラー、モーツァルト、他
白井光子(メゾ・ソプラノ)、ハルトムート・ヘル(ピアノ)

49367 12枚組 \4850
C.P.E.バッハ:作品集-交響曲第1-4番、他/ヘンヒェン(指揮)、
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ室内管弦楽団、他

49463 10枚組 \4850
ボッケリーニ:交響曲集/新ベルリン室内管弦楽団

50000 5枚組 \6080
ベートーヴェン交響曲全集 Hybrid SACD
ケーゲル(指揮)、ドレスデン・フィルハーモニック、他

49242 5枚組 \2700
シューベルト:舞曲集/ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)

49369 5枚組 \2700
オルガン&チェンバロ作品集-スカルラッティ、バッハ、スタンリー、他
トン・コープマン(オルガン&チェンバロ)

49456 6枚組 \2700
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集/ミヒャエル・エンドレス(p)

==================================

<EMI CLASSICS>
CDC-5827922 \2080
「ベスト・オブ・ヴァネッサ・メイ」
バッハ/バット編:トッカータとフーガ ニ短調(シングル・エディット)
ヴァネッサ・メイ/ユース:デスティニー(2002エディット)
ヴァネッサ・メイ:誰も寝てはならぬ-
プッチーニ「トゥーランドット」による
ヴァイオリン・ファンタジー(2002エディット)
トラッド/ヴァネッサ・メイ:
ヴィヴァルディ/ヒル/ヴァネッサ・メイ:嵐
サマー/モロダー/ベロット:アイ・フィール・ラヴ
バッハ/ヒル/ヴァネッサ・メイ:バッハ・ストリート・プレリュード
ヴァネッサ・メイ/ワーリー:オーロラ
ヴィヴァルディ/ヴァネッサ・メイ/ニコルソン:
オリジナル・フォー・シーズンズ-冬(II)
バット:コントラダンツァ
D.&L.ラフラム:ホワイト・バード(シングル・エディット)
ヴィヴァルディ/ヴァネッサ・メイ/ニコルソン:
オリジナル・フォー・シーズンズ-夏(II)
ヴァネッサ・メイ/ヒル/ニコルソン:ハッピー・ヴァリー
タルティーニ/ヴァネッサ・メイ:悪魔のトリル
ヴァネッサ・メイ/ユース:ソレイス
オリンピック・女子フィギュアの金メダルを演出したプッチーニ「トゥーラ
ンドット」のオリジナル・トラック(ショート・ヴァージョン)を収録した
ヴァネッサのベスト15曲取り扱いを開始いたします。 

CDC-5564832 \2080
「チャイナ・ガール-クラシカル・アルバム2」
ヴァネッサ・メイ:バタフライ・ラヴァーズ・ヴァイオリン・コンチェルト
ヴァネッサ・メイ:
プッチーニ「トゥーランドット」によるヴァイオリン・ファンタジー
ヴァネッサ・メイ:ハッピー・ヴァリー
オリンピック・女子フィギュアの金メダルを演出したプッチーニ「トゥーラン
ドット」のオリジナル全曲ヴァージョン収録
※廃盤扱いでしたが取り扱いを再開いたします。 

<ANGEL>
CMS-3544682 2枚組
「バロック・エヴァー」(THE BEST BAROQUE ALBUM IN THE WORLD…EVER!)
ヘンデル:シバの女王の到着
アルビノーニ:アダージョ
バッハ:トッカータニ短調
パッヘルベル:カノン
ヴィヴァルディ:「春」第1楽章
バッハ:G線上のアリア
ヘンデル:水上の音楽-アラ・ホーンパイプ
ヴィヴァルディ:グロリア
グルック:聖霊の踊り
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
ヘンデル:水上の音楽-エア
バッハ:ゴルトベルク変奏曲-アリア
ムーレ:ロンドー
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番-アレグロ
パーセル:ロンドー 
コレッリ:パストラーレ
シャルパンティエ:テ・デウム-前奏曲
バッハ:羊は静かに草を食み
ヴィヴァルディ:「冬」-ラルゴ
アレグリ:ミゼレレ
クラーク:トランペット・ヴォランタリー
ヘンデル:司祭ザドク
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番-アレグロ・アッサイ
ボッケリーニ:メヌエット
パーセル:女王メアリーのための葬送音楽-行進曲
バッハ:ハープシコード協奏曲へ短調-ラルゴ前奏曲第1番ハ長調バディネリ
スカルラッティ:ソナタ変ロ長調
ヴィヴァルディ:
リュートと2つのヴァイオリンのための協奏曲-アレグロ・ジュスト
ヘンデル:ハレルヤ 他 全42曲
バロック名曲によるエヴァー・コンピレーション






<PIERRE VERANY>
PV706021 \1980
「夜」
シェーンベルク:
弦楽六重奏のための「浄められた夜」op. 4-
リヒャルト・デーメルの詩による
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
デュティーユ:弦楽四重奏曲「夜はかくのごとく」
ロザモンド四重奏団、
アントワーヌ・タムスティ(Va)、
ジェローム・ペルノー(Vc)
ロマン派の詩人ノヴァリスは「夜への賛歌」で夜の神秘的な力に言及してい
て、音楽のかすかな震動を捕らえることのできる作曲家にとって、夜は音素
材が変容する時です。1899年にまず弦楽六重奏の形で書かれた「浄められた
夜」は、作曲者自身が認めたように、ブラームスの弦楽六重奏の書法とワー
グナーの半音階の影響を受けていて、ロマン主義と表現主義の境界にある新
しい様式を作り出しています。「夜の変容」はバルトークの四重奏曲第3・
4番の急進的な手法の影響を受けているため、ハンガリーでは初演できず、
ハンガリー動乱後亡命したオーストリアで1958年に初演されました。リゲティ
によれば、「変容」は変奏の一種ですが、特定の主題ではなく、一つの音楽
的概念が常に新しい形で現れます。「夜はかくのごとく」はデュティーユの
友人ススマンを記念して作曲され、夜と死の結合は作品に間接的に深みを与
えています。この作品はたびたび演奏されて20世紀の主要な弦楽四重奏曲の
一つとなりました。

PV706022 \1980
シモン・シモン(1734又は1735-1787頃):クラヴサン曲集op. 1(1761)
ラ・コレ/ララール/ド・ポヤンヌ/ル・ドルソ/エグゾデのメヌエット/泉/モリ
ソ/ド・ナンジ/メサンジェール夫人/サラバンド/マニャンヴィーユ/シモン氏
のクリスマス・キャロル/トリコネル他
ジャン=パトリス・ブロス(Cemb)
シモンは、クラヴサンのための作品を書いたフランスの最後の作曲家の一人で
す。フランスのクラヴサン音楽は、1740年から1770年の、クープラン、ラモー、
ダカン、デュフリ、コレットなどによる最後の実り多い時代の後、イギリスや
ドイツからもたらされたフォルテピアノに道を譲ります。
シモンはクラヴサン曲集第2集作品2と第3集作品3を1770年に出版しました
が、クラヴサン独奏曲は第1集にしかありません。作曲者は、第1集はフラン
スとイタリアの両方の様式を表現していると述べていますが、そのうち、舞曲
から成る古いフランスの組曲を思い出させるのはアルマンドとサラバンドだけ
です。25曲のうち15曲が6つの組曲を構成し、残りは、第2集や第3集と同様、
ヴァイオリン伴奏が付いています。第2集は、すべて3楽章から成る4つのソ
ナタと2つの協奏曲、第3集はやはり3楽章から成る6つの協奏曲を含み、ソ
ナタ形式への移行が明らかです。





<QUERSTAND>
VKJK0607 \1680
マーラー:交響曲第4番
ファビオ・ルイージ(指揮)
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)、
サンドラ・トラットニッヒ(ソプラノ)
録音:2005年9月20日、ゲヴァントハウス,ライプツィヒ、ライヴ
注目の指揮者ルイージのマーラー、最新ライヴです。ソリストはウィーン国
立歌劇場で活躍するトラットニッヒ。2007年にはMDR響を退任しシュターツカ
ペレ・ドレスデンの首席に就任することになっておりますが、まだまだMDRと
は精力的な演奏活動を行っております。ルイージ特有の切れのある、また美
しい演奏となっています。次回発売予定は第2番「復活」が予定されておりま
す。




<TELOS>
TLS 060 \1980
エーリヒ・コルンゴルト:ヴァイオリン・ソナタト長調op. 6/
クルシェーネク:ヴァイオリン・ソナタ
クリストフ・シッケダンツ(Vn)、
ベルンハルト・フォグラッシャー(P)
ここに収録されているヴァイオリン・ソナタは二人の作曲家のほとんど知られ
ていない初期の作品です。コルンゴルトは10代の初めから劇場で作品が演奏さ
れて天才作曲家と評判になりましたが、このソナタでは既にその個人的な、歌
劇風な傾向の語法が形成されています。クルシェーネクがこのソナタを作曲し
た頃はまだレーガーの影響下にあり、自身は後に「この作品には良い点は少し
しかない」と述べていますが、天才のひらめきが現れています。

