クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-03 No.10-1

2006年03月13日 17時11分24秒 | Weblog
<Altus>
ALT 127 9枚組 \17900
60ページの解説リハーサル完全訳
完全限定盤
-別冊付録-
天羽健三
ムラヴィンスキー
ディスコグラフィ
最新改訂版
「ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル / リハーサル&コンサート
第2集(ロシア音楽編)」
[CD 1]
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調(リハーサル)[初出]
収録:1973年4月25、26日
[CD 2]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(リハーサル)[初出]
収録:1973年4月26日
[CD 3]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(リハーサル)[初出]
収録:1973年4月26日
[CD 4]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(リハーサル)[初出]
収録:1973年5月3日
[CD 5]
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調-第2 & 3楽章(リハーサル)[初出]
収録:1973年5月4日
[CD 6]
リャードフ:バーバ・ヤーガ[初出]
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲[初出]
(リハーサル&セッション録音)収録:1973年4月27日
[CD 7]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(セッション録音)[初出]
収録:1973年5月3日
[CD 8]
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調(コンサート)
収録:1973年4月29日
[CD 9]
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調(コンサート)[初出] /
プロコフィエフ:
バレエ「ロメオとジュリエット」組曲第2番(コンサート)[初出]
収録:1982年11月6日
レニングラード・フィルハーモニー大ホール
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニックO.
ドイツ編同様、どれもすばらしい音質です。貴重なリハーサルも全て完全収録。
巨匠の言葉は一語残らず訳出しており、ムラヴィンスキー未亡人の監修済み。





<ATMA>
ACD2 2237 \1650
A.スカルラッティ:
スターバト・マーテル,フルート,2つのヴァイオリンと通奏低音のための
協奏曲第21番
エマ・カークビー(S) ダニエル・テイラー(CT) 
フランシス・コルプロン(リコーダー) 
シアター・オヴ・アーリー・ミュージック
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)晩年の傑作として知られるスタ
ーバト・マーテルですが、案外と録音が多くなく、新録音が待ち望まれていま
した。そこに登場したのがこれ!なんと永遠の天使、エマ・カークビーと、美
声カウンターテナー、ダニエル・テイラーの夢の組み合わせ。シアター・オヴ
・アーリー・ミュージックはもちろん時代楽器使用。協奏曲はおそらくスカル
ラッティが亡くなる年の作品、5楽章で10分ほどの美しい音楽を、コルプロン
が絶妙に仕立てています。

ACD2 2389 2枚組 \1650
パーセル:
「アーサー王」-美しい島,「エディプス」-つかの間の音楽,ここに神々が
示された,グラウンドにもとづく夕べの賛歌,おお孤独よ、我が甘き選択,
おお孤独よ、我が甘き選択
3声のソナタ第9番 ハ短調 Z.798,同第12番 ニ長調 Z.801,4声のソナタ第3番
イ短調 Z.804,同第6番 ト短調 Z.807,
ブロウ:パーセルの死に寄せるオード
ダウランド:
時は静かに,古き涙,彼女は許せるだろうか,愛の涙,我が人が涙するのを
見た,もう一度おいで
ヒューム:希望は蘇り
カッティング:アン・マーカム夫人のパヴァンへのガリアード
ほか
ダニエル・テイラー(CT),ダ・ソナール,レ・ヴォワ・ユメーン
アンドレアス・マルタン(Lute)
ACD2 2133とACD2 2151の2枚を薄型ソフトケースにセットにして、1枚価格に
したもの。ダニエル・テイラーの柔らかい声は、こうした16,17世紀の英国
バロック音楽にはピッタリです。簡易解説のみで、歌詞が省かれております。
御了承ください。

