6丁目のつぶやき

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偕楽園の好文亭

2017-03-24 | 建築
水戸藩の第9代藩主
徳川斉昭公の別邸
藩内の人々と楽しむ場として
建てた質素な二層三階のこけら葺き
奥御殿は茅葺で瀟洒な調和のとれた
素朴な建物です







学問を好むと言う事で
好文亭と名付けられ
ここでは心身を保養すると言う
斉昭公の想いで命名されたとか





配膳室
手動ダムウエーター
回転雨戸
辞書替わりの襖等々
創意工夫があり機能的なプランです





二階東西塗縁は総板貼りで
見事な庭園を通しての景観は素晴らしい
更に
最上階楽寿楼の縁側から
はるか筑波山を観ての
広大な展望は
わっと!声が出てしまう絶景で
その環境を意のままに
建物に取り込んでいます



まさに建築が環境と合致して
一流建築家と言われても
おかしくない素晴らしい殿様と・・・



センスのある殿様だったんだなぁ。
コメント (1)
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