TLS 061 \1980
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052/
ケージ:プリペアード・ピアノと室内管弦楽のための協奏曲/
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
オレン・シャニ(P)、
ライオル・シャンバダル指揮ブダペスト響
ケージの協奏曲は1951年に作曲され、ピアノ以外の部分は、この時期の特徴で
ある「音響音階(個別音、和音、音群、騒音など、あらかじめ準備形成された
音響的素材から成る)」に基づいて作曲されています。
シャニは1977年テル・アヴィヴで生まれ、18歳の時イスラエル放送でバッハの
ゴルトベルク変奏曲を録音しました。1997年以後、ルビン・アカデミー・コン
クールなどイスラエル国内のコンクールに入賞しています。2000年ポジタノの
マスター・クラスでジョン・オコーナー、スイスのエンゲルベルクのマスター
・クラスでアレクシス・ワイセンベルクに師事し、後者では講師と聴衆の熱烈
な反応により特別賞を受賞しました。2001年にはスイスのヴェルビエ音楽祭と
ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭で演奏しました。

TLS 083 \1980
「視点1 ベートーヴェン」
ピアノ協奏曲第1番ハ長調op. 15
ステファン・リトウィン(Pと講義)、
ブラッドリー・リュプマン指揮ザールラント放送響
リトウィンは1960年メキシコ・シティで生まれ、メキシコ、アメリカ、スイス
でピアノと作曲を学びました。現代音楽も主要なレパートリーとし、多くの作
品を初演しています。リトウィンにとって解釈とは音楽的・言語的に意味を明
らかにすることです。そのため、リトウィンはレクチャー・リサイタルの形式
を好み、たとえば2003年から2004年までベルリンで講義しました。ザールラン
ト放送と協力したシリーズの第1弾として、ベートーヴェンの協奏曲第1番の
演奏と40分の講義が収録されました。リトウィンはこの協奏曲の劇的な内容を、
革命フランスに対抗した1792年からの第1回対仏大同盟を背景とした「戦線の
間の音楽」と解釈しています。

TLS 106 \1980
「イベリアとアメリカの情熱」
グラナドス:ピアノ・ソナタ第1番/
アルベニス、ヴィラ=ロボス、ヒナステラの作品
ベアトリース・ベルトルト(P)
2006年2月録音
ドイツのピアニスト、ベルトルトはロシアと南アメリカの音楽の演奏で国際的
な評価を得ていて、定期的に南アメリカで演奏と講義を行っています。ラフマ
ニノフ、グラナドス、クララ・シューマンのドキュメント番組など、ドイツの
テレビ番組に数多く出演しています。ヴィラ=ロボスと共に仕事をしたブラジ
ルのピアニスト、ヤラ・ベルネッテとの長年の親交に刺激されて、スペインと
南アメリカの作品を録音しました。

TLS 111 \1980
エルヴィン・シュールホフ(1894-1942):弦楽四重奏曲第1番
ヴィクトル・ウルマン(1893-1944):弦楽四重奏曲第3番
アドルフ・ブッシュ(1891-1952):弦楽四重奏曲楽章ロ短調
ミンスキー(1886-1946):弦楽四重奏曲へ長調
カザル四重奏団【ラッヘル・ロジーナ・シュペート、マルクス・フレック(Vn)、
ドミニク・フィッシャー(Va)、アンドレアス・フレック(Vc)】
ドイツ人とスイス人によるカザル四重奏団は、10年前の結成以来、あまり演奏
されない作品を取り上げてきました。今回録音したのは、ナチスの独裁に苦し
まなくてはならなかった作曲家たちの作品です。チェコの作曲家ウルマンは、
1942年プラハ北方のテレジエンシュタットに収監され、そこでこの四重奏曲を
作曲しました。カミンスキーは宗教合唱曲を多数作曲し、ドイツでのバロック
音楽復興に寄与しました。1917年に作曲されたこの四重奏曲にも揺るぎ無い信
仰が感じられます。四重奏団を率いたブッシュは相当数の作品を残していて、
これは伝統的技法によるヴィルトゥオーソ的な楽章です。チェコのシュールホ
フの音楽はナチスに退廃芸術の烙印を押され、彼はチェコ合併後逮捕されまし
た。四重奏曲第1番はまだ古典の境界内にあるジャズ的で陽気な作品です。

TLS 114 \1980
トルコの作曲家ベティン・ギュネス
「ベティン・ギュネス(1957- ):私はあなたに何か言いたい」
ギュネス:尊敬、Clanstr(クラリネット協奏曲)、
アリ・エクベル・チチェク&ギュネス:ハイダル・ハイダル、
ギュネス:湾、
セマル・レシット・レイ&ギュネス:私のトルコ、
ギュネス:Babadapiya
ベティン・ギュネス(指揮、P)
トルコ室内管弦楽団
セルチューク・シャヒノール(Cl)、
ギュネスは1957年イスタンブールで生まれ、イスタンブールとケルンで学び、
ケルンではブラニミール・スローカーに師事しました。1988年からケルン交響
楽団とモンディアル室内弦楽合奏団を指揮しています。西洋の伝統的な音楽と
現代トルコの音楽の間に橋をかけようとして、トルコ室内管弦楽団を創設しま
した。ギュネスは一方では気難しい音楽を書き、一方では聴衆の戸惑いを避け
ようとしています。

TLS 115 \1980
パガニーニ:魔女たちの踊りニ長調op.8/カンタービレニ長調M.S. 109
エルネスト・カミッロ・シヴォーリ(1815-1894):
言葉のないロマンス変ホ長調op. 23-1
パガニーニ:「モーセの祈り」によるソナタ変ホ短調M.S. 23
シヴォーリ:言葉のないロマンス「祈り」変イ長調op. 23-2
パガニーニ:
ロッシーニの「こんなに胸騒ぎが」による序曲と変奏曲イ長調op. 13
カンタービレとワルツホ長調M.S. 45
シヴォーリ:マドリッドの謝肉祭T.M. 37
パガニーニ:ヴェネツィアの謝肉祭イ長調M.S. 59
(パガニーニの作品はこの楽団のヴァイオリン奏者ホルガー・フライによる
編曲)
インゴルフ・トゥルバン(Vn)、
ヴィルトゥオーシ・ディ・パガニーニ
パガニーニは独特のヴァイオリン演奏技術に関して極度に秘密主義で、弟子は
シヴォーリ以外にほとんどいませんでした。シヴォ―リはジェノアで生まれた
ヴァイオリン奏者・作曲家で、パガニーニと同様、はなばなしい技術で有名で
した。リストら当時の作曲家と協力し、編曲も多数行っています。
トゥルバンは1964年ミュンヘンで生まれ、1985年から1988年までミュンヘン・
フィルのコンサート・マスターを務めた後、ソリストとして世界中で活動して
います。60余りのオーケストラと共演し、1995年シュトットガルト国立音楽院
教授に就任しました。TLS072にシヴォーリの狂詩曲変ロ長調op. 25-5を録音し
ています。

TLS 1002 \1980
マーラー:大地の歌(テノール、バリトン、ピアノ伴奏による)
ロバート・ディーン・スミス(T)、
イヴァーン・パレイ(Br)、
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
ダムラウとパレイによるピアノ伴奏版「子供の魔法の角笛」(全24曲)
(TLS1001)に続く第2集です。ピアノ伴奏版は1987年に発見され、これはテノ
ール、バリトン、ピアノ用の版の世界初録音です。スミスはカンザス州出身の
ドラマティック・テノールで、バイロイト音楽祭、東京を含む世界各地でワー
グナー、プッチーニ、ヴェルディなどの歌劇に出演し、「大地の歌」をロリン
・マゼールやエド・デ・ワールトと共演しています。パレイは1979年ボゴタで
生まれ、アルジェンティンに移りました。主にグルック、モーツァルト、ウェ
ーバー、ヴェルディなどのリリック・バリトンの役やドイツ・リートを歌って
います。「魔法の角笛」の録音は、その独自の解釈によりマーラー協会の2004
年トブラッヒャー特別賞を受賞しました。

●TELOSレーベル未案内旧譜
TLS 022 \1980
NU インプロヴィゼーション・ライヴ
イザベーラ・ボイマー(Vo)、
ヴィンコ・グロボカール(トロンボーン)
録音:1998年4月22日ライヴ
作曲家のグロボカールのトロンボーンとボイマーの歌ったり喋ったり(超早口
言葉みたいなものや変な声を出したのもある)雑音を出したり、とにかく2人
でできることをやりまくっております。楽しめる人には楽しめます。

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06-03 N0.2-2

2006年03月03日 14時13分27秒 | Weblog
<DORON>
DRC 1020 1980
「ミステ・エール・トランペット」
J.S.バッハ:バディネリ
アレクサンドル・プティ(1864-1925):水滴
ビゼー:「カルメン」から闘牛士の歌/ハバネラ/ジプシーの踊り
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調
テレマン:トランペット協奏曲変ロ長調
タルティーニ:トランペット協奏曲ニ長調
アラン・レビション(Tp)、クリスティーヌ・ドライエ(P)