ACD2 2367 2枚組(ボーナスCD付) \1650
ヘンデル:王宮の花火の音楽 HWV.351
ヴェッキ:マドリガル・コメディ「シエナの夜祭」から(12曲)
ボーナス・サンプルCD
ドヴィエンヌ:「レ・ヴィジタンディーヌ」から
マシュー・リュシエ(Fag),オリヴィエ・トゥアン(Vn),
ジャン=リュク・プルールド(Va),ベノワ・ロワゼル(Vc)
(ACD2 2364より)
ロータ:ハープ協奏曲-アレグロ・モデラート
ジェニファー・スウォーツ(Hp)
ヤンニク・ネゼ=セガン(指)
モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
(ACD2 2294より)
バッハ:カンタータ「われは満ち足れり」BWV.82から
カリーナ・ゴーヴァン(S)
ベルナール・ラバディ(指)
レ・ヴィオロン・デュ・ロワ
(SACD2 2342より)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21-マエストーソ
ジャニーナ・フィアルコウスカ(P)
カナダ室内合奏団
(ACD2 2291より)
シューベルト:岩の上の羊飼い D.985
アリヌ・クータン(S)
アンドレ・モワザン(Cl),ルイーズ=アンドレ・バリル(P)
(ACD2 2320より)
ホフマン:いざ、待ち望みたる時を告げよ
ダニエル・テイラー(CT)
シアター・オヴ・アーリー・ミュージック
(ACD2 2261廃盤より)
C.P.E.バッハ:四重奏曲第2番 ニ長調 Wq.94,H.538
(ACD2 2322より)
パーセル:あの子は恋していることを告白する
スージー・ルブラン(S),レ・ヴォワ・ユメーヌ
(ACD2 2258より)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Hob.VII a:4-アダージョ
マルク・デストリューブ(Vn,指)
パシフィック・バロック管弦楽団
(ACD2 2287より)
マティアス・マウテ(指)モントリオール・バロック
デイヴィッド・ファリス(指)
トロント・コンソート,コンソート・レ・ヴォワ・ユメーヌ
ATMAの10周年記念盤です。メインは、フルート、リコーダー奏者として有名な
マティアス・マウテがモントリオール・バロックを指揮しての、ヘンデルの
王宮の花火の音楽。祝祭的な音楽は10周年記念にピッタリです。もう一つは、
「パルナッソス山をめぐり」で知られるオラツィオ・ヴェッキ(1550-1605)の、
珍しいマドリガル・コメディ「シエナの夜祭」から。オペラが生まれる直前
のマドリガル・コメディの楽しさいっぱいです。

ACD2 2352 \1650
コレット:愉快な協奏曲第25番「未開人とフュルステンベルクの婦人」
ボワモルティエ:
カンタータ「冬」,バレエ音楽「公爵夫人家のドン・キショット」から(6曲)
クレランボー:カンタータ「オルフェ」
カリーナ・ゴーヴァン(S) レ・ボレアデ・ド・モントリオール
先日、naiveから発売されたヴィヴァルディの「ティート・マンリオ」のマン
リオ役で絶賛された、カナダのソプラノ、カリーナ・ゴーヴァン。透明感が
あって伸びの良い声は、今後さらにスターへの道を駆け上がること間違いな
しの美しさ。その彼女が中心に据えられたフランス・バロック声楽集です。
選曲がなかなか凝っていて、ミシェル・コレット(1709-1795)、ジョセフ・
ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)、 ルイ=ニコラ・クレランボー
(1676-1749)と、18世紀前半のフランスの作曲家3人の、それぞれユニークな
作品を演奏しています。レ・ボレアドには、フルートのフランシス・コルプ
ロンをはじめとするモントリオールの錚々たる古楽奏者が集っています。

ACD2 2311 \1650
-幼子が生まれた-
G.ガブリエーリ:
今日キリストが生まれた,マニフィカト「処女マリアよ、あなたが祝福され
ますよう」,ああ、何と甘美な,天使が羊飼いに語る,おお、大いなる神秘,
我らの救い主
グリッロ:第2カンツォーネ
アグイレーラ・デ・エレディア:第十旋法のマニフィカト
バラオーナ:聖マリア
ピッキ:第10カンツォン
リモンテ:聖マリア
グーディメル:めでたし后妃(サルヴェ・レジーナ)
クリストファー・ジャクソン(指)
コンチェルト・パラティーノ,モントリオール古楽スタジオ
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612)といえば、ヴェネツィアのサンマル
コ大聖堂の優れた楽団と、教会の構造を利用した、華やかに絡み合う音楽で知
られています。そのガブリエーリの音楽に、クリストファー・ジャクソンの
指揮するコンチェルト・パラティーノとモントリオール古楽スタジオが挑み
ました!サンマルコ教会の中を飛び交う音の乱舞が、彼らの優れた力量によっ
て遺憾なく再現されています。

