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思わず見てしまったとか、知ってしまったと言うことはよくあるはっきり言って、知らない方が良かったのにと言うようなことはみんなもよくあることだと思う
僕はそんな時はだいたい見て見ぬふりをする男です
そんなシチュエーションに出会ってしまった時、果たして・・・というのがこの目撃という映画です
しかし、これがちょっと設定をいじると大層なストーリーになってしまうアメリカ大統領が殺人を犯す場面を見てしまったら
普通によくあるサスペンス映画だけれど、オーバーなシチュエーションになると面白くなってしまう
実はこの映画の原題はAbusolute Power(絶対的な権力)
確かに目撃というタイトルはピッタリの題名だけれど、アメリカ人にとってはこの原題の方がピッタリするのだろう
アメリカ映画を観ていると、何だかんだ言っても映画においては民主主義が表れているね情報機関のCIAがよく悪者に描かれている映画はたくさんあるけれど、大統領まで悪者にされてしまうんだからね
このような映画は社会主義国家では描かれなかった実際にソ連(現ロシア)の映画において、アンドレイ・タルコフスキーやニキータ・ミハイルコフのような優秀な映画監督は出現しているが、そのような映画は社会主義国家のソ連では作れないし、実際に検閲が厳しいからこのような映画は公開されない
それでは渋い俳優たちにも注目の目撃を紹介しよう
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腕利きの泥棒であるルーサー(クリント・イーストウッド)は、大統領の後ろ盾である政府の要人のサリヴァン(イー・ジー・マーシャル)の豪邸に忍び込み大金、宝石類を盗もうとする
サリヴァン(マーシャル)が海外へ旅行に出かける隙をついた犯行である
ところが酔った男女の2人が豪邸のサリヴァン邸にやって来て、慌ててルーサー(イーストウッド)は身を隠すそして、2人の様子を見ていると男が女を犯そうとしているそして、ついに男は女の首を絞め、そして女の方もナイフでその男の肩を刺す
ルーサー(イーストウッド)はそんな男女の殺し合いの場面を息を殺して見ていると、2人の男がやってきて女を撃ち殺してしまった
実は男はリッチモンド大統領(ジーン・ハックマン)で、女はサリヴァン(マーシャル)の夫人であり2人は不倫をしていたのだが、そこへ大統領のシークレット・サービス(大統領の護衛)がサリヴァン夫人を撃ち殺したのだ
そして、すぐさま大統領補佐官のグロリア(ジュディ・デイヴィス)がやって来たグロリア(デイヴィス)はこの事件をもみ消しにしようとしている
そして大統領(ハックマン)やグロリア(デイヴィス)、そしてシークレット・サービスの2人の男が現場から去った時に、ルーサー(イーストウッド)はグロリア(デイヴィス)が現場に忘れてしまった、サリヴァン夫人が大統領(ハックマン)を刺したナイフを奪って窓から逃げようとした時に、ナイフを忘れた事に気付いたグロリア(デイヴィス)はシークレット・サービスの男にナイフを現場に取りに行かせるが、その時に窓から逃げ出したルーサー(イーストウッ)を見つける
ルーサー(イーストウッド)は上手く、シークレット・サービスの男の追撃を振り切り逃げる事に成功した
しかし、大統領の陣営たちはこの泥棒(イーストウッド)をサリヴァン夫人殺しの犯人にしようと仕立てる
そしてこの事件を担当する刑事がセス(エド・ハリス)
事件現場を確認するセス(ハリス)はどうもこの事件が色々と不明な点があるのに気付いたそんなセス(ハリス)に大統領(ハックマ)のシークレット・サービスの男たちが近づいてくる
同じような盗みの手口からセス(ハリス)はルーサー(イーストウッド)が犯人だと直感するが、しかし彼は盗みはしても人殺しはしない男だという点に疑問を持つ
ルーサー(イーストウッド)は大金を持って海外へ逃亡しようとしていたこの事件を目撃しているが、事件の真相を泥棒の自分が世間に知らせても誰も信じないし、自分が逮捕されるだけだ
そして飛行場にまで行くが、そこで大統領(ハックマン)が演説しているのをテレビで見るそこで大統領(ハックマン)はサリヴァン(マーシャル)に対して、夫人の死を嘆き、犯人を見つけ出す事を誓う演説を聞いた時にルーサー(イーストウッド)は大統領(ハックマン)に対して憎しみの心を持つのである
ルーサー(イーストウッド)は検事の娘であるケイト(ローラ・リニー)の前に現れるケイト(リニー)は父親のルーサー(イーストウッド)を嫌っていた
しかし、この父娘の出会いがケイト(リニー)を危険な目に遭わすことになり、そして大統領(ハックマン)たちはルーサー(イーストウッド)を殺してしまおうとし、一方セス(ハリス)もルーサー(イーストウッド)逮捕に乗り出すが・・・
娘のケイト(リニー)の命まで狙う大統領(ハックマン)やその部下たちのやり方に今や怒りを覚えるルーサー(イーストウッド)は、その頭脳を持って大統領(ハックマン)たちを追い詰める
基本的に面白くないサスペンス映画というのは無いからね悪人が、突然に良心に目覚めるストーリーはいかにもはハリウッドの定番で、斬新なストーリーでもないが、大統領を悪人に持ってくるストーリー(実際にこんな事はありえないが・・・)によって、面白い映画になっている
大統領が自分を護ることをアメリカを護ることと同じだという台詞は、ちょっとリアリティが無かったのが残念
しかし、この映画の魅力は俳優人によるところも大きい
大統領役のジーン・ハックマン、刑事役のエド・ハリス、そしてシークレット・サービスの1人にスコット・グレンを持ってくるあたりは、クリント・イーストウッド監督の俳優に対するこだわりを感じる
名脇役を揃えるところに彼の映画人としての凄さを感じるね彼の映画を観る時には俳優にも注目すると面白いね
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