DRC 3036 1980
「ハープと声のためのフランス音楽」
デュパルク(シャンタル・マチュー編曲):旅への誘い/悲しい歌
フォーレ:
ハープのための即興曲op. 86/歌曲集(マチュー編曲)/ネルop. 18-1/私たち
の愛op. 23-2/月の光op. 46-2/後光を背負った聖女op. 61-1)/塔の中のお姫
さまop. 110
トゥルニエ:歌とハープ又はピアノのための「庭師の手紙」
カプレ:2つのソネット/ダマーズ:警句とマドリガル集
ベルナール・アンドレ(1941-):灰色の庭園
シャンタル・マチュー(Hp)、サクヤ・コダ(S)
CLAVESやCASCAVELLEに録音もあるフランスの女流名ハーピストのシャンタル・
マチューのハープとソプラノによるフランス音楽のアルバムです。

DRC 3047 1980
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル
エルヴェ・クロプフェンシュタイン指揮 ジュネーヴ響、
ガオス合唱団、ブリジッテ・フルニエ(S)、イサベル・エンリケ(Ms)、
ジル・ベルシエ(T)、ガリー・マグビー(Bs)、他
2005年3月ライヴ録音
クロプフェンシュタインは1957年生まれ、1989年からこのジュネーヴ交響楽団
を率いております。DORONレーベルへも伴奏版が2タイトル出ておりましたが、
いよいよ主役を張ってドヴォルザークの隠れた名曲を発売いたします。

DRC 3049 1980
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」
ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K. 570
ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K. 457
マリエッタ・ペトコヴァ(P)、
マルコ・ボーニ指揮 コンセルトヘボー室内管
2003年1月・1994年11月・2005年4月ライヴ録音
DORONレーベルへ地道に録音を続けているブルガリア出身の女流ピアニスト、
ペトコヴァのピアノによる協奏曲・ソナタ集。

DRC 5024 1980
フェデリコ・イバラ(1946-):「ピアノ・ソナタ集」
ソナタ第5番/第6番/第3番「母フアナ」/第4番/第2番/第1番/第0番
セシリア・ソリア(P)
イバラの作品は、交響曲、バレエ、室内楽曲、歌曲などあらゆるジャンルに
わたっており、メキシコでは数少ないオペラ作曲家の一人です。母校メキシ
コ国立大学の音楽学校作曲科長を務め、メキシコの多くの文化団体から作品
を委嘱されています。

DRC 5026 1980
メル・ボニ(1858-1937):「声楽作品集(23の歌曲)」
言わずにおいて/波のあたりに/ヴィラネッラ/夢/マドリガル/祝婚歌/小川/
夜明けに/愛の歌/海/変わらぬ優しさ/レジーナ・チェリ/青い鳥他
ブリジッテ・バレ(Ms)、ヴェレリー・ガバイユ(S)、
エリック・スラントラ(P)、アストリッド・プファラー(Ms, Vn)、
マルク・イェルマン(Vc)
メル・ボニは本名をメラニー・ボニという女流作曲家で、パリ音楽院でギロ
ーに師事しました。両親に望まない結婚を強いられ、薄幸の人生でしたが、
管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲などかなりの作品を残し、作曲家と
して一定の評価を得ました。後期ロマン派的作風ですが、ドビュッシーの影
響も受けています。






<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD 99024 定価 2500
ヤン・シベリウス:ヴァイオリンとピアノのための作品集第1集
5つの小品 作品81(マズルカ、ロンディーノ、ワルツ、オバド、メヌエット)
5つの田園舞曲-Largamente assai-Vivace 作品106-1
4つの小品 作品115(荒地にて、バラード、ユモレスク、鐘)
3つの小品 作品116(舞踏の情景、特徴的な舞曲、ロマンティックなロンド)
谷本 潤(ヴァイオリン)、野本哲雄(ピアノ)
録音:2005年9月14、20日 千代田区メトジカスタジオ
※シベリウスの作品演奏にあたって
恥ずかしながら有名なヴァイオリン協奏曲は知っていたものの、今回の録音
にいたる半年程前まではシベリウスがこれ程多くの、しかも魅力的なヴァイ
オリンの為の小品を残していたとは知らなかった。個々の作品については、
どれも北方的感情とタイトルからもわかるとおり舞曲的リズムが秘められて
いる。作品115と作品116についてはシベリウス最後期の、自然の中に居を移
し孤独な思索に沈潜していた時期の作品だけに、演奏者としてはその精神性
にせまるにあたりスリリングな思いを重ねた。
(谷本 潤、ライナーノートより)
●谷本 潤(ヴァイオリン)
1961年生まれ。東京藝術大学卒業。東京ロシア語学院本科卒業。1992年より
度々モスクワ音楽院でロシアン・スクールの重鎮エドアルド・グラッチ氏に
短期研修を受け、同地で室内楽コンサートに出演。2003年、モスクワ音楽院
し小ホールでリサイタルを開催。2004年にはハバロフスクでリサイタルを行
い、地元紙で高い評価を受ける。
●野本哲雄(ピアノ)
1971年生まれ。桐朋音楽大学卒業。現在、ソロ、伴奏の他、邦人作曲家の新
作演奏、クラシックにとらわれない他のジャンルとのコラボレーション等の
活動も行っている。2003年、2004年には東京でソロ・リサイタルを開催し好
評を得ている。





<BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 122 2080
フーゴー・マイヤーのシンフォニック・オルガン
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):
大オルガンのための第1ソナタ(1874)から フィナーレ
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガンのための交響曲第5番 Op.42 No.1 から トッカータ(1879)
アルフォンス・マイー(1833-1918):
3つのオルガン小品(1883-1886)から トッカータ
テオドール・デュボワ(1837-1924):
オルガンのための12の小品(1886)から トッカータ
フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928):
オルガン曲集 Op.23(1888)から トッカータ
ジュール・グリゾン(1842-1896):
オルガン曲集第2集(1890)から トッカータ
ユジェーヌ・ジゴー(1844-1925):
オルガンのための10の小品(1892)から トッカータ
レオン・ボエルマン(1862-1897):
ゴシック組曲 Op.25(1895)から トッカータ
ジョゼフ・カレール(1838-1901):トッカータ Op.29 No.4(1898)
アルベール・ルノー(1855-1924):トッカータ Op.108 No.1(1907)
オーギュスタン・バリエ(1882-1915):
3つの曲 Op.7(1911)から トッカータ
アンリ・ミュレ(1878-1967):
大オルガンのための10の小品(1914-1919)から汝はペテロなり(ビザンチン
のスケッチ)
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
幻想的小品集 組曲第2番 Op.53(1926) から トッカータ
同 組曲第3番 Op.54(1927)から ウェストミンスターのカリヨン
ダニエレ・サイェヴァ(オルガン)
録音:2003年8月27-29日、フランス、アルザス地方、ヴィラージュ=ヌフ、
聖ニコラ教会
使用楽器:2002年、フーゴー・マイヤー・オルガン製作所(ドイツ、ホイス
ヴァイラー)

DISCANTICA 123 2080
「メイド・イン・イタリー」
ピアノ・コンチェルタンテと管弦楽によるイタリア・カンツォーネ集
(1910-1950)
【ジョヴァンニ・ダンツィ】
ジョヴァンニ・ダンツィ(1906-1974):
Tu, musica divina(1940)/Bambina innnamorata(1927)
Ma le gambe(1938)/Silenzioso slow (Abbassa la tua radio)(1940)
Non dimenticar... le mie parole(1937)/Ma l'amore no(1942)
【諧謔と嘲笑】
ゴルニ・クラメール:Pippo non lo sa(1940)
マリオ・コンシーリョ:
Il pinguino innamorato(1941)/Maramao perchè sei morto(1939)
リッカルド・モルベッリ:Ba-ba... Baciami, piccina(1940)
アルベルト・ペストロッツァ:Ciribiribin(1935)
【涙】
ミケーレ・テスタ:Come pioveva(1918)
パオラ・マルケッティ:Non passa più(1942)
ジーノ・シーミ:Addio Signora(1923)
パオラ・マルケッティ:Un'ora sola ti vorrei(1938)
エルネスト・デ・クルティス:Non ti scordar di me(1935)
【ヴィットリオ・マスケローニ】
ヴィットリオ・マスケローニ(1896-1972):
Bombolo(1932)/Fiorin fiorello(1939)/Lodovico(1931)
Tu che mi fai piangere(1937)/Tango della gelosa(1930)
【幻影】
ディーノ・オリヴィエーリ:Tornerai(1933)
エロス・ショッリーニ:Perduto amore (In cerca di te)(1945)
アルマンド・フラーニャ:Sugnora illusione(1940)
ゴルニ・クラメール:Non ti fidar (di un bacio a mezzanotte)(1952)
【チェーザレ・アンドレア・ビクシオ】
チェーザレ・アンドレア・ビクシオ(1902-1978):
Canzone sospirata(1938)/Lucciole vagabonde(1927)
Tango delle Capinere(1928)/Parlami d'amore Mariù(1932)
La canzone dell'amore (solo per te Lucia)(1929)
アレッサンドロ・ルッケッティ(ピアノ)
アントニオ・バッリスタ(指揮)
ポメリッジ・ムジカーリ
オールド・カンツォーネをライト・クラシック風に、という趣向のアルバム
です。