ACD2 2277 2枚組 \3300
サント=コロンブ:2つのヴィオールのための作品全集 第3集(第36-50番)
レ・ヴォア・ユメーヌ
好評の第1集(ACD2 2275)、第2集(ACD2 2276)に続く、サント=コロンブの2つ
のヴィオールのための作品全集第3集です。対等なヴィオラ・ダ・ガンバの二
重奏という、サント=コロンブが追求したシンプルかつ奥の深い世界を、レ・
ヴォア・ユメーヌが深く分け入っています。67番まであるこの曲集、おそらく
第4集で完結でしょう。レ・ヴォア・ユメーヌの偉業、あと少しです!

ACD2 2349
タリス:鍵盤音楽作品全集
解き明かしたまえ主よ,既に光が東から,御身はまことに幸いなる者,
来たれ、異邦人の贖い主よ,今日、一人の幼児がわれらのために生まれ,
栄光は汝、聖三位一体に,おおやさしきみどり子よ,
主よ、思い出すことなかれ,ファンタジー
ほか、全23曲
ラシェル・テイラー(Org, Cemb)
トーマス・タリスの鍵盤楽曲を集成したアルバムです。多くは、ザ・マリナ
ー・ブック The Mulliner という、16世紀半ばに不詳のオルガニストがまと
めた楽曲集によって伝えられたもので、さらにフィッツウィリアム・ヴァー
ジナル・ブック選集の中にあるものも加えられています。ラシェル・テイラ
ーはカナダのチェンバロ奏者、音楽学者。ここでは2つのオルガンと、ヴァ
ージナル、クラヴサンを使い分けて演奏しています。

ACD2 2386
-情熱の果実-
幸福なワルツ,美しい森
クリス・ノーマン(Fl),スージー・ルブラン(S),
デイヴィッド・グリーンバーグ(Vn),シルヴァン・ベルジェロン(Lute),
デイヴィッド・マクギネス(Cemb)
(ACD2 2330 <アカディアの歌>より)
ペルト:大全
クリストファー・ジャクソン(指)モントリオール古楽スタジオ
(ACD2 2310より)
バッハ:
「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たり」BWV.7から,「人よ、神の愛
を讃えよ」BWV.167から
スージー・ルブラン(S),ダニエル・テイラー(CT),
チャールズ・ダニエルズ(T),ステファン・マクラウド(Bs)
エリック・ミルンズ(指)モントリオール・バロック
(SACD2 2400より)
バラール:リュートのアントレ
ダウランド:ぼくを、誰よりもこのぼくを
ナイジェル・ノース(Lute)
モンテヴェルディ:「オルフェオ」-あの蔭った森を覚えているかい
チャールズ・ダニエルズ(T)モントリオール・バロック
(SACD2 2337より)
シャイト:戦いのガリアルド
コンチェルト・パラティーノ,ラ・バンド・モントリオール・バロック
(ACD2 2312より)
ガブリエーリ:ああ、何と甘美な
コンチェルト・パラティーノ
(ACD2 2311より)
シャルパンティエ:4声合唱のミサ曲から
クリストファー・ジャクソン(指)モントリオール古楽スタジオ
(SACD2 2338より)
ジェルヴェーズ:戦いのパヴァーヌとガリアルド
コンチェルト・パラティーノ,ラ・バンド・モントリオール・バロック
(ACD2 2312より)
モントリオール・バロック音楽祭は、毎年6月に催されるフェスティヴァル。
ATMA社は、この音楽祭と提携、コンサートで演奏された演奏を録音していま
す。このCDはその紹介盤。おいしいとこ取りになっています。




<harmonia mundi>
HMC 901917 \2080
テレマン:
組曲TWV 55a: a 21イ短調
協奏曲ハ長調TWV51: C1
水の音楽-ハンブルクの潮の干満 組曲ハ長調
モーリス・シュテーガー(リコーダー)
ベルリン古楽アカデミー
1705年から1725年にかけて作曲されたテレマンの作品集です。リコーダー奏者
のみならず、オーケストラにも、熟練の技術、そしてフランス、イタリア、ド
イツの様式を熟知していることを要求する超絶技巧の曲ばかり。リコーダーの
シュテーガーのヴィルトゥオジティの華やかにして快刀乱麻、胸のすくような
見事な吹きぶりには圧倒され通しです。ハンブルクの潮の干満も、テレマンの
管弦楽の中でも最高傑作といわれるのも納得の力演です。

