褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 マリリン 7日間の恋(2011) とっても羨ましい7日間です

2014年03月10日 | 映画(ま行)
 昼は綾瀬はるかとデートして、夜は壇蜜と・・・。ついつい、こんな妄想をしてしまう俺ってアホか伝説的なハリウッド女優として今でも何かと語り継がれることの多いマリリン・モンロー。モンロー・ウォークに代表されるようなあのセクシーな歩き方、そして可愛い声、キュートなしぐさ、屈託のない明るさ等で今でも多くの男性を魅了する1950年代のハリウッドを代表する大女優だ。今、フッと思い出したのだが実は俺とマリリン・モンローには、ある共通点があることに気が付いた。片いっぽうは世界的に呼ばれ、もう片いっぽうは巷の間だけ?という違いはあれど、それは両者ともにセックスシンボルと呼ばれていることだ。
 さて、少々話は変わり、マリリン・モンローが主演した1957年制作の王子と踊り子において第三助監督を務めたコリン・クラークが、映画製作の舞台裏及び彼女と夢のような1週間を過ごした様子を鮮明に描いた原作の映画化が今回紹介する映画マリリン 7日間の恋。今でも存在するマリリン・モンローのファンの人は、嫉妬半分でコイツの書いていることホントかよ!と思えたりするが、ストーリーはなかなかの純愛の展開を魅せる。
 しかも、世界的に超有名女優と世間的には全く知られていない男性の身分違いの恋愛映画と聞けば、「な~んだ、またか」なんて思ったりで新鮮さがまるでないが、この映画で見ることができるマリリン・モンローの大スターゆえのプレッシャーに押し潰されそうになる様子、単なるカワイ子ちゃんのイメージの強い彼女だが本当は女優としてのプライドを人一倍持っていたことに対する驚き、そして演技法をめぐっての名優ローレンス・オリヴィエとの対立など、非常に多くの見せ場がある。マリリン・モンローに興味がある人限定ではなく、イメージしているよりかは万人向けに仕上がっている映画だ。もちろん目の前に突然、憧れている女優が現われることを妄想、では無く願望を持っている人は当然の如く必見だ。

 世紀の大スターとごく普通の青年との恋、そして映画の中では決して見せないマリリン・モンローの苦悩する姿に驚きを感じざるを得ないストーリーとは如何なるものか。
 1956年、ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)監督、主演の映画『王子と踊り子』に出演するためにハリウッドからイギリスにマリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)が劇作家でもある夫アーサー・ミラーセールスマンの死で有名)(ダグレイ・スコット)と一緒にやって来る。
 しかし、マリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)はローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)とは全くソリが合わず対立を繰り返し、しかも夫のアーサー・ミラー(ダグレイ・スコット)とは、ちょっとした疑惑から不仲になってしまい夫は帰国してしまう。
 ますます精神不安定になっていくマリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)だったが、そんな彼女の唯一の慰めになったのが第三助監督という使いパシリに過ぎない下っ端の若造であるコリン・クラーク(エディ・レッドメイン)とのラブラブデートだったのだが・・・

 とにかくミシェル・ウィリアムズのマリリン・モンローそっくりさんの演技が凄い。最初、この人がマリリン・モンローを演じると聞いた時は嘘だろ~と思ったりしたのだが、全くの俺の不徳の致すところ。今度はこの人にオードリー・ヘプバーンを演じてもらおう。
 しかし、この映画は脇役も豪華。イギリスを代表する名優ケネス・ブラナー、人気バリバリのアイドル的な若手女優エマ・ワトソン、近年益々出演作品が多くなっているような気がする重鎮的存在のベテラン女優ジュディ・デンチなど英国出身の俳優達がしっかりと脇を支えている印象だ。
 そしてロケ現場にイートン校ウィンザー城が使われているのも見どころの一つ。そしてマリリン・モンローと噂になったフランスのシャンソン歌手のイヴ・モンタンの名曲枯葉の使い方なんかは泣かせる。
 単なる恋多き女性のマリリン・モンローの7日間を描いただけの伝記映画として片付けるのが勿体ない映画。本当は彼女の生き様が7日間に凝縮された人間ドラマとして観るのが正しい観賞方法。マリリン・モンローに興味がある人は勿論だが、それほど彼女に興味が無い人にとってもマリリン 7日間の恋はお勧めだ

マリリン 7日間の恋 [DVD]
ミシェル・ウィリアムズ,ケネス・ブラナー,エディ・レッドメイン,ドミニク・クーパー,エマ・ワトソン
角川書店


 マリリン・モンローを演じるのがミシェル・ウィリアムズ 。正直ナイスバディだと思えませんが、やたら裸のシーンが多い印象がある女優さん。ライアン・コズリング主演のブルーバレンタイン、アン・リー監督のブロークバック・マウンテンは一度は観ておきたい作品。

 ローレンス・オリヴィエを演じるのがシェイクスピア俳優として英国で最も尊敬されている俳優と言っても過言ではないか。ロバート・デ・ニーロ、ヘレナ・ボナム=カーター共演で監督をこなしたフランケンシュタインがお勧め。

 ベテラン女優のジュディ・デンチが出演しています。007シリーズのMが有名。彼女のお勧め作品は心暖まるチョコレート映画のラッセ・ハルストレム監督、ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ共演のショコラ、ケイト・ブランシェット共演のこわ~い女の戦いが堪能できるあるスキャンダルの覚え書き、エリザベス女王1世を演じた恋におちたシェイクスピアがお勧め。

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