DISCANTICA 126 2080
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):チェンバロ協奏曲集
ハ短調 Wq37/ト短調 Wq6/ニ長調 Wq18
ミケーレ・ベヌッツィ(チェンバロ)
アルコメロ
録音:2005年5月17-20日、ピエモンテ州ノヴァーラ県モゼッツォ、聖ヴィート
&モデスト教会
使用楽器:2000年、ミラノ、アンドレア・ベステッリ製
(モデル:1772年、ベルリン、ヨハン・クリストフ・エスターライン製)
ミケーレ・ベヌッツィはイギリスのロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージッ
クで学び、2003年、第17回山梨国際チェンバロ・コンクールで第3位に入賞
しました。アルコメロはベヌッツィが創設したピリオド楽器アンサンブル。
彼らは2002年にエマヌエル・バッハのチェンバロ協奏曲全曲演奏を開始し、
高く評価されています。

DISCANTICA 127 2080
「子守歌とセレナード」
アーン:クロリスに
モンサルバーチェ:子守歌
ファリャ:子守歌
ドビュッシー:月の光(ピアノ独奏)
プーランク:眠り
ラヴェル:なんと楽しい
シューマン:トロイメライ(ピアノ独奏)
ブラームス:子守歌 Op.49 No.4
R・シュトラウス:セレナード Op.1
ヴォルフ:小さなものでも
モーツァルト:子供の遊び
シューベルト:子守歌 Op.98 No.2
シューマン:子供のお守り
ムソルグスキー:古城(ピアノ独奏)/子守歌
チャイコフスキー:子守歌 Op.16 No.1
カスタルディ:アンナの子守歌(ピアノ独奏)
プッチーニ:そして小鳥は
ザンドナイ:小道には手回し オルガンの調べが流れ
ショパン:子守歌(ピアノ独奏)
マティッセ:クリスマス・イヴの子守歌
グラツィアート:ルルの子守歌
ジェンマ・ベルタニョッリ(ソプラノ)
アントニオ・バッリスタ(ピアノ)
録音:2005年5月

DISCANTICA 128 2080
フレスコバルディの花束[Fioli]と小さな花束[Fioletti]
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
オルガンのためのトッカータ-パレストリーナの「野も山も」によるカプリ
ッチョ
(ヴァチカン・キージ写本 Q IV25)
「音楽の花束」(ヴェネツィア、1635)から
聖母ミサの前奏のトッカータ,キリエ-クリステ-キリエ(第6ヴェルスス),
書簡朗読の後のカンツォーナ,クレドの後のリチェルカーレ,
聖体奉挙のためのトッカータ,ベルガマスカ,ジロルメータによるカプリッ
チョ
「トッカータ集第1巻」(ローマ、1637)から
パッサカリアによる100のパルティータ
「フレスコバルディの小さな花束」(ロンドンの写本 Add.40080)から
トッカータ,第5カンツォーナ,第7カンツォーナ,第8カンツォーナ
「カプリッチョ集第1巻」(ローマ、1624)から
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラによるカプリッチョ
「トッカータ集第2巻」(ローマ、1627)から アリア「バレット」
エドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:2005年6月7日、ロンバルディア州ソンドリオ県コロリーナ、聖ベルナ
ルド教会
使用楽器:1696年、ジョヴァンニ・バッティスタ・レイナ製
(1997-1998年、ジョヴァンニ・プラデッラ・オルガン店により復元)

DISCANTICA 129 2080
ジュリオ・チェーザレ・アッレスティ(1619-1701)編纂:
「様々な作曲家によるオルガン・ソナタ集」(ボローニャ、1697-1698)
ピエトロ・アンドレア・ツィアーニ:第1番
カルロ・フランチェスコ・ポッラローロ:第2番
ヨハン・カスパル・ケルル:第3番
ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ:第4番
ミケーレ・ジュスティニアーニ:第5番
スキアーヴァ神父:第6番
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ:第7番/第8番
バルトロメオ・モナーリ:第9番/第10番/第11番
ベルナルド・パスクィーニ:第12番/第13番/第14番
不詳:ソナタ第15番
ジュリオ・チェーザレ・アッレスティ:第16番/第17番/第18番
【ボーナス・トラック】
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ:第7番
アンドレア・トスキ(オルガン)
録音:2005年5月15-17日、モデナ、聖アゴスティーノ教会
使用楽器:1519年、ジョヴァンニ・バッティスタ・ファッケッティ製
(1771年、アゴスティーノ・トラエーリ改修
1997年、ピエル・パオロ・ビージ復元)
ボローニャに生まれ、聖ペトロニオ教会のオルガニスト等を務めたアッレス
ティが、自作と後輩作曲家たちの作品を編纂した全18曲のオルガン・ソナタ
集。アンドレア・トスキは1956年ボローニャに生まれ、2002年よりモデナ、
聖アゴスティーノ教会のオルガニストを務めています。

DISCANTICA 130 2080
マルケ州の歴史的オルガン
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):
聖体拝領祈願のためのソナタ Op.5 No.3(*)
ルイジ・ヴェッキオッティ(1804-1863):主題と変奏曲へ長調(*)
ジョヴァンニ・モランディ:奉献唱のためのソナタ Op.5 No.1(*)
ピエトロ・モランディ(1745-1815):ソナタ第7番「ピッコロを模した」(+)
ベネデット・サンティ(1670-1741):ソナタ(#)
ニコロ・ボナンニ(1736-1821):ソナタ(#)
ピエトロ・モランディ:アンダンティーノ=バレット(#)
ジローラモ・カヴァッツォーニ(1510-1565):リチェルカーレ「1560」(**)
ヴィンチェンツォ・ペッレグリーニ(1562-1630):
フランス風カンツォーナ「ラ・グラツィオーザ」(**)
不詳:フィレンツェのアリアとロッタ(アンコーナの譜集 から)(**)
ルイジ・バッティフェッリ(1620-1682):
一主題を伴うリチェルカーレ第3番(**)
ジョヴァンニ・バッティスタ・マスティーニ(1700頃-1771):ソナタ(++)
ニコロ・ボナンニ:ソナタ「クックー」(++)
アンテア・グラッセッリ(オルガン)
録音場所、使用楽器:
マチェラータ県マテリカ、1852年、カミッロ・デル・キアーロ製(*)
ペーザロ・エ・ウルビーノ県カンティアーノ、洗礼者聖ヨハネ教会、
1672年アンドレア・グレッピ製、1805年アンドレア・フェリチオッティ改修(+)
ペーザロ・エ・ウルビーノ県カンティアーノ、聖ニコロ教会、
1822年、アンジェロ・モレッティーニ製(#)
カーリ、聖フランチェスコ教会、16世紀の不詳作者製(**)
ピエーヴェ・ボンヴィリャーナ、聖母マリア被昇天教会、
1747年、ジョヴァンニ・フェデーリ製(++)

DISCANTICA 135 2080
メンデルスゾーン:
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲第2番変イ長調(*)
交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
ティツィアーナ・モネータ、ガブリエーレ・ロータ(ピアノ(*))
アルド・チェッカート(指揮)
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
録音:2005年3月17-19日、ミラノ、ヴェルメ劇場、ライヴ
1999年から2005年までポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団の音楽監督を務めて
いたチェッカートが指揮した演奏会より収録したものです。

DISCANTICA 136 2080
グラウコ・カタルド(1920-):
ウェルテルの歌(5曲)(+)
再びウェルテルとカルロッタ-カルロッタの庭(モノテーマ組曲)
G・テストーリの「アンブレート(ハムレット)」から(2曲)(*)
Rivedere le radici(ナポリの歌集;5曲)(*/+)
ロセッタ・レドーリャ(ソプラノ(*))
ディーノ・ディ・ドメニコ(テノール(+))
パトリツィア・ベルナリク(ピアノ)
録音:2004年6月、12月、ピアチェンツァ、G・ニコリーニ音楽院のサロン

DISCANTICA 113/114 2枚組 4160
マッシモ・ベルゾッラ(1963-):作品集
組曲「スウィート・ホーム」 パオロ・ザンニーニ(ピアノ)
「Il Cromuele」のための情景音楽
ミシェル・ヴァン・ゲーテム(カウンターテナー)
ジャンカルロ・デッラカーザ(指揮) リチェルカーレ器楽グループ
ピエトロ・タリアフェッリ(クラリネット)
パ・ド・ドゥ
マウリツィオ・サレッティ(フルート)
ピエトロ・タリアフェッリ(クラリネット)
バルバラ・レッタリャーティ(ピアノ)
夜の歌
パオラ・クァリャータ(歌) ドナテッラ・タッキナルディ(ピアノ)
オルガンのための交響曲
エンリコ・ヴィッカルディ(オルガン)
イエス、甘き思い出
マリア・ラウラ・グロッピ(ソプラノ)
イタリア・フィルハーモニー管弦楽団室内合奏団
Tu septiformis munere
カミッロ・モッツォーニ(オーボエ) マッシモ・ベルゾッラ(オルガン)
小レクイエム(優しき魂のための)/瞑想
ピエトロ・タリアフェッリ(サクソフォン)
マルゲリータ・シッドゥルロ(オルガン)
祝典カンタータ「父よ、聞きたまえ」
マリア・ラウラ・グロッピ(ソプラノ) ジュリオ・メルカーティ(オルガン)
マッシモ・ベルゾッラ(指揮)
イタリア・フィルハーモニー管弦楽団室内合奏団
カペッラ・ムジカーレ・マエストロ・ジョヴァンニ(合唱)