HMI 987059 \2080
エンリケス・デ・バルデラーバノ(1500ca.-1557ca.):
「セイレーン(人魚)の詩歌集-シルヴァ・ドゥ・シナーレス」(1547年)
-モラーレス、ジョスカンらの歌曲編纂集-
カルロス・メーナ(C-T)
アルモニオージ・コンチェルティ〔ホアン・カルロス・リベラ(ト調ビウエ
ラ)、コンスエーロ・ナバス(イ調、ロ調ビウエラとヴァンドーラ)、ホア
ン・ミゲル・ニエート(ホ調、ト調ビウエラ)〕
バルデラーバノは、16世紀スペインで活躍したビウエラ(ルネサンス時代のス
ペイン独自のリュートの仲間の楽器)奏者にして作曲家です。当時のビウエラ
の作品は、声楽のための作品をビウエラ用に編曲したものが主流であり、この
詩歌集も、ジョスカン、モラーレス、ジョスカンら当時のヨーロッパ各地で活
躍していた作曲家のモテットと世俗曲がもとになっています。この「人魚の詩
歌集」の「人魚」とは、神話の世界の、海の岩山の上に夜な夜な美しい歌をう
たい、船で通りかかった旅人たちを虜にしてしまうセイレーンのことを指して
いるのと同時に、7巻から成っていることから、人間の魂の7つの徳をも指して
いるとされています。実力派カウンターテナー、メーナが歌うルネサンス歌曲
を、涙がほとびていくような音色のビウエラ器楽曲で彩った、贅沢なひととき
に浸れる一枚です。

HMC 901831 2枚組 \4160
ラッスス(1532-1594):ダヴィデの懺悔の詩篇(1584年、ミュンヘン)
[CD1]
主よ、怒りもて罰したもうなかれ 
その悪行を許され 
主よ、怒りもて罰したもうなかれ
[CD2]
神よ、われを憐れみたまえ(ミゼレーレ) 
主よ、わが祈りを聞きたまえ  
深き淵より、われ汝を呼ぶ 
主よ、わが祈りを聞きたまえ
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)コレギウム・ヴォカーレ
2005年に創立35周年を迎えた世界屈指の古楽合唱団コレギウム・ヴォカーレの、
満を持してのラッスス最新録音です。ヘレヴェッヘとコレギウム・ヴォカーレ
声楽のみの録音は実に久しぶり。あらためて彼らの絆の深さ、実力に驚かされ
るばかりです。ルネサンス時代の抽象的なポリフォニーの美しさと、言葉の粒
立ちの美しさがえもいわれぬバランスで丁度よく融合した、実に見事な演奏で
す。この「ダヴィデの懺悔の詩篇」は、ミュンヘンで1584年に出版され、400年
以上たった現在も、世の人々を驚かせる美しさに満ちたものとして愛されてい
ます。

HMC 905263 \2080
MELPOMEN-古代ギリシャの音楽
コンラート・シュタインマン(音楽再構成)
アンサンブル・メルポーメン
【コンラート・シュタインマン(アウロス&指)、アリアンナ・サヴァール
(ソプラノ&バルビト)、ルイス・アルヘス・ダ・シルヴァ(アルト&キン
バラ)、マッシモ・チアルフィ(打楽器)】
紀元前450年ごろのギリシャの音楽を、バーゼル・スコラカントルムのリコー
ダー教授、シュタインマンが再構成したもの。アテネの町で朗詠されたと考え
られる、愛やお酒を題材としたテクストに、自然な節をつけたものを、アリア
ンナ・サヴァールの愛らしくエキゾチックな声で歌ったものなどがおさめられ
ています。

HMX 2907293 \1350
「ミサ・メキシカーナ-南米のバロック音楽」
アンドリュー・ローレンス=キング(指,スペインHrp,Org,ハーディ=ガー
ディ)
ザ・ハープ・コンソート
録音:2000年7月フランス、エーヌ県、ヴェルヴァン近郊、サン=ミシェル=
アン=ティエラシュ修道院
ハルモニア・ムンディUSAのベストセラー、南米のバロック音楽を集めたもの
です。ヨーロッパのバロック声楽曲よりも、タンタカ刻むリズムが魅力の珠玉
の曲集です。





