★当店HPに下記の4レーベルの総合リストを、PDFファイルでアップしま
した。廃盤・製造中止商品も含まれますので、ご検討の参考程度にご利用
下さい。(不定期ですが他のレーベルもアップする予定です)
CAPRICCIO、CHANDOS、CHANNEL CLASSICS、Hyperion
==================================
<ATMA>
ACD2 2324 \1650
ワイル:
「マリー・ギャラント」-私は船を待っている
「三文オペラ」-海賊ジェニー,
「マハゴニー」-アラバマ・ソング
「ハッピー・エンド」-スラバヤ・ジョニー,水夫のタンゴ
ユーカリ,ナンナの歌,あなたを愛してない,
交響曲第2番
ディアーヌ・デュフレーヌ(歌)
ヤニク・ネゼ=セガン(指)モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
前半はワイルのナンバーを8曲。歌うは、モントリオールが誇るフレンチ・
ポップス、シャンソンのシンガー、ディアーヌ・デュフレーヌ。1944年生ま
れで、1970-80年代にハジケた歌とステージで大人気だった歌手です。さすが
の見事な表現力。英語のアラバマ・ソング以外は全てフランス語で、バック
がフル・オーケストラということもあって、生々しくかつ高級感も大です。
後半は1933年作の交響曲、一転してシリアスな作品です。2000年以来、もう
すぐ6年のコンビとなるネゼ=セガンとOMGMの良好な関係が滲む好演です。
ACD2 2353 \1650
デ・パブロ:作品集
パライソと死の舞踊
第二注解
眠る理性
ロレーヌ・ヴェランクール(指)ヌーヴェル・アンサンブル・モデルヌ
現代スペインの作曲家、ルイス デ パブロ(1930-)の作品を収録。「パライソ
と死の舞踊」が1991-1992年、「第二注解」が1993年、「眠る理性」が2003年
の作品。
ACD2 2295 \1650
ロラン:
フェスティヴァル Op.27
寓話 Op.9
フルートとピアノのためのソナタ Op.29
動物小話集 Op.22
フルート、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲 Op.17
アン・ロバート(Vn) 、アガト・マーテル(S)
ミシェル・ブラヴァンス(Fl)
ヴェロニク・ポトヴァン(Va) マルク・ブルドー(P)
ラシェル・ロランは、1961年生まれのカナダのオルガニスト、作曲家。「フェ
スティヴァル」は、モントリオールなどカナダにまつわる6つのフェスティ
ヴァルを題材にしたもの。「寓話」は、フランスの詩人、ジャン・ド・ラ・
フォンテーヌの、「動物小話集」はギヨーム・アポリネールの作品からイン
スピレーションを受けたもの。
ACD2 2323 \1650
コンクール・モリナーリ 2003年,2004年
優勝 タジュディン:メディアシ・ウキラン
第2位 チョ:四重奏曲第2番
第3位 ポルフィリアディス:ドロメナ
名誉賞 ロデス:イグノタリアス
モリナーリ四重奏団
第2回モリナーリ四重奏団国際作曲コンペティションの上位作を収録。優勝し
たタズル・イザン・タジュディンは1969年マレーシア生まれ。これに先立ち、
2002年度の武満徹作曲賞において「テヌナン II」という作品で第1位を得て、
湯浅譲二氏から「大変可能性をもったアジアの人」と絶賛されています。
ACD2 2363 \1650
デュフレーヌ:ナウバ
マザー:クラリネットと弦楽のための五重奏曲
プッスール:ナチュラル
ゴヌヴィユ:虹の島
ラポルト:第一素材で
ロネッダ・アンサンブル,ほか 、ジャン=ピエール・プヴィオン(Cl),
テルス四重奏団 フランシス・オルヴァル(Hr)
ヨランド・パラン(S) ユテルプ四重奏団
モントリオール音楽院と、リエージュ音楽院の交流から作品と演奏。ポーラ
・デュフレーヌとアンリ・プッスールがベルギーの、ブルース・マザーとミ
シャル・ゴヌヴィユ、ジャン=フランソワ・ラポルトがケベックの作曲家。
ACD2 2375 2枚組 \3300
“フォーラム2004”-第7回国際若者作曲家会議
アダメク:曲がりくねった言葉
カルヴァルホ:位相幾何学的弱点
ユン:非の打ち所のない振動
ジョンソン:凍った光
ビロドー:一撃で
ハーパマキ:フレッシュ
トレス:協奏二重奏曲
ロレーヌ・ヴェランクール(指)ヌーヴェル・アンサンブル・モデルネ
“フォーラム”は、ヌーヴェル・アンサンブル・モデルネ、モントリオール
大学音楽部、カナダ放送協会による現代音楽イヴェント。その2004年の作品
から7曲を収録。オンドレイ・アダメクはチェコ、ギリェルミ・カルバルホは
ブラジル、デュ・ユンは中国、ディレク・ジョンソンは合衆国、ジュリアン
・ビドローはカナダ、サムポ・ハーパマキはフィンランド、ロラン・トレス
はフランス野出身。いずれも1970年代後半の生まれの若者たち。
ACD2 2361 \1650
“恍惚の輪”
賛辞
対話
雄鹿のように…
祈祷
ラ・スコラ・サン=グレゴワール
アレプ・オリエンタル・オーケストラ
これはやや民族音楽系。シリアのオーケストラによる音楽と、ケベックのグレ
ゴリ聖歌の団体がコラボレーション。不思議な融合を見せています。
<PREISER>
KDC 5009 \2250
ニコライ:「流刑者の帰国」-聖なる炎
ベッリーニ:「海賊」-その汚れない微笑と
ベッリーニ:「夢遊病の女」-取っておくれ、君に贈るこの指環
ベッリーニ:「夢遊病の女」-おお花よ、お前がこんなに早くしおれて
ヴェルディ:「トラヴィアータ」-さようなら過ぎ去った日よ
カタラーニ:「鎌」-愛…愛
マスカーニ:
「友人フリッツ」-スゼル、おはよう…すべてが沈黙しているけれど
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-わたしのお父さん