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06-03 No.1-1

2006年03月02日 15時22分48秒 | Weblog
<RCO Live>
RCO 06001(SACD-Hybrid) 2枚組 \2500
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
ヘンツェ:夢みるセバスチャン(2003/04・世界初録音)
マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO.
録音:・2005年9月7 & 8日・2005年12月22日
アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)
いま人気実力ともに絶頂のマエストロ、マリス・ヤンソンス。手兵コンセルト
へボウ管(RCO)との最新アルバムは、2005-6年シーズンのオープニングを飾っ
たプログラムであり、彼にとってロン響とのライヴ(2002年)以来の再録音と
なるマーラー「悲劇的」。
1903年に作曲者自身の指揮で第3交響曲を演奏したことにさかのぼる、RCOとマ
ーラーとの深いゆかり。この伝統はメンゲルベルク、ベイヌムと途切れること
なく培われ、ハイティンクやシャイーが全集を完成させているように、マーラ
ーはすっかり当オケの看板レパートリーとなっています。こうしたオケの背景
を踏まえての新たなるヤンソンスの「悲劇的」。2005年前半を通じてルツェル
ン、ザルツブルク、ベルリンそしてプロムスと、本拠地でのライヴ録音に先立
って行われ、大成功を収めた同一演目によるヨーロッパ・コンサート・ツアー
を終えたのちに臨んだもので、まさに集大成、万全の出来栄えといって差し支
えないでしょう。
ロン響の時と同じく第2楽章に置いたアンダンテ。ビロードに喩えられる弦が
しびれるように酔わせ、うねるように楽想が紡がれてゆきます。そしてカウベ
ルが高らかに鳴るヤマ場、なんという輝かしく豊かな響き!オケの煌きも最高
潮を迎えます。さらにこことは劇的なコントラストを形づくる両端楽章の緊張
感と迫力も圧倒的。ただ、それでも独特のエレガントな美しさは決して失われ
ないところがRCOの何よりの魅力でしょう。指揮する音楽すべてにいつもドキ
ドキするようなスリリングな感覚を追い求めてやまないヤンソンスが、RCOの
マーラー演奏史に新たな1ページを刻んだ記念すべきアルバムです。
カップリング「夢みるセバスチャン」は、べイヌム財団、チューリヒ・トーン
ハレ管、ニューヨーク・フィルそしてRCOとによる共同委嘱作品で、昨年12月
世界初演時の録音になります。演奏時間15分ほどのヘンツェの新作は、初期作
品「アポロとヒュアキントゥス」(1948/49)からほぼ半世紀を経て、ザルツ
ブルクの表現主義詩人ゲオルグ・トラクルの芸術に立ち返り、その同名の詩に
もとづいて書かれたもの。
作曲者によれば、「2003年に滞在したザルツブルク周辺の田園の、また子供時
代の空想や霊安室の、それは衰え・人生の秋の夢想・神のお迎え・夕闇といっ
た《夜》のイメージを扱ったメランコリックな内容」。やはり死を強く感じさ
せるマーラー風のメロディが時おり突然聞こえたりするのも、死のムードが充
満する詩作にインスパイアされた楽曲だからこその不思議な符合なのかも知れ
ません。豊潤な響きを誇るオケを率いるヤンソンスの指揮も素晴らしく、ヘン
ツェ特有の多彩で官能的な音の世界に誘ってくれます。2006年夏のさまざまな
音楽祭で、初演者の当コンビによって再演されることが決まっています。





<HOMA DREAM>
HR 1112 \2730
妖精のロンド
1.ベートーヴェン+カルッリ( op.169):魔笛の主題による変奏曲
2.ディアベッリ: 4つのロンディーノop.140**
3.モリーノ:ノットルノop.57
4.ハイドン:ソナタ・ホ短調Hob. XVI/34*
5.カルッリ:デュオop.151
6.カルッリ親子:デュオ・ノットルノop.189-1**
7.ジュリアーニ:2つのロンドop.68、
8.ソル:レオノールのアリア
デュオ・シルフィード(下森佳津美Pf&竹内永和Gt)*ピアノ・ソロ,**
世界初録音
デュオ・シルフィードの2枚目のアルバムは、19世紀ウィーンやパリの香りた
だよう古典派の作品集になりました。モーツァルトやロッシーニなどのオペラ
のアリアによる変奏曲から、華麗なロンドまで。 ピアノとギターのデュオの
ために書かれた魅力的な作品がいっぱいです。 社交界のサロンで、或いは家
庭で盛んに演奏されたこれらの作品の美しさ、親しみ易さを、今回のアルバム
を通してぜひ多くの方に知っていただきたいと願っています。
ピアノとギターの心地よい対話、妖精の舞を思わせる軽やかなリズムとハーモ
ニー、そしてヴィルトゥオーゾの時代ならではの華やかな技巧と優雅な雰囲気
を存分にお楽しみ下さい。

HR 1109 \2730
1.ポンセ:3つのメキシコ民謡
2.ブローウェル:2つのキューバの旋律
3.高原の踊り
4.横尾幸弘:さくら変奏曲
5.中田 章-武満 徹:早春賦
6.アイルランド民謡-武満徹:ロンドンデリーの歌
7.スコットランド民謡-カッティング:グリーンスリーブス
8.リョベート:13のカタルーニャ民謡
角 圭司(Gt)
活動の場を米国から日本に移した角圭司の初のソロ・アルバム。1997年にスペ
イン音楽ギターコンクールに優勝し、1999年には渡米し、ピーボディ音楽院で
バルエコに師事。卒業後はソロ、妹・昌子とのデュオ、アウロラ・ギター四重
奏団と米国、中南米で活躍していた。今回のアルバムは、日本で、そして米国
で出会った人々に捧げる、民謡ばかりを集めた、優しさ溢れるものとなって
いる。





<naive>
V 4991 2枚組 \2850
バルトーク(1881-1945):
【CD1】
ヴァイオリン協奏曲第2番
コントラスト(ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための)
【CD2】
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ第1番
ローラン・コルシア(Vn)ミシェル・ポルタル(Cl) 
ジャン=エフラム・バウゼ(Pf)
サカリ・オラモ(指)バーミンガム市交響楽団
イケメンヴァイオリニスト、ローラン・コルシアのnaive第2弾の登場です。エ
ネルギーに満ち溢れたヴァイオリン協奏曲第2番、オケとの息もぴったり、音色
も変幻自在、縦横無尽に駆け巡ります。第1楽章の展開部のオケとのかけあいは、
迫力満点、一糸乱れぬタイミングで聴くものにたたみかけるような演奏で、説
得力十分です。コントラストのどことなく土臭い雰囲気も、コルシアにかかれ
ば実に見事に現代風にアレンジされています。ヴァイオリン・ソナタのバウゼ
のピアノも形式を十分に理解したうえでの名サポートです。





<claves>
50-2511 \2080
J.S.バッハ:
オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ イ長調 BWV 1032
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1034
無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV 1013
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV 1035
オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ ロ短調 BWV 1030
ペーター・ルーカス・グラフ(Fl)、アライア・グラフ(Pf)
グラフ親娘によるバッハの名演集です。父のあたたかみのある音色のフルート、
それをささえるピアノ、どちらもかちっとしたもの。無伴奏フルート・ソナタ
も、アーティキュレーションをきちんとまもった演奏に、好感がもてます。






<Talent>
DOM 2910507 \2080
ラフマニノフ:ヴォカリーズop.34-14 
コレッリ:テンポ・ディ・ガヴォッタ 
ヴィエニャフスキ:伝説曲op.17 
パラディース:シチリアーナ 
サラサーテ:サパテアードop.23-2 
ラフ:カヴァティーナop.85-3 
グルック:ガヴォット-「タウリスのイフィゲネイア」より 
ヴュータン:夢想op.22-2 
フォーレ:アンダンテ 変ロ長調op.75 
ラモス:ガト(アルゼンチン・ダンス)
ローラ・ボベスコ(Vn)、セルジュ・ブマン(P)
6歳からリサイタル活動を始め、12歳でパリ音楽院を首席で卒業し、1930年代か
ら2003年に惜しくも亡くなるまで長期間にわたり世界的に活躍してきた女流ヴァ
イオリニスト、ボベスコによるヴァイオリン名曲集です。古典派やラテン系の
レパートリーを得意としていた彼女にぴったりの選曲ということもあり、確か
なテクニックと明るいトーン、慎ましくも優美な表現が最大の魅力です。10曲
目の「ガト」珍しい作品と言えますが、オリジナルのピアノ曲をボベスコのた
めに作曲家自らヴァイオリンピースに仕立てた心躍る民謡風の佳曲です。

