6丁目のつぶやき

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宿り木の行方

2022-11-11 | 風景

我が市街化された町内は
ここだけが取り残され
灌木やアカシア、ドロの木、桑、等々
大木が繁りなんで手付かずなのか
不思議に思っていた

約850坪の
広い面積で、崖地、谷地もあり
道路も一部しか接して無く
建物も建築基準法的に難しく
建てられないと
勝手に想像していた
 
 
長い間手付かずのため
落葉広葉樹が大木となり
空中の枝には丸い鳥の巣の様な
緑の花が咲いた様な
カラスの巣とヤドリギができる始末
 
 
その為か
カラスが異常に多く電線や
テレビアンテナ、
我が家のシンボルツリー、
町内会のゴミ箱等々
群がってなんとかならないかと
いつも思っていた
 
そんな矢先この土地に
新たな計画があるらしく
造園屋さんがブルドーザーと共に
整地作業に入り
大木を次々と切り倒していった
 
 
気になっていた
カラスの巣やヤドリギも
あっと言う間にそのまま
大きな音をたて切り倒された
 
見通しが良くなったが
可哀想にもカラスの親子が
付近の屋根上で恨めしそうに
俯瞰して泣いていた
 
倒木に付着していたヤドリギは
伐採してから4〜5日経っていたが
造園屋さんが丁寧に採取
手渡してくれた
 
手に取ってよく観察
すでに瑞々しさは無く
癖の強い植物か
葉は硬く可愛く無い様な
木の上に育つ
生命力の強さを見せつけた
 
 
ガラス瓶に水を入れ
陽の射す窓際に飾ったが
落葉樹に根を下ろし栄養を横取りする習性が
水だけで育つか
文字通り宿り木となってくれるか
しばらく様子見の日々だ
 
 
 
コメント (1)
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