からのアリア,場面
中嶋彰子(S)
ダリオ・シュムンク(T),アントーニア・ライナース(Ms)
ニルス・ムース(指)スロヴァキア放送交響楽団
録音:2005年8月
ウィーンで大ブレイクして「世界のアキコ」になったソプラノ歌手、中嶋彰
子の初のアリア集です。中嶋は釧路の出身、15才でシドニーに渡り音楽教育
を受け、1992年から活動をヨーロッパに移し、ことに1999年 からウィーン・
フォルクスオーパーの専属歌手になって爆発的人気を得ました。日本では
2003年の「フィガロの結婚」、2005年と2006年の「コジ・ファン・トゥッテ」
といずれも極めて高い評価を得ています。中嶋は、一方で黒髪のようなしっ
とりとした艶のある美感の声を持ちつつ、同時に日本人ではなかなか踏み込
めない強い感情表現の意欲をも備えており、ことに19世紀のロマン派の情熱
的なヒロインに見事な適正を見せます。このCDに収められた歌はいずれも中
嶋の美感を遺憾なく発揮した名唱ばかり。ことにベッリーニの「海賊」は、
幾多の大プリマドンナの歌にも引けを取らぬ素晴らしいものです。なお、ニ
コライの「流刑者の帰国」のレオノーレのアリアは世界初録音。共演のテノ
ール、ダリオ・シュムンクはブエノス・アイレス出身。1999年にフランコ・
コレッリ国際声楽コンコルソで優勝。滴るような美声の持ち主で、現在ウィ
ーンやヴェネツィアなどを中心に大躍進しています。カタラーニの「鎌」とい
う珍しい作品が、二人の手によって極めて感動的な音楽になっています。中
嶋が既に大歌手への扉を開けて足を踏み入れていることが嫌というほど分か
る、素晴らしいアリア集です。
<SUPRAPHON>
=ターリヒ・エディション3タイトル=
SU 3826 \1350
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1954年6月10-12日、21日、7月2-3日
プラハ、ルドルフィヌム
1954年「プラハの春音楽祭」のテーマはチェコ音楽年(スメタナ生誕130周年
の年でもありました)。5月12日に行われたターリヒ&チェコ・フィルによる
「わが祖国」のコンサートでは未曾有の熱狂に会場が包まれました。これを
受けての当録音は、1929、40年につぐ、ターリヒにとって3度目にして最後の
「わが祖国」にあたるものです。1919年10月27日。チェコスロヴァキア共和
国建国記念の晩に初めて指揮して以来、ターリヒとは分かち難い結びつきを
持つ作品です。
SU 3827 \1350
ドヴォルザーク:交響詩集
「水の精」Op.107(B 195)
「真昼の魔女」Op.108(B 196)
「金の紡ぎ車」Op.109(B 197)
「野ばと」Op.110(B 198)
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1949年7月14日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
1951年4月4日、1951年3月20日、1951年4月2-3日プラハ、ルドルフィヌム
1922-23年のシーズンに4作まとめて「チェコの交響詩シリーズ」として、タ
ーリヒが取り上げたドヴォルザークの交響詩集。「野ばと」を除く曲目は54
年プラハの春での実況も残されていますが、ターリヒの生気あふれる音楽を
伝えるものとして当録音もたいへん貴重です。
SU 3828 \1350
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)
プラハ放送SO. チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1953年4月9-11日プラハ放送スタジオ
1953年7月8-11日プラハ、ルドルフィヌム
ショスタコーヴィチやムラヴィンスキーとも親交のあったターリヒ。彼は生
涯数度にわたり、ロシア・コンサート・ツアーを行っています。1933年の2月
と3月にかけて行ったツアーでも当アルバムとこちらと同じプログラムを演奏
しています。ロシア音楽も、チェコと並んでターリヒにとって重要なレパー
トリー。
<CASCAVELLE>
=ラジオ・スイス・ロマンド=
RSR 6193 \2080
「1953年モントルー9月音楽祭ライヴ」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲
ナタン・ミルシテイン(Vn)
アンドレ・クリュイタンス(指)ケルン・ギュルツェニヒO.
録音:1953年9月7日モントルー、パビリオン
(スイス・ロマンド放送によるライヴ収録)
このようなライヴ音源が残されていたとは!チャイコフスキーが白熱の演奏。
特に第1楽章。ほかの40年、59年&72年とあるすべてのスタジオ盤が作り物め
いて聞こえるほど圧倒的。ちょっとあり得ない、ものすごいヴァイオリンが
聴けます。クリュイタンスの指揮もまたテンポが自在で生き物のよう。一歩
も譲らぬきわめてスリリングなやりとりのため、第1楽章が終わるやいなや
会場から拍手が沸き起こるほど。クリュイタンスによる珍しいストラヴィン
スキーでは、鋭い響きにオケも一変。バレエ音楽における語り口のうまさは
さすがというほかありません。ミルシテイン、クリュイタンスそしてギュル
ツェニヒ管。このような異色の顔合わせが実現し得たのは音楽祭というイベ
ントならではといえるでしょう。ライヴの熱さと躍動感がビシビシと伝わっ
てくる一枚です。
RSR 6187 \2080
オネゲル:
組曲「スイスの祭りの日」
ラジオ・パノラミック
バレエ音楽「雅歌」
ブリギッテ・バレイズ(Ms)クリストフ・アインホルン(T)
マルコス・フィンク(Bs-Br)
ジャック・チャムケルテン(オンド・マルトノ)
ローザンヌ・プロ・アルテCho.
ギヨーム・トゥルニエール(指)スイス・ロマンドO.
録音:2005年8月27-30日ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
オネゲルに関心のある方には、これは見逃せないアルバムが登場します。7曲
からなる組曲「スイスの祭りの日」は、機能美ともいうべき運動性あふれる内
容がまぎれもなくオネゲルその人を感じさせます。1945年ヴィンテルトゥール
で作曲。1935年ジュネーヴで作曲の「ラジオ・パノラミック」は文字通り、
ジュネーヴ放送10周年を記念してラジオ放送用に書かれたもの。全2幕からな
るバレエ音楽「雅歌」は、1938年にパリのオペラ座で初演されています。指
揮のトゥルニエールをはじめ、作品の魅力を伝える優れた演奏です。
RSR 6172 \2080
フランク・マルタン:小協奏交響曲
同:弦楽オーケストラのための練習曲集
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
[ボーナス・トラック]パウル・ザッハー、R.シュトラウスについて語る
グザヴィエ・ド・メストレ(Hrp)ジョリ・ヴィニクール(Cem)
デーネシュ・ヴァーリョン(P)
アルミン・ジョルダン(指)ローザンヌ室内O.
録音:2002年9月7-10日ローザンヌ、サル・メトロポル
1995年2月16日スイス・ロマンド放送アーカイヴ
パウル・ザッハーはバルトーク、ヒンデミット、オネゲルなどさまざまな作
曲家に作品を委嘱したことで知られるスイスの名指揮者。ハープ、チェンバ
ロ、ピアノと2群の弦楽オケという編成による小協奏交響曲は、そのザッハー
の委嘱作で代表作。序曲と4つの練習曲からなる練習曲集も、ザッハーの要請
で作曲されたもの。ここには初演者ザッハーに献呈されたシュトラウスを含
め、すべて「20世紀音楽のパトロン」ゆかりの作品が収められています。
RSR 6169 \2080
ノルベール・モレ:
トランペット協奏曲
組曲「時の印象」-2つの弦楽オケのための
ホルン協奏曲
ジェフリー・シーガル(Trp)オッコ・カム(指)ローザンヌ室内O.
へスス・ロペス=コボス(指)ローザンヌ室内O.
ブルーノ・シュナイダー(Hrn)
へスス・ロペス=コボス(指)ローザンヌ室内O.
録音:2001年3月9&10日、1998年10月17日&1999年2月24日、
1998年10月14&16日以上すべてスイス・ロマンド放送収録
モレ(1921-98)はパリでメシアンとレイボヴィッツに、さらにウィーンでオ
ネゲル、フルトヴェングラー、クラウスに師事したスイスの作曲家。
RSR 6177 \2080
「ローザンヌ室内管弦楽団ライヴ名演集2003-2004」
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番
ハインツ・ホリガー:歌曲集「朝の星」
J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲Op.437
フリードリヒ・グルダ:チェロ協奏曲より第2、第3楽章
シューマン:交響曲第3番変ホ長調「ライン」より第3-5楽章
トン・コープマン(Cem.&指)
ハインツ・ホリガー(指)
ローレンス・フォスター(指)
ブルーノ・ワインマイスター(Vc)オッコ・カム(指)
クリスチャン・ツァハリアス(指)ローザンヌ室内O.
録音:2004年1月27日、2003年10月28日、2003年11月25日
2004年1月13日ローザンヌ、サル・メトロポル
2004年3月25日ヴィクトリア・ホール
1940年創設、スイスの名門ローザンヌ室内管の近況を伝えるライヴ録音集。
<Soli Deo Gloria>
SDG 121 2枚組 \3380
J.S.バッハ:カンタータ集VOL.26-聖霊降臨節のためのカンタータ集-
カンタータ第34番「おお永遠の火、おお愛の源よ」BWV 34
カンタータ第59&74番「人もしわれを愛せば、わが言を守らん」BWV 59&74
(全8曲から成り、第1部前半4曲がBWV59、第2部後半4曲がBWV74)
カンタータ第68番「げに神はかくまで世を愛して」BWV 68
カンタータ第172番「歌よ、響け」BWV 172
カンタータ第173番「高く挙げられし血肉よ」BWV 173
カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」BWV 174
リサ・ラーション(S)、ナタリー・シュトゥッツマン(A)、
デレク・リー・レイギン(C-T)、クリストフ・ゲンツ(T)、
パナヨティス・イコノム(B)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、
モンテヴェルディ合唱団
教会暦でもっとも重要な祝日のひとつ、聖霊降臨節のためのカンタータ集で
す。聖霊降臨節は、キリストの昇天の10日後、使徒たちに聖霊がくだり、皆
が様々な言語で話すようになり、キリストの教えが本格的に世に広まるよう
になったものです。バッハのカンタータ中唯一、ソプラノとバスの二重唱で
幕を開ける第59番、華やかな合唱の第172番、ヴァラエティに富んだ内容です。
ガーディナー自身の、バッハやキリストに対する思いが色濃く反映されてい
る、パッションに満ちた演奏です。
<ARTS>
●ARCHIVESシリーズ
43012 \1480
モーツァルト:ソプラノのための器楽コンチェルタントを伴うアリア集
(誠実な心、私の愛するイエス、聖なる神に従い(2曲)、イエスの甘き思い
出、めでたし元后、私の救いの神よ、創り主である神よ、希望は杖の役目)
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
クラウス・ドナート(指揮)スーク室内管弦楽団
ディーター・クレッカー(Cl)、
ヨゼフ・スーク(Vn)
カール=オットー・ハルトマン(Fg)
録音:1987年6月3-10日 プラハ、
DDD、62:24、24bit/96kHzリマスター
いずれも楽器のオブリガートがついた、ソプラノとのコンチェルタートのアリ
アである。モーツァルトの真作かどうかは分かっていないので、「伝モーツァ
ルト」とすべき作品であるが、だからといって価値のない作品というわけでは
ない。ことにここでは、ヘレン・ドナートのソプラノ、その夫君クラウス・ド
ナートの指揮、さらにクラリネットの名手ディーター・クレッカー(楽譜を収
拾したのは彼だという)、大ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークと、極めて優
れた演奏者が集まり、充実した演奏となっている。
43063 2枚組 \2960
モーツァルト:「イドメネオ」
ペーター・マーク(指揮)RAIローマ交響楽団,合唱団
アルド・ベルトッチ(T イドメネオ)
ゲオルク・イェルデン(T イダマンテ)
アグネス・ギーベル(S イリア)
イルムガルト・シュタードラー(S エレットラ)
チェーザレ・ポンセ・デ・レオン(Br アルバーチェ)
デイヴィッド・ウォード(Bs 大祭司)
録音:1965年10月8日ADD、STEREO、125:20
名指揮者ペーター・マークの貴重な音源がまた一つ陽の目を見た。1965年ロー
マでのモーツァルト「イドメネオ」、放送用の演奏会形式のライヴ録音である。
マークのモーツァルトは高い評価を得ていたが、オペラの録音が極めて少なく、
この「イドメネオ」は、ARTSから先に発売された「コジ・ファン・トゥッテ」
(43035)と共に歓迎されるものだろう。1960年代のマークならではの、清潔
でキビキビした音楽作りは、今聞いても古びた印象がない。改めてマークの素
晴らしさを思い知らされる録音である。
●ブルー・ライン24bit/96kHzシリーズ
47711 \1480
「私の甘いため息-バロックのアリア集」
モンテヴェルディ:
私の甘いため息,美しいお嬢さん,東方に夜明けが来る時,
主よ、あなたに感謝します
フレスコバルディ:黄金の舟の中で,ああ我が心
ダウランド:
暗闇に住まわせておくれ,さあもういちど、愛が呼んでいる,もし私の嘆きで,
流れよ水晶の涙
ディンディア:
素直に人々は言う,彼らは私の涙に泣いた,
あなたにはたくさん言いたいことがある
カッチーニ:麗しのアマリッリ
ほかジョーンズ、ヘンデルのアリア(全18曲)
ウィリアム・マッテウッツィ(テノール)
ハンス・ルートヴィヒ・ヒルシュ(指揮)
ミュンヘン・バロックゾリステン
録音:1991年10月DDD、
ウィリアム・マッテウッツィは1980年代から90年代にかけて、主としてロッシ
ーニに不可欠な高音テノールとして活躍した。同時に彼のふわりとしたテノー
ルは、バロック音楽にも高い適正を持っている。これは1991年、彼の全盛期に
録音されたもの。ヒルシュの率いる小編成の時代楽器アンサンブルに乗って、
マッテウッツィならではの力の抜けきった声が美しく響き渡っている。
<STUDIO M- RECORDSレーベル(日本)>
STUDIO M-RECORDSはフルート奏者、水越典子氏が主宰し彼女の演奏を紹介す
るために設立された新しいレーベルです。カール・ライスターやゴールウェ
イらの録音を手がけたこともある名ディレクター、テイエ・ファン・ギース
ト氏によるみずみずしい録音もぜひお聴き頂きたいところ。フィンランド、
デンマーク、アメリカ、イタリア・・・そして日本と世界中から選ばれた隠
れたフルートの名曲をお届けします。
心洗われるフルートの旋律の花束をお楽しみ下さい。
MOCD15805 \1900
河合隼雄氏(文化庁長官)推薦!
フルートのこだま/詩の旅人~水越典子
メラルティン:子守歌 作品44-4、
ニールセン:霧が晴れてきた作品41、
ヴォーン・ウィリアムズ:舞踏組曲(即興曲、ユーモレスク、ガボット、
パスピエ)、
バーバー:カンツォーネ、
ドニゼッティ:ソナタ ハ長調
TH.ベーム:エレジー 作品47、
チャイコフスキー:6月、バルトーク:村の夕暮れ、
P.O.フェルー:3つの小品(フルート独奏)、
賀緑汀(李煥之 編曲):牧童短笛、
平尾貴四男:ソナチネ
水越典子(Fl)
岡原慎也(Pf)
録音:2005年8月14-16日
大阪石原ホール
ディレクター:テイエ・ファン・ギースト
水越典子プロフィール:大阪生まれ。12才より川口勝治郎氏のもとでフルー
トを学び始める。京都市立芸術大学音楽学部で白石孝子、伊藤公一、植村泰
一の諸氏に師事。後にオーレル・ニコレ、ハンス・ペーター・シュミッツ、
ポール・マイゼンのもとでも研鑽を積む。
した。廃盤・製造中止商品も含まれますので、ご検討の参考程度にご利用
下さい。(不定期ですが他のレーベルもアップする予定です)
CAPRICCIO、CHANDOS、CHANNEL CLASSICS、Hyperion
==================================
<ATMA>
ACD2 2324 \1650
ワイル:
「マリー・ギャラント」-私は船を待っている
「三文オペラ」-海賊ジェニー,
「マハゴニー」-アラバマ・ソング
「ハッピー・エンド」-スラバヤ・ジョニー,水夫のタンゴ
ユーカリ,ナンナの歌,あなたを愛してない,
交響曲第2番
ディアーヌ・デュフレーヌ(歌)
ヤニク・ネゼ=セガン(指)モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
前半はワイルのナンバーを8曲。歌うは、モントリオールが誇るフレンチ・
ポップス、シャンソンのシンガー、ディアーヌ・デュフレーヌ。1944年生ま
れで、1970-80年代にハジケた歌とステージで大人気だった歌手です。さすが
の見事な表現力。英語のアラバマ・ソング以外は全てフランス語で、バック
がフル・オーケストラということもあって、生々しくかつ高級感も大です。
後半は1933年作の交響曲、一転してシリアスな作品です。2000年以来、もう
すぐ6年のコンビとなるネゼ=セガンとOMGMの良好な関係が滲む好演です。
ACD2 2353 \1650
デ・パブロ:作品集
パライソと死の舞踊
第二注解
眠る理性
ロレーヌ・ヴェランクール(指)ヌーヴェル・アンサンブル・モデルヌ
現代スペインの作曲家、ルイス デ パブロ(1930-)の作品を収録。「パライソ
と死の舞踊」が1991-1992年、「第二注解」が1993年、「眠る理性」が2003年
の作品。
ACD2 2295 \1650
ロラン:
フェスティヴァル Op.27
寓話 Op.9
フルートとピアノのためのソナタ Op.29
動物小話集 Op.22
フルート、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲 Op.17
アン・ロバート(Vn) 、アガト・マーテル(S)
ミシェル・ブラヴァンス(Fl)
ヴェロニク・ポトヴァン(Va) マルク・ブルドー(P)
ラシェル・ロランは、1961年生まれのカナダのオルガニスト、作曲家。「フェ
スティヴァル」は、モントリオールなどカナダにまつわる6つのフェスティ
ヴァルを題材にしたもの。「寓話」は、フランスの詩人、ジャン・ド・ラ・
フォンテーヌの、「動物小話集」はギヨーム・アポリネールの作品からイン
スピレーションを受けたもの。
ACD2 2323 \1650
コンクール・モリナーリ 2003年,2004年
優勝 タジュディン:メディアシ・ウキラン
第2位 チョ:四重奏曲第2番
第3位 ポルフィリアディス:ドロメナ
名誉賞 ロデス:イグノタリアス
モリナーリ四重奏団
第2回モリナーリ四重奏団国際作曲コンペティションの上位作を収録。優勝し
たタズル・イザン・タジュディンは1969年マレーシア生まれ。これに先立ち、
2002年度の武満徹作曲賞において「テヌナン II」という作品で第1位を得て、
湯浅譲二氏から「大変可能性をもったアジアの人」と絶賛されています。
ACD2 2363 \1650
デュフレーヌ:ナウバ
マザー:クラリネットと弦楽のための五重奏曲
プッスール:ナチュラル
ゴヌヴィユ:虹の島
ラポルト:第一素材で
ロネッダ・アンサンブル,ほか 、ジャン=ピエール・プヴィオン(Cl),
テルス四重奏団 フランシス・オルヴァル(Hr)
ヨランド・パラン(S) ユテルプ四重奏団
モントリオール音楽院と、リエージュ音楽院の交流から作品と演奏。ポーラ
・デュフレーヌとアンリ・プッスールがベルギーの、ブルース・マザーとミ
シャル・ゴヌヴィユ、ジャン=フランソワ・ラポルトがケベックの作曲家。
ACD2 2375 2枚組 \3300
“フォーラム2004”-第7回国際若者作曲家会議
アダメク:曲がりくねった言葉
カルヴァルホ:位相幾何学的弱点
ユン:非の打ち所のない振動
ジョンソン:凍った光
ビロドー:一撃で
ハーパマキ:フレッシュ
トレス:協奏二重奏曲
ロレーヌ・ヴェランクール(指)ヌーヴェル・アンサンブル・モデルネ
“フォーラム”は、ヌーヴェル・アンサンブル・モデルネ、モントリオール
大学音楽部、カナダ放送協会による現代音楽イヴェント。その2004年の作品
から7曲を収録。オンドレイ・アダメクはチェコ、ギリェルミ・カルバルホは
ブラジル、デュ・ユンは中国、ディレク・ジョンソンは合衆国、ジュリアン
・ビドローはカナダ、サムポ・ハーパマキはフィンランド、ロラン・トレス
はフランス野出身。いずれも1970年代後半の生まれの若者たち。
ACD2 2361 \1650
“恍惚の輪”
賛辞
対話
雄鹿のように…
祈祷
ラ・スコラ・サン=グレゴワール
アレプ・オリエンタル・オーケストラ
これはやや民族音楽系。シリアのオーケストラによる音楽と、ケベックのグレ
ゴリ聖歌の団体がコラボレーション。不思議な融合を見せています。
<PREISER>
KDC 5009 \2250
ニコライ:「流刑者の帰国」-聖なる炎
ベッリーニ:「海賊」-その汚れない微笑と
ベッリーニ:「夢遊病の女」-取っておくれ、君に贈るこの指環
ベッリーニ:「夢遊病の女」-おお花よ、お前がこんなに早くしおれて
ヴェルディ:「トラヴィアータ」-さようなら過ぎ去った日よ
カタラーニ:「鎌」-愛…愛
マスカーニ:
「友人フリッツ」-スゼル、おはよう…すべてが沈黙しているけれど
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-わたしのお父さん
からのアリア,場面
中嶋彰子(S)
ダリオ・シュムンク(T),アントーニア・ライナース(Ms)
ニルス・ムース(指)スロヴァキア放送交響楽団
録音:2005年8月
ウィーンで大ブレイクして「世界のアキコ」になったソプラノ歌手、中嶋彰
子の初のアリア集です。中嶋は釧路の出身、15才でシドニーに渡り音楽教育
を受け、1992年から活動をヨーロッパに移し、ことに1999年 からウィーン・
フォルクスオーパーの専属歌手になって爆発的人気を得ました。日本では
2003年の「フィガロの結婚」、2005年と2006年の「コジ・ファン・トゥッテ」
といずれも極めて高い評価を得ています。中嶋は、一方で黒髪のようなしっ
とりとした艶のある美感の声を持ちつつ、同時に日本人ではなかなか踏み込
めない強い感情表現の意欲をも備えており、ことに19世紀のロマン派の情熱
的なヒロインに見事な適正を見せます。このCDに収められた歌はいずれも中
嶋の美感を遺憾なく発揮した名唱ばかり。ことにベッリーニの「海賊」は、
幾多の大プリマドンナの歌にも引けを取らぬ素晴らしいものです。なお、ニ
コライの「流刑者の帰国」のレオノーレのアリアは世界初録音。共演のテノ
ール、ダリオ・シュムンクはブエノス・アイレス出身。1999年にフランコ・
コレッリ国際声楽コンコルソで優勝。滴るような美声の持ち主で、現在ウィ
ーンやヴェネツィアなどを中心に大躍進しています。カタラーニの「鎌」とい
う珍しい作品が、二人の手によって極めて感動的な音楽になっています。中
嶋が既に大歌手への扉を開けて足を踏み入れていることが嫌というほど分か
る、素晴らしいアリア集です。
<SUPRAPHON>
=ターリヒ・エディション3タイトル=
SU 3826 \1350
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1954年6月10-12日、21日、7月2-3日
プラハ、ルドルフィヌム
1954年「プラハの春音楽祭」のテーマはチェコ音楽年(スメタナ生誕130周年
の年でもありました)。5月12日に行われたターリヒ&チェコ・フィルによる
「わが祖国」のコンサートでは未曾有の熱狂に会場が包まれました。これを
受けての当録音は、1929、40年につぐ、ターリヒにとって3度目にして最後の
「わが祖国」にあたるものです。1919年10月27日。チェコスロヴァキア共和
国建国記念の晩に初めて指揮して以来、ターリヒとは分かち難い結びつきを
持つ作品です。
SU 3827 \1350
ドヴォルザーク:交響詩集
「水の精」Op.107(B 195)
「真昼の魔女」Op.108(B 196)
「金の紡ぎ車」Op.109(B 197)
「野ばと」Op.110(B 198)
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1949年7月14日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
1951年4月4日、1951年3月20日、1951年4月2-3日プラハ、ルドルフィヌム
1922-23年のシーズンに4作まとめて「チェコの交響詩シリーズ」として、タ
ーリヒが取り上げたドヴォルザークの交響詩集。「野ばと」を除く曲目は54
年プラハの春での実況も残されていますが、ターリヒの生気あふれる音楽を
伝えるものとして当録音もたいへん貴重です。
SU 3828 \1350
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)
プラハ放送SO. チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1953年4月9-11日プラハ放送スタジオ
1953年7月8-11日プラハ、ルドルフィヌム
ショスタコーヴィチやムラヴィンスキーとも親交のあったターリヒ。彼は生
涯数度にわたり、ロシア・コンサート・ツアーを行っています。1933年の2月
と3月にかけて行ったツアーでも当アルバムとこちらと同じプログラムを演奏
しています。ロシア音楽も、チェコと並んでターリヒにとって重要なレパー
トリー。
<CASCAVELLE>
=ラジオ・スイス・ロマンド=
RSR 6193 \2080
「1953年モントルー9月音楽祭ライヴ」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲
ナタン・ミルシテイン(Vn)
アンドレ・クリュイタンス(指)ケルン・ギュルツェニヒO.
録音:1953年9月7日モントルー、パビリオン
(スイス・ロマンド放送によるライヴ収録)
このようなライヴ音源が残されていたとは!チャイコフスキーが白熱の演奏。
特に第1楽章。ほかの40年、59年&72年とあるすべてのスタジオ盤が作り物め
いて聞こえるほど圧倒的。ちょっとあり得ない、ものすごいヴァイオリンが
聴けます。クリュイタンスの指揮もまたテンポが自在で生き物のよう。一歩
も譲らぬきわめてスリリングなやりとりのため、第1楽章が終わるやいなや
会場から拍手が沸き起こるほど。クリュイタンスによる珍しいストラヴィン
スキーでは、鋭い響きにオケも一変。バレエ音楽における語り口のうまさは
さすがというほかありません。ミルシテイン、クリュイタンスそしてギュル
ツェニヒ管。このような異色の顔合わせが実現し得たのは音楽祭というイベ
ントならではといえるでしょう。ライヴの熱さと躍動感がビシビシと伝わっ
てくる一枚です。
RSR 6187 \2080
オネゲル:
組曲「スイスの祭りの日」
ラジオ・パノラミック
バレエ音楽「雅歌」
ブリギッテ・バレイズ(Ms)クリストフ・アインホルン(T)
マルコス・フィンク(Bs-Br)
ジャック・チャムケルテン(オンド・マルトノ)
ローザンヌ・プロ・アルテCho.
ギヨーム・トゥルニエール(指)スイス・ロマンドO.
録音:2005年8月27-30日ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
オネゲルに関心のある方には、これは見逃せないアルバムが登場します。7曲
からなる組曲「スイスの祭りの日」は、機能美ともいうべき運動性あふれる内
容がまぎれもなくオネゲルその人を感じさせます。1945年ヴィンテルトゥール
で作曲。1935年ジュネーヴで作曲の「ラジオ・パノラミック」は文字通り、
ジュネーヴ放送10周年を記念してラジオ放送用に書かれたもの。全2幕からな
るバレエ音楽「雅歌」は、1938年にパリのオペラ座で初演されています。指
揮のトゥルニエールをはじめ、作品の魅力を伝える優れた演奏です。
RSR 6172 \2080
フランク・マルタン:小協奏交響曲
同:弦楽オーケストラのための練習曲集
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
[ボーナス・トラック]パウル・ザッハー、R.シュトラウスについて語る
グザヴィエ・ド・メストレ(Hrp)ジョリ・ヴィニクール(Cem)
デーネシュ・ヴァーリョン(P)
アルミン・ジョルダン(指)ローザンヌ室内O.
録音:2002年9月7-10日ローザンヌ、サル・メトロポル
1995年2月16日スイス・ロマンド放送アーカイヴ
パウル・ザッハーはバルトーク、ヒンデミット、オネゲルなどさまざまな作
曲家に作品を委嘱したことで知られるスイスの名指揮者。ハープ、チェンバ
ロ、ピアノと2群の弦楽オケという編成による小協奏交響曲は、そのザッハー
の委嘱作で代表作。序曲と4つの練習曲からなる練習曲集も、ザッハーの要請
で作曲されたもの。ここには初演者ザッハーに献呈されたシュトラウスを含
め、すべて「20世紀音楽のパトロン」ゆかりの作品が収められています。
RSR 6169 \2080
ノルベール・モレ:
トランペット協奏曲
組曲「時の印象」-2つの弦楽オケのための
ホルン協奏曲
ジェフリー・シーガル(Trp)オッコ・カム(指)ローザンヌ室内O.
へスス・ロペス=コボス(指)ローザンヌ室内O.
ブルーノ・シュナイダー(Hrn)
へスス・ロペス=コボス(指)ローザンヌ室内O.
録音:2001年3月9&10日、1998年10月17日&1999年2月24日、
1998年10月14&16日以上すべてスイス・ロマンド放送収録
モレ(1921-98)はパリでメシアンとレイボヴィッツに、さらにウィーンでオ
ネゲル、フルトヴェングラー、クラウスに師事したスイスの作曲家。
RSR 6177 \2080
「ローザンヌ室内管弦楽団ライヴ名演集2003-2004」
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番
ハインツ・ホリガー:歌曲集「朝の星」
J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲Op.437
フリードリヒ・グルダ:チェロ協奏曲より第2、第3楽章
シューマン:交響曲第3番変ホ長調「ライン」より第3-5楽章
トン・コープマン(Cem.&指)
ハインツ・ホリガー(指)
ローレンス・フォスター(指)
ブルーノ・ワインマイスター(Vc)オッコ・カム(指)
クリスチャン・ツァハリアス(指)ローザンヌ室内O.
録音:2004年1月27日、2003年10月28日、2003年11月25日
2004年1月13日ローザンヌ、サル・メトロポル
2004年3月25日ヴィクトリア・ホール
1940年創設、スイスの名門ローザンヌ室内管の近況を伝えるライヴ録音集。
<Soli Deo Gloria>
SDG 121 2枚組 \3380
J.S.バッハ:カンタータ集VOL.26-聖霊降臨節のためのカンタータ集-
カンタータ第34番「おお永遠の火、おお愛の源よ」BWV 34
カンタータ第59&74番「人もしわれを愛せば、わが言を守らん」BWV 59&74
(全8曲から成り、第1部前半4曲がBWV59、第2部後半4曲がBWV74)
カンタータ第68番「げに神はかくまで世を愛して」BWV 68
カンタータ第172番「歌よ、響け」BWV 172
カンタータ第173番「高く挙げられし血肉よ」BWV 173
カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」BWV 174
リサ・ラーション(S)、ナタリー・シュトゥッツマン(A)、
デレク・リー・レイギン(C-T)、クリストフ・ゲンツ(T)、
パナヨティス・イコノム(B)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、
モンテヴェルディ合唱団
教会暦でもっとも重要な祝日のひとつ、聖霊降臨節のためのカンタータ集で
す。聖霊降臨節は、キリストの昇天の10日後、使徒たちに聖霊がくだり、皆
が様々な言語で話すようになり、キリストの教えが本格的に世に広まるよう
になったものです。バッハのカンタータ中唯一、ソプラノとバスの二重唱で
幕を開ける第59番、華やかな合唱の第172番、ヴァラエティに富んだ内容です。
ガーディナー自身の、バッハやキリストに対する思いが色濃く反映されてい
る、パッションに満ちた演奏です。
<ARTS>
●ARCHIVESシリーズ
43012 \1480
モーツァルト:ソプラノのための器楽コンチェルタントを伴うアリア集
(誠実な心、私の愛するイエス、聖なる神に従い(2曲)、イエスの甘き思い
出、めでたし元后、私の救いの神よ、創り主である神よ、希望は杖の役目)
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
クラウス・ドナート(指揮)スーク室内管弦楽団
ディーター・クレッカー(Cl)、
ヨゼフ・スーク(Vn)
カール=オットー・ハルトマン(Fg)
録音:1987年6月3-10日 プラハ、
DDD、62:24、24bit/96kHzリマスター
いずれも楽器のオブリガートがついた、ソプラノとのコンチェルタートのアリ
アである。モーツァルトの真作かどうかは分かっていないので、「伝モーツァ
ルト」とすべき作品であるが、だからといって価値のない作品というわけでは
ない。ことにここでは、ヘレン・ドナートのソプラノ、その夫君クラウス・ド
ナートの指揮、さらにクラリネットの名手ディーター・クレッカー(楽譜を収
拾したのは彼だという)、大ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークと、極めて優
れた演奏者が集まり、充実した演奏となっている。
43063 2枚組 \2960
モーツァルト:「イドメネオ」
ペーター・マーク(指揮)RAIローマ交響楽団,合唱団
アルド・ベルトッチ(T イドメネオ)
ゲオルク・イェルデン(T イダマンテ)
アグネス・ギーベル(S イリア)
イルムガルト・シュタードラー(S エレットラ)
チェーザレ・ポンセ・デ・レオン(Br アルバーチェ)
デイヴィッド・ウォード(Bs 大祭司)
録音:1965年10月8日ADD、STEREO、125:20
名指揮者ペーター・マークの貴重な音源がまた一つ陽の目を見た。1965年ロー
マでのモーツァルト「イドメネオ」、放送用の演奏会形式のライヴ録音である。
マークのモーツァルトは高い評価を得ていたが、オペラの録音が極めて少なく、
この「イドメネオ」は、ARTSから先に発売された「コジ・ファン・トゥッテ」
(43035)と共に歓迎されるものだろう。1960年代のマークならではの、清潔
でキビキビした音楽作りは、今聞いても古びた印象がない。改めてマークの素
晴らしさを思い知らされる録音である。
●ブルー・ライン24bit/96kHzシリーズ
47711 \1480
「私の甘いため息-バロックのアリア集」
モンテヴェルディ:
私の甘いため息,美しいお嬢さん,東方に夜明けが来る時,
主よ、あなたに感謝します
フレスコバルディ:黄金の舟の中で,ああ我が心
ダウランド:
暗闇に住まわせておくれ,さあもういちど、愛が呼んでいる,もし私の嘆きで,
流れよ水晶の涙
ディンディア:
素直に人々は言う,彼らは私の涙に泣いた,
あなたにはたくさん言いたいことがある
カッチーニ:麗しのアマリッリ
ほかジョーンズ、ヘンデルのアリア(全18曲)
ウィリアム・マッテウッツィ(テノール)
ハンス・ルートヴィヒ・ヒルシュ(指揮)
ミュンヘン・バロックゾリステン
録音:1991年10月DDD、
ウィリアム・マッテウッツィは1980年代から90年代にかけて、主としてロッシ
ーニに不可欠な高音テノールとして活躍した。同時に彼のふわりとしたテノー
ルは、バロック音楽にも高い適正を持っている。これは1991年、彼の全盛期に
録音されたもの。ヒルシュの率いる小編成の時代楽器アンサンブルに乗って、
マッテウッツィならではの力の抜けきった声が美しく響き渡っている。
<STUDIO M- RECORDSレーベル(日本)>
STUDIO M-RECORDSはフルート奏者、水越典子氏が主宰し彼女の演奏を紹介す
るために設立された新しいレーベルです。カール・ライスターやゴールウェ
イらの録音を手がけたこともある名ディレクター、テイエ・ファン・ギース
ト氏によるみずみずしい録音もぜひお聴き頂きたいところ。フィンランド、
デンマーク、アメリカ、イタリア・・・そして日本と世界中から選ばれた隠
れたフルートの名曲をお届けします。
心洗われるフルートの旋律の花束をお楽しみ下さい。
MOCD15805 \1900
河合隼雄氏(文化庁長官)推薦!
フルートのこだま/詩の旅人~水越典子
メラルティン:子守歌 作品44-4、
ニールセン:霧が晴れてきた作品41、
ヴォーン・ウィリアムズ:舞踏組曲(即興曲、ユーモレスク、ガボット、
パスピエ)、
バーバー:カンツォーネ、
ドニゼッティ:ソナタ ハ長調
TH.ベーム:エレジー 作品47、
チャイコフスキー:6月、バルトーク:村の夕暮れ、
P.O.フェルー:3つの小品(フルート独奏)、
賀緑汀(李煥之 編曲):牧童短笛、
平尾貴四男:ソナチネ
水越典子(Fl)
岡原慎也(Pf)
録音:2005年8月14-16日
大阪石原ホール
ディレクター:テイエ・ファン・ギースト
水越典子プロフィール:大阪生まれ。12才より川口勝治郎氏のもとでフルー
トを学び始める。京都市立芸術大学音楽学部で白石孝子、伊藤公一、植村泰
一の諸氏に師事。後にオーレル・ニコレ、ハンス・ペーター・シュミッツ、
ポール・マイゼンのもとでも研鑽を積む。