DOM 292970(SACD-Hybrid) \2080
トッホ:ピアノ協奏曲第2番op.38、ピアノ五重奏曲
ディアーネ・アンダーセン(P)、
ハンス・ロトマン(指)
ハレフィルハーモニック国立オーケストラ、ダネル四重奏団
ここに収められているのはモダンで明確なメロディラインを持つ素晴らしいピ
アノコンチェルトと、新古典派的な作風のピアノ五重奏曲です。作風としては
プロコフィエフやプーランクなどと同じ文脈にありますが、2曲とも20世紀が生
んだこのジャンルの曲のなかでも特筆したくなる素晴らしい完成度です。エル
ンスト・トッホ(1987-1964)はオーストリアに生まれましたが、ユダヤ系で
あったためにナチス・ドイツの迫害を避けパリを経てアメリカに渡り、クラシ
ック作曲家としてはもちろん、映画音楽や教育でも活躍しました。晩年、グラ
ミー賞を受賞した際に自分自身について「20世紀のもっとも世界から忘れられ
た作曲家」と語ったということですが、忘れ去るにはあまりにも惜しい、とい
うよりもっと積極的にとり上げられるべき素晴らしいメロディ・メーカーです。
このCDでは作曲者への共感に満ちた演奏と、最新の録音も魅力です。

DOM 381004/05 2枚組 \4160
ドビュッシー/ブルウェイズ編:
前奏曲集第1集、第2集(管弦楽のための編曲版)
ダニエレ・カレッガーリ(指)、王立フランドル・フィルハーモニック
「亜麻色の髪の乙女」などでおなじみのピアノ連作小品集をオーケストラで演
奏した興味津々のCDです。1959年生まれのベルギーの作曲家ルク・ブルウェイ
ズは編曲に当たり「ドビュッシーの音符に手をつけず、オリジナルスコアに忠
実」であることを心がけたということですが、たとえば「沈める寺」の静寂に
こめられた豊かな表現がオーケストラの力で解き明かされているように、結果
としてピアノが無音で表現していた響きを管弦楽で巧みに現実の音として具体
化することに成功しています。「ドビュッシーが自ら編曲したらきっと別の結
果になっていただろう」と編曲者は語っていますが、もしもラヴェルが編曲し
たなら、きっとこんな感じになったのではないでしょうか。

DOM 291071 \2080
オ・ベアータ・マーテル-祝福された聖処女マリアを讃える歌
デ・ベック:オ・ベアータ・マーテル 
トーマス:ピエ・イエズ 
ビゼー:アヴェ・マリア 
グノー:マリアの名 
ショーソン:何と汝は麗わし 
マスネ:天使の糧 
ブノワ:アヴェ・マリア 
シューマン:アヴェ・マリア 
E.アンドリュー:愛の天使 
モルテルマンス:ヴィルーク 
ドニゼッティ:アヴェ・マリア 
レーガー:マリアの子守唄 
フランク:アヴェ・マリア 
バッハ/グノー:アヴェ・マリア 
J-P.フォーレ:慈愛
ローランド・ファン・デア・パール(Sop)、
フランス・デュボワ指揮ヴラームス(VLAAMS)ラジオ合唱団、
ナガタ・クニコ(Vn)、ヤン・ファン・モル(Org)、他
ソプラノ独唱によるフランスとベルギーの歴代作曲家たちによるマリア賛歌集。
独唱を務めているファン・デア・パールはベルギーのソプラノで、夜の女王や
ヴィオレッタなどオペラのオーソドックスなレパートリーで活躍しているほか、
歌曲や現代作品も積極的に取り上げています。抒情的ななかにも芯の強さを感
じさせるその声は名ソプラノ、マリア・カラスを彷彿とさせるもので、敬虔な
宗教曲を歌っているときにも奥に秘められた熱い情熱が仄かに伺えます。表現
力に富んだ素晴らしい声と、美しい楽曲の魅力という二つの面から楽しめるア
ルバムです。






<CALLIOPE>
CAL 9350 \1850
モーツァルト:
協奏交響曲K.364
二重奏曲第1番ト長調K.423 
二重奏曲第2番変ロ長調K.424
レフ・クリシュコフ(Vn)、ヴラディミール・ストピシェフ(Va)
エマニュエル・ルドゥック=バローメ(指)バルティック室内管弦楽団
協奏交響曲は、バルティック室内管弦楽団のアカデミックな響きが印象的です。
二重奏曲は、クリシュコフとストピシェフの息もぴったりと合っていて、包み
込むようなあたたかい音色で心がときほぐされるような演奏です。

CAL 9333 \1850
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番、弦楽四重奏曲第2番
シュールホフ:弦楽四重奏曲第1番
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤナーチェクの弦楽四重奏曲集。第1番の白熱した演奏に心うたれます。シュー
ルホフの弦楽四重奏曲も、冒頭からかっこよさ満点、シュールホフ独特の現代
味と民族的な味が融けあった世界を満喫できます。

CAL 9344 \1850
どんちゃん騒ぎ-The feast of fools
アンサンブル・ヴォーカル・エ・インストゥルメンタル
エマニュエル・ボナルド(指)
タンバリンのリズムにのって、フィドルがなんとも華やかなメロディーをかな
でる、賑々しい中世のお祭の音楽集です。

CAL 9345 \1850
アヴェ・マリア-心洗われる合唱作品集
カリオペ女声合唱団、レジーヌ・テオドレスコ(指)
カリオペ女声合唱団の魅力がたっぷりとつまった合唱作品集CDです。





<Ondine>
ODE 1066 2枚組 \4160
アウリス・サッリネン(1935-):
オペラ 〈英国王はフランスへ行く〉 作品53 (1983) (全曲)
トンミ・ハカラ(バリトン、皇太子) ユルキ・コルホネン(バス、首相)
リーカ・ランタネン(ソプラノ、楽しいカロライン)
リッリ・パーシキヴィ(メッツォソプラノ、ふさふさ髪のカロライン)
マリ・パロ(ソプラノ、泥棒するアン) 
ラウラ・ニュカネン(アルト、服を脱ぐアン)
ユルキ・アンティラ(テノール、案内人) 
ヘルマン・ヴァッレーン(バリトン、弓の射手)
キルシ・トゥム(ソプラノ、女王) 
サンテリ・キンヌネン(台詞、フロワサール)
フィンランド・フィルハーモニック合唱団
オッコ・カム(指),タピオラ室内合唱団,
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2005年4月 フィンランディアホール (ヘルシンキ)
新たな氷河期がやってくる。英国王への即位が決まった皇太子は、首相の進言
を入れ、4人の后候補を伴い、軍隊を率いて、氷結したイギリス海峡をフランス
に渡る。クレシーの戦い、カレーの包囲。皇太子は600年前、エドワード黒太子
がフランス軍を破った百年戦争の世界に...。アウリス・サッリネン(1935-) の
3作目のオペラ〈英国王はフランスへ行く〉は、パーヴォ・ハーヴィッコの同
名の放送劇に基づき、作者自身が台本を執筆。《来るべき氷河期のミュージッ
クシアターのための年代記》の副題がつけられました。フィンランドのサヴォ
ンリンナ・オペラフェスティヴァル、コヴェントガーデン王立オペラ、BBCの
共同委嘱。オッコ・カム (1946-) が初演の指揮を執りました。時空を超える
ファンタジー、劇的な展開、多彩な管弦楽、美しい旋律。コミックオペラへの
オマージュ。サッリネンのカンタータ〈生と死の歌〉やTV映画「カレヴァラ」
の音楽による〈鉄の時代〉組曲 (ともに ODE844) を想わせるページ。20世紀
フィンランドを代表するオペラのひとつに挙げられています。2005年春の公演
に合わせて行われた録音。制作が進んでいる映画のサウンドトラックにも使わ
れます。全3幕。フィンランド語・英語対訳台本つき。この音楽はカンタータと
しても楽しむことができそうです。

ODE 1071 \2080
イーロ・ランタラ (1970-):
ピアノ協奏曲 G#majAs (ヤーコ・クーシスト、オーケストレーション) 
アストラーレ(ピアノソロのための)
タンゴネイター(ヴァイオリンとピアノのための)
ファイナル・ファンタジー(ピアノと管弦楽のための)
(ヤーコ・クーシスト、オーケストレーション)
イーロ・ランタ(P) ヤーコ・クーシスト(Vn、指)
タピオラ・シンフォニエッタ
録音:2005年5月 タピオラホール (エスポー)
フィンランドで国際的にもっとも名前を知られたジャズグループ、トリオ・ト
ユケアットのピアニスト、イーロ・ランタラ (1970-)。そのランタラが書いた
ピアノ協奏曲はチューニングから始まります。ピアノの即興演奏も織り込んだ
第1楽章。ゆったりと美しい第2楽章。2つのテーマによるロンド風の第3楽章。
モーツァルト時代の協奏曲に則った構成をとっています。ランタラのアイデア
を基にオーケストレーションを行ったのはラハティ交響楽団のコンサートマス
ター、ヤーコ・クーシスト (1974-)。指揮者、作曲家としての活動も目立つよ
うになりました。ヤーコはイーロ・ランタラの義理の弟。トリオ・トユケアッ
トのコンサートにもたびたび参加しています。イーロとヤーコの話では、この
協奏曲はすでにフィンランドで10回ほど演奏され、聴衆から暖かく迎えられた
とのこと。フィンランドの人たちのオープンで自由な精神をうかがい知ること
ができます。〈アストラーレ〉と〈タンゴネイター〉は、自らのアンサンブル、
タンゴ・キングズのために書かれた曲。トリオ・トユケアットのための〈ファ
イナル・ファンタジー〉もヤーコが編曲しています。この楽しさ! これこそ、
“joie de vivre (生きる歓び)” です。