<CALLIOPE>
CALX 3614 \1350
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ 
シューマン:アダージョとアレグロ/民謡風の5つの小品 
ドヴォルザーク:ロンド ト短調/森の静けさ/ユモレスク
アンドレ・ナヴァラ, アニー・ダルコ(P)、エリカ・キルチャー
アンドレ・ナヴァラの名盤、アルペジョーネ・ソナタが、カリオペ2006年カタ
ログ付CDでお得になって再登場です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

06-03 No.10-2

2006年03月13日 17時10分47秒 | Weblog
<MANDALA>
MAN 5105
ヴィラ=ロボス:神秘的な六重奏
ヴィラ=ロボス:5つのプレリュード(ギターのための)
ジスモンチ:セントラル・ギター
ジスモンチ:水とワイン
ヴィラ=ロボス:ギター協奏曲「コパカバーナ」(ピアノ伴奏版)
アラン・リズル(G)、マリア=カルメン・バルボロ(P、チェレスタ)、
クシュヤール・シャーラウディ(Fl)、アルバネ・マーヘ(Hrp)、
ジェローム・ラボルデュ(Ob)、ステファン・クロー(Sax)
ブラジルを代表する作曲家、ヴィラ=ロボスとジスモンチのギター作品集で
す。2曲目の「5つのプレリュード」は、その多様なスタイルで、ショパンの
ピアノ練習曲(op.10および25)と比較されることもあるほどのギター界に膾
炙している名曲です。ジスモンチは、ブーランジェにピアノを師事したこと
もある人物。「水とワイン」は、もともとは歌曲ですが、ギターソロに編
曲され演奏されることもしばしばある、けだるくて大人っぽい魅力の曲です。
5曲目の協奏曲は、もともとは小オーケストラとギターのための協奏曲ですが、
ここではピアノによってより親密な雰囲気で演奏されています。

MAN 5102 \2180
ショパン:ピアノ作品集
ノクターンop.48-1
スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
4つのマズルカop.33
ポロネーズop.44
ソナタ第2番op.35
パスカル・ギャレ(Pf)
脂がいい具合にのってきている、1968年生まれのパスカル・ギャレのノスタル
ジックで芯のある独特な音色の魅力が存分に味わえます。スケルツォ第1番で
は、曲のもつ激しさを巧みにコントロールしながら、どことなくジャズを思わ
せるような軽さのある独特な世界を展開しています。中間部のララバイの部分
は情感たっぷりに聴かせてくれますが、決してねちっこくいやらしくなったり
することがありません。ソナタ第2番の冒頭も、端整な響きで高貴さを感じさ
せます。ノスタルジックでノーブルでエスプリに満ち、テクニックも完璧な、
得がたい逸材です。





<PREISER>
PRCD 89644 \1780
ジャンニ・ポッジ、アリア集
ドニゼッティ:「ルチア」,「ファヴォリータ」
ヴェルディ:「リゴレット」,「仮面舞踏会」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
フロトー:「マルタ」
グノー:「ファウスト」
マイヤベーア:「アフリカの女」からのアリア
ジャンニ・ポッジ(T)
アントーニオ・ナルドゥッチ(指)ミラノ交響楽団
アルフレード・シモネット(指)RAIトリノ交響楽団、ほか
録音:1948-1953年
ジャンニ・ポッジ(1921-1989)は、来日もしていますし、DECCAにも録音がある
ので、知名度は低くないものの、いずれも崩れが出てしまってからのものだっ
たため、日本ではかなり誤解されている人です。このCDで復刻された1948年
のCOLUMBIA録音は、まだ20代後半の頃ですが、驚くべき美声、音楽に当たって
いく情熱が見事に融合した驚くべき歌唱。ことに「マルタ」の“夢のごとく”
は絶品!これを聞けば誰でもその素晴らしさにノックアウトを喰らうことで
しょう!イタリア・テノール・マニア必聴の復刻盤!

PRCD 89642 \1780
チェーザレ・シエピ アリア集第2集
ベッリーニ:「夢遊病の女」
マイヤベーア:「悪魔ロベール」,「ユグノー」
アレヴィ:「ユダヤの女」
ヴェルディ:
「ナブッコ」,「エルナーニ」,「シモン・ボッカネグラ」,「ドン・カルロ」
ゴメス:「サルヴァトーレ・ローザ」
プッチーニ:「ボエーム」
グノー:「ファウスト」
ラフマニノフ:「けちな騎士」
からのアリア
チェーザレ・シエピ(Bs)
フランコ・カプアーナ(指),
ガブリエーレ・サンティーニ(指),RAIトリノ交響楽団
アルベルト・エレーデ(指)ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
ファウスト・クレーヴァ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ほか
録音:1951-1954年
71720世紀後半の最も美声イタリアン・バスと言ったらこの人、チェーザレ・
シエピ(1923-)。その1954年のDECCA録音のアリア集を中心とした、若く瑞々し
い歌を収録。ことに「ユグノー」のコラールでは、ローCを地鳴りのように伸
ばして、圧巻です!

PRCD 89641 \1780
アルド・プロッティ アリア集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ヴェルディ:
「トロヴァトーレ」,「リゴレット」,「トラヴィアータ」,「アイーダ」,
「オテッロ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
からのアリア
アルド・プロッティ(Br)
アルベルト・エレーデ(指)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団,
スイス・ロマンド管弦楽団、ほか
録音:1952-1954年
日本にもファンの多い名バリトン、アルド・プロッティ(1920-1995)、強烈に
焼きつく個性はなかなか類を見るものではありません。このCDに収録されてい
るのは全てDECCA録音で、1954年のアリア集が中心になっています。道化師の
プロローグなど、プロッティで刷り込まれているオペラファンも少なくない
でしょう。

PRCD 89647 \1780
レナート・ウォーレン アリア集第4集
ヴェルディ:
「仮面舞踏会」,「運命の力」,「アイーダ」,「オテッロ」,
「ファルスタッフ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
からのアリア
+ボーナス ライヴ録音
ヴェルディ:「エルナーニ」から(1955年)
ポンキエッリ:「ジョコンダ」(1947年)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
レナート・チェリーニ(指)RCAヴィクター管弦楽団
ヨネル・ペルレア(指),ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)
ローマ歌劇場管弦楽団、ほか
録音:1955年
ヴェルディ・バリトンとしては、いまだ合衆国が生んだ最高の歌手であろうレ
ナート・ウォーレン(1911-1960)。このCDは1955年にRCAに録音した複数の商業
録音セッションを集めたもの。いずれもウォーレンのグリッと来る声が堪能で
きます。ボーナスの「ジョコンダ」は、1947年10月19日、ステッラ・ロマンの
ジョコンダ、クルト・バウムのエンツォ。

PRCD 89637 \1780
リチャード・タッカー 第2集
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「仮面舞踏会」
プッチーニ:「マノン・レスコー」,「ボエーム」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
グノー:「ファウスト」
ビゼー:「カルメン」
マスネ:「マノン」
からのアリア、二重唱
リチャード・タッカー(T) ドロシー・カーステン(S)
ファウスト・クレーヴァ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
録音:1951-54年
メトのスター・テノールとして、亡くなる直前まで活躍したリチャード・タッ
カー(1913-1975)、その40歳前後の脂の乗った歌を集めています。彼の声はちょ
っと癖があるので、従来日本ではあまり人気が上がりませんでしたが、しかし
その歌い口の上手さが理解されるようになって、近年再評価されつつあります。
このCDではアリアの他、同じくメトのプリマだったドロシー・カーステン
(1910-1992)との二重唱がたっぷり収録されています。

PRCD 89626 \1780
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,スターバト・マーテル
ベッリーニ:「夢遊病の女」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
グノー:「ファウスト」
トーマ:「ミニヨン」
フロトー:「マルタ」
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」,「ドン・カルロ」
からのアリア
アレヴィ:「ユダヤの女」
グノー:「ファウスト」
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」,レクイエム
フロトー:「マルタ」
からのアリア,ほか
アレヴィ:「ユダヤの女」
マイヤベーア:「悪魔ロベール」
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
からのアリア
フランチェスコ・ナヴァリーニ(Bs)
録音:1907年
ヴィットーリオ・アリモンディ(Bs)
録音:1904,1907年
ジョヴァンニ・グラヴィーナ(Bs)
録音:1902年
71フランチェスコ・ナヴァリーニ(1855-1923)がメインのCDです。1855年(ヴェ
ルディがパリで「シチリアの晩鐘」を初演した年)にローマ近郊に生まれ、
1883年からスカラ座で活躍、1887年の「オテッロ」初演ではロドヴィーコを歌
っています。1912年の引退までヨーロッパや南米で広く歌い、ことにロシアで
人気が高かったそうです。ヴェルディ後期の時代に実際に活躍したという、ほ
とんど歴史の彼方にいるような歌手を、こうして21世紀に録音で聞けるとは嬉
しいことです。「シモン」のフィエスコのアリアが絶品。ヴィットーリオ・ア
リモンディ(1861-1928)も、1893年からスカラ座で活躍したバスで、1893年の
「ファルスタッフ」初演でピストーラを歌っていました。合衆国でも人気が高
く、ニューヨークのメトとマンハッタン・オペラ、そしてシカゴで歌い、ここ
で亡くなっています。ほかにジョヴァンニ・グラヴィーナ(1872-1912)のアリ
アを収録。

PRCD 89635 \1780
マルシャル・サンゲル アリア集
リュリ:「アマディス」
グレトリー:「獅子王リシャール」
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」
グノー:「ロメオとジュリエット」
トーマ:「ハムレット」
マスネ:「エロディアート」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
ビゼー:「カルメン」
アーン:「ヴェニスの商人」
ワーグナー:「ローエングリーン」,「パルジファル」
からのアリア,場面
ドビュッシー:フランソワ・ヴィヨンの3つの譚歌
ラヴェル:ドゥルシネに心を寄せるドン・キショット
マルシャル・サンゲル(Br)
パウル・ブライザッハ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
モーリス・アブラヴァネル(指)コロンビア放送交響楽団
ピエロ・コッポラ(指)管弦楽団
マルシャル・サンゲル(1904-1990)は、フランスの南西角にあたるベアルン地
方のオロロン・サント・マリ出身のバリトン。ボーイソプラノとして教会で
歌った後、1930年代にパリを中心に活躍していましたが、ナチスのフランス
侵攻を避けて合衆国に移住。1943年からメトのフランスオペラでスターとな
り、1958年まで出演しています。1954年にミュンシュが指揮した「ファウス
トの劫罰」でメフィストフェレを歌っているのが代表的録音。合衆国に永住
してカリフォルニアで亡くなっています。フランス人バリトンらしい軽い風
合いと高い音まで伸びる美声で、幅広い役柄をこなしました。中でも、彼が
復活させて広めたトーマの「ハムレット」のタイトルロールは見事。ちなみ
に彼は名教師としても知られ、ジェイムズ・キング、ジャニーヌ・アルトマ
イヤー、トーマス・モーザー、トーマス・ハンプソンら多くの名歌手を育て
あげています。そういわれてみれば、声の出し方にはハンプソンと共通した
ものがあるような。





<VENEZIA>
CDVE04242 \1150
カリンニコフ:交響曲第1番 1975年
カリンニコフ:交響曲第2番 1968年
スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団 

CDVE04243 \1150
シチェドリン:バレエ音楽「カルメン」組曲
ロジェストヴェンスキー指揮ボリショイ歌劇場管弦楽団 1967年
シチェドリン:「ケーテン市の為の音楽」
スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥーゾ室内管弦楽団 1986年
ロジェストヴェンスキー指揮の「カルメン」は同曲違演奏中のベスト盤。
「ケーテン市の為の音楽」はバッハ生誕300年の記念すべき年(1985年)
にバッハのニ短調チェンバロ協奏曲をモチーフに作曲された3楽章の現代的な
音楽。

CDVE24244 2枚組 \1280
ストラヴィンスキー:バレエ作品集
春の祭典 1966年
ペトルーシュカ 録音年代不明
カルタ遊び 1970年
妖精の口づけ 1998年
スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団





<AUDIOPFILE>
ALP-101999A 4枚組 \1600
※限定終了入荷済み 終了の場合はご容赦願います
「コンセルトヘボウ・シリーズ」
CD-1
シューベルト:交響曲第9番
ブリテン:4つの海の間奏曲とパッサカリア
CD-2
ブルックナー:交響曲第4番
以上 ベイヌム指揮
CD-3
モーツァルト:交響曲第25番
マーラー:さすらう若人の歌
ファリャ:スペインの夜の庭
バリトーク:ビオラ協奏曲
以上 クレンペラー指揮
CD-4
ワーグナ:ファウスト序曲
R.シュトラウス:ドン・キホーテ、最後の4つの歌
以上 セル指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管






<BRILLIANT>
BRL-7615 \550
テデスコ:ギター協奏曲全集
2台のギターと管弦楽のための協奏曲
ギター協奏曲第1&2番
マッシモ・フェリチ
ロレンツォ・ミケーリ
マイケル・サマーズ指揮
アブルッツェーゼ交響楽団

BRL-7794 2枚組 \990
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集
パガニーニの主題の狂詩曲
ルディ、ヤンソンス
サンクト・ペテルブルグ・フィル

BRL-7980 4枚組 \1980
プーランク:ピアノ&室内楽曲集
ガブリエル・タッキーノ
ピエール・フルニエ、他

BRL-92892 2枚組 \990
ボッケリーニ:ギター五重奏曲全集
エロス・ロゼッリ
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL-93001 2枚組 \990
グレゴリオ聖歌集
スタン・ホラールト
スコラ・カントゥルム・カロルス・マニュス

BRL-93007 4枚組 \1980
フォーレ:ピアノ作品集
ジャン=フィリップ・コラール

BRL-93008 2枚組 \990
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
ジェフリー・テイト
ロッテルダム・フィル

BRL-93005 10枚組 \4490
ヴィクトル・トレチャコフ・エディション




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72212 3枚組 \4950
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.12
第135番「ああ主よ、哀れな罪人なるわれを」BWV135
第124番「われはわがイエスを捨てず」BWV124
第121番「われらキリストをたたえまつる」BWV121
第111番「わが神の欲したもうこと、つねに起こらん」BWV111
第99番「神の御業は善きかな」BWV99
第78番「わが魂なるイエスよ」BWV78
第114番「ああ、愛するキリスト者よ、心安んぜよ」BWV114
第91番「御身はたたえられよ、イエス・キリストよ」BWV91
第107番「汝何を悲しまんとするや」BWV107
第116番「御身平和の王、主イエス・キリストよ」BWV116
第8番「愛する神よ、われいつの日に死すや」BWV8
リサ・ラーション、シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)
アンネッテ・マルケルト(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
録音:2000年3月、アムステルダム、フランス改革派教会
Warner/Eratoからの移行再発売。当巻にて当シリーズの移行再発売は完了しま
した。

CC 72149 2枚組 \3300
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集
第1番へ長調 BWV1046(*)/第2番へ長調 BWV1047(*)
第3番ト長調 BWV1048(+)/第4番ト長調 BWV1049(#)
第5番 BWV1050(*)/第6番 BWV1051(+)
ヤン・ウィレム・デ・フリーント(指揮)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
録音:1995年10月(*)、1996年2月(+)、同年3月(#)、
アムステルダム、フランス改革派教会
1982年創設、「モダーン楽器のピリオド奏法」の元祖的存在であるコンバッ
ティメント・コンソートによる「ブランデンブルク協奏曲」。オランダ・
ヴァンガードからの移行再発売ですが、ヴァンガード盤の流通期間が非常に
短かったので新発売同様といえるでしょう。第2番と第4番のリコーダーは
マリオン・フェアブリュッヘン、そして第5番のフルートはジャック・ズー
ンが担当しています。聴き通してみれば、すでに10年も前から、ピリオドと
モダーンの間の垣根は超えられていたのだと感慨もひとしおです。サクサク
と刻む弦、切れ味のいいホルン、楽器と奏法のメリットだけが幸福に結合し
た名演と言えるでしょう。

SACC 72097(SACD-Hybrid) \2280
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲全集
第1番ニ短調 Op.49/第2番ハ短調 Op.66
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
クラウス=クリスティアン・シュスター(ピアノ)
アミラム・グランツ(ヴァイオリン)
マルティン・ホルンシュタイン(チェロ)
録音:2002年6月、デン・ボス、音楽センター

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする