6丁目のつぶやき

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国指定重要文化財 目黒邸

2007-09-26 | 建築
昨日のブログ、旧佐藤家が庶民の住宅なら
こちら目黒邸は「邸の字」がつくくらい立派な豪邸だ
聞けば元戦国大名会津…氏に仕えていたが伊達政宗との戦いのあと
帰農したとあるが
大庄屋で江戸初期から肝煎役を務めていたらしい
離れ座敷があり、回遊式庭園あり、茶室、書院ありで
庶民の住宅とはかけ離れ、設計上参考にはなるが遠い世界だ

むしろ感激したのは茅葺屋根 旧佐藤家も屋根が新しくちぐはぐで
ピンとこなかったが
これは毎年春先、雪で茅を持っていかれ痛んだ屋根の修理に
地元の茅葺職人が腕を振るうのだそうだ
維持費用もかかるが村人の保存の心意気に感銘受けた
綺麗過ぎるけどね 



立派な庭園が南側に開け一段上がった基盤の上に豪壮な茅葺屋根


大きな表中門の玄関が裏側までつながり、その左側が下屋、
右側が上屋で座敷は高い敷居を超えた所にあり、
下屋側の路地が低く身分の差が日常生活の中で歴然と
あったことがいたたまれない気分になった 
さしづめ自分は低いほうの部類だろうから


下屋の部分は大きないろりとかまどがあり、奥に奉公人の狭い部屋と厩だ
天井は高く 柱、梁は太く立派である
いろりは防虫のためか昔通りいぶして保存に努めている
高い敷居側上屋から下屋を望む

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