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06-03 No.1-2

2006年03月02日 15時22分05秒 | Weblog
<Alba>
ABCD 142 \2080
アントン・ディアベッリ(1781-1858):
ピアノとギターのためのソナティナとソナタ全集
ソナティナ作品68、ソナティナ作品70、ソナタ作品71、
華麗な大ソナタ作品102 (オリジナル版)
ミクローシュ・シュパーニ(フォルテ/ピアノ) イルッカ・ヴィルタ(G)
楽器:K・グラーフ(1827年) (フォルテピアノ)、
ファブリカトーレ(1818年) のコピー (ヴィルタ (1997) 製作) (G)
録音:1998年5月9日-10日 オウル音楽センター、トゥリンドベリホール
ベートーヴェンが変奏曲の主題に使ったメロディを書いたことで音楽史に名を
残すディアベッリ。ザルツブルクに生まれ、ウィーンに移ってからは、ギター
とピアノの教師、作曲家、楽譜出版者として活躍しました。和声やダイナミッ
クスの新しいスタイルは古典からロマンティシズムに移る時代を反映している
と言われます。ミクローシュ・シュパーニは、BIS レーベルでC・P・E・バッハ
のキーボード協奏曲とソロ曲の全曲録音を進めているハンガリーの奏者。イル
ッカ・ヴィルタはシベリウス・アカデミー出身。ジュリアーニ (ABCD124) とグ
ラニャーニ (ABCD149) の室内楽曲を Alba に録音していました。1996年から
デュオ活動を行い、このアルバムは、ロッシーニ、メルツ、フンメルの作品集
(HCD31935) につづく録音。〈華麗な大ソナタ〉はオリジナル譜を使って演奏
しています。第1楽章アダージョ、アレグロ、第2楽章スケルツォ (アレグロ)、
トリオ (ピウ・モデラート)、第3楽章アダージョ・ノン・タント、パストラー
レ (アレグレット) の3楽章。現在一般に用いられる版とは、かなりの相違が
あります。確かな技術と温もりのある演奏。市民の家で催される集いに招待さ
れた気分になるでしょう。

ABCD 210(SACD-Hybrid) \2180
ガネーシャ サーリナ ハヌマン ブッダ 私は行った 母なる国を讃えよ 
讃歌 
彼女の靴にシャンペンを 穫り入れ パタンジャリ ジャスミンの花
クリヤ
[サラティ・チャテルイェー(ヴォーカル) ペーテル・レルケ(G)  グルファ
ム・サブリ(タブラ) パウリーナ・レルケ(アコーディオン、カンテレ、ヴォ
ーカル、エレキヴァイオリン) ミッコ・カークリニエミ(ドラムズ)]
録音:2004年11月 カッリオ=クニンカラ・スタジオ(ヤルヴェンパー)
グループ名 "Kriya (クリヤ)" はサンスクリット語で“行動”。ヒンドゥーで
は、生命力によって精神をコントロールする“クリヤ”は、創造主 (神) に近
づく、もっとも容易で効果的、科学的な道とされています。ペーテル・レルケ
がインド伝承の詩に作曲した〈ガネーシャ〉は長鼻・象面の知恵の神、ガネー
シャの賛歌。彼女は破壊神シヴァとパールヴァティーの子です。インド伝承歌
をアレンジした〈ハヌマン〉は、猿の神。〈ジャスミンの花〉はオリジナルの
ラブソング。「夜の暗がりに輝く優美なジャスミンの花のように、上衣と帯に
残るあなたの香りと温もり……」。フィンランドとインドが出逢い、ふしぎな
雰囲気を醸し出す音楽が生まれました。






<DB productions>
DBCD 108 5枚組 \6750
モーツァルト:ピアノソナタ集
【CD1】ハ長調K.279、ヘ長調K.332、変ロ長調K.570、ニ長調K.311
【CD2】変ホ長調K.282、ハ長調K.330、幻想曲ハ短調K.475、ハ長調K.457
【CD3】変ロ長調K.281、ニ長調K.576、ハ長調K.545、イ短調K.310
【CD4】ヘ長調K.280、変ロ長調K.333、ト長調K.283、ニ長調K.284
【CD5】ハ長調K.309、イ長調K.331、ヘ長調K.533/ 494
ハンス・レイグラフ(Pf)
録音:【CD1】&【CD2】:1982年、【CD3】【CD4】【CD5】:1984年
レイグラフは、現在齢86歳の老大家にして名教授、日本人でも伊藤恵や若林顕
を教えています。モーツァルトはレイグラフ教授のライフワーク。このボック
スセットに収められているのは、すべて教授が60代の頃の演奏ですが、天衣無
縫で無垢なモーツァルトのソナタを聴かせてくれます。それぞれの曲にたいす
る深い理解と造詣、ゆるぎないテクニックに裏打ちされた正統派の演奏です。
トルコ行進曲も、奇を衒ったところは一切なく、シュタイアーのあの話題盤と
まさに正反対。しかし、絶妙なアクセントのつけかたは、とても魅力的です。

DBCD 107 \2080
ドビュッシー:前奏曲集(第I&II集全曲)
ハンス・レイグラフ(Pf)
録音:1996年
ハンス・レイグラフは、ドビュッシーの死後2年たった1920年生まれ。レイグ
ラフ教授による演奏は、まるでドビュッシーのいるサロンに迷い込んだような
気分になるもの。間の取り方、呼吸、音色、いずれもきわめて自然で、エスプ
リたっぷりです。テクニックも、年齢をまったく感じさせず、かちっとしてい
ます。師によるライナーノーツも、各曲の詩的な解釈が書かれており、興味深
い内容です。






<Profil>
PH 05047 \2080
モーツァルト:
交響曲第39番変ホ長調K.543
交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲K.621
トーマス・ファイ(指)マンハイム・モーツァルトO.
モダンのオケとのハイドンやベートーヴェン(ヘンスラー)で刺激的な演奏を
繰り広げてきたファイ。モーツァルト・イヤーの今年、新たにオリジナル楽器
のオケを率いて傑作「ジュピター」と39番をリリースします。
ファイが2003年に創設したマンハイム・モーツァルト管弦楽団。ついこの前、
モーツァルトの誕生日に合わせて今年1月27日にコンサート・デビューを果た
したばかり。当録音は2年近くにも及ぶ周到な準備期間を経て臨んだもので、
完成度の高さが光ります。
冒頭ティンパニの強打も鮮烈な「ティート」序曲。過激なほどにリズムが立っ
て、前へと飛び出して来るフレッシュな音楽は、やはり師アーノンクールゆず
りというべきでしょうか、いやそれ以上かも。そうかと思えば勢いに任せるば
かりでなく「ジュピター」のフィナーレなどは威容の一語。これこそピリオド
・アプローチの最前線をゆく大注目の演奏といえます。





<harmonia mundi>
HMU 907398 \2080
ばら、ゆり、こけもも-中世とルネッサンス時代(1250-1560)の音楽庭園
【第1章】フランス
マショー:薔薇、百合、春、緑(シャンソン) 
作曲者不詳(1259ca.):5月、つぐみが歌うとき(モテット) 
作曲者不詳(1250ca.):マリアちゃん、森で遊ぼうよ!(モテット) 
トレボール:タチアオイ、美しい花よ(シャンソン)
【第2章】イギリス
作曲者不詳(1290ca.):高貴でつつましやかな花よ(モテット) 
ワルター・フリエ(1450-75ca.):アニュス・デイ(ミサ) 
レオネル・パワー:なんと美しき芸術よ(モテット)
【第3章】ブルゴーニュ
作曲者不詳(1460ca.):サンザシの木の下で(シャンソン) 
アレクサンダー・アグリーコラ(1446-1506):花の女王(シャンソン)
【第4章】スペイン
作曲者不詳(1480ca.):ディンディリディン(シャンソン) 
ジュアン・ヴァスケス(1550-1560ca.):
薔薇の小枝の泉のなかで(シャンソン) 
ロドリーゴ・デ・セバロス(1530-1581ca.):妹よ(モテット) 
ガブリエル・メーナ(1511):優雅なヒースの茂る野原(シャンソン) 
フランシスコ・ゲレーロ(1529-1599):ヒマラヤスギのように(モテット)
【第5章】フランス
クローダン・ドゥ・セルミジ(1490-1562ca.):
話題をかえましょう(シャンソン) 
ブリュメル(1460-1515ca.):百合のように(モテット) 
ヨハンネス・ルピ(1506-1539ca.):私は彼女を見た
【第6章】イタリア
カーペントラ:これぞかの甘き薔薇(モテット) 
シプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565ca.):
とおく東の美しき国から(マドリガル) 
アルカデルト(1505-1568ca.):愛らしい花々(マドリガル) 
ドミニク・フィノト(1510-1556ca.):汝この素晴らしき芸術を見よ
【第7章】その他の国々
トーマス・クレクイロン:私はたくさんのハーブを(シャンソン) 
クレメンス・ノン・パパ:すみれは愛らしい花群の中で育つ(シャンソン)
ニコラス・ゴンベール:おお、野の花よ(モテット)
オルランド・コンソート
〔ロバート・ハレ=ジョーンズ(カウンターテナー)、マーク・ドベル(T)、
アンガス・スミス(T)、ドナルド・グリーグ(Br)、ロナルド・マクドナル
ド(Bs)〕
現代では、ガーデニングの流行など、「庭」の意味はどちらかというとたのし
みの要素が強いですが、その昔、中世やルネッサンス時代の庭は現代とはちょ
っと意味合いが違いました。生きるための食物なども栽培する「サバイバル」
な面、そして、当時の一般の人々の邸宅ではいわゆるプライヴァシーがまった
くなく、庭の木陰などは、内緒話や密会にうってつけの空間だったという「ド
ラマの場」の面・・・。そんな時代、音楽家や文筆家たちは、庭の花や木々、
木陰からきこえる話し声などにインスピレーションを得て創作したものをたく
さんのこしています。このCDにおさめられているのは、そんな中世とルネッサ
ンス時代の庭での人々の生活、人間模様がいきいきと描かれた音楽です。

HMC 901866 \2080
ヤコブス・デ・ケルレ(1531/32-1591):ダ・パーチェム・ドミネ
パウル・ファン・ネーヴェル(指)ウエルガス・アンサンブル
16世紀の多声音楽というと、やや複雑に過ぎるイメージがあるかもしれません
が、ケルレの作風は、凝っていながら明快という実に美しい響きです。オラン
ダ、イタリア、ドイツ、そしてプラハと各地で活躍したケルレは、当時の礼拝
音楽が形式を重んじるあまりに複雑をきわめた傾向にあったのに反して、シン
プルな響きで言葉がはっきりと聴き取れる音楽をつくりました。このことから、
教会音楽の救世主はケルレであり、パレストリーナではない、と言う人もいま
す。16世紀声楽音楽のパイオニア、ネーヴェルと手兵ウエルガス・アンサンブ
ルが、ケルレの色褪せることのない美しい音楽を、悠久の時を超えて蘇らせま
す。





<RADIO FRANCE>
211 863 \3380
ホルヘ・ルイス・ボルヘス
インタビュー withジャン・ダイヴ(1977年)
「鏡は忌まわしい存在である・・・」で知られるボルヘスの肉声。ボルヘスは、
「架空の町」(国書刊行会刊行、【書物の王国】シリーズ)の冒頭もかざって
いる、1899年8月24日 生まれ、1986年6月14日没の、アルゼンチンはブエノス
アイレス生まれの小説家、詩人。
今なお根強いファンをもち、「鏡」や「父性」、「宇宙」についての深い思考
を遺しています。(ブックレットはフランス語のみ)

211 867 4枚組 \5400
ジャン・ルノワール
インタビューwithジャン・サージュ
ジャン・ルノワールは、画家ルノワールの次男。1937年の反戦映画「大いなる
幻影」、「どん底」(1936年)、「黄金の馬車」(1953年)、「フレンチ・カ
ンカン」(1954年)、「草の上の昼食」(1959年)などの映画を多くのこして
います。フランソワ・トリュフォー映画監督らにも大きな影響を与えました。
(ブックレットはフランス語のみ)

211 866 \2580
パトリック・ペノ
J.F.ケネディとのランデヴー
ブックレットはフランス語のみ





<Audite>
AU 92558(SACD-Hybrid) \2180
ラフマニノフ:
響曲第2番ホ短調Op.27
ボヘミア奇想曲Op.12
アーノルド・カッツ(指)ノボシビルスク・アカデミックSO.
録音:2005年6月ノボシビルスク
ノボシビルスク響は、かのヤンソンスやゲルギエフも定期的に客演するシベリ
アのオケ。1956年のオケ設立以来半世紀にわたり芸術&音楽監督を務めるカッ
ツのもと、センチメンタルなムード満点の演奏を聴かせてくれます。分厚い弦
楽セクションによって綿綿と歌いこまれたアダージョは白眉。





<Coviello>
COV 30509(SACD-Hybrid) \2080
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO.
録音:2005年5月16日アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ)
第8番(COV.30301)、第7番(COV.30405)と、一年に一作のペースで進行中の
ボッシュ&アーヘン響によるブルックナー。古都アーヘンの名刹聖ニコラウス
教会でのライヴは、空間いっぱいに拡がる美しい響きでオーディオ・ファイル
からも注目の的。前作まではdtsサラウンド(DVD)対応ディスクつきの2枚組で
したが、今回からSACDハイブリッド仕様でのリリースとなります。

COV 30512(SACD-Hybrid) \2080
ヴェルディ:レクイエム
メルバ・ラモス(S)ガブリエレ・マイ(Ms)
ミヒャエル・エンデ(T)マルティン・ブラジウス(Bs)
マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO.&ヴォカペッラCho.
録音:2005年2月12日アーヘン、大聖堂(ライヴ)
ブルックナーでおなじみのボッシュ&アーヘンが「ヴェルレク」をリリース。
ボッシュが1990年に設立し監督を務めるヴォカペッラ合唱団も加わり、こちら
もたいへん熱のこもったライヴとなっています。音響効果満点の内容がSACD向
き。優秀録音です。

COV 30507(SACD-Hybrid) \2080
ウォルトン:ヴィオラ協奏曲(1962年版 / 2002年改訂)
サリー・ビーミッシュ:ヴィオラ協奏曲第1番(1995年 / 1998年改訂)
ブリテン:ラクリメ
タチアナ・マスレンコ(Va)
ガリー・ウォーカー(指)ハノーファー北ドイツ放送フィル
録音:2005年4月18-22日NDRハノーファー、大ホール
イギリスのヴィオラ協奏曲を集めたアルバムです。ウォルトンはジャズの語法
を採り入れた代表作。ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズとスコットラン
ド室内管の首席ヴィオラ奏者だったビーミッシュ。ダウランドをベースにした
ブリテンの名作。ロシアのジャズ・ミュージシャンの家系に生まれたマスレン
コは、キム・カシュカシャンと今井信子に師事したヴィオラ奏者。






<NM Classics>
NM 98022 2枚組 \2580
Fanfare Orchestra of the Netherlands- in concert
ファンファーレ・オーケストラ・オブ・ザ・ネーデルランド
[CD1]
オットー・ケッティング(1935-):Eclips(食(日食、月食などの))
ケース・オルトゥイス(1940-):ペルセフォネ
ゲールト・ファン・コイレン(1943-):ディスコ
マイカ・ハメル(指)
[CD2]
バーンスタイン:キャンディード序曲
ヤン・ファン・デア・ロースト(1956-):造兵廠
アンドレ・ワイグネン(1942-):フリューゲルホルンのためのラプソディー※
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット
ジョン・ウィリアムズ(1932-):
敗れし者たちへの賛美歌(映画『プライベート・ライアン』より)
ロビン・デヴュルスト(1965-):ブラジリア※
エリック・ボール(1903-1989):
自由への旅(1967年英国ブラスコンクール課題曲)
ビル・ヴェラン(1951-):リバー・ダンス
ヤコブ・シュラクター(指)
※フリューゲルホルン独奏:
フリッツ・ダムロウ(コンセルトヘボウ管弦楽団首席トランペット奏者)、
トロンボーン独奏:
イェルゲン・ファン・リーエン(コンセルトヘボウ管弦楽団首席トロンボーン
奏者)
「ファンファーレ・オーケストラ」は、コンセルトヘボウ管弦楽団をはじめ、
オランダのオーケストラなどで活躍する第一級の管楽器奏者たちが集まって結
成されたファンファーレ・オケ。ファンファーレ・オケとはオランダに特有の
形態の管楽器によるオーケストラで、通常の金管バンド(円錐形の楽器が用い
られる)に、サックスが加えられた形態の編成のオーケストラです。メンバー
全員が超多忙の売れっ子たちのため、コンサートは年に2-3回しか催されず、
どのコンサートもチケットの争奪戦がくりひろげられています。このCDは、
2001年7月にケルクラーデで行われたコンサートの貴重な記録です。広く親し
まれている名曲だけでなく、新曲も積極的にとりあげている彼ら、この2枚の
CDも、1枚目は新曲、2枚目はおなじみのレパートリーによって構成されてい
ます。2枚目の3曲目、ワイグネンの作品は、コンセルトヘボウ首席奏者ダムロ
ウがフリューゲルホルンを吹いているというなかなか貴重なものです。すみず
みまでのびやかな音色は、さすがです。6曲目の「ブラジリア」も、冒頭のちょ
っと古臭い歌謡ショーの始まりかと思わせるような楽しげなファンファーレに
続き、リーエンの甘やかなトロンボーンの音色が素敵です。最後の「リバー・
ダンス」は思わずタップダンスを踊りだしたくなってしまうような楽しくノリ
ノリの